2014年5月29日00時38分
盛岡市で一人暮らしをしている認知症の女性(72)が27日朝、約700キロ離れた京都・嵐山の世界遺産天龍寺の塔頭(たっちゅう)「妙智院(みょうちいん)」で保護された。持っていた住基カードから身元が判明した。連絡の取れる親類が見つからず、京都府警右京署員らが付き添って同日夜、盛岡市に送り届けた。同署が28日発表した。
妙智院によると、女性は27日午前5時半ごろ、買い物用の手提げ袋を持った普段着姿で見つかった。「ありがとうございました」と繰り返し参拝し、住職が話しかけると、「私事でございますので放っておいて下さい」と答えたという。
相談を受けた署員が駆けつけたところ、女性は「ここに何時ごろ来たのかわからない」などと話したという。署員が保護し、27日夜、JR盛岡駅で盛岡市職員に引き渡した。市によると、女性は軽度の認知症と診断を受けており、現在は市内の特養ホームでショートステイしているという。
市の担当者は「無事に送り届けてくれて感謝している。今後も同様のケースが起きる可能性があり、対策を考えていかなければならないと思う」と話した。
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朝日新聞社会部
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