シリーズ世界遺産100「ケルアン〜チュニジア〜」 2014.05.23

(テーマ音楽)
(江守徹)イスラム教の開祖ムハンマドの遺物も納められている霊廟。
町はメッカメディナエルサレムに次ぐ聖地です。
チュニジアの内陸部にあるケルアン。
7世紀中東のダマスカスから遠征してきたイスラムの将軍ウクバがこの地でビザンツ軍を破り都を築きました。
北アフリカで最初のイスラム都市です。
将軍ウクバが都と定めたこの地には聖なる場所がありました。
シディ・サハブとはアラビア語で聖なる友人という意味です。
ここに眠る聖者聖なる友人はムハンマド専属の理髪師でした。
伝説によれば彼はムハンマドのアゴヒゲを肌身離さず持ち歩いてこの地で息を引き取りました。
そしてムハンマドのアゴヒゲと共にここに葬られているのです。
ケルアンは聖なる都になり現在もメッカメディナエルサレムに次ぐイスラム第4の聖地とされ各地から多くの参拝者が訪れています。
将軍ウクバが造らせた簡素なモスクが100年後に大モスクとして改築されました。
礼拝堂の柱はローマやビザンツなどの遺跡の石材が使われています。
北アフリカで造られた初期のモスクの様式をそのまま残す建築です。
町の中には扉を青く塗った家々が並びます。
チュニジアンブルーと呼ばれる色です。
現在ケルアンの町ではすべての家に水道が完備されていますがこの家にはまだ昔の井戸が残っています。
砂漠を行き交ったイスラムの民にとって水はあこがれであり命の源でした。
ここには将軍ウクバにまつわる泉があります。
ウクバが戦いに勝ってやりを突き立てた所そこから水がわきだしたというのです。
今はラクダが水をくみ上げています。
進軍してきたアラブ軍がとどまりやがて都になったのもここに水があったからです。
しかし町が大きくなると井戸の水だけでは賄いきれなくなりました。
9世紀には40kmほど離れた山から水を引き大がかりな貯水池を建設します。
アラブの勢力はここケルアンを拠点にして更に西へ進んでいきました。
そしてジブラルタル海峡を越えイベリア半島をも支配することになるのです。
2014/05/23(金) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「ケルアン〜チュニジア〜」[字]

イスラム第4の聖地 ▽文化遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
イスラム第4の聖地 ▽文化遺産 【語り】江守徹 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】江守徹
音楽
【テーマ音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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