生字幕放送でお伝えします
すごいですよ!日本昔話に出てきそうな深い山々。
九州山地のほぼ真ん中にある人口はおよそ2900人の村。
椎葉村です。
その山々に囲まれた小さな集落に来ております。
ここは、宮崎市内からですと車でおよそ3時間。
東京からですと飛行機も含めると7時間から8時間くらい。
ここでは昔ながらの文化に触れられたりあるいは、この自然の癒やしを感じることができるという今、都会の方から人気を集めている場所なんですよ。
きょうは、日本古来から脈脈と続いてきた山里の暮らし、そしておいしい伝統料理を堪能したいと思います。
スタジオの三船さん!山里の原風景じゃないでしょうか。
自然に癒やされたいです!
気持ちがいいんですよ。
きょうは、あいにくの雨なんですけどこの雨の雰囲気がまたいいですよね。
この緑なんですけども見渡す限りの森椎葉村の面積のおよそ96%がこの山林なんですね。
深呼吸しても気持ちがいいですし昔ながらの雰囲気が残っていてちょっと見ていただきましょうか。
これを見てください。
火事ではございませんよ。
焼き畑なんですね。
これ、雑穀作りをしているんですけどもこうして自給自足で暮らしてきました。
今でも続けている農家もあるんです。
至る所に豊富な湧き水が湧き出ています。
それを引いて生活用水にしてきました。
なんと、水は一日中流しっぱなし。
蛇口を閉めることはないぜいたくな暮らしなんですね。
こうやって野菜も洗ってすごくね生活に密着してますよね。
羨ましい限りでございます。
しかし、蛇口をひねらない蛇口を閉めないっていう…。
雨で滑っちゃいました。
ちょっと水に羨ましく思っていたら。
こちらには、すぐそばに水源がありましてこちらも湧き水なんですよ。
その歴史が、800年とも1000年ともいわれているんです。
今でも底のほうからこんこんと水が湧いているんですけれども日によってですね湧く日もあったり湧かなかったりするんですけどもきょうはちょっとね。
出てる日は底のほうから、ポコポコと水が上がってくるんですよ。
そして、この湧き水にはある伝説があるんです。
平安時代、壇ノ浦の戦いから村に逃げてきた平家の落人たちその中にこちら、鶴富姫という絶世の美女がいらっしゃいました。
その平家を追ってやってきた源氏の武将その姫を見てほれてしまうんですね。
禁断の恋に落ちてしまったんです。
その美しい姫が化粧に使っていたといわれる水がこちらなんですね。
その名も鶴富姫の化粧水というんですね。
これは、でも、すごい。
顔につけるときれいになるというんですけど。
これ、当時からこの水だったらしいですよ。
それが、すごい。
今もなお残ってるわけですからね。
女性にすごい人気があるんですって。
すごい、お土産にお水ほしいぐらいです。
からっからだから、ちょっと。
っていうと思っていましたよ。
っていうことで、私が三船さんの代わりにきれいになってもしょうがない私ですけどもちょっと塗ってみますね。
代わりに?
非常にお水は冷たいですね。
冷蔵庫の冷やしがお水ぐらい。
これを…。
ちょっとね、ぬるぬるつるつるした感じがしますね。
気持ちがいいですね。
肌もすべすべしてる感じがしますね。
べっぴんさんになったわ照英さん!
あら!つやが出てますか、照英!すいません。
これ、せっかくですから三船さんもちょっと堪能してみてもらえませんか。
いきますよ。
はい、三船さんどうぞ!どうぞ!
どうかしら、どうかしら!ありがとう!
気持ちだけですけれどもこれ、やっぱりねみずみずしさが清潔感があっていいですね。
これ、実際にこの水を求めてくる若い方もいらっしゃるんですよ。
鶴富姫、絶世の美女だったということで地元の方たち大事にしてるんですね。
そして、その鶴富姫とゆかりの深い場所がこのすぐそばにあるんですよ。
行きましょう。
もう、すぐに見えてきます。
オープニングでもちょっと映ってたかもしれませんけどもこちら、その名も鶴富屋敷といいまして源氏の武将と鶴富姫が一緒に暮らしたとされるお屋敷なんですね。
ただの屋敷ではありません。
椎葉のこの山里の暮らしその魅力がすべて工夫も含めて詰まったそういった家なんですね。
この建物自体山あいならではの工夫があります。
これ、三船さん、工夫とは一体なんだか分かりますか?
え?山あいならではの?なんだろう…。
見た目が非常に重要なんですよ。
なんか、屋根がすごく大きく勾配が…三角形になってるような気がするんですけど。
いいところ目、つけてますね。
確かに山の感じとあとは建て方もそうですけど。
今、やっぱりこう見ても非常に急勾配の山々に囲まれてるんですが実は屋敷の横は、すべて三船さん言ったように山肌が迫ってますよね。
なので、建物が横に非常に長いんですね。
そして、奥も深くて長いという。
山のすぐそばに建てなくてはいけないのでなるべく縦幅といいますか奥行きを短くしてその分、奥行きを…深い奥行きといいますか横幅、間口を広くしてるんですね。
これ、平地を利用するための工夫ですよね。
特に椎葉の民家の中でも豪華な造り、お屋敷ですから。
でも、その椎葉の代表的な造りの一つということで国の重要文化財にも指定されていてここ、観光客の方が自由に中、見れる施設になっているんです。
三船さん屋根をご覧ください。
この屋根ですね強い風が吹いても大丈夫なように木が組まれているんですよね。
山あいを吹く風も強いですからね。
この地域の特徴なんですけども非常に風格、感じませんか。
初めて見ました。
こういう造り。
木をふんだんに使ってますけどなんとですね、この中に部屋が5つも並んでいるという。
横に。
1、2、3、4、5個ですね。
5部屋あるんです。
狭い土地を工夫してたくさんの部屋を作ったわけなんですね。
ちょっと、せっかくなんで一番広いお部屋に入ってみましょう。
お邪魔してみましょう。
失礼いたします。
必ずしも5部屋あるというわけではないんですけども横にたくさん作ることでこのように広い部屋を作り出したわけなんですね。
はりの太さもすごいですけども木の香り、炭火の香りが非常に心地いいです。
いろり、あるんですよ。
椎葉は、やはり宮崎とはいえやはり冬場は気温下がりますから氷点下になることもありますのでこうして、いろりであったまることもあるんですね。
この部屋の広さ、24.5畳。
ここ、客間なんですけどもここで冠婚葬祭なども行われていたということなんですね。
狭い土地を工夫しながらでもなるべく広い部屋を用意して、そして生活をしていたということなんです。
そして、三船さんこれ、見てくださいよ。
実は戸棚なんですけどもけやきの木。
これ、一枚の木なんですこれだけで。
大きいですね!
もっと大きな木を使って作られているわけなんですね。
これがすべて一枚板。
これも、これも。
これも、すべて一枚板なんですね。
すごく山が迫っている家なんですけどもその分木がたくさん豊富ということで家じゅうに椎葉の木をたくさんに使っている。
そういう、ぜいたくなこともできるわけなんですね。
そしてさらに、この屋敷の奥にも工夫があるんですよね照英さん!
私が今、いるのはですね土間にいるんですけども。
いわゆる台所にいるんですね。
こちら、ご覧ください。
今でも釜が残ってるんですけども。
これ、三船さんにちょっと聞きたいんですがこれ、住民の胃袋を守るためそれは、もちろんなんですがこの建物を守るために非常に重要だったんですね。
それは、一体なんなのかということなんですが。
クイズ?え?分かんない。
虫に食べられないように煙で、ごわーみたいな。
いいとこです!ヒント出そうとしたらきましたね。
ヒントを言おうと思ったのが実は、煙なんですけども。
今、三船さんが言ってくれました。
答えは煙がこの釜から出てきますよね。
天井ご覧ください。
天井、高いところにかやぶきの屋根、見えますか。
ものすごい天井、高いですね。
見えます。
見えます。
その穴が開いていてずーっと天井がですねずーっと奥まで5部屋先まであいてるんですね。
そこに煙がずっといきわたっていきましてこのかやぶきの屋根、そして家の虫よけの効果があるというんですね。
これこそ、先人の知恵。
人生の大先輩ありがとうございます。
本当にすばらしい知恵だと思いますけれども。
これ、まだまだあるんですよ。
このようなの土間で椎葉の人たちが実はですねどんなものを煮炊きしていたのかというとなんだか分かりますか。
全然、想像つきません。
なんか出てきますか?
お魚?じゃない。
山魚…たけのこ?なんか、山のもの!
たけのことか、近いです。
答えはこちらです。
ひえ、なんですね。
へえそういう形してるんだ、ひえ。
水田に向いた平地が少ないのでひえを育てていたということで触ってみますよ。
触ると、ざらざらしていて非常に硬いんですよね。
かっちかちなところをどうするかというとこの殻を取るために活用していたものがこちらなんです。
ここにですね臼があるんですけれどもこれで、脱穀をするんですね。
手作業で全部ね。
この臼もあるんですがもう一つ、おもしろい臼がございます。
こちらご覧ください。
これがですね唐臼というんですけれどもこれで、今、私、靴を脱いで上がらせてもらいます。
石の上に上がりこのシーソーに似たようなこの唐臼を足でですね…さあ、動力は私の筋肉です!いきますよ!はい!きました!
なるほど!
これで、この、ひえの皮をむいていく脱穀をするんですね。
実際、やってみましょうよ。
和田さんにも手伝ってもらいますよ。
これを、入れます。
ついてください。
ああ、危ない…!
下に、わらを敷いてショックを少なくするんですね。
これは、てこの原理でこのように押して、ひえをついて脱穀していたんですね。
照英さん筋肉あるけど大変そうね。
大変です。
ただ、実際、これね足で踏んでるよりも耐えている左足のほうが大変ですね。
常にトレーニングをしている感じで。
大体、2時間から3時間この作業、続けるそうなんですよ。
これも先人の方々に頭下がります。
ありがとうございます。
本当に。
続けた結果がこちらですね。
さらさらーっとしたこの粒になるんです。
殻が取れて、こうして食べられるようになるんですね。
でも、なかなか2時間3時間この作業を繰り返さなきゃいけないということで地元の方たち、少しでもこの作業楽しくしようということでみんなでこんな唄を歌ってるんです。
きょう用意していただいています。
聴こえてきました。
すてき、すてき。
ひえつき節という歌なんですね。
このひえつき節なんですけどもこれ、椎葉の先ほど、お話した鶴富姫とそして、源氏の武将のあいびきをうたった唄なんですね。
「ひえつき節」。
お母様方も一生懸命やってくれてますけど。
ちょっと聴いていただきましょうか。
♪〜
(民謡)
三船さん、いかがですか。
「ひえつき節」。
きれい。
本当すてきな声。
もう最高。
でも、こうやってやってらっしゃったんですね。
椎葉が発祥で全国に伝わり、毎年、椎葉村で「ひえつき節」日本一大会が開かれているんですね。
皆様ありがとうございました。
すてきな歌声だったんですよ。
手拍子も、私やってしまいましたけども。
子どものころから、うたいそして、優勝経験もあるという黒木忠さんでございます。
よろしくお願いいたします。
これ、黒木さん唄はどこで覚えられたんでしょうか。
おやじの唄とか周りの大人たちとかがうたっていたのを聴いて覚えました。
これでも誰でもうたえるんですかね。
ほとんどうたえると思います。
すばらしい。
私もうたってみたい気分満々になりました。
こうやって、うたってうたい継いでいくわけですよね。
みなさんはイベントなどの機会があれば皆さんにこうして見せていただけるということなんですね。
とても誇りを感じません?
本当ですよね。
ただ私たちの後ろにいらっしゃるお母様方皆さん一緒にうたってみてどんなお気持ちですか?
結構、楽しいですよ。
やっぱりうたいながらだと作業も楽しくなりますね。
やっぱり、昔の人が余暇を楽しんだようにリズムも出てきますし。
楽しいです。
でも今は伝承活動がなんか、使命感というかそういう責任がありますので少しでも長く続くように頑張っているところです。
一番、感動してるのは皆さんが楽しそうに演奏されて決して、作業お仕事をしてる感じじゃないところがいいですよね。
和田さんの目からも水滴がたくさん垂れてまいりましたけども。
水の恵みがたくさんありますがこの、ひえを使った料理ちょっと食べましょうよ。
皆様ありがとうございました。
何もないように見えますが。
ここ、ずっと続いてますから。
そして、用意していただきました。
よろしくお願いいたします。
たくさん出していただいておりますね。
ひえ以外にも山のごちそう、たくさん用意していただきました。
おすすめは、どれですか。
ひえがゆですね。
椎葉の方々は主食だったというひえがゆですけどもこれ、いただいてみてもよろしいですか。
これ、三船さんとりそぼろみたい見た目、どうですか。
初めて見るから。
時代劇とかでは、よくね食べてるシーンは撮ったことあるけど伝統の味。
歴史のロマンを感じさせてもらいます。
いただきます!
いただいてください!
うん、パラパラ、ほろほろふわふわ!おいしい。
いい香りがします。
これは、お母様方今でも食べられてるんですか。
今でも食べてますけれど今はですね、白米と一緒に炊いて食べております。
確かに味もしていてしかも、香りがいいんですよ。
ひえのね。
これは当時のものを再現してもらったんですけどもやっぱりね、伝統の味を皆さんひえと、ごはんを混ぜながら食べている。
今もこれ以外にも食べてるということで。
食感が鶏肉のそぼろに非常に近いけどもやっぱり食べ応えありますよね。
そして、食べ応えといえばもう一つ。
椎葉、先ほどから水をたくさんご紹介しましたけどもきれいな水で作られるものといえばこちらですよ。
菜豆腐といいます。
どうですか、三船さん。
お豆腐?
きれいでしょう。
豊富に野菜が入っているんですけども。
豆腐にお野菜が入っていて季節ごとに違うんですけどもこの時期は菜の花、きれいですよね。
きれい!それ、食べれるのすてき。
これ、お母様に伺ってみたいんですけどもこの緑のもの、この緑のがいくつか入ってますよね。
これは、どんなものですか。
これは椎葉でできる、平家かぶの葉っぱで作ってきました。
きょうはこちらのお母さんが作ってきてくださったんですよ。
野菜をここまで入れるんで山里ならではの理由がたくさんあるんですけども昔は大豆が貴重品だったということでそのために、野菜でかさ増しをしておなかを満たしていたというんですね。
この平家かぶはこの辺りで取れる野菜でして自然に生えてるものなんですね。
だからそれを取ってきて豆腐の中に混ぜて。
和田さんさ今となってみればカラフルで若い子も大好きそうなおしゃれに見えませんか。
彩り豊かでね。
食べたい!
これ、いただいてみたいと思いますよ。
三船さんが食べたいといってるのにすべて、私がいただいてしまう。
大変、申し訳ありませんが。
肌もすべすべ食感味わってみます。
非常にさっぱりした硬い大豆のお豆腐でちゃりちゃりしてますね、野菜が。
菜の花がおいしい。
かぶの葉も。
いい香りしてますね。
野菜の甘みを感じます。
地元の恵みですね。
たくさん詰まってる。
三船さんまだある、こちら。
川のり。
川の恵みですね。
葉の川の石に自然と生えるんですって。
いただきましょうか。
和田さんも食べましょうよ。
いただきます!のりの香りがする。
お魚さんが羨ましいわ!ぱりぱりしてて、いい風味ですね。
甘さも感じます。
これ、おもしろいのがもう一つ。
くさぎ菜というんですけどもこちらの葉なんですね茎が付いてるんですけども。
それ、持つとくさぎ菜ですから…。
これね、葉っぱを触ると臭いんですよね。
くさぎ菜というんですけどもこれを使ったお料理もあるんですよ。
それがこちらなんですけども。
そういった食材を本当に大切に、どうしたら食べられるかということで地元のしいたけなんかと混ぜながら。
臭くない。
おいしい!食べてみたら絶品。
歩け!歩け!
(はな)てっ…。
2014/05/26(月) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「歴史ロマン薫る 山里の初夏〜宮崎県椎葉(しいば)村〜」[字]
宮崎の“宝”でもある山里・椎葉。自然とともにある、豊かな村の暮らしは、今も訪れる人に郷愁を感じさせる。初夏は、山の恵みがいっそう体感できる季節だ。
詳細情報
番組内容
【ゲスト】照英,【コメンテーター】三船美佳,【司会】和田光太郎 〜宮崎県椎葉(しいば)村から中継〜
出演者
【ゲスト】照英,【コメンテーター】三船美佳,【司会】和田光太郎
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
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