古典芸能のえりすぐりの舞台をお楽しみ頂きます「古典芸能への招待」。
ご案内の石澤でございます。
さあ今夜は…歌舞伎の市川團十郎家にゆかりの深い舞踊をお楽しみ頂こうと思います。
出演は市川海老蔵さん市川ぼたんさんご兄妹そのほかの皆さんです。
ゲストをご紹介致しましょう。
エッセイストの山川静夫さんです。
どうぞよろしくお願いします。
山川さんは本当に古典芸能に精通されている訳ですけれども。
いやいや。
歌舞伎との出会いはどれぐらいにおなりになるんですか?私はね学生時代でね昭和28年の1月に新橋演舞場で「三人吉三巴白浪」を見ましてねその時に海老蔵梅幸松緑という三人吉三だったんだけどお坊吉三が後の十一代目團十郎の海老蔵さん。
それからその年の10月にね「大徳寺」という芝居を歌舞伎座でやりましてそれが夏雄さんとまだ言っていた十二代目團十郎さんの初舞台だったの。
だからね昭和28年というのは僕の歌舞伎のスタートでもあるしね夏雄さんという十二代目のスタートでもあるし最初に十一代目と会った年でもあったんですね。
面白いですよね。
つまり今の海老蔵さんのおじいさんお父さんとそのころから見てる?そうなんです。
ですから今日お話伺うには本当にピッタリのゲストなんですけれど。
いや今日は本当の素人ですから。
芝居が好きだっていうだけの事で。
どうぞよろしくお願い致します。
さてこの「芸の真髄」は去年の8月に国立劇場で行われたんですけれども出演を予定されていた十二代目の團十郎さんがお亡くなりになりましてその志を引き継いだ市川海老蔵さん市川ぼたんさんそして團十郎さんの妹さんでいらっしゃいます市川紅梅さんそのほかの皆さんが力を合わせて公演を行った訳ですね。
さあそれでは今日お送りする演目をご紹介致しましょう。
初めにお送りするのは「助六」。
市川團十郎家に伝わる歌舞伎十八番の人気作品を今回は素踊りでお楽しみ頂きます。
義太夫狂言「妹背山婦女庭訓」より「道行恋苧環」。
求女という美男を巡ってお三輪と橘姫二人の女性の恋争いを描いた舞踊です。
そして同じく團十郎家に伝わる新歌舞伎十八番のうち「春興鏡獅子」。
前半は可憐な女小姓弥生。
後半は獅子の精が勇壮な踊りを見せます。
今回は「芸の真髄成田屋」という事で市川團十郎家にゆかりの深い作品をお送りするんですけど山川さんこの成田屋の芸風といいますかねこれは…?これはやっぱりね初代がね團十郎さんが築いた荒事というこれがねやっぱり大きな主流ですよね芸の。
それを代々守っていったんですね。
「助六」とかそれから「暫」という有名な十八番があります。
「勧進帳」もそうですけれども。
それはやっぱり七代目さんが十八番制定したんだけどその前に二代目團十郎という人が「暫」とか「助六」というのを今日のような形にしたんですね。
ですから代々が努力してそして九代目がまた新歌舞伎十八番を作ったし天覧の栄にも浴したしという事でだんだんだんだんこの江戸歌舞伎のやっぱり主流を成してきた流派なんですよ。
ですから家の芸十二代目團十郎さんがねよくね。
この十二代目團十郎さんがね謙虚だったんですけどねここだけは力説しましたね。
絶対にねほかの人にはね十八番だけは負けたくないと言いましたからね。
ですからやっぱりそれほどの熱意を持って十八番に荒事に取り組んだという事だと思います。
その「助六」ですけどもどんな作品というふうにひと言で言うと。
これは江戸っ子の総本山ですね。
江戸っ子の代名詞。
この「助六」の一幕に江戸っ子身性っていうのが張り詰めてる訳ですね一幕の中に。
だからやる事なす事かっこいい。
もうとにかくね女にはもてる。
すごい遊女にはもてるしそれから出てきた時のね姿形格好もう華やか。
代々海老蔵襲名團十郎襲名っていう場合には必ずこの「助六」が出るという事ですよね。
それは現海老蔵さんもおやりになったんですね?そうです。
今日はあれなんですよ素踊りなんですよ。
素踊りっていうのはねやっぱり面白いところは2つ見られる。
2つ?2つ見られる。
1つは海老蔵さんを見られるという事。
1つは「助六」を見られるという事。
つまり人と芸人と役というものが同時に見られるという事ですよね。
やっぱり海老蔵という人間性それから「助六」という役そういうようなものが一つになって見られるという事でお得な素踊りです。
さて今回は出端と呼ばれる「助六」の登場シーンをお楽しみ頂きます。
出演は市川海老蔵。
演奏は河東節十寸見会御連中そのほかの皆さんです。
なお副音声では高木秀樹さんによる解説をお送り致します。
演目の見どころや出演者情報をご覧頂ける「データ放送」と歌詞やセリフの「字幕放送」も行っておりますのでどうぞ併せてお楽しみ下さい。
(柝の音)
(太鼓笛)
(拍手)
(鐘の音)春霞立てるやいづこ三吉野の山口三浦うらうらとうら若草や初花に根ごして植えし江戸桜匂う夕べの風につれ
(鐘の音)鐘は上野か浅草にその名を伝ふ花川戸
(鐘の音)思い出見世やすががきの音締めのばちに招かれてそれと言わねどかおよ鳥間夫の名取りの草の花
(鐘の音)
(拍手)
(鐘の音)思い初めたる五つ所紋日待つ日のよすがさえこどもが便り待ち合いのうら茶屋に濡れて寝る雨の箕輪の冴えかえるこの鉢巻きは過ぎし頃ゆかりの筋の紫も君が許しの色見えて移り変わらで常磐木の
(観客)成田屋!松の刷毛先すき額
(拍手)堤八丁風誘う目当ての柳花の雪傘につもりし山間は富士と筑波をかざし草草に音せぬ塗り鼻緒一つ印籠一つ前せくなせきゃるなサヨエ浮世はな車サヨエめぐる日並の約束にまがきへ立ちておとづれも果ては口舌かありふれた手管に落ちて睦言となりふりゆかし君ゆかし君なら君なら。
(観客)成田屋!しんぞ命を揚巻のこれ助六が前わたり風情なりける次第なり
(観客)成田屋!
(拍手)素踊りで「助六」をご覧頂いたんですけどもどうでしょう?海老蔵さんの力強さと包み込むような温かさとでもいいましょうかねそんなものを私なんか感じましたけれども山川さんはどんなふうに海老蔵さんの魅力お感じですか?海老蔵さんもやっぱりご自身もこれからもっともっとね高めていくんだというね恐らくそういう気持ちだと僕は思うね。
だから満足しないで十二代目さんが本当にいい十八番を残したいとおっしゃっておられたのでやっぱり海老蔵さんも受け渡す荷物は重く受け止めたはずですからね。
だからこれからだんだんだんだんますますよくなってくるんじゃないかと思いますね。
海老蔵さんご本人は非常に研究熱心な方だと…?研究熱心。
一つの役をおろそかにしないですよね。
ですから「あこれかこれかこれか」っていう考えでちゃ〜んと深く考えるという作品に対する思いの深さというのは非常に優れていると思いますよ。
さあ続いては義太夫狂言「妹背山婦女庭訓」より舞踊「道行恋苧環」をご覧頂きます。
この「妹背山」という作品ですが藤原鎌足と淡海親子が謀反人の蘇我入鹿を討ち果たそうとする物語です。
「道行恋苧環」はその一部にあたる訳ですけどもこれはどういった場面になるんでしょうか?この「妹背山婦女庭訓」という芝居長い芝居なんですね。
その中の四段目の中に入っている「道行」という事になります。
藤原淡海という人が実は変装して烏帽子折求女という男になっているんですね。
この求女という人に杉酒屋のお三輪が惚れちゃうんです。
ところが淡海には恋人がいるんですよね。
お姫様橘姫。
この橘姫が淡海を追ってくる。
しかしお三輪も惚れてるから追ってくる。
そこで三輪明神の前でもって三輪大社の前でもって会う訳ですよね。
そしてバッタリして三角関係になる訳だ。
引っ張り合いになる当然。
やっかいな事ですよね。
それでお姫さんらしくそして今度は町娘らしくお互いに手練手管を尽くして淡海を口説くというとこですね。
振り付けも團十郎さんの妹さん。
紅梅さんですよね。
紅梅さんもねいろんな作品をねぼたんさんのためにもね振り付けております。
團十郎さんにも振り付けたんですけれども。
やっぱり兄妹というのはねいいですよね。
その振り付けも楽しみですよ。
そうですね。
では「道行恋苧環」をご覧頂きます。
出演は市川ぼたん尾上紫花柳寿楽。
演奏は浄瑠璃豊竹呂勢大夫。
三味線は鶴澤清治そのほかの皆さんでございます。
(柝の音)
(太鼓)
(太鼓と柝の音)
(拍手)
(拍手)岩戸隠れし神様は誰とねねして常闇の夜々毎に通いてはまた帰るさの道もせ気もせそれも何故恋故に釜が口をも出離れて歩むに暗き
(柝の音)呉竹の茂れる中をちらちらちらと見えつ隠れつ帰るさの跡を求女が慕い来て互いにはたと行き合いの星の光に顔と顔ヤア恋人か何故にここまで跡を追い鳥はもしやねぐらの契りをも叶えてやろとのお心かと胸には云えど詞には面映ゆぶりの袖几帳成程切なる志仇に思わじさりながらさほど焦がるる恋路にて昼をば何と烏羽玉の夜ばかりなる通い路はいと不審なり名所を聞いたる上はこなたより二世の固めは願う事あかさせ給えとひたすらに問われて実にも恥ずかしのもりてあまれる浮き身の上語るにつらき葛城の峰の白雲あるぞとも定かならざる賤の女と思うて深い疑いの雲を晴らして自らが思いも晴らして給わらばどんな仰せも背くまいたとえ草葉の露霜と消えても何の厭やせぬこれ程思うに胴慾な解けぬお前のお心はあんまり結ぶの神様を祈り過ごしたとがめかやつれなの君やと恨み侘び
(太鼓と柝の音)
(拍手)
(観客)成田屋!思い乱るる薄蔭それとお三輪は走り寄り仲を隔てて立ち柳立ち退く袂引きとどめエエ聞こえませぬ求女さんそりゃ気の多い悪性なそもや二人が馴れ初めははじめて三輪の過ぎし夜に葉越しの月の面影はお公家さんやら侍さんやら知れぬなりふりすっきりと水際の立つ好い男外の女子は禁制としめて固めし肌と肌主ある人をば大胆な断りなしに惚れるとはどんな本にもありゃせまい女庭訓しつけ方よう見やしゃんせエエたしなみなされ女中さんイヤそもじとてたらちねの許せし仲でもないからは恋は仕勝よ我が殿御イイヤ私がイヤわしがとともに縋りつ手を取りて園に色よく咲く草時は男女になぞらえ言わば言わりょうものか夕顔の梅は武士桜は公家よ山吹は傾城杜若は女房よ色は似たりや菖蒲は妾牡丹は奥方よ桐は御守殿姫百合は娘盛りの撫子のさあなるぞえさあなるぞえなるとならずと奈良坂やこの手柏の二人の女睨めば睨む荻と萩中にもまるる男郎花放ちはやらじとすがりつきこなたが引けばあなたが止め恋のしがらみ蔦かづらつきまとわれてくるくるくる廻るや三つの小車の花より白む横雲のたなびき渡りありありと三笠の山もほど近く
(鐘の音)鳴る鐘の音に驚く姫帰る所はいづくぞと求女が気転振袖の
(鐘の音)はしに縫うちょう取り交わす縁の苧環いとしさのあまりて三輪も悋気の針男の裾につけるとも知らず印の糸筋を慕い
(鐘の音)慕うて
(拍手)
(柝の音)
(観客)成田屋!
(拍手)
(拍手)
(拍手)
(太鼓と柝の音)舞踊「道行恋苧環」ご覧頂いた訳ですけれどもぼたんさんどんなふうにご覧になりましたですか?いや〜僕はね團十郎さんのね面影がねチラッチラッとねぼたんさんからうかがえるんですよね。
やっぱりぼたんさんをかわいがったんだなとね。
團十郎さんに見せたかったなと思いましたよ。
本当にそう思いました。
さあ続いては最後の作品になりますが市川海老蔵さんご出演の作品です。
「春興鏡獅子」をご覧頂こうと思います。
これはどういう作品といえるのでしょうか?もう歌舞伎俳優ならばね絶対やってみたいというまあ「京鹿子娘道成寺」と並んでねこれは長唄の舞踊曲の代表的なものですよね。
それで「鏡獅子」というのは新歌舞伎十八番といいましてね九代目團十郎さんが制定したものなんですけれども九代目さんはね2度ぐらいしか踊ってないんですけどそのあとの六代目菊五郎という人がこれを高めた。
それで人気狂言になったんですけれどもね。
この踊りの難しさというのは前が女小姓の弥生後半が獅子。
この荒れ狂う獅子の体力とそれからとにかく美しい女小姓というこの2つ対比っていうのは両極端なんですよね。
ですから例えば体力があってもなかなか内面はできない。
でも内面が充実してくると体力が追っつかない。
つまり体力と精神力内面芸歴が一つに合った頂点というのはこれは役者の人生でもやっぱり僅かしかないんですね。
それを僕は「鏡獅子の時」と言っているんですけどもこの「鏡獅子の時」というものは非常に貴重なんですね。
それは人によって違います。
晩年にうまい踊りができる方。
若いうちがよかったというね。
それは人それぞれなんですけれども。
やはりそういう難しい作品なんですね。
これは歌舞伎に限らず我々一般の人間のね人生の中でも言えますね。
そうですよね。
「アナウンサーの『鏡獅子の時』はどうでしょう?」というそういう事になりましょうか。
最後にですね山川さんに海老蔵さん今後に期待される事どんな事でしょう?海老蔵さんはね本当にね恵まれた資質を持ってますよね。
しかもいいお手本があります。
十一代目團十郎さんのおじいさん。
十二代目團十郎さんのお父さん。
やっぱり今十二代目さんを失って海老蔵さんが恐らく感じるのは「こんなに大きなスケールのお父さんだったのか」と思っているはずですよ。
だからこれをまた洗い上げて高めてというね責任重大ですよね。
ですからこれからも頑張って下さいという事ですよね。
エールを送ります。
ありがとうございました。
どうも。
それでは「春興鏡獅子」をご覧頂きます。
出演は市川海老蔵。
唄日吉小間蔵。
三味線杵屋勝松。
そして囃子田中傳左衛門そのほかの皆さんです。
なお副音声では高木秀樹さんによる解説をお送り致します。
演目の見どころですとか出演者情報をご覧頂ける「データ放送」と歌詞やセリフの「字幕放送」も行っておりますのでどうぞ併せてお楽しみ下さい。
(柝の音)
(柝の音)
(拍手)
(太鼓の音)
(柝の音)いやなにお女中方その獅子はご家例のとおりお鏡曳きのさきがけゆえ大奥へ納むる品なるに何故これへ持ってまいられたのじゃ?さればでござりまする。
上様のお好みにてただいまこれにて所作事が始まるにつきまして。
この広間のお御簾の前に吉例のとおりお獅子を供え小道具方を私どもが承りましてござりまする。
(家老)はて獅子の所作事のお好みとはこりゃ越後の国の角兵衛獅子のとらがえりでもご覧になるのか?いやいや。
かねて上様には矢絣のお小姓がごひいきゆえおおかた彼に獅子の洞入りとらがえりでもおさせあそばすのであろう。
いえいえさようなお好みではござりませぬ。
お小姓の弥生殿にご所望ありし今宵の所作事。
それゆえもはや長唄お囃子連中も支度整えお次に控えおりますれば。
少しも早う弥生殿をこれに連れてまいりましょう。
それがよろしゅうござりまする。
ではごめんあそばせ。
(家老)あの獅子は文殊菩薩の霊夢により殊の外上様ご秘蔵と申す事。
お台所人の道化踊りとは一つにならぬ今宵の所作事。
こりゃ悪騒ぎの世話もなく我々二人も安心致し次へ控えて拝見致しましょう。
(拍手)
(太鼓笛)
(拍手)樵歌牧笛の声人間万事様々に世を渡り行くその中に
(拍手)世の恋草を余所に見て我は下萌えくむ春風に花の東の
(拍手)宮仕え忍ぶ便りも長廊下
(拍手)されば結ぶのその神や天の浮橋渡りそめ女神男神の二柱
(観客)成田屋!恋の根笹の伊勢海士小船川崎音頭口々に人の心の花の露濡れにぞ濡れしびん水のはたちかつらの堅意地も道理御殿の勤めじゃと人に謡われ結い立ての櫛の歯にまでかけられし平元結の高まげもかゆいところへ平打ちの届かぬ人につながれて人目の関のわかれ坂春は花見に心うつりて山里の谷の川音雨とのみ聞こえて松の風実にあやまって半日の客たりしも今身の上に白雲のその折過ぎて花も散り青葉茂るや夏木立飛騨の踊りはおもしろや早乙女がござれば苗代水や五月雨初の人にも馴染むはお茶よほんにさ
(観客)成田屋!恨みかこつもな実からしんぞ気にあたろとは夢夢知らなんだ見るたびたびや聞くたびに憎てらしほど可愛ゆさの朧月夜やホトトギス時しも今は牡丹の花の咲くや乱れて散るは散るは散りくるは散りくるは散りくるはちりちりちりちり散りかかるようで面白うて寝られぬ花見てあかそ花見てあかそ花には憂さをも打ち忘れ
(観客)成田屋!咲き乱れたる風に香のある花の波来つれて連れて顔は紅白薄紅さいて見するは見するは丁度廿日草牡丹に戯れ獅子の曲実に石橋の有様は
(観客)成田屋!その面わずかにしてこけ滑らかに谷深く下は泥梨も白波の音は嵐に響きあい笙歌の花降り簫笛琴箜篌夕日の雲に聞こゆべき目前の奇特あらたなり
(拍手)
(獅子頭の音)
(拍手)
(柝の音)
(拍手)
(柝の音)世の中に絶えて花香のなかりせば我はいづくに宿るべき浮世を知らで草に寝て花に遊びて明日には露を情けの袖枕羽色にまがう物とては我に由縁の深見草花のおだまき花のおだまき繰り返し風に柳の結ぶや糸の吹かぬその間が命じゃものを憎やつれなやその味さえもわすれ兼ねつつ飛び交う中をぞっとそよいで隔つるは科戸の神の妬みかやよしや吉野の花より我は羽風に飜す白粉のその面影のいとしさに
(拍手)いとど思いはます鏡うつる心や紫の色にいでたか恥かしながら待つにかいなき松風の花に薪を吹き添えて雪を運ぶかおぼろげの我も迷うや
(拍手)花の影
(拍手)しばし木影に休らいぬ
(拍手)
(笛)
(鼓)
(鼓)それ清涼山の石橋は人の渡せる橋ならず
(拍手)法の功徳におのずから
(拍手)出現なしたる橋なればしばらく待たせたまへや影向の時節も今幾程によも過ぎじ
(笛鼓太鼓)
(笛太鼓)
(鼓の音)
(太鼓の音)
(鼓の音)
(太鼓の音)
(拍手)
(拍手)
(太鼓)
(拍手)
(拍手)
(拍手)牡丹の花に
(拍手)舞い遊ぶ葉陰に休む蝶の風に翼かわして飛びめぐる
(拍手)獅子は勇んでくるくるくると花に戯れ枝に伏しまろび実にも上なき獅子王の勢い
(拍手)
(拍手)
(拍手)
(拍手)獅子の座にこそ直りけれ
(柝の音)
(拍手)この時間は「芸の真髄江戸ゆかりの家の芸成田屋」をお送りしました。
これで「古典芸能への招待」を終わります。
2014/05/25(日) 21:00〜23:00
NHKEテレ1大阪
古典芸能への招待「芸の真髄・市川海老蔵」[多][字][デ]
芸の真髄「江戸ゆかりの家の芸 成田屋」。人気絶頂の歌舞伎俳優・市川海老蔵と舞踊家の市川ぼたん兄妹の出演で團十郎家ゆかりの演目を送る。「春興鏡獅子」ほか。
詳細情報
番組内容
「本物の芸に酔いしれる」をテーマにした「芸の真髄」。今回は「江戸ゆかりの家の芸 成田屋」。出演を予定していた市川團十郎の逝去に伴い、その志を引き継いだ市川海老蔵と市川ぼたん兄妹の出演で團十郎家にゆかりの深い作品をお送りする。演目は舞踊「助六」、「妹背山婦女庭訓」から舞踊「道行恋苧環」、新歌舞伎十八番の内「春興鏡獅子」。ゲストはエッセイストの山川静夫。副音声解説は高木秀樹。司会は石澤典夫アナ。
出演者
【ゲスト】山川静夫,【出演】市川海老蔵,市川ぼたん,市川紅梅,尾上紫,花柳寿楽,市川右之助,市川升吉,市川新蔵,市川升一,市川福太郎,宇都宮知那,河東節十寸見會,豊竹呂勢大夫,鶴澤清治,日吉小間蔵ほか
ジャンル :
劇場/公演 – 歌舞伎・古典
音楽 – 民謡・邦楽
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
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