シリーズ世界遺産100「ブレナヴォンの産業景観〜イギリス〜」 2014.05.26

(テーマ音楽)
(松平定知)あちこちに見られるボタ山。
そして溶鉱炉の跡。
イギリスの産業革命の証しです。
イギリス南西部のブレナヴォン。
緩やかな丘陵地帯にボタ山が並んでいます。
ボタ山とは掘り出した石炭を選別し残った岩石などを積み上げた山のこと。
この辺りは産業革命の時代イギリス有数の炭鉱地帯だったのです。
1860年に創業し1980年に閉山した炭鉱の部が今も昔のままに保存されています。
地下90m。
炭坑夫のデズ・ハリスさんの案内で坑道に入ってみましょう。
最盛期ここにはおよそ1,300人の坑夫がいました。
危険でつらい労働でしたが農業より収入がよいというので近隣の村の4人に1人は坑夫となりました。
少年も働いていました。
少年は掘り出された石炭を集めたりドラムという容器に積み込んだりしていました。
坑夫たちは坑道が崩れないよう柱で支えながら掘り進んでいきました。
日12時間の過酷な労働です。
(ハリス)坑夫はあそこで石炭を掘りました。
こんなふうに身をかがめてシャベルを使ってね。
そしてここに少年が待っていて掘った石炭を運んでドラムをいっぱいにするんです。
非常につらく危険で汚れる仕事でした。
坑道の中には馬小屋がありました。
石炭を運び出すために常時80頭ほどの馬が飼われていました。
馬は4歳でここへ来て13歳で引退。
9年間も地下で過ごしたのです。
石炭を入れたドラムと馬をつなぐための器具です。
馬が度に運ぶのはドラム1つだけ。
2つ以上運ばせると馬を虐待したと罰せられました。
馬は高価なため大切に扱われていました。
しかし暗い坑道で何年も働くうちに目が見えなくなってしまう馬もいました。
ブレナヴォンは今は人6,000の静かな町ですが時は人2万を超えるにぎわいを見せていました。
石炭だけではなく鉄鉱石も採れたからです。
当時の製鉄所。
溶鉱炉が炎を上げています。
その溶鉱炉の跡です。
地元で採れる鉄鉱石と石炭で大量の鉄が生産されていました。
ブレナヴォンの鉄はイギリス全土に運ばれ鉄道のレールにもなりました。
ブレナヴォンの鉄や石炭を運んだ当時の蒸気機関車。
これもまたイギリス産業革命の時代の証人です。
2014/05/26(月) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「ブレナヴォンの産業景観〜イギリス〜」[字]

ボタ山と溶鉱炉 ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲

詳細情報
番組内容
ボタ山と溶鉱炉 ▽文化遺産 【語り】松平定知 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】松平定知
音楽
【テーマ音楽】久石譲

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:11655(0x2D87)