くらし☆解説「世界感覚を磨く 若手芸術家」 2014.05.22

生字幕放送でお伝えします岩渕⇒こんにちは。
「くらしきらり解説」きょうは世界感覚を磨く若手芸術家というテーマです。
日本政府が推進する日米若手クリエーター交流事業KAKEHASHIプロジェクトがことし行われています。
このKAKEHASHIプロジェクトとはいったいどういうものなんでしょうか、担当は中谷日出解説委員です。
KAKEHASHIプロジェクトまずはどういうものなんでしょうか。
中谷⇒これは国際交流基金が行っている青少年の国際交流事業なんですね。
目的にはこういうものがあります。
1つは日本の魅力を海外に発信する。
日本はクールジャパンなどといって海外では日本の文化は非常に評価が高いんです。
そういうものを強みとして魅力を発信することによって日本経済の活性化につなげていこうということ。
そしてもう1つはグローバル人材の育成。
青少年により国際感覚を磨かせて国際的に活躍する人材を育てていこうという目的です。
育成しようという背景には何があるんですか。
日本人の留学生が減っていることがあります。
ある時期は8万人以上いた留学生が、今2010年にはおよそ5万8000人に減っているということです。
内向き志向が叫ばれていますものね。
特にアメリカが減っているんですね。
特にアメリカが減っているのでこういう事業が生まれたということだと思います。
今回はどういう学生さんが派遣されたんでしょうか。
日米両国でデザイン、ファッション、アート建築、映像、舞台芸術などを学ぶ日本からは113名の派遣です。
アメリカからは78名を招へいします。
今回ご紹介するのは東京芸術大学大学院で映像を学ぶ学生21名の派遣の様子です。
どこに行ったんですか?3月にアメリカの各地ボストン、ニューヨークロサンゼルスの3か所の芸術系の大学に伺って、交流したということなんです。
実際にアメリカを回って何をするんですか?向こうの学生や先生たちの前でプレゼンテーションをするんです。
そしてそのあとに交流といっていろいろなディスカッションをして関係を深めていくことが目的なんですね。
作品の魅力をプレゼンテーション自分で発表するということですね。
日本語で発表するんですか?ところがこのプレゼンテーション英語のみでするという約束があるんです。
芸術系の学生は英語が苦手な人が多いというんです。
ですから学生たちにとっては、英語でのプレゼンテーションは非常にハードルが高いんです。
どうするんですか?このハードルを越えるために国内で特訓して向こうに渡ってプレゼンをするということなんですけれども。
特訓はどれぐらいの期間行われるんでしょうか。
かなりやっていらっしゃったようです。
これは国内の直前のプレゼンテーションの様子なんですけれども真剣そのものですよね。
そうですね。
これは国内。
これが終わったあとにアメリカへ行ってアメリカの現地のネイティブのスタッフにまた特訓を受けるんです。
ただ、この経験は学生たちにとっては非常に大きな経験だと思うんですよね。
しっかり準備万端で行ったんですね。
プレゼンテーションができるということはコミュニケーションもできるだろうなと思いますよね。
こういう経験は非常に大きいと思います。
迎えた本番はうまくいったんでしょうか。
うまくいったようですよ。
日本の表現分野の現状や自分の作品をプレゼンテーションするということですので、映像をご覧ください。
しっかりしゃべっていますね。
こちらのプレゼンはテクノロジーを使った芸術表現メディアアートというんですが日本のメディアアートの代表作品などを説明しています。
日本のメディアアートは日本の技術力を生かしたアイデアあふれる作品が多くて、世界でも非常に評価が高いんです。
まばたきした。
そこをアピールしているんです。
結構、受けているんですよ。
これは楽器なんですけれども作品の説明をしているんですが光るところを押すことによっていろいろなリズムを奏でる、日本の楽器メーカーが協力して作っているんですね。
そしてこちらは自分の作品をプレゼンしている様子です、アニメーションを使った映像作品なんですが人の動きを感知してオオカミのような動物がリアクションをするんです。
目が動いている。
これはインタラクティブというものなんですが、双方向でアニメーションがこういう作品になるというのは非常に珍しいんですね。
学生たちも日本のアニメーションに興味があるものですから食い入るように見ていますね。
プレゼンはうまくいっているようですね。
プレゼンを聴いた向こうの先生や学生さんに話を聞いています。
しっかり評価されている。
お話を聞いていると学生たちのプレゼンの内容はしっかり伝わっているように思いますね。
プレゼンが成功しているということだと思いますね。
プレゼンのあとは何が行われたんでしょうか。
学生や先生たちとディスカッション。
先生を囲んで学生たちと何やら真剣なんですがその真剣な中にもプレゼンテーションが終わった安ど感も感じられて非常にいい雰囲気ですよね。
打ち解けている感じですね。
実際に日本の学生はプレゼンが終わってどんなことを思ったんでしょうか。
アンケートをご用意しました。
愚かというのはちょっと言いすぎだと思いますが行ってみると生むがやすしですごくいい感じだったんだと思います。
通用すると思ったんですね。
思ったより反応がいいんですよね皆、真剣に聴いていたというのが大事だと思います。
最後のことは、ほんとにプロジェクトの目的そのものなんですね。
これを感じているということはプロジェクトがうまくいっているということが伝わってきますね。
手応えがあったんですね。
体感するだけでも自信がわいてきますしコミュニケーションはことばの壁があるんですけれども例えばプレゼンテーションコミュニケーションがうまくいかなくてもクリエーター、アーティストにとって作品があるということは作品が語ってくれるので彼らにとってはより関係が深まるポイントになっている、同じことに対して話ができるのはすばらしいと思います。
日本の若手芸術家が世界に羽ばたくためには何が課題になっていくでしょうか。
芸術作品というと作品があればことばはいらないと言われがちですが、現代の芸術作品は作者のコンセプト、思いを伝えることによってより作品の評価が高まるような時代になっているので海外のマーケットを考えたときに英語でコミュニケーションがとれるというのは1つの要素ですね。
このプロジェクト、継続が決まっていないんだそうです。
ことしだけかもしれないんですか。
ですからこういうものというのは継続することによって先輩の行いや行動を後輩が見て自分はもっとこういうプレゼンをしたいなとかこういう作品を作れば受けるなということが分かると思います。
継続は力で、ぜひ継続していただきたいと思います。
中谷日出解説委員でした。
次回のテーマです。
担当は、津屋尚解説委員です。
ぜひご覧ください。
2014/05/22(木) 10:05〜10:15
NHK総合1・神戸
くらし☆解説「世界感覚を磨く 若手芸術家」[字]

NHK解説委員…中谷日出,【司会】岩渕梢

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出演者
【出演】NHK解説委員…中谷日出,【司会】岩渕梢

ジャンル :
ニュース/報道 – 解説
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
情報/ワイドショー – 健康・医療

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