NHK映像ファイル あの人に会いたい「上村松篁(日本画家)」 2014.05.24

(テーマ音楽)自然の草花や鳥などを描く花鳥画。
徹底的な写実の筆で格調高い作品を数多く描き昭和59年文化勲章を受章しました。
上村松篁さんは明治35年京都で生まれました。
母は日本画の大家上村松園。
気品あふれる美人画を描いた事で知られています。
少年時代母親がアトリエに籠もっていたため松篁さんは一人で過ごす事が多かったと言います。
大正10年京都市立絵画専門学校に入学。
本格的に画家への道を歩み始めますが試練が待っていました。
しばらくこうしてたら…自らの目で本質を捉える。
ここから模索の日々が続きました。
そして大正13年に発表した「椿」。
移ろいゆく季節がリアルに捉えられています。
この絵で松篁さんは大きな手応えをつかみました。
その後松篁さんは生き物たちの姿を数多く描きます。
自らが感じた美しさを表現する手法を徐々に確立していきました。
松篁さんの美の世界を支えたのは徹底した写生です。
植物や生き物の本当の姿を捉えるため何度もスケッチを繰り返しました。
昭和16年にはスケッチのためアトリエの敷地に大きな鳥小屋と池を造りました。
動物園をしのぐ規模。
多い時には280種。
1,200羽の鳥がいたといいます。
こうした努力が実り松篁さんは戦後名作を数多く発表していきます。
昭和28年の作品「朝」。
里芋の葉の間にひっそりと息づくキジの姿。
夏の朝を印象的に描いています。
昭和30年代松篁さんはインドやハワイに写生旅行を行い熱帯の自然を題材に大作に挑みます。
クジャクとカエンボクの花を描いた…鮮やかな色彩と大胆な構成で松篁さんが描いた花鳥画の集大成といわれています。
松篁さんは花鳥画で数多く描かれてきた鶴や鷹にも挑戦しました。
先人が築いた伝統的な様式美の世界にあえて挑んだのです。
日本画家上村松篁さん。
自然の草木や鳥たちを見つめその本当の美しさを描き続けた生涯でした。
2014/05/24(土) 05:40〜05:50
NHK総合1・神戸
NHK映像ファイル あの人に会いたい「上村松篁(日本画家)」[字]

日本画家、上村松篁さん。草花や鳥などを描く花鳥画で格調高い作品を数多く残した。徹底した写実の筆で本当の美しさを表現し続けた上村さんの、絵画への思いが語られる。

詳細情報
番組内容
日本画家、上村松篁さん。草花や鳥などを描く花鳥画で格調高い作品を数多く残した。上村さんは、大正10年、京都市立絵画専門学校に入学。ここで、リアリズムの洗礼を受ける。以後、徹底した写実の中に、自らが感じた美しさを描き出そうと模索を続けた。大正13年の作品「椿」で手応えをつかみ、スケッチを繰り返して「本質」に迫った。草花と生き物を見つめ、本当の美しさを表現し続けた上村さんの、絵画への思いが語られる。
出演者
【出演】上村松篁

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
情報/ワイドショー – 芸能・ワイドショー

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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