MANPA「極黒のブリュンヒルデ/ラブライブ/HUNTER×HUNTERほか」 2014.05.20

(ネテロ)ここは墓場。
(ネテロ)貴様のな。
《感謝するぜ》《お前と出会えたこれまでの全てに!》
(王)はっ!
王は極限まで時が圧縮され意識のみが辛うじて捉えるネテロの残像を追いながらある感情に支配されていた

敵への惜しみなき称賛

(ネテロ)んっ!
(王)《これだ》《両の手のひらを合わせ攻撃への起点とする所作》《それのみが余の可動速度をはるかに上回る》
(王)《戦闘において命取りに近いはずの無駄な振る舞いが余に勝る武器として成立している矛盾》《何故奴がこれを体得するに至ったか考察することに意味はない》《到底合理的な道筋ではたどり着けない場所だからだ》
(王)《恐らくは狂気にすら近い感情に身を委ねたのだ》
(王)《5年…あるいは10年か》
(王)《それのみに没頭したのだ》
(王)其のほうが己を高めんがため捧げ続けた長き時その成果しかと受け取った。
《これだけ打ってほぼ無傷かい》《まっ予想通りだがな》いち個が。
修練の末届き得る限界。
それを卓越したけうな事例といえよう。
あっ?あっぱれだ褒めて遣わす。
《虫が…》《上からもの言ってんじゃねえぞ!》んっ!
王の戦術は至極単純であった
攻め続けること
ネテロが唯一王に勝る技「百式観音」もダメージをほとんど受けないのであれば恐るるに足らず
(王)《しょせんは傀儡の拳型通りの動作しかできぬ》《既に見た掌打では受けきれない角度から攻撃すれば新たな掌打を繰り出すしかない道理》
(王)《その組み合わせを全て検証し奴がさらに新しい掌打を出さざるを得ない角度からの攻撃を導き出す》
(王)《とはいえ奴の型は有限なれどその組み合わせは甚大》《無限に等しい数に及ぼう》
(王)《だが個には必ず特有の呼吸がある》《無意識のうちに好む型嫌う型がありおのずとその者独自の流れを形作る》《呼吸の流れをつかめさえすれば幾多ある技の枝から奴がどれを選択するかを探るは十分に可能!》《無数にそそり立つ針の穴から正解を導き出し正確に糸の矢を貫き通し…》
(王)《その先の的を射抜くがごとくその作業は難事なれど…》
(王)フッ。
んっ。
(王)《やって見せよう!》《余には叶う!》《老秋の兵士よ頼むぞ》《頼むからその前に精魂果ててくれるなよ?》《フハハハ…》
(ネテロ)《笑うかよまぁわしも楽しんでるからお互いさまだ》《あらゆる角度からの掌撃にも最短で体勢を立て直し反撃に転じて来よる》《掌の選択を誤ればその速度は次なる「百式」を繰り出すまでの間をも奪うだろう》《気を抜けば拝むその前に四肢もがれ勝負が決するということ…》
(ネテロ)《正確無比に最善手を打ち続けるしかない根気の勝負》
(ネテロ)《それが尽きた時が貴様の潮時》
(ネテロ)《…だと思ってんだろ?アリの王よ!》まぁすぐに詰んでやろう《詰めるもんなら詰んでみな》《「百式の零」を見せてやるぜ!》
数百数千と重ねた打撃がわずかではあるが王の内部に鈍い痛みを蓄えつつあった
しかし…
(ネテロ)んっ!止血しろそして余の名を言え。
(王)貴様はよくやった人間としてはな。
どうした?早くせぬと失血で死ぬぞ。
笑わせんな。
(ネテロ)ふん!
(王)ほう…。
誰が死ぬって?ラッキーパンチで調子に乗んなよ。
勝負はこれからだ!全くもって感服する。
気力がいささかも衰えていないのは驚異だ。
だが貴様が脚を失ったのは半ば必然。
悪手とは言えぬまでも正着ではない防御が招いた結果だ。
(王)《コムギとの対局が予知のごとき先見を可能にした》
(王)貴様が無意識に嫌う型。
その存在が本来無限であるはずの選択にしるべを示すのだ。
次は左腕をもらう。
そこからの攻防は時間にして1分に満たなかったが…
《これが…生涯最後!》
その覚悟で放ったネテロの「百式」は互いの力量精神の高揚と相まって…
千を超える拳のやりとりとなって両者の間に無数の火花を生んだ
そしてその瞬間は訪れた…
わずかに現れる技の偏り
癖や傾向型と呼ぶにはあまりに乏しい揺らぎ
身を盾にネテロの拳を受け続けることで王はその先に見えるかすかな光を探し出しそして…たどり着いた
これで気が済んだであろう。
(王)さぁ述べよ余の名を。
(ネテロ)フフフ…。
アリの王。
腕がなけりゃ祈れねえとでも?ほう…。
《祈りとは心の所作》
(ネテロ)《心が正しく形を成せば思いとなり思いこそが実を結ぶのだ》
「百式観音零の掌」は敵背後から現われし観音が…
有無を言わさぬ慈愛の掌衣でもって対象を優しく包み込み…

先日キルアが数里も先からその殺気に気付き…
(キルア=ゾルディック)やっぱこっちはやめだ
進路を変えたほどの精神統一の業を経て蓄積したネテロの渾身の全オーラを目もくらむ恒星のごとき光弾に変え撃ち放つ
無慈悲の咆哮である
(ネテロ)あぁ…ハァハァ…。
あぁ…ハァ…あっ…。
ハァハァ…。
ハァハァ…。
ハァハァハァ…。
ハァハァ…。
ハァ…。
ハァハァハァハァ…。
んっ?
(足音)
(ネテロ)んっ…。
(王)まさに個の極致。
(足音)素晴らしい一撃であった。
《「零」でさえも…》
(王)余はアリの王として生を受け生命の頂点に立つことを許された。
(王の声)それは種全体の本能に基づく悲願であり種全体が余のためだけに進化する。
我は種全体の惜しみない奉仕の末たどり着いた賜物。
(王)お主は人間のいち個であって王でなく余は種の全てを託された王であること。
それが勝敗を分かつ境。
長い進化の突端が全て余に集約されるよう機能したキメラの生態に。
(王の声)多様な個のありようを許した人間がかなう道理などないのだ。
だが繁殖に人類を利することはなくなった。
人間の強い我がアリの統率を著しく乱すことが分かった故貴様に免じ特区を設け人類の永住を許可しよう。
食用にする人間も選定の際に数や質を考慮する。
(王)貴様の孤独な戦いは無駄ではなかったのだ。
もう決して二度言うことはないぞ。
余の名を言え。
フッ…フフ…。
フフフ…フッ。
俺は…一人じゃねえ。

(ネテロ)人間をナメるなよメルエム。
「メルエム」それがお主の名だ…。
ネテロが王の名を告げた時王はその響きに浸る間もなく白旗を揚げたはずの老人を見ていた
《何だ…こいつは…》アリの王メルエム。
お前さんは何にも分かっちゃいねえよ。
人間の底すらない悪意を。
それは王が初めて感じる恐怖だった
全てを絞り尽くし死を待つのみであるはずの老人の言葉が決して虚栄の類いではないと思える根拠がその顔に表れていた

(科学者)あなたの心臓が鼓動を止めればこれは作動します。
(鼓動)
(ネテロ)《地獄があるならまた会おうぜ》
(鼓動)
(王)《貴様は…そう貴様は…》
(王)《詰んでいたのだ…初めから》
その爆弾は低予算で小型の上驚くほどの殺傷能力を誇り技術さえ確立してしまえば短期間での大量生産が可能なことと爆煙の特異な姿から「ミニチュアローズ」「貧者の薔薇」と呼ばれ独裁小国家に好まれた
2014/05/20(火) 01:59〜03:44
読売テレビ1
MANPA[デ]「極黒のブリュンヒルデ/ラブライブ/HUNTER×HUNTER[字]ほか」

【極黒のブリュンヒルデ#7】【ラブライブ!#7】【MANPAちゃん】【HUNTER×HUNTER】

詳細情報
ブリュンヒルデ1
「希望のかけら」
■出演者
村上良太:逢坂良太
黒羽寧子:種田梨沙
橘佳奈:洲崎綾
カズミ・シュリーレンツァウアー:M・A・O
鷹鳥小鳥:田所あずさ
初菜:内山夕実
かなで: