(テーマ音楽)砂漠の猛烈な砂嵐。
人々は砂と闘いながら町を守ってきました。
アフリカモーリタニアの世界遺産4つの交易都市。
今回はその2つを訪ねます。
12世紀に築かれたワダンの町。
かつての繁栄の記憶を刻む伝統的な集落です。
周辺で取れる岩塩とサハラの南で産出される金の交易拠点として数百年にわたり栄えました。
しかし交易ルートの変化や戦乱などで町は衰退。
集落は砂に埋もれかけています。
ワダンから南西に120km。
もう一つの交易都市シンゲッティに向かいます。
激しい砂嵐が襲ってきました。
人々になすすべはありません。
じっと耐えるだけです。
サハラに生きる民は常に砂と闘いながら自らの文化と歴史を守ってきました。
現在のシンゲッティは砂に飲み込まれた古い町の隣に12世紀ごろ新たに造られました。
交易都市独特の集落です。
町には商人のほかメッカに向かう巡礼者も集まりイスラムの聖地の一つとなりました。
シンゲッティには法律や数学医学を教える学校が造られ多くの知識人が住んでいました。
その末えいの一人サイーフさんに案内された建物。
商人やイスラム教徒がエジプトやヨーロッパから持ち帰った文物が納められています。
私設の図書館なのです。
これは天文学の用語です。
これは星座とその並び方を表しています。
ここには物だけではなく世界の文化が行き交っていた時代の証しが残されています。
高度な文化の歴史を今に伝えるシンゲッティ。
しかしこの町も砂漠から押し寄せる砂の脅威を前に風前のともし火となりつつあります。
ムハマドさんのナツメヤシ畑も砂に埋もれています。
高さ10mの木ですが届くはずのないその実が目の前にあります。
乾燥に強く栄養価が高いナツメヤシは砂漠に生きる人々の命を支えてきました。
しかし砂は容赦なくナツメヤシの木を襲い数年で埋め尽くしてしまいます。
すきで砂をかき出す。
これが唯一の対策なのだといいます。
風の力は人間の力を超えています。
だからかき出し続けるしかないのです。
かつて数万人が暮らしていたというシンゲッティですが今は2,000人余りになってしまいました。
サハラ交易の全盛期の面影を残す町はその歴史を次の世代に伝えていくことができるのか。
砂との闘いは今も続いています。
2014/05/22(木) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「サハラの4つの交易都市〜モーリタニア〜」[字]
砂との闘い ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
砂との闘い ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】松平定知
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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