おはようございます。
週刊ニュース深読みです。
けさはまず、こちら。
宇宙からの災害情報の把握などを行う人工衛星、だいち2号です。
このだいち2号を載せたH2Aロケットが、およそ4時間後、きょう正午ごろに打ち上げられます。
まずは打ち上げを目前に控えた、鹿児島県の種子島宇宙センターから、中継でお伝えします。
種子島宇宙センターです。
地球観測衛星だいち2号を載せたH2Aロケット24号機は、私の後ろ、3キロほどの場所にある発射地点に据えつけられ、最終の準備作業が続けられています。
雲はありますが、発射場周辺は穏やかに晴れていて、今のところ、打ち上げに問題はありません。
H2Aロケット24号機はきのう午後11時過ぎ、組み立てが行われた建物から外に出されました。
専用の台車に載せられ、およそ500メートル離れた発射地点まで、20分ほどかけてゆっくりと移動しました。
現在、機体には液体燃料の注入が行われていて、打ち上げは今からおよそ4時間後の午後0時5分14秒に行われます。
その後、個体補助ロケットや1段目などを切り離し、打ち上げからおよそ15分40秒後に、搭載しているだいち2号を、地球を回る軌道に投入する予定です。
以上、種子島宇宙センターからお伝えしました。
こちらが地球観測衛星だいち2号です。
これが、あのロケットの中に入ってるんですね。
重さはおよそ2トン。
太陽電池やレーダーなどの装置を開くと、幅は16.5メートルになります。
16.5メートル。
打ち上げられたあと、だいち2号は、上空から電波を出します。
電波?
はい。
そして地上から反射してくる電波の強弱などをもとに、画像を作るんです。
ほお。
これが、その画像ですか?
イメージですね。
電波は雲を通過するため、悪天候や夜間でも地上を撮影でき、その画像は国内外の災害情報の把握などに役立てられる予定です。
打ち上げを前に、JAXA・宇宙航空研究開発機構の筑波宇宙センターを訪ねました。
第一衛星利用ミッション本部の内藤一郎さんです。
内藤さんは、衛星から送られてくる画像の防災分野への利用を進めてきました。
地球観測衛星とはどういうものなのか。
内藤さんはだいち2号の前に開発された、だいちの活動を例に教えてくれました。
だいちは東日本大震災の被害の把握などに利用されました。
こちらは、だいちが撮影した、宮城県名取市付近の写真です。
震災前の左の写真と、震災から3日後の右の写真を見てみますと。
寿命を終えただいちの後継機として、打ち上げられるだいち2号は、さらにさまざまな点で改良されているといいます。
小野さん、まず、より詳しく見えるようになりました。
こちらの2枚の画像。
いずれも津波で被害を受けた、宮城県東松島市の沿岸部の画像です。
右の写真のほうがくっきりしていますね。
これ、左がだいちが撮影したものです。
そして右が、だいち2号で撮影できると想定されているものです。
だいち2号では、画像がより鮮明になるために、黄色い点線で囲まれた浸水箇所を、より正確に把握することができます。
なるほど。
だいちは、地上の10メートル程度の物体を見分けましたが、だいち2号では、3メートル程度の物体まで見分けられるようになるということです。
3メートル?
さらに災害時などに、より迅速な撮影を行えるようになりました。
だいちでは日本付近が撮影できるのは3日に1回程度でしたが、だいち2号は1日2回撮影できるうえ、撮影してから画像を入手できるまでの時間は、これまでより2時間ほど早い、1時間程度になるということです。
便利になりますね。
はい。
JAXAは、打ち上げから半年後には、データを一般に提供することを検討しています。
こちら、だいち2号を載せたH2Aロケットの打ち上げは、今からおよそ4時間後の、0時5分14秒に。
きょうの0時5分14秒?
行われる予定です。
さあ続いては。
ブラジル。
サッカーのワールドカップ開幕まで3週間を切りました。
もう3週間切りましたか。
はい、こちらも秒読み段階といったところなんですが、今回のワールドカップ、ちょっと不安なところがあります。
日本代表に何かありましたか?
こちらを見ていただきましょう。
日本代表の選手たちは、今週水曜日から鹿児島県で合宿に入りました。
今回の大会では、過去最高のベスト8以上を狙います。
空港では大勢のファンが出迎えました。
合宿のねらいは、戦術の再確認や、暑さの厳しいブラジルでの戦いを見据えた、体力の強化です。
こちらは、フォワードの大久保嘉人選手。
去年のJ1の得点王で、今シーズンも好調を維持。
およそ2年ぶりに代表に復帰しました。
そしてきのう。
エースの本田圭佑選手。
ゴールキーパーの川島永嗣選手らも鹿児島入り。
きょうの練習から、日本代表の23人が、初めてそろうことになります。
日本代表は、29日にアメリカへ向けて出発。
合宿を経て、ブラジルへと乗り込みます。
あれ?ちょっと不安なことって、日本代表のことじゃないんですね?
そうなんです。
開催国のブラジルなんですが、開幕を前にして、お祭り騒ぎ一色という感じではないようなんです。
開幕戦の舞台となる、サンパウロのスタジアムです。
今月18日、初めての公式試合が行われました。
しかし、観客席の一部は入れない状態。
設置の終わっていないいすも。
このスタジアムでは去年11月、建設用のクレーンが倒れ、作業員が死亡する事故が発生。
工事が大幅に遅れ、一部の観客席がまだ使えないのです。
こちらは試合会場がある、北部の都市マナウスの国際空港です。
強い雨によって天井の一部が崩落し、水浸しに。
ワールドカップ開催に向けて、ブラジルでは、空港の改修作業が進められていますが、5つの空港が、ワールドカップに間に合わないとされています。
大会に反対するデモも相次いでいます。
先週にはブラジル全土およそ50の都市で、一斉にデモが行われました。
ワールドカップ優勝5回を誇る、サッカー王国のブラジル。
そのブラジルでなぜ、こんなにもワールドカップに反対する動きが出ているのか。
新興国として著しい経済成長を遂げてきた勢いにかげりが見えてきていることに加え、インフレも加速し、市民の生活を圧迫。
それにもかかわらず、政府は市民へのサービスを充実させず、ワールドカップに多額の投資をしているとして、不満が高まっているのです。
こうした不満は、さらなる治安悪化を招いています。
日本が初戦を行う北東部のレシフェでは、警察官が待遇改善を求めてストライキを行い、その間に略奪や殺人事件が多発。
およそ30人が死亡しました。
警察のストは、このほかにも各地で行われ、一部の組合はワールドカップの期間中にも行うことを示唆しています。
ブラジル各地でデモなどが相次いでいることについて、元ブラジル代表、サッカーの王様と呼ばれるペレさんは強い懸念を示しました。
本当に観客、これから観戦に行く人や選手たち、大丈夫なんでしょうか。
それについても聞きました。
さあ、続いてはこちらです。
ポール!
そう、ポール・マッカートニーさん。
先週来日したんですが、体調を崩し、予定されていた公演がすべて中止になってしまいました。
楽しみにしてたファン、がっかりなさったんでしょうね。
そうなんです。
取材してきました。
先週木曜日の羽田空港。
降り立ったのは。
元ビートルズのメンバー、ポール・マッカートニーさんです。
日の丸Tシャツですね。
去年に続いての来日ですが、今回はビートルズ時代以来、48年ぶりとなる、日本武道館での公演もあり、注目されていました。
元気そうだったんですね。
このときは本当に元気そうな表情を見せていたんです。
公演初日の17日、会場の国立競技場には、多くの人が詰めかけましたが。
マッカートニーさんは、ウイルス性炎症で体調を崩し、急きょ、延期になりました。
集まったファンからは。
ところが、その翌日も。
結局、予定されていたすべての公演が中止となりました。
振り替えもできなかった。
およそ17万人の来場が予定されていた今回のコンサート。
集まった人たちからは。
東京・六本木のこちらのお店。
ビートルズのファンが集うバーなんですが、ポール・マッカートニーさんの公演中止を受けて、どんな様子になっているんでしょうか。
ここはビートルズの曲の生演奏が楽しめるバーです。
もしかしてこれ、そのふいになったチケットですか?
この日予定されていた日本武道館の公演に行くはずだったんです。
4万円?
日本武道館といえば、ファンにとっては特別な場所ですよね。
昭和41年、ビートルズ時代に初めて来日したマッカートニーさん。
このとき、3日間にわたってコンサートを行ったのが、日本武道館でした。
それ以来、48年ぶりとなるはずだった公演は、マッカートニーさんの体調が回復しないことから、中止となりました。
ここは?
せめてビートルズの曲を聴きたいと、このお店には大勢のお客さんが詰めかけたというわけです。
なるほどね。
お客さんの中には、はるばる遠くからやって来た人も。
泣いてる方も。
演奏を聞きながら、涙を流しているこの女性。
福岡からやって来た石橋孝子さんです。
石橋さんは、今回の武道館公演で、最も高いチケットを2枚買っていました。
もしかして、話題の。
払い戻されるということなんですが、中止の知らせは、東京に向かう新幹線の中で、メールで知りました。
この思いがすごい。
翌日、横浜に住む娘さんの家に泊まっていると聞いて、訪ねると。
きょうはそれは、もしかして?
中学生のころからビートルズのファンだという石橋さん。
ファン歴はおよそ50年になります。
これまで、マッカートニーさんの日本公演には欠かさず足を運び、今もそのときのグッズを大切にしています。
石橋さんだけでなく、娘さんも、大ファンだといいます。
親子で。
実は今回の来日、石橋さんと娘さんは、楽しみにしていた特別な理由がありました。
石橋さんは、マッカートニーさんの体調が早くよくなり、次に行われる日本公演を、娘と一緒に見にいきたいと願っています。
こんなにいろんな人たちを幸せにすることができる、こういう人のことをスーパースターっていうんですよね。
とにかく早く回復してほしいですね。
ーさあ、続いてはこちらです。
混乱が長引く中、ついに。
反政府デモの長期化や、インラック前首相の失職などで混乱が続くタイで、おととい、軍がクーデターを宣言。
夜間外出禁止令や、5人以上の集会の禁止などが、相次いで発表されました。
軍はきのう、インラック前首相を含む政権側と、反政府デモ隊側双方の幹部を、軍の施設に呼び寄せました。
軍主導の暫定政権作りに向け、双方の勢力を抑え込む動きと受け止められています。
またきのう、全権を掌握する軍の司令官が、今後の政治プロセスなどを各国の外交官に説明しましたが、具体的な選挙の実施時期は明らかにせず、軍による政権運営が長引く可能性も示唆しました。
私が真犯人です。
4人が誤って逮捕された、パソコンの遠隔操作事件で、無罪を主張してきた片山祐輔被告。
19日、一転してすべて自分の犯行だと弁護士に打ち明けました。
翌日、保釈は取り消され、身柄を拘束されました。
きっかけは16日、片山被告が裁判に出廷中に、報道各社などに届いた、真犯人を名乗るメールです。
片山被告自身がこのメールを送信していて、送信に使った携帯電話を河川敷きに埋める様子を、捜査員に目撃されていたことを知り、これ以上言い逃れできないと考えたということです。
そして、おとといの裁判。
片山被告は全部事実ですと述べ、起訴された内容をすべて認めたうえで、一連の事件で誤って逮捕された人などに謝罪しました。
大飯原発の運転を再開しないよう命じる判決です。
福井県にある関西電力大飯原発の、3号機と4号機の安全性を巡る裁判で、福井地方裁判所は21日、原発には極めて高度な安全性や信頼性が求められているのに、確たる証拠のない楽観的な見通しの下に成り立っていると指摘。
住民側の訴えを認め、関西電力に対し、運転を再開しないよう命じる判決を言い渡しました。
原発の運転再開を認めないとする判断は、東京電力福島第一原発の事故のあと、初めてです。
関西電力は、主張を理解してもらえず遺憾だとして、おととい、名古屋高等裁判所金沢支部に控訴しました。
中国・新疆ウイグル自治区のウルムチで、おととい、朝市に2台の車が突っ込んで暴走し、何者かが車から爆発物を投げつけるなどして、国営の新華社通信によりますと、39人が死亡、94人がけがをしました。
一夜明けたきのうの現場では、大勢の警察官と外国メディアの姿が目立ちました。
通り沿いの建物の一部は、窓ガラスが割れていました。
この事件について、新華社通信は、犯行グループは5人で、このうち4人は現場で爆死し、犯行の計画に参加した残る1人は、事件当日の夜、自治区の別の地区で警察に拘束されたと伝えています。
5人は、名前からウイグル族と見られ、中国当局は5人の犯行と断定し、今後、計画的、組織的なテロという見方に基づいて、同じような事件の封じ込めに全力を挙げる方針です。
続いてニュースの深層に迫る深読みのコーナー。
少子高齢化と人口減少が進む日本ですが今月、新たに驚きの数字が発表されました。
おはようございます。
僕の名前は、深よみ太。
誰がなんと言おうと小学4年生です。
よみ太2050年の東京大都会では…去年1月に放送した日本の未来予想図。
人口が減ってお年寄りばっかりになると今みんなが当たり前のように受けているサービスが受けられなくなるかもしれないってお伝えしたんですが…大変です!こんなものじゃ済まないらしいです!今月8日、民間の人口問題を研究するグループが衝撃の報告をしました。
このままだと地方の町が消えてしまうかもしれない。
都道府県別で言うと北海道では最も多く147市区町村が。
秋田県では25市町村ある内のなんと24市町村が。
全国で実に896の自治体が消滅する恐れがあるとしています。
なぜ町が消えてしまうのか?そうならないようにするにはどうすればいいのか?助けてードラえもん!って叫びたくなるような大問題とことん深読みします。
って叫びたくなるような大問題。
とことん、深読みします。
きょうもメール、ツイッターでのご参加、お待ちしております。
これがその報告書です。
将来的に消えるかもしれない自治体896。
青森市とか秋田市とか、県庁所在地も入ってるんですよ。
びっくりですね。
私の生まれ故郷の広島県府中市も入ってました。
あら!
早見さんは?
私は静岡県熱海市生まれです。
熱海市。
入ってる!
入ってるんですか?でも観光で、なんかにぎわってるイメージがあるんですけど。
入ってます。
入ってますか。
増田さんは?
大阪の守口市。
電機メーカーの町です。
入ってない。
ああ。
ってことは、その会社が頑張ってくれてると。
結構ね、その会社の景気によって、町の景気も変わってくるんでね。
というふうに、この結果に、一喜一憂している場合かどうかをこれから徳永アナウンサーのプレゼンを聞いて、お考えいただきましょう。
それではお願いします。
おはようございます。
昔から人口減少とか、過疎高齢化、少子なんていっていますけれども、だいぶイメージと違うと思います、皆さん。
私も驚きました。
あの、なんとなく人口減少問題っていうとこの曲のイメージないですか?若い人が刺激や仕事を求めて、地方を出て東京に行く、つまり、高度経済成長からバブルにかけては、好きで東京に上京していたと。
私もそうです。
ね。
で、若い人が減って、お年寄りの数が増えていくよねっていうイメージ。
で、こういうことがよくいわれてきましたよね。
若い人がいないから物を買わない、店の売り上げ下がる、税金も取れない、公共サービス、社会保障不安で、さみしいかぎりだねって言い続けてきたんですが、今回の報告書は、いやいや、過疎などと言っている所は、実は次の段階に、もう入り始めていますということが、ちゃんと書いてあります。
何が変わったかというとここです。
お年寄りが減り始めた。
ん?
高齢化というと、お年寄りの数が増え続けるイメージがありますが、今変わってきたのは、そのお年寄り自体が減り始めた。
戦前生まれの人は、寿命を迎える人も年代的には増えてきましたが、団塊から下の人はおら東京さ行くだって言ったまま帰ってきてないんです、多くの人は。
だからお年寄りの数自体が減り始めたのが、最近の動き。
で、そうなると、何が起こるかといいますと、そうはいっても地方の経済が回っていたのは、お年寄りが年金をもらって、それでお金を使っていたからっていう側面もありましたが、お年寄りの数が減るってことは、これが当てになりません。
ってことは、売り上げががたっと落ちて、お店がやってけない。
お年寄りがいなくなるってことは、病院や介護施設の経営も、やってけない。
じゃ、そこで働いてる若い人は、仕事がないので、しかたなく東京へと。
実は、2000年以降は、好きで行っているというよりも、むしろ、どうしても仕事がないから、しかたなく行っているという人も増えてきているんです。
そこでこのデータです。
消滅のおそれが将来ありますよというのが、896。
つまりこれは、子どもを産むことが多い20代、30代の女性の人が、特に仕事を失って、地方を離れているので、このまま放っておくと、2040年に、その世代の人が半分以下になりますよと。
そうすると、もう消滅に向かっていかざるをえないかもしれませんから今から考えましょうねっていうようなことなんです。
自治体ですから、さっき言ったとおり、県庁所在地も入ってると、こういうことではあるんですね。
番組で募集したら、地方都市の方からいっぱい声が来て、ちょっと一部ご紹介します。
こういうことです。
人口23万の埼玉県上尾市の方、関東なんですが、駅前の商店街はひっそりです。
歩く人も、車の通りも前より少なくなってきました。
夜の一人歩きが怖い。
13万の北海道小樽市の方。
頼みの若者がどんどん小樽を離れ、3人に1人が65歳以上。
毎年冬になると、除雪に大変苦労します。
人口2万の福岡県遠賀町の方。
私の団地では、病気や高齢のために亡くなる人が増え始めています。
古い団地は、住民と共に朽ちていくような気がしますという文面。
それから9000人の山梨県南部町の方は、毎日家にある町内放送を聞いていると、出産の放送より、圧倒的に高齢者のお悔やみ放送が多いので、人が減っていくのを感じていますと。
実は私も新人のころ、島根県に赴任していて、過疎の問題は当然いっぱい取材してリポートも出しましたが、実は一番縁遠いと思ってる方は、この町の方です。
東京?
過疎は。
過疎は東京とは。
過疎というニュースをやると、うちは関係ないよねっていう感じにやっぱり映るのが東京です。
そうですね。
そうですね、東京なんかどんどん増えていくのかなってイメージがありますが。
今回、この消滅っていうことばが衝撃的だったんで、報道はこっちの話ばっかりしてますけども、今回の報告書の大きな柱は、ここだけじゃなくて、いやいや、過疎が縁遠いといっているこの東京さん、あなたもこれから大変ですよって話しがちゃんと書いてあるんです。
東京について?
東京です。
ちょっと見てみますか?東京は過疎とは関係ないでしょう。
だってにぎやかだし、オリンピックもあるし、人もたくさんいるしって、にぎやかなイメージがもちろんありますよね。
でもこれから待ち受けていることです。
都会、地方からいっぱい若い人、来ましたよね。
いつまでもその人は若いですか?
なんか私の顔見て言わないでくださいよ。
そういうことじゃないです。
そういうことではありませんが。
でも言いました。
自動的に時がたつってことは、この若い世代が、これは宿命ですよね。
でも、肝心要の若い人は増えづらい。
なぜかというと、さっき申し上げたとおり、地方都市は人がどんどん減ってるから、いつまでも人は供給されないでしょう。
じゃあ東京にたくさんいた若者は、子どもどうしてるの?実はこんなデータをどんどん貼っていきます。
まず東京は、2、30代の未婚率、日本一です。
初婚年齢も最も高いです。
子どもを作りたくなっても、待機児童ワースト1です。
ここまで来れば分かるでしょう。
東京都は正直言って、子どもを産み育てづらい所といわざるをえません。
だってこのデータです。
女性が一生に産む子どもの数、出生率は1.09で、断然最下位。
日本中で最下位?
日本中で。
全国は1.41ですからね、今、全国は。
だいぶ下回ってますね。
結婚、子育て、しづらい所と言わざるをえません。
じゃあ地方に帰って育てようかなって思う人が出てくるかもしれませんが、気付いたときには、もしかしたら仕事がないし、町がないかもしれませんよと。
このまま放っておくと、この人口減少は、地方だけじゃなくて、日本全体を覆うので、今から考えませんかっていうのが、今回の報告書の大きな柱だと、こういう訳なんです。
そういうことですね。
全体的に人口が減ってて、少子化問題になってるということは、なんとなく今まで、あっ、地方問題だと思ってるけど、やっぱり私たちにすべて影響されるということですものね。
そうですね。
東京を待っている現実っていうのは、どういうものになるんですか?
でも、その今の東京の現段階では、マイナスの部分もありますけど、まあ、働きやすい、今のところ、生活しやすいというので集まってきてる部分もあるわけですよね。
それがある日、ばっと変わると思ってたほうがいいんですか?
つまり東京はそういうとき、気付きにくくなっている。
実はその可能性はほかの都市と比べて、ただ遅れてやって来るだけで、なのに今はなかなか気付きにくくなっているので、有効な対策、本当は早く打たなきゃいけないのに、それが鈍くなっているということですよね。
やって来るのは間違いないんですもんね、この現象が。
そうです。
それは日本全体が、要するに人口減少になるわけですから。
きょうはですね、地域の過疎問題に詳しい方々、それから地域の産業興し、地域おこしに詳しい専門家など、いらしていただいておりますので、なんでもお聞きになってください。
まず待ち受けている現実ですが、東京はどんなことになっちゃうんでしょうか。
当面、やっぱり高齢者が増えてきますよね。
第1次ベビーブーマーの人たちが集団就職で地方で生まれて、そして東京で働く。
その人たちが今後はやっぱり65歳以降、大体70、80となってきますから、そうすると、待機児童じゃないですけど、待機介護の人たちとかですね。
あるいは医療についても、そこが不足してくるという問題というのは、間違いなく起こってくる。
ただ、地方はまず、いろんなサービスが受けられなくなってくると、みんな、逃げてくるようにっていうか、東京に行けばなんとかなるんじゃないかってことで、だんだん集まってくるんじゃないんですか?
それもあります。
現に起こっているというふうに思いますが、それだけで問題解決できるのか。
逆に地方のほうはまた過疎かっていう形でですね、みんなが移れるわけじゃないわけですね。
どうしても高齢者の人たちは今まで住んできた所に残りたいという気持ち強いですし、たぶん周りがいなくなっちゃう。
そうすると、そこで生活できるんだろうかというような問題が今後一方で、起こってくるだろうと思いますね。
このライフラインも今、水道であるとか、そういったものの提供もありますし、先ほど出てきた雪の問題ですね。
自分の家の周りを若い人たちが片づけてくれたとか、電球が切れたから取り換えてくれたとか。
ところがその人たちが周りにいないというような、介護難民の問題とか、数えればきりないぐらい起こってくる。
樋口さんは、今回の人口減少についての報告書を出した、日本創成会議のメンバーのお一人なんです。
じゃその人口的にはね、その東京でいうたら、その全体的な国の人口が減ったときに、でもどんどん東京に来たら、東京の人口自体はどうなるんですか。
だからその人口の移動がどうなるかっていうことになると思うんですね。
今、出たように東京の出生率は低いですから、そこに今までは外から人がどんどん入ってきてっていうことですけども、やっぱり入ってくる人たちも減ってくるだろうと。
全体の人口というのは、今よりも、今のを維持するのに、やはりどんどんどんどん下がって。
そうですね、それと人口ピラミッドという、こういうものですね。
ここで出てきたような、こういったもの。
こういう、これ日本全体の人口構成の変化ということですが、特にそういったものが地方と東京辺りでアンバランスになってくるというような可能性というのがあるんじゃないかと。
なんかこの町、自分で飛び込んでおいてなんですけど、東京って人口減らし装置みたいな。
その点についてぜひね、皆様の。
東京の最大の問題は、子どもが生まれてないこと。
大阪も実はそうなんですけど、ちょっとましですけど、要するに人間2人、大人2人いると、平均で子どもさんが1人しかいない。
これ、例えば皆さんが、何かいろんなものをたくさん持ってるんだけれども、1世代で物が半分になると思ってください。
2世代で4分の1、3世代目にはほとんど8分の1。
ひどい例えだけど、どんどんどんどん海に雪を投げ込んでいるような、とけていってなくなってしまうわけです。
それが今まで地方にたくさん若い人がいたので、状況を察してきて補ってきてるんですが、実は64歳以下は、もう東京でも15年前から減っているんですわ。
守口は20年ぐらい前から減ってます。
そうですか。
さっき消滅可能性に出てなかったから、ちょっとびっくりしたんだけど。
そんなギリギリの?ボーダーラインにいてるんですか?
たぶんね、ボーダーでしょうね。
というのは、日本全体で64歳以下の人、大体今のペースで行くと、今のペースでいかないからものすごいのびるんだけど、今のペースが続くと100年ぐらいでいなくなる。
大阪もそんなもん。
東京は150年ぐらいもつけれども、今のペースが続けばですよ。
もちろん、今のペースがだんだん緩くなっていくんで、もっと長もちするんですが。
なるべく人の多い所にどんどん住み替えておいたほうが、自分の身の安全は守れる。
そうやるとそういう所ほど子どもが産まれないので、全体の人口減少、加速してしまう。
まさに東京や、大阪もそうなんだけど、人を減らす装置みたいなことになってましたよね。
でも地方によっては、例えば三重県でしたっけ、人口率が増えていたり、出生率が上がってる所もありますよね。
そういう所は、いったい何をしているのかっていうのも、あとで話し合いをさせてください。
なんでそもそもですね、こんなことになってしまった理由としては、皆さん、もう大丈夫ですか?
徳永さんの解説は非常に分かりやすいです。
ものすごくよく分かったと思います。
一点だけやっぱり心配してるのは、地方は出生率が高いっていうイメージがあるんですね。
だけど、必ずしも、確かに東京に比べれば、高いんですけれども、例えば東北の多くの県とか、北海道とかっていうのは、全国を下回ってるということになりますんで、かなり地域によって少子化の進展、それも違ってるというようなことも考慮しなくてはいけないでしょうね。
結構来てますよ、ツイッターも。
東京に何もかもが密集し過ぎ。
分散しないと、日本も西部劇みたいにゴーストタウンが点在するようになるの?それから、子育て制度、子育て支援制度を作るとき、地方で子育てしたほうがお得になるように、育てやすくなるようにすればいい。
いつも思うんやけど、東京になんの幻想を抱いているのか。
地元で働こうよ。
もう目を背けてたらあかん。
いつも思うんやけど、関西ですね。
かなり、関西ですね。
頂いておりますね。
本当、東京も僕、私は2周目の危機に入ったと思うんですね。
2周目?
この50年でがーっとどんどん若い世代入ってきたのはいいんだけど、それが今、一斉に今度は世代が代わって、年老い始めているわけです。
そこの、本当、問題なんですね。
だからやっぱり、規模の経済でガーッとやると、必ず反動が来ると。
しかもこれだけ大きいとやっぱり暮らしも本当は、例えば東京のお父さんが夜8時に家に帰ってるかという問題で、6割以上は帰ってないんですね。
これ、大きすぎる。
東京で働いてる人らもね、将来は田舎のほうに行ってのんびりしたいって思ってる人もたくさんいてるわけじゃないですか。
実際されている人もいてるし。
でもその行く場所もなくなるのはつらいですよね。
だから、地方をね、なんらかの形で整備してね、田舎暮らしとか、農業とかしやすい状況を作ったら。
そうですね。
まさにそうだと思います。
ほかの国、じゃあどうなってるんだということを考えると、やっぱり欧米でも例えばニューヨークだとかパリだとか、やっぱり人口は増えてるんですね。
増えてるんですけど、そのもの自身、人口規模が非常に小さいですから、東京だと首都圏ってことで数えますと、3500万人ほどいるんですが、例えばニューヨーク辺りでも、2200万人とか。
でも、先生、夢を抱いて、大志を抱いて、東京へ行くぞとかニューヨークへ行くぞとか、パリで一旗あげるぞという人は、どこの国にもいるんじゃないですか。
いますけれど、地元に残る人も多いということですよね。
やっぱり、産業のほうも地方での分散といいますか、それを進めてるというところもあってですね。
やっぱりみんな、夢を持って出ていくこと自体が悪いわけじゃないですよね。
もちろんもちろん。
だけど、今まで仕事のある所に人のほうが移動することによってですね、就職してきた。
ある意味では失業率とか地域間のミスマッチっていいますけど、それを解消してきたところがあるんですね。
むしろ人のいる所に仕事を作ってくっていう発想じゃなくてですね、仕事のある所に。
なんか先生、それ、普通のことおっしゃってるような気がするんです。
仕事がある所に人間が行くの、当たり前じゃないですかね。
いや、アメリカなんかでは、先生おっしゃってるように、例えば、皆さんがよくベンチャーで、マイクロソフトだとか、いろんなシリコンバレーとか、全部ニューヨークと全く関係ないですよね。
つまりシリコンバレーを作るのにニューヨークに行かなくてはいけないとかですね、そういう人はいませんでした。
マイクロソフトであれば、ニューメキシコでやってて、そして生まれ故郷のシアトルで、ITも何もない所で会社を作る。
シリコンバレーっていうのは、サンフランシスコから2時間ぐらい行ったような所で、サンノゼ辺りで勝手に作る。
いずれも自分が住みたい所で仕事を作っている。
本当ね、日本ぐらいですよ、今、田舎の人口が減って困ってる先進国。
むしろ田園回帰です。
そうなんですか。
ヨーロッパでもアメリカでもはっきりそうですね。
イングランドなんか1930年代から田園回帰にふれてますから。
むしろ田舎のほうが人口は増えてる。
成功したら、隙あらば田舎に帰ろうとみんな思ってるわけです。
日本が特に人口の移動が激しすぎるんですよね。
ずっと生まれて育って、自分はずっとこの地域にいるっていう人が、人よりも、もう会社から要するに転勤を命じられて、もうどこでも行きますというのは、例えば日本のサラリーマン、当たり前でしょ。
でももう欧米になってくると、全然そんなことないですから。
そうですよね?
まさにどこに仕事をして、どこで住むのかっていうのは選んでたというようなことがあって、特に会社のほうが命じて、例えば移動するというのは、本当にトップのほうの一部の人たちです、欧米の場合。
前もって、その地域に行って、住んでみるとか、あるいは家族連れてって、学校、どうなってるんだ、調べて、じゃあ、それに応じるのかどうかというようなことをやってるわけですよね。
なんか日本の暮らしが欧米化したんだと思ってたんですけど、江戸時代から現代までの変化は、ひと言で言えば、欧米化とか、西洋化っていうじゃありませんか。
なんかその仕事がある所に人が行くっていうスタイルだと思ってたものが、違うんですか?
それと仕事がやっぱり、日本の場合、東京に集中してきてるということもありますね。
一つはやっぱり、地方の雇用を今まで誰が作ってきたのかというと、かなり財政に依存してきたというところがあるわけですね。
政府がお金出して、公務員、公共事業、そして今の年金とかですね、というようなもので雇用を作ってきた。
ここ、財政を変えると、これ、続けられないよねっていう形でその影響が出てきてる。
あるいは、グローバル化というと、日本の今まで地方で工場を立地してきたというようなところが、海外に工場を移そうということになりますから、地方にとっては、その分だけ雇用が減る。
そっか。
また逆にですね、海外の企業が日本に来るときには、東京にやっぱり大多数が来てるというようなことになります。
そしたらそれが結局、結局、東京、地方がだめになったので、東京だけが栄えると日本人はてんびんみたいに思う人もどうしてもいるんですが、先ほど徳永さんもおっしゃっていたように、実はそうではない。
日本全体の人口がどんどん減っていきますので、改めて総数ですけども、ご覧のとおり、総人口が減るであろうと。
さらに先ほど、VTRの中では減るといっても、さらにお年寄りが4割以上になって4割になってしまって、いわゆる現役世代の人はもっと激しく減ると。
そうしますと外国の会社から見て、日本にいろんな支店とかを置く会社が減るわけですね。
いろんなセンター、やっぱり人口増えてる所に置きましょうということで、中国だとか東南アジアとか、シンガポールとかに置くというのが、どんどん増えてくる。
東京の人は地方が衰えて、自分が栄えるみたいに思ってますが、外国から見ますとね、一緒に沈んでいく。
現にその高齢化率、人口に占める65歳以上の方の比率でいうと、日本全体で25、4人に1人が高齢者世界1位ですが、首都圏も20%、5人に1人の方が高齢者です。
ちなみにアメリカだと、国全体でまだ12%ぐらいですから、8人に1人ですね。
12%のアメリカから見ると、5人に1人の高齢者の首都圏というのは、えらいお年寄りの多いとこだね。
実際、海外から戻ってきた方は思うと思います。
東京の大規模団地は、一斉に老化して、消滅の危機になっていくと思うというツイッター来てます。
全部東京に集めるような政策をしてきたつけを、東京自身も払うときがやって来た。
その根源は結局、大人2人に子どもが1人しか生まれない所に日本中の若い人のざっくり3人に1人は集めてるという、このやり方自体が、国を挙げて、なんというか、回らないように回らないように、自分を追い込んでる。
東京は二重の罪ですよね。
地方から人を寄せ集めておきながら、自分の所ではなかなか産ませない。
例えていうと、人はお金じゃないけど、お金をさんざん集めておきながら、半分全部ほかの所に投資して失ってしまっている、謎の…みたいな、そんな感じがあるわけです。
人はお金じゃないけど、例えて言うと。
その例え、とても怖いですね。
本当悪いファンドですよね。
そして人口減少というすう勢は押しとどめようもない。
人口が減ることを前提とした町づくりをどう進めるべきか。
今までのツケが回ってきただけ。
もう手遅れやないの?これもまた、関西の方ですよね。
いやいや、また。
ほんまですか?ほんまに書いてます?
地方在住です。
仕事と東京並みの給与水準があれば、地元に帰りたいですけど。
だから海外に流れた工場をね、例えば日本の地方のほうに移転したら、税制上、なんかね、優遇するとか、そういうのって、進んでるんですか?
いや、これに出てきたわれわれがシミュレーションしてるのは、現状のままが続いたらどうなるかということでして、こうならないでほしいというふうには思ったシミュレーションでもあるんですね。
海外に行った企業を、どれだけ引き戻す努力をしているかってところでは日本創生会議では。
一方で産業構造というのが、大きく変わってきてるわけですね。
従来は農業、1次産業、そして2次産業、3次産業って、その製造業だったら、物を作るところと、それを売るところっていうのは分離してできますから、地方で物を作って、東京でっていうこともあるんですね。
ところが、サービス産業になってしまうと、お客とやっぱり対面っていうようなことになってきますから、どうしても人口の大きい所で採算が。
なんか先生、めいってきました。
でもちょっとこちら、ご覧ください。
こんなデータがあります。
ある調査によると、リーマンショックや東日本大震災以降、地方へ出たいという、都会から地方へ出たいという若者が増えている。
相談件数がこんなに増えていると。
すごいですね。
1桁違いますもんね。
いいじゃないですか。
でも一方で、メールでは、神奈川県ですね、31歳の女性から。
田舎に移住したいねと主人と話したりしますが、行った先でちゃんと仕事が見つかるか、ちゃんと稼げて仕事ができるか、生活できるか不安ですとおっしゃってるんです。
要は、さっきのここから出てきた人たちが帰りたいと思っても、もうこの町が消滅していたらどうしようもない。
なんとかこちらを、人口減少を食い止めなければという、その手立てについて、少し前向きに、このあと話してみたいと思います。
その前にまず、徳永アナウンサーのこんなプレゼンです。
自治体というのは、地方を中心に、なんとか帰ってきてほしいと本当に涙ぐましい努力を昔も今もやっております。
で、何か考えるきっかけになればと思って、2つの話をご紹介します。
大体地方に住みたいなと思う人が気にするのは、仕事あるかなと、それから子育てしやすいのかしらの2つなんですけども、こっちからいきたいと思います。
実は今、全国のいくつかの自治体が、これ取り入れようかなと注目しているものがあります。
それは、ものすごく税金をかけてハコモノを作るわけではなく、これです。
ネウボラ?
ネウボラ?
新手のボランティア?
いやいや。
そんな詮索する番組、クイズじゃありませんから。
これ、北欧のフィンランドで昔からある仕組みなんですって。
ネウボラっていうのは、地元のフィンランドのことばでアドバイスの場という意味で、これ実際の写真で、要は保健師さんがいるんですよ。
ここに、妊娠したら女性の人は子どもが学校に上がるまで、いつでも、なんでも悩みを相談して、全部私が聞くから。
1人の人が原則ずっと聞いてくれる。
しかも何回聞いてもただっていう仕組みです。
つまり、担当がころころ代わるということがない、切れ目のないサポートをずっとしますよという制度が、当たり前のようにあるんです。
その保健師さんは、ちゃんとどこかから給料をもらってやっておられるんですね。
もちろんです、お仕事です、それね。
で、どういうこと、なんでもいいんです。
例えばね、保健師さんですから、これはありますね。
妊娠したら、ちょっと体調不安定になりますから、ちょっとしたことで健康のアドバイスを聞いてもらえる。
してもらえる。
それから、産んだあとは、大変なんですね。
子ども、泣きやまない、夜泣きもあります。
こういった子育てのしかたも相談できます。
子どもが大きくなると、こんなことも心配されます。
叱り方これでいいのかとか、育児のしかたも気になるわけです。
これも聞いてくれます。
はてはこんな悩みも。
夫どうしようかしらみたいな。
保健師さんに?
本当、そこまで言っちゃうの?
っていうのもありです。
なぜかというと、保健師が離婚の相談はおかしいでしょって、実は1人でやらないんですよ。
この人が人脈を自分で仕事として持っていて、例えば最悪こういう話出てきたら、法律の専門家を仲介してくれたり、カウンセラー紹介してくれたり、病院や、果てはママの仲間も紹介してくれるっていう。
ネットワークのちょっとこう、入り口なんですね。
その入り口は国がやってるってことなんですか?国が税金で?
国の政策としてやっている。
日本だと、どうしてもこれ、全部ちゃんとやってますけど、窓口がどこかばらばらだし、情報の共有も何もないのが正直言って、現状なんですけれども、今、これを取り入れよう、これを参考に、もっと便利な子育ての町を作ろうっていう自治体が、番組がちょっと調べただけで、5つの自治体が、これ、検討しているということなんだそうです。
やっぱりワンストップサービスって、これによって1か所に行けば、いろいろなものを相談できる。
しかもいろんな専門家がいるってことですから。
日本も母子手帳があるんだから、本当はこれだって、目指そうと思えば目指せるはずですよね。
母子手帳って、海外にはないんですか?
あれはもともとドイツの病院で行われてたのを、日本が輸入してきたんですけど、日本独自に改良して全国版にして、これは非常に、他国からも、海外からも非常にいい制度だっていって、参考にされてるぐらい、日本の母子手帳って、本来は優れてるんです。
だから、これはさらに、それをもっともっとバージョンアップしたような話なんですね。
人が母子手帳みたいな感じですね、保健師さんが。
そうね、そうね。
それと父親もこういったものにやっぱり参加するような仕組みにしていかないとまずいんじゃないですかね。
子育てはもう全部母親ですという時代でもないでしょうし。
ママネットワークって、よく聞きますけど、実はお父さんもいろいろな悩みを抱えてて、でも反対に相談しにくい立場なんですよね。
こういう所あると、すごくいいと思いますね。
日本では従来ですね、こういう話をすると、画面ご覧になってる方も必ずそれは個人がやっているとか、特にお年の方の、男性の方が思う人が多いと思います。
あなたがそう思って、個人がやればいいと思った結果が東京の出生率1.1なんですよね。
つまり、田舎にもある程度、そういう支えがあるけれども、東京はないですよね。
お前がやれといって、いくら威張っていっても、現実にないから1.1になる。
フィンランドも出生率が非常に下がって、ものすごく厳しい状態になったんですね。
それでこういうことを一生懸命取り入れて、見事に出生率が回復してきました。
なんか産め産めって言ってれば産むと思う人もいるのかもしれませんが、そんなものはないんでして、実際、産むと大変だから産めなくなるわけで。
これを社会全体、要するに教育と同じで個人が勝手にやればいいんだとか、学校なんかいらないみたいな議論に近いですね。
ツイッターもですね、地方に雇用があれば、喜んで行くよっていうメール、ツイッター、それから、今までの報い。
戻ってほしいなら、地方での若者支援も充実すべき。
同じ仕事をして時給が650円と1000円の差。
きれいごと言ってもこれが現実。
だから田舎では生活できないんだよねという声が来ています。
地方に雇用があれば喜んで行くと。
仕事の話ですけれども、もちろん、特効薬はないので、われわれ、どこを紹介しようかなと思って、こういった話をするときに、ほぼ必ず出てくる町の話をしたいと思います。
題してこれです。
まあ、コロンブスの卵みたいな発想を出してみようかと。
パイオニアがあります。
地域活性化、ここです。
島根県の隠岐諸島の中に海士町というどうぜんというんですが、こっち、その中に海士町っていうのがあります。
ここの話をしたいと思いますが、これ知ってます?
サザエカレー?
これ、松江とかでいっぱい売れてるんですが、サザエが入ったレトルトカレーです。
で、これがポイントです。
島じゃ常識って書いてありますね。
隠岐の人は、普通に入れるんです。
サザエをカレーに?
昔から入れるんです。
だってサザエ、豊富に取れますから。
海産物豊富ですから、普通に入れるんです。
シーフードカレー。
実はかつてはこんなもの、商品になるはずないって人もいたんですが、あえて外の人、人口が減ってきたので、外の人を取り入れて、なんかアイデア出してって募ったら、これ、商品にできるんじゃないですかって。
作ってみたら売れた。
番組で用意してるそうです、今から食べられるそうです。
してません、してません。
隠岐に行って食べるともっとおいしくなりますけれども。
さざえカレーが、どうなったというんですか?
地元のものをもっと使うといろいろ雇用が出来るんじゃないかと、動き始めたんです。
この方がいます。
山内さんって町長さんがいるんですが、この方が人口が本当に減ってしまって、収入も税収もないってときに、ピンチになったときに発想したんです。
地元のものを商品になるべくするために、知恵を出そうと。
何かないか、そのさざえカレーみたいなことはできないかってやっていきました。
いろいろあったんです、例えばね。
塩。
これ私も頂いておいしかったんですけど、いや、海水を塩にして売れば、海士の塩って、売ったら売れまして。
使ってます、私。
本当に?
はい、使ってます。
何気なく使ってました。
塩ってブームだけど。
おいしいです。
塩ブーム、全国各地にいろんな塩、ありますよね。
それからこれ、ナマコ、すごく、隠岐もおいしいんですけど、干しナマコにすれば、つまり乾燥させれば、長もちするからもっと売れるんじゃないですかって言って、これ、やってみたら、中国にも輸出できるようになった。
商売がどんどん増えていくんですね。
ということは、商売が増えるってことは、加工場とか発送の仕事に人が必要だから、若い人が出ようかなと思った人が思いとどまる。
それどころか、人手が欲しくなる。
話題を呼びますから、外からも問い合わせが来て、移住する人も増えてくる。
今、どれくらいかというと、海士町の人口って、今、2400人ほどなんですが、そのうちこの10年で、437人の方が本土から来てる。
ということにもつながっています。
これだけいれば、子どもを産み育てサイクルが出来ていくという仕組みでもあります。
こういった話があると。
島根県の取り組みはすごいですよね。
すごいですか。
町会。
実はすごいことが起こってまして、創成会議の人口予測はですね、基本、2010年までで市町村単位なんですが、実は2011年以降、少し風が変わってるんですね。
データが、2010年までのデータで予測してるってことですよね。
そうですね。
つまり、島根県はこの日本創生会議の資料によると、減ってるように、これから人口現象がひどくなるように見えるけれどもという話ですね。
しかももうちょっと、本当のていじの舞台となるような、小学校とか公民館とか、細かい単位で見ていると、実は結構今、島根の田舎の田舎で、子どもが増えていると。
これはまあ、白い所が…含まれてるんですが、3分の1を超える、島根県の中山間地の田舎の中で3分の1をところで、実は子どもが増え始めてる。
これは全国的にも珍しいことなんですか?
全国各地のことだったら、藻谷さんがお詳しいと思うんですが。
確かめなきゃいけないんですが、全国の一部の田舎で起きてるんですが、特に島根県が優れているといえます。
というのはですね、島根県は日本で一番最初に高齢化率が25を超えて3割を超えた所です。
最も早くから、なんとかしなきゃいけないと思って、藤山先生と藤山先生と、ずいぶん前ですが、そういう取り組みをやるぞというのが皆さんの気がつかない所でずいぶん前から始まってました。
その成果がしかし、こんなに出てるとは。
海士町も増えてますよ、ちゃんと。
先生、ですが特産品を作ろうっていうのは、全国どこの自治体、市町村でもやってますよね。
どこだって、人口減少食い止めるにはとか、高齢化で若者が減っている、なんとかしなきゃ。
特産品だってやっていると思いますが、これが人口増にまでつながるかどうかって。
どこがどう違うんでしょう、ほかの地方と。
そこが知りたいです。
ただ皆さん、あまりにも、ホームランをねらい過ぎなんですね、ガーンと。
ホームラン?大ヒット商品とか。
われわれ、こういう全部の人口分析からすると、毎年、今よりも1%ずつ定住者を増やせば、実はきちっと人口は保てるし、子どもの数も保てるんです。
だから100人で1人、あるいは1000人の村だと、10人増やせばいいんです。
それを毎年続けることが大切です。
1000人の村だと、10人だから、3家族、400人ぐらいの集落だと、毎年1家族4人家族が移り住んできてくれるだけで、実は人口が維持できる。
要するに子どもが増えてるっていうのは、出生率が上がってるってことなんですか。
それともほかの地域から人が移るようになってきてる?
両方ですね。
島根は入ってくるのが多くて、あと、島根は1.68で全国2位ですね。
東京よりかなり高い。
それは特産物がヒットしただけではなくて、なんか子育てをしやすい要因とかあるんですか?
今、やはり2011年以降、特に年の若い夫婦が、本当にこれから子どもをどこで育てようかというので田舎、田舎に来るなら中途半端な田舎の都会じゃなくて、山間部とか、島といった所で、そういう人や自然とか伝統のつながりがある所で、住み始めるというのが非常に新しい現象です。
皆さん、仕事とおっしゃるんですけれども、実は田舎のさらに地方都市じゃなくて、さらに本当の過疎地ですね、耕作放棄地がたくさんありまして、ある程度、例えば年収最低100万、200万のですね、農業収入を得ようと思えば、真面目に努力をすれば得られます。
かつ、教えてくれるいろんな農業法人も、田舎ほど実は農業が法人化してまして、東京の人はそう思ってないでしょうけど、集落ごとに法人になってて、人を雇ってるケースが多いんです。
そういうところで雇われて、100万、200万、そんな収入じゃ食えないでしょう。
夫婦で働いて300万。
さっき、650円の時給じゃ食えないって言ったけど、それは地方都市の話で、地方では家賃が非常に安いですから、山間地では家賃を計算すると、1000円の時給で東京で働いてるよりも年収300万円で、地方でほぼ家賃ただで暮らしてる人のほうが、ずっと豊かな生活をしてる例が多いと思います。
まさにわれわれの主張、創成会議のほうで出したのは、まさに自治体によって全然動きっていうのは違うんですね。
ある以上は、やっぱりそれぞれの自治体で、実態をちゃんと見てくださいと。
それに応じた対策っていうのを考えてくださいという、なんとなく不都合なのは見たくないっていうのはありますからね。
でもその対策を考えるうえで、一つポイントで出てきたのは、目指せ1%。
あまり大きく振りかぶらないで、1%を目指してみてはどうかと。
ほかの成功の鍵は?
1%というのは、人だけじゃなくて、ほかの部分にもかかってきているわけですね。
そうですね。
1%増やせばいいということは、所得を1%伸ばせばいいんですね。
ほかに何かありませんか。
その所得は、どこから取るかというと、今、所得にほぼ等しい額を外から買ってるんですね。
企業とか地方公共団体を含めて、それを置き換えていけばいい。
食べ物にしても。
どういう意味ですか?
エネルギーにしても、学校の机にしても、外から買ってたものを、中で地産地消にしていけばいい。
自給率を上げていくっていうことですね。
そうですね。
学校で使う机も、もう自分たちで作っちゃうわけですか?
作っちゃえばいい。
山にいっぱい木があるわけですから。
あるいはさざえカレーみたいなものにしていけばいいんですよ。
そのほうが東京の人も、旅きたらおもしろいじゃないですか。
どこに行っても同じよりも。
本当にそうです、それは思います。
地産地消、自給自足もそうですよね。
1パー、1パー、1パーで行けばいい。
でも増田さんがさっきおっしゃったみたいに、海外に行ってしまった企業を、呼び戻してきたら、どかんと雇用が生まれて、もっと効果的に物が運んだりするんじゃないかという気はしますが。
それはですね、今は日本ではなく、アジア、それも中国から、今度はさらに東南アジアに移っている途上国のやり方です。
いま、世界の貿易を見ますとね、日本はアジアに対しては黒字なんですね。
逆だと思っている人がいますが、中国がアジアから日本はもうけてます、そのお金を油代払って、もう一個は、フランスやイタリアからたくさん地産地消品を買い込んで、ワインだとかチーズだとか。
フランスに対して5000億円以上の赤字です。
何が言いたいかというと、日本の島根県辺りのやつは、小さい小さいフランスの田舎みたいな所で出来てまして、そういうところではですね、地産地消のお酒だとか、逆にフランスに輸出して設けていたり、実は大きい工場がボンと来て、工場で働く人、実際いないんです、そんなに。
そうではなくて、本当に山奥でワイナリーとかをしている人が、成り立たせて外貨を稼ぐと。
里山資本主義って本にも書きましたけど、なんというか。
鍵はなんですか。
いわゆる田舎を救うんではなくて、地方に人材を投入して、今まで生かしてなかった資源を生かすと実は食べれる。
鍵は、人?
人?人ですか?
リーダーがいるかどうかっていうのは、決定的になると思いますね。
でもリーダーって、例えば外から経営コンサルタント呼ぶとか、そういうことですか?
いやいや、先ほどの町長さんもそうですけど。
そうですね。
まずは自治体の中に、町の中にそういう人材が入るかどうか。
その人たちが頑張るということもありますし、時には、外からまさに別の視点を持った人を来てもらってというようなこともあると思いますね。
そうすると、もしかしたらシリコンバレーみたいな所、ポッと出来ちゃうかもしれませんね。
藤山先生なんか、島根県の一番端のほうの、大変自然の豊かな所にお住まいになって、リーダーっていうか、地域のアドバイザーのようなことをされてるわけですけれども、そういう方が、実は東京の方が知らない所で、地方に増えていて、周りがだんだんだんだん変わっていきますよね。
どんどん島根も、小さなパン屋さんとかね、レストランとか、すごく女性が頑張ってるんですよね。
そういういわば、小さなたき火をたくさん作って、彩っていくと。
今まで大きなたき火をねらい過ぎたんですね。
すみません、もうちょっとだけ、リーダーでもなんでもいいですが、本当に鍵を握る、これからやってみようという人たちに、なんかほかに鍵はないですか?キーワード。
ぜひ、東京と地方がけんかしないで、助け合うような関係になってほしいですね。
パートナーとして。
それはどういう意味ですか?
例えば今、東京でもいろんな地震の不安なんか、疎開保険というのを始めている自治体があるんです。
鳥取県のちず町ですけど。
いざとなったら、こちらに逃げてきていいよと。
その代わり派遣かけて。
お金を。
2014/05/24(土) 08:15〜09:30
NHK総合1・神戸
週刊 ニュース深読み「地方の町が消える!? 人口減少にどう立ち向かう」[字]
今月、人口問題の研究グループの報告で全国市区長村のうち896の自治体が人口減少によって町がなくなる“消滅可能性”があると言及された。人口減少問題の現状と対策は?
詳細情報
番組内容
世界でも例をみない勢いで少子高齢化と人口減少が進む日本。今月、人口問題の研究グループの報告で全国市区長村のうち896の自治体が、人口減少によって町がなくなる“消滅可能性”があると言及された。見えてきたのは、日本の人口減少が一気に加速するという“負のスパイラル現象”。これまで何度も語られてきた人口減少問題だが、打つ手はないのか、どうすれば回避できるのか、新しく見えてきた動きを検証しつつ深読みする。
出演者
【ゲスト】早見優,増田英彦,【解説】慶応義塾大学教授…樋口美雄,日本総研 主席研究員…藻谷浩介,島根県中山間地域研究センター 研究統括監…藤山浩,NHK解説委員…竹田忠,【キャスター】小野文惠ほか
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