ニセコイ #20(最終回)(最終回) 2014.05.25

チュンチュン…
(鳥の鳴き声)
(女子)開演5分前〜!
(桐崎千棘・心の声)≪この気持ちになんて名前を付ければいいだろう…≫≪ううん…本当はもう知っている≫・タッタッタッ…
(足音)
(一条楽)あっ…あっ!何よボ〜っとしちゃってほらもう本番よ?えっ?いや…おう。
お前は大丈夫かよ?その…緊張とかセリフとか。
大丈夫!要所はもう覚えたから。
相変わらず知能だけは高いゴリラだな。
あっ!すすす…すまん!ついいつものノリで…。
お…怒ったか?ふふっ…。
行こ?始まるわ。
≪んだよ…その笑顔は≫≪ついさっきまでずっと仏頂面しか見せなかったくせに…≫≪なんか変な感じだ≫ビィーー!
(開演ブザー)
(舞子)大変長らくお待たせいたしました。
続いての出し物は1年C組による演劇「ロミオとジュリエット」です!これから語られますは悲しい恋の物語。
血で血を洗う争いを続ける2つの家。
モンタギューと…。
(ヤクザたち)坊ちゃん!
(舞子)キャピュレット
(ギャングたち)お嬢!
(舞子)そこに生まれついたロミオとジュリエットは皮肉にも恋に落ちてしまうのでした…。
ああロミオなぜ私たちの両親は憎み合い争うのでしょう。
本当ならきっと私たちのように手を取り合い思い合うこともできるというのに。
私のロミオ様を思う気持ちの半分でも理解してもらえたならきっと…。
≪すげぇ。
さっきちょっと台本読んだだけのはずなのにやっぱこいつって…≫あれ?次のセリフなんだっけロミオ様。
(観客たち)どひゃあ〜!おいこらジュリエット!そこ大事なとこだろうが!しょうがないでしょ!出だしからこんなまどろっこしいセリフ覚えらんないわよ!シナリオにケチつけんな!
(観客たち)あははっ!ええ〜!何これいいの?こんなこと言って。
でもちょっとおもしろいかも。
おお結構うけてる!意外といけるかも?
(竜)いいぞ〜坊ちゃ〜ん!
(ギャング)お嬢〜頑張って〜!
(2人)げっ!
(ギャング)すげぇ!主役じゃねぇか!
(ヤクザ)坊ちゃんカックいい〜!
(ヤクザ)ビデオまわしてますぜ〜!≪あいつら…見に来るなって言ったのに≫≪くそっ!この劇ますます失敗できん!≫よ…よ〜しジュリエット!緊張してんのは分かったからまた一から頑張ろう!なっ?も…もちろん!バッチ来いってもんよ!ジュリエットそんなこと言う子じゃねぇよ!えっ?
(観客たち)あははっ!
(小野寺小咲)頑張って二人とも…。
いける!いけるぞ!よ〜し乗ってきた〜!屋敷から抜け出そうとするロミオ召し使いの制止も聞かずジュリエットのもとへ行こうとします。
(鶫)本当に行ってしまうのですか?キャピュレット家の者があなたの命を狙っています。
たとえどれほど危険でも私は行かねばならないのだ。
今も彼女はあのバルコニーで待っている!
(舞子)止まらないロミオしかしここでこの召し使いはある決意をするのです。
(2人)ん?
(舞子)実はこの召し使いはロミオに恋をしていたのです。
(2人)はあ!?
(舞子)召し使いはこれが今生の別れになると思い愛の告白をするのであった!あはっくくくっ…。
ムキ〜!おい!そんなの台本にないぞ!?あの男〜!
(小声で)おい鶫…鶫…。
はっ!あぁ…。
うっ…。
ドクンドクン…
(鶫の鼓動)あ…あの…ロミオ様。
実は私…ずっと前からロミオ様のことが…す…。
あっ…。
す…。
うっ…。
(鶫)す…って言えるか〜!バカ者〜!!
(舞子)ああっと〜告白失敗!召し使いは存外恥ずかしがり屋さんだったようです!そうこうするうちロミオはジュリエットのもとへ!皆さん勇気を出した召し使いに拍手を!
(観客)いいぞ〜!≪集のヤツ余計なことを…≫
(橘)お待ちくださいロミオ様!ん?
(舞子)おおっ!?なんとここで謎の女性が乱入〜!この女性は何者なのか〜!?
(橘)私の名は…ええ〜っと…ジョセフィーヌ!私はロミオ様の本当の恋人ですわ!えっ!?ええっ!
(舞子)なんと〜!ここでまさかのロミオ二股疑惑!?お前…風邪じゃ…。
(舞子)なんということでしょう!これが事実なら純愛どころではありません!まさに女の敵!ロミオ最低です!
(観客)ひどいぞロミオ〜!
(観客)最低〜!勝手にボロクソ言うな!ええ〜っと…ジョセフィーヌ?君は何か誤解してるようだが…。
まあ!まさか忘れたとおっしゃるの!?私にあんなことまでしておいて…。
結婚してくださるというのもウソだったのですか?
(舞子)思った以上に二人の仲は進展していた〜!これはどう責任を取ってくれるのかロミオ!≪くっそ〜あれこれ勝手に設定足しやがって…≫
(舞子)あんなことって一体どんなことなのでしょうか〜!やれやれジョセフィーヌ!君はそうやって昔から僕を困らせてばかり。
結婚なんてできるわけないだろう?だって僕らは血のつながった兄妹なんだから!うっ!
(舞子)なんと衝撃の事実!二人は実の兄妹だった〜!?≪むむっ…やりますわね楽様≫衝撃の事実の連発です!しかしこれでは確かに結婚はできな〜い!でも愛にそんなものは関係ありませんわ!結婚しましょうロミオ兄様!
(舞子)それでもジョセフィーヌは止まらな〜い!≪何やってんだか…≫
(舞子)兄をけなげに慕う妹ジョセフィーヌ!一体ロミオはどうするのか!?ぜぇ…。
はっ!分かってくれジョセフィーヌ!僕の進む道は両家を巻き込む血塗られた道だ。
そんなものに体の弱いかわいい妹を巻き込みたくないんだ!≪えっ…。
そんな…ロミオ様は私の体を気遣って…。
ああ私のロミオ…楽様…≫≪やっぱり…大…好…き…≫
(観客たち)おお〜。
ああっ…。
(舞子)おおっと〜!体の弱いジョセフィーヌがここで退場〜!ロミオ思わぬ刺客を振り切った〜!≪すまん橘あとで見舞い行くから≫
(舞子)ロミオジュリエットのもとへ向かいます!≪やれやれ…≫
(クロード)待ちたまえロミオ!ああっ?また〜!?
(クロード)君をジュリエットに会わせるわけにはいかない。
私はジュリエットの兄…フリードリヒ!≪何やってんだお前は〜!?≫はぁ…。
(クロード)聞けば君は女を泣かせ二股三股を平気でするような卑劣漢だそうじゃないか!誤解のうえに尾ひれ付いてる!そんな男に妹はやれん!どうしても妹のもとへ行きたくば…。
げっ!くっ!
(クロード)私を倒していくがいい!うわっ!ぐっ!
(クロード)でやっ!うわ〜っ!
(舞子)これはまたまた急展開!果たしてロミオは無事ジュリエットのもとへたどりつけるのか〜!ちょっと!ええ〜っとお兄様!?何やってんの危ないでしょ!?ジュリエットは黙っていなさい。
この男は危険なのだ…。
この男さえいなければ…ジュリエットは永遠に我がもとに!
(舞子)おおっとどうやらお兄ちゃんは重度のシスコンでいらっしゃるもよう〜!
(クロード)ハハハハッ!どうした手も足も出んか〜!うっせ〜!卑怯だろそっちだけ武器とか!
(クロード)でやっ!うっ!?ううっ!ガン!終わりだ観念しろロミオ。
ええい!ふっ…。
黙ってやられるかコンニャロ〜!
(クロード)ぬう!?見苦しいぞ貴様!ギギギ…
(2人)ん?
(観客たち)うわぁ〜!うっ…わわっ!うわぁ…うわ〜っ!ドーン!ドォーーン!うぐっ!ドォーン!おおっと〜!二人の激しい決闘で城壁が崩れてしまった〜!なんということでしょう!二人はがれきの下敷きに!二人は無事なのでしょうか!?ロミオ!ドーン!
(舞子)ああ〜っとロミオです!ロミオが立ちました!この決闘はロミオの勝利です!
(観客たち)わあ〜!あぁ…。
(クロード)うぎゅ〜。
今行くぞジュリエット…。
≪ほんと…バカなヤツあんなにボロボロになっちゃって…≫≪ほんとにいつもいつも…≫≪ううんバカは私か…≫≪ずっと認めるのが怖かった…≫≪でもそろそろ認めなきゃならないな…≫ああロミオどうしてあなたはロミオなの?あなたがモンタギュー家のロミオでなければ私たちの愛を邪魔するものは何もないというのに…。
そのロミオという名の代わりに私のすべてを受け取ってください。
頂戴しましょう。
そのかわり私を恋人と呼んでください。
そうすれば私は今日からロミオではなくなります。
いとしのジュリエット…。
ええ。
私も愛していますわロミオ様。
≪そう…こいつに恋をしているんだと≫
(拍手と歓声)
(2人)イエ〜イ!
(クロード)うぐ〜…。
チュンチュン…ふぅ〜…。
ううっ!?お疲れ。
またベタなことを…。
一度やってみたかったのよいいでしょ?かわいい女子マネみたいで。
自分で言ってりゃ世話ねぇよ。
なんとかうまくいった…かな?お客さんの反応見たろ?大したもんだよぶっつけ本番であそこまでやれりゃ…。
セリフも結局ほとんど覚えてやがったし…。
ったく…こっちがどんだけ苦労して覚えたと思って…。
ふふ〜んいいわね。
もっと褒めなさい。
おお〜おお〜すげぇすげぇ。
なんだか似てるわよねこの話と私たち…。
ん?お互いの家が争っててそこの二代目二人が恋人同士…。
まあいちばん違うのは私たちが本当は恋人同士じゃないってことだけど。
そこが違ったら全然似てねぇよ。
あははっ確かにそうね。
ごめん…。
えっ?ここんとこずっと…いろいろおかしくなっちゃっててごめん…。
態度とか悪くなってごめん…。
ひどいこといろいろ言ったり顔はたいちゃってごめん…。
もう戻るから…。
ちゃんと前みたいに…いつもどおりに戻るから。
前の…何もかもが正反対でお互い大嫌いの偽物カップル…。
ちゃんと戻るから…。
だからその…許してくれる?あっ…んんうっ…。
別にいいんじゃねぇか?お互い大嫌いの偽物カップルならそりゃケンカぐらいするだろうしよ…。
さっきは私のこと嫌いなんかじゃないって言ったくせに。
はあ!?いやお前…。
今自分から嫌いって言いだしたんだろ!?あの言葉はウソだったのかしら?いやいや何言ってんだてめぇは。
おめぇは嫌ってほしいのかほしくないのかどっちなんだ!ったく…ならお前はどうなんだよ?俺のこと嫌いなんじゃねぇのかよ。
私はそりゃあ…。
もちろん大っ嫌いよ。
へへっ。
ねえ時間もまだあるし私あんまり文化祭見れてないからさ…。
あんたがどうしてもって言うならつきあうけどどうする?ったくしゃあねぇな…。
≪んだよその顔は…≫≪ほんと劇の前までがウソみたいに元気になりやがって≫
(女子)あっ見て!ロミオとジュリエットコンビだ!
(男子)ほんとだ〜!
(女子)劇見たよ〜!
(女子)すごかった!
(男子)お疲れ〜。
≪どうしてここまで180度態度が変わったのか…≫
(回想)嫌いなんかじゃねぇよ…≪こいつは今まで俺に嫌われてると思ってたからあんなに怒ってたってことなのか?≫≪それって…≫
(舞子)それでは皆の衆!
(生徒一同)かんぱ〜い!
(舞子)いや〜大成功!
(女子)うちのクラスすごい評判よかったって〜!
(女子)ジュースみんなにまわして〜!
(女子)お菓子もいっぱいあるよ〜。
(女子)ああ〜!今日の主役の桐崎さんじゃない!
(女子)おっ疲れ〜!
(女子)あれほとんどぶっつけだったんでしょ!?
(女子)セリフとかどうしたの?
(女子)私ちょっと感動しちゃったよ〜!えへへっ…。
(舞子)いや〜一時はどうなるかと思ったけどさすがはうちの名カップル見せつけてくれるじゃな〜い。
んで仲直りはできたわけ?んん〜一応…たぶん…。
しかしびっくりしたぞ〜?先週のあのビンタ。
クラスでもあの二人にとうとう破局の時が!?ってなったもんだ。
げっ!?そうなのか?
(舞子)でもまあ安心しろよ。
皆には楽が「M体質に目覚めた」ってことにしといてやったから。
このブタ〜!≪なんて悪質な言い訳しやがんだこの野郎!≫そういえば万里花ちゃんは?さっき見舞い行ってきた。
ったくむちゃしやがって…。
うふふっ…楽様…。
(宮本)捻挫ってあんた本番当日に。
あははっごめん…。
ジュリエットできなかった。
(宮本)「あはは」って…何やってんのよあんたってヤツはせっかく…。
あんたクレープいる?えっ?取ってきてあげる。
ああ〜!!見つけたぞ舞子集!ん?貴様あの本番のナレーションはどういうわけだ!?うわっ誠士郎ちゃん!?どうどう…。
あれはちょっとしたスパイスで〜。
な〜にがスパイスだ!!バン!バン!バン!
(銃声)
(宮本)一条君。
ん?
(宮本)これ悪いけど小咲に渡してくれる?えっ?いいけど…なんで…。
私は今から焼きそばを食べる用事があるので。
ドカッ!ぐえっ!小野寺!えっ…一条君!?これ宮本が渡せって。
足どうだ?うん…大丈夫。
仲直りできたんだね。
えっ?ああまあなんとかな。
ありがとう一条君。
えっ?一条君が千棘ちゃんを連れてきてくれなかったらきっと私今日のことずっと後悔したと思うから…。
小野寺は何も悪くないだろそれに…ジュリエットをいちばんやりたかったのはほかでもない小野寺だろ?あははっ…うんまあそうなんだけど…。
何か思い入れがあったのか?えっ?その…ジュリエットをやることに。
いやそれは…。
その…そうだねうん…とても個人的なことなんだけど本当はどうしてもやりたかったかな私にとってはとても特別な思い出になったような気がするから。
≪そんなに…≫んん〜…ぬぐ〜っ!なあ小野寺!もし小野寺さえよかったら…。
わあ〜!すごい!きれいな夕日…。
ここなら誰もいないし思いっ切りできるかな。
うん少し照れるけどね。
それじゃ…。
うん…。
いや〜やっぱこういうのかえって緊張するよな。
私だって恥ずかしいよ!ではんんっ…。
愛しのジュリエット。
僕は君と僕とを隔てるすべてが憎い…。
なぜ神は僕たちにこのような試練を与えるのだろう。
ああなぜ私たちの両親は憎み合い争うのでしょう。
本当ならきっと私たちのように手を取り合い思い合うこともできるというのに。
私のロミオ様を思う気持ちの半分でも理解してもらえたならきっと…。
いけないジュリエットもうお別れの…。
一条君…。
ありがとう…うれしい…。
すごくうれしい!もうお別れの時間だ。
明日の夕暮れまたあのバルコニーに会いに行くから…。
またきっとそこで待っていてくれるかい?あっ一条君セリフ間違えた。
えっ!?
(楽・千棘ナレーション)
木枯らしの吹きはじめる夕暮れどき。
高校最初の忘れられない文化祭が今幕を閉じた
(舞子)誠士郎ちゃん室内での発砲は禁止〜!!2014/05/25(日) 02:28〜02:58
MBS毎日放送
ニセコイ #20(最終回)[終][字]

「ホンバン」

詳細情報
お知らせ
【番組HP】
http://www.nisekoi.jp/
【Twitter】
https://twitter.com/nisekoi_k
番組内容
千棘はけがをした小咲の代役として舞台に立つことになり、いよいよ本番の幕が上がる!
しかし舞台では、集の仕掛けで楽に告白させられそうになった鶫が暴れたり、風邪で寝込んでいたはずの万里花が乱入してきたり、クロードが楽に決闘を申し込んだりと、どたばたの展開に。
そんななかどうにかジュリエットの元にたどり着いたロミオ。
千棘は差し出された楽の手をとり、自らの想いに気付くのだった——。
出演者
【声の出演】
(一条 楽)内山昂輝
(桐崎千棘)東山奈央
(小野寺小咲)花澤香菜
(鶫誠士郎)小松未可子
(宮本るり)内山夕実 
(橘万里花)阿澄佳奈
(舞妓集)梶裕貴
(クロード)子安武人
ほか
原作・脚本
【原作】
古味直志「ニセコイ」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)
監督・演出
【総監督】
新房昭之
【シリーズ構成】
東冨耶子、新房昭之
【監督】
龍輪直征
【キャラクターデザイン】
杉山延寛
【総作画監督】
潮月一也
音楽
【オープニングテーマ】
ClariS「STEP」
【エンディングテーマ】

【音楽】
神前暁
制作
【アニメーション制作】シャフト

ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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