サキどり↑「アナログ回帰!?脱ITで業績アップ!!」 2014.05.25

世界最高峰の山…突然ですがクイズです!4年前…一体な〜んだ?チチチチチ…。
正解は電話での通話に成功!なんと普通のスマートフォンでつながっちゃったんです!いつでもどこでも連絡が取り合える便利な時代。
という訳で今日の「サキどり」は「コミュニケーション特集」。
オフィスである事をやめたら劇的に…しかも…一方超アナログなコミュニケーションを実践するすご腕社長も。
(取材者)今日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします!さあこれを見れば会社も社員も元気になる事間違いなし。

(メールの着信音)
(メールの着信音)片山さんもうやめましょうよ。
だってこんなに近くにいるのにメールでやり取りするのってちょっと変ですよね?ですよね!でも実際の職場でこうやって同じフロアにいるのにメールでやり取りするなんて聞いた事ありません?ありますね。
ですよね。
職場でのコミュニケーションに関してこんなデータがあるんです。
日本経営協会の調査によりますと全国2,992の企業や団体に聞いたところ…という事は60%以上の企業が社内コミュニケーションに満足していない。
そうなんです。
問題です。
という事で「サキどり」ではどうしたら職場でのコミュニケーションが活発になるのか探ってきました。
「サキどり」がやって来たのは宮城県角田市。
こちらの会社では収納インテリアやLED照明などさまざまな生活用品の企画製造販売を行っています。
業績は絶好調。
30年間黒字経営を続け去年売上高は過去最高を記録しました。
その原動力となっているのがパソコンなどに頼らない…この会社では6年前から個人用のパソコンの支給をやめました。
どうしてもパソコンが必要な時はこちらに移動。
通称…な〜んだ。
「じゃあいつでも自由に使えるんだ」と思ったら…。
(アラーム)パソコンの使用は…終わったら即移動。
(アラーム)時間内に仕事を終わらせようとみんな必死。
当然…でも脱ITでどうしてコミュニケーションアップなの?…と思ったあなた!実はパソコンを使用制限した事で無駄なメールのやり取りが激減。
こちらの収納インテリア部の場合セールス担当と直接電話でのやり取りが増えより密な意思疎通が実現。
その結果営業訪問件数が増加し3年で5,000万円分もの在庫削減に成功しました。
今年に入り更なるコミュニケーション活性化をねらい社内の大幅なレイアウト変更も実施。
これまで縦割りだった部門ごとの組織を改め製品ごとに同じフロアに集約したのです。
すると常務さんのねらいどおり…。
…と立ち上がったのはマーケティング担当。
開発担当も呼んで新商品の宣伝文句についてご相談。
出来たばかりの図案を見せて商品がちゃんと引き立つかチェック。
いつもこうした5分ほどの短い打ち合わせを数多く行う事で早い問題解決へとつながっています。
こうしたコミュニケーション活性化の取り組みで毎年1,000点もの新商品が誕生。
アナログなコミュニケーションから生まれる時代を先取るアイデア。
これは侮れません。
コミュニケーションの効率化という事でITが導入されたと思いきや「頼っていると」という事でがっさりカットすると更に効率アップ。
ねえ!業績までアップですからね。
びっくりですよね。
さあ家具の製造工場ご勤務経験があるという綾部さんよろしくお願いします。
当時コミュニケーションで悩んだ事?僕は異常なほどにコミュニケーションをとってしまう側の人間なので逆にとり過ぎて「仕事進めろよ」みたいな事での注意される事の方が多かったですねちょっとね。
そこでのトラブルの方が多かったですね。
脱ITですか?不思議な感じですけど何かね。
面白い傾向ですよね。
遠藤さん脱ITの流れというのはどういう事なんですかね?ITはとても便利な道具ではあるんだけどもマイナスの部分が今色濃く出始めてしまってちょっとITを抑えなきゃいけないんじゃないのかなと感じている会社が多分多いんだと思うんですね。
例えば直接会えば5分で話す事がメールのやり取りで1時間ぐらいかけて物事を決めていくとか。
ある若い社員が「面と向かって言ってやった」と言うんですね。
「面と向かって」と言うから直接会って言ったのかなと思うと彼は「メールで面と向かって言った」と言うんですね。
要はコミュニケーションするというのは全てメールだという前提で話をしてるんですね。
ですからとても便利なんだけども一方では頼り過ぎてしまってちょっとITから離れた方がいい。
そういう時間を作った方がかえって効率性が上がる。
新しいアイデアが生まれてくると感じてる方が多いんじゃないですかね。
実はVTRでご紹介した以外にも脱ITに取り組んでいる企業あるんですね。
ご紹介します。
こちら!岐阜県にある機械部品メーカーです。
スマートフォンの使用をやめたら「ほにゃらら」という取り組みを行っているんですが一体何でしょう?綾部さん。
スマートフォンの使用をやめたら…
(遠藤)アナログですね。
アナログですよね。
我々の工場勤務の時はやっぱり。
ありました?ちゃんとした仕事したら「よしスナック行くか!」って部長が連れていってくれてましたから。
正解はこちら!支給されるって事なんですね!この企業はですね対話の中から商品開発のアイデアが生まれるという考えがあるんですけどもやはりスマートフォンを皆さん持つようになって昼休みの雑談などが少なくなってしまったんですって。
そこで対話力を強化しようという事でこの取り組みを導入したという事なんですね。
やっぱり何かこう会話って重要じゃないですか。
工場勤務している時に20年間勤務されている先輩がいてその方入社して20年間一回も社員旅行行った事ないんですよ。
「行きたくない」と言って。
でも僕はその人にね1年かけて説得したんですよ。
そしたら行くようになったんですその方が。
どうやって説得したんですか?「みんなで働いてるんですからみんなで行きましょうよ全員で」って。
「何で行かないんですか?」って言ってたら「分かった行ってみるよ」って行ったらその人が実はものすごい写真が好きな方でみんなの写真をいっぱい撮りまくってみんなに配るようになったんです。
…でみんなと溶け込んでっていう。
それで僕は工場長に呼ばれて「お前よくやった」と言って…
(遠藤)ですからこれも綾部さんがメールでその人に「社員旅行行きませんか」って言っても多分絶対行かないですよね。
やっぱり直接面と向かって断られるかもしれないけども「行きましょうよ」っていうハートが伝わったから「じゃあ行こうか」ってなったんだと思いますね。
休み時間にコーヒー飲みながら「行きましょうよみんなで」みたいな本当ささいなノリからですからね。
やはり綾部さんみたいな方がいらっしゃればうまくそういう時間を作って頂けるんだけどもほっといたら多分みんなパソコンの前でじっとしてお互いに話もせずにそのまま帰っていくという事の繰り返しなんだと思うんですね。
そうじゃなくてどうやったらそのバランスをとっていくのか。
デジタルITを否定するのではなくて健全なアナログ時間をその中に少しずつでいいから作っていくという事をもう少し工夫する必要があるんだと思うんですね。
要はデジタルはアナログの補完なんですね。
続いては徹底したアナログな手法で業績好調の企業そのウワサの社長さん見つけちゃいました。
ランニング中の社長さんを直撃した「サキどり」。
(取材者)今日はよろしくお願いします。
そうこの人こそコミュニケーションの達人福嶋進さん57歳。
こちらが福嶋さんのオフィス。
従業員300人。
リサイクルショップなど全国で100店舗を運営年商は39億円。
この会社のコミュニケーション活性化の秘密それは…。
社長との文通。
毎週社長と社員一人一人が取り交わしています。
内容は仕事の悩みからプライベートな事まで何を書いてもいいんです。
…とはいえ手書きでA4の紙を最後までびっしり埋めるのが決まり。
正直かなり大変そうですが…。
全国にある各店舗の社員からもファックスで本社に届けられます。
福嶋さんは毎週土日の10時間以上を使い社員118人分の手紙全てに返事を書きます。
手書きを義務づけているのは書いている文字に気持ちが表れるからだといいます。
更に心掛けているのは短い文章で的確にコメントする事。
こうする方が具体的な指示よりも社員自ら考えて動くといいます。
仕事のクオリティーを上げたいという社員には目標を明確にする事とだけアドバイス。
福嶋さんからのコメントが入った手紙は全社員で共有。
社員間の意思疎通がねらいです。
更に会社の方針や社長の考えが隅々まで行き渡り現場の判断にずれが少ないといいます。
福嶋さんがこの文通を始めたのは7年前。
最も信頼していたナンバーツーの社員がある日突然会社を去ったのがきっかけでした。
経営者としての自分を見つめ直した福嶋さん。
どうすれば一緒に働く社員の事を知る事ができるのか。
そこで始めたのが社員との文通でした。
今福嶋さんにはちょっと気になっている社員がいます。
これこそが部下からのサインと感じ取った福嶋さん。
(一同)行ってらっしゃい!人間関係に悩む社員を自分の目で確かめます。
手紙の主は3か月前に店長になったばかりの大島光之さん。
大島さんの様子に安堵した福嶋さん。
(大島)はい。
ありがとうございます。
店の雰囲気も特に問題ないと感じました。
こんなね手紙を読んでしかも足を運んでっていう多分部下の方からしたらすごく興味持たれてるんだな見られているんだなという事で一つ何か前へ進めるっていう事になるんでしょうね。
純粋にちょっとうれしいですよね。
ねえ。
ただA4にびっしりですよね。
毎週ですよ。
この手紙書く事によって会話がなくなる事はないんですかね?集中しちゃって。
そこは大丈夫なんでしょうね?その間のコミュニケーションをどうするか。
その間ずっとみんな真剣に書く事になっちゃって…。
私はやっぱり面倒くさいから価値があると思うんですね。
一見面倒くさくてみんなやりたくない。
できればこんな事避けたいというところに多分すごく重要な価値があってメールをいくら送ってもたくさんコミュニケーションはとってるけどもあんまり刺さるような言葉ってないじゃないですか。
でもたったひと言書く事で…ちゃんとコミュニケーションが成り立っているのでそれで頑張ろうというふうにモチベーションが上がる社員の人も多いんだろうなというふうには思いますね。
「サキどり」がやって来たのは東京・品川にある大手IT企業。
社員はおよそ1万人。
鉄道の運行管理や銀行のATMなどのシステム開発を行っています。
それは午後6時半過ぎの事でした。
あっはい。
分かりました。
ムム!皆さん連れ立ってどこかへ移動。
向かった先は本社ビルの22階。
ムムム!これは一体!?そうこの会社なんと社内に宴会場があるんです。
社員のコミュニケーションの場として和室と洋室8つの宴会場を用意。
もちろん飲み代も会社が補助。
会社は年間6,000万円を飲みニケーション予算として計上しているんです。
「な〜んだ。
普通の飲み会じゃん」と思ったあなた。
実は単なる飲み会に終わらせないいくつかのルールがあるんです。
飲み会のルールその1。
部長と若手の飲み会の場合若手の直属の上司は参加できません。
部長以上が同席し現場にたまっている不満や悩みを引き出す事になっています。
とはいえふだん接点がない部長と若手。
なかなか会話も弾みません。
…と思ったら1時間後。
お酒の力恐るべし!次第に場がほぐれてきたご様子。
すると…。
若手だけの簡単な連絡会をやりたいと提案したこちらの女性。
…というのも。
参加者は何でもいいので提案や自分の意見を言う事。
内容がよければ部長判断で実行に移せるのがこの会のウリ。
更に会合の翌日提案内容や話題になった事柄について議事録を提出する事が義務づけられています。
こうして懇談会という名で月に平均10回の飲みニケーションが開かれているこの会社。
そのきっかけは9年前に遡ります。
ITバブルがはじけたあとの不況のあおりで業績は悪化。
2005年およそ190億円もの赤字を計上しました。
もともとデスクワークが中心で気軽に雑談できる雰囲気ではなかったという職場。
仕事上の悩みなどを相談できず精神面の不調を抱える若手社員が増加。
社員の5%およそ300人が退職しました。
こうした状況に大きな危機感を感じたのが当時人事部長だった石川浩さん。
硬直化した会社を生き返らせ…考えあぐねた石川さん。
はたと思いついたのが…前代未聞の飲みニケーションの社内制度化。
すると社長もノリノリ。
拍子抜けするほどあっさりGOサイン。
ところが部長クラスから猛反発。
しかも若手社員からも懐疑的な声が。
当時入社6年目だった佐藤恵一さんもその一人。
とはいえトップダウンで始まった社内飲みニケーション。
懇談会に出た佐藤さん。
どうせならと自分が温めてきたアイデアを思い切って上司にぶつけてみました。
それは個人の健康情報を匿名化する当時としては画期的なシステム。
「入社6年目の自分の提案なんて」と思った佐藤さん。
ところが…。
懇談会をきっかけに上司から具体的なアドバイスをもらった佐藤さん。
1年後事業化に成功しました。
その後飲みニケーションで活気がみなぎってきたこの会社。
制度開始から1年後には…現在離職率も1%以下をキープ。
さあ皆さんもいかがですか?飲みニケーション。
飲みニケーションですか。
僕はお酒全く飲めないんですけど社会人で勤めてた時も今も芸人の世界でもそうなんですけど積極的に行ってますね。
やっぱり働いていると少し猫をかぶってるまでだと言い過ぎですけど仕事モードになってるんでそれをオフにした時に…堅苦しくないからちょっと自分を出しやすくもありますよね。
出し過ぎて失敗するやつも多いんですけどね。
こんなやつだったんだっていうデメリットももちろんあります。
そもそもこの懇談会自体強制ではないんですね。
更に飲めない方ももちろんですし時短勤務という方ですとか夜ちょっと時間がなくて出席できないという方のためにランチの懇談会というのもあって。
すばらしいですね。
補助が3,000円出るというそういった仕組みもあるんです。
こういう飲みニケーションというインフォーマルコミュニケーションは決してその時代に逆行してるものじゃないと思うんですね。
逆に時代が今求めているものであって古くさいものじゃないんだと。
やっぱり日本の企業というのはどうしてもチームで仕事をする事が前提ですからそうするとやっぱりこういうチームワークを醸成するためにはこういう飲みニケーションとかインフォーマルコミュニケーションを通じてみんなが近くなっていくと。
お互いに遠慮してしまって実はお互いの事が全く分かってない。
関係性も作られていない中で実はぎくしゃく仕事をしている訳です。
実は仕事がうまくいかない。
(綾部)だからそれが押しつけるとどんどんどんどん距離は離れていくのかなという。
「俺らの時代はこうだった」。
これはもういらないですね。
この世の中本当に。
「それ知らないです。
あなたの時代なんですから」って思うんですよ下は。
若い人たちのやり方とか若い人たちの考え方があるので彼らに任せて多分こういう飲み会なんかもやっていく事が大事なんだろうと思いますね。
今こういうふうなお話伺って企業でこんなに大変なんだってコミュニケーションってのがと思ったんですけど。
逆にムードメーカーを雇ったらいいんじゃないかなと思うんですよ僕。
困ってる企業は綾部さん。
僕とは限らず…とてもいいアイデアだと思いますね。
いろんな人事部だなんだとかってあると思うのでムードメーカーという役職を。
すごくいいと思うんですよね。
ずっと見てて「ちょっと行き詰まってるんじゃないんですか?飲みに行きましょうよ今日。
皆さん今日もう5時で終わり。
今日はみんなで行きましょう」というムードメーカーが。
とても大事なポイントですよね。
片山さん「サキどり」チーム内のコミュニケーションどうですか?すばらしいと私勝手に思っているんですけど。
休みの日に「みんなでバーベキュー行こう」と言っちゃうぐらい。
ですよね?行きましたね。
焼きましたね楽しかったね。
いっぱいそこでしゃべる。
仕事以外の事もしゃべる。
仲良くなってそしていい番組を作れる。
これいい循環じゃないですか。
行きましょう。
という事で選曲はCaptainSensible「HappyTalk」。
これです。
乾杯!
(一同)乾杯!「大丈夫」だと。
「君ならやれると信じたから君を店長にするんだ」。
2014/05/25(日) 08:25〜08:57
NHK総合1・神戸
サキどり↑「アナログ回帰!?脱ITで業績アップ!!」[字]

明日から使えるコミュニケーション特集★脱ITで業績UPのフシギ★ホントはコワイ!メール依存★情報共有は「文通」で★復活!飲みニケーション★スマホやめたら5千円

詳細情報
番組内容
メールやSNSの普及で、いつでも誰とでもつながる現代社会。その一方で社内コミュニケーションに満足していない人も多いはず。そこでオススメするのが「脱IT化」。パソコンの使用制限で、売り上げが3倍以上になった生活用品メーカーに、社長と社員の「文通」で売上高38億円を叩き出した会社が!さらに昭和の「飲みニケーション」復活に乗り出す企業も。業績UPにつながる『社内コミュニケーション術』を徹底紹介!
出演者
【ゲスト】早稲田大学大学院教授…遠藤功,綾部祐二,【キャスター】ジョン・カビラ,片山千恵子

ジャンル :
情報/ワイドショー – その他
ニュース/報道 – 経済・市況
バラエティ – その他

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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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