1リットルの涙 #03【難病に侵された少女を描いた感動ドラマ 沢尻エリカ】 2014.05.26

(香織)ナイスシュート。
(亜也)どうも。
(亜也)ねえお母さん
(潮香)何?わたしの病気ってなあに?
(潮香)言ったでしょ?思春期特有のもんだって。
自律神経のバランスが少し崩れてるってよくなるのかなあ?なるなる!
(亜也)治るんだよね?何言ってんのよ。
心配ないって。
大丈夫大丈夫池内!ボーッとしない!
(亜也)はい。
(潮香)亜也にはまだ言わないほうがいいと思う。
病気のこと知らせるのまだ先にしたい。
だって高校1年生なんて毎日がキラキラ輝いてて人生でいちばんいいときじゃない。
今はまだ周りのみんなと同じ高校生活を思いっきり楽しましてあげたい。
(瑞生)うっとうしいぐらい明るくいような。
笑って冗談かましてバカ言って。
あいつのいちばんいい時期がもっと楽しくなるようにな。
うん。

(ピアノの前奏)
(一同)・「流れる季節の真ん中でふと日の長さを感じます」・「せわしく過ぎる日々の中に…」
(潮香)だんだん歩けなくなるとか寝たきりになるとか治らないとかそういう言葉はあの子にはまだ言わないでやっていただきたいんです。
(水野)いつまでも隠し通せるものではありません。
(潮香)それでももう少しもう少しだけあの子に希望持たせてあげたいんです。
(水野)その場しのぎの希望を持たせて何になります?亜也さんの体の機能は今後ますます…。
(潮香)分かってます。
そんなこと分かってます。
でもあの子まだ15歳なんです。
十分自分の生き方を考えられる年です。
亜也さんの人生にかかわる大切なことです。
とにかくお願いします。
今はまだ告知はしないでください。
(亜也)麻生君。
これ聴いてちゃんと歌詞を覚えてください。
(遥斗)了解しました。
クラス委員さん。
ちょっとまじめに。
(圭子)遥斗。
まだMD使ってんの?わたしもうiPod買っちゃったよ。
物と女の子は末永く大事にする男なんです。
ええ嘘だあ。
ねえこの後暇?
(亜也)《あれ?》・
(テーマソング)
(瑞生)デパート連れてけだ?
(亜湖)今度マミと買い物に行くとき用のバッグとスカート欲しいの。
そんなもんあるもんで大丈夫だろお前。
しょぼいのしかないんだもん。
あっそれと美術で使う絵の具のセット。
色いっぱい入ってるやつね。
(理加)亜湖姉ちゃん。
お絵かき上手だもんねえ。
(亜湖)うーんありがとう。
それも今使ってるもんで十分だよお前。
(亜湖)それが嫌だから言ってんの。
お願い今度の日曜日さ。
(瑞生)ダメですピョン!アハハハ…。
(亜湖)きったないなもう!
(瑞生)とにかくな日曜日は予定でいっぱいなの。
俺はなお前の買い物につきあえるようなな暇な男じゃないんです。
(潮香)そうそう。
食事終わったら散歩行かなきゃね。
がんもの。
わたし連れてく。
(弘樹)あっ俺も行く。
(理加)理加も行く。
(瑞生)よしっ。
それじゃあの運動不足解消にみんなでウオーキングにでも行くか?なっ。
お父さんと一緒にウオーキングなんて死んでも同級生に見られたくない。
(瑞生)何をこのバカ娘。
(亜湖)あっ!痛いなもう!ねえ亜也。
これから散歩に行くときは一人じゃなくてお父さんかお母さん誘うのよ。
(瑞生)ああそうだな。
ほら痴漢にでも遭ったら大変だからさ。
うん。
まあ亜湖は痴漢に遭っても向こうが逃げるだろうけど。
アッハハハ…。
(祐二)うーんこれもいいし。
どうしよう迷うなあ。
池内。
(亜也)えっ?どっち好き?ああ先輩が今履いてるやつのほうが。
フフッ…そっか。
すいません。
じゃあこれください。
(祐二)お待たせ。
(亜也)あっ。
池内のバッシュ白だったよな?
(亜也)はい。
えっ?
(祐二)これなら俺のにも合うか。
(亜也)ありがとうございました。
これ。
(祐二)ホント?よかった。
ボーッとしてたから疲れてんのかと思って。
(亜也)あの…緊張しちゃって。
(祐二)緊張?
(亜也)こうやって先輩と二人でどっか出かけんの初めてじゃないですか。
そっか。
じゃあこれって記念すべき初デートってやつ?なんつって。

(子供)待てよ!・
(子供)待てよ返せよ。
(子供)待てよ!
(子供)返せ!
(子供)待て。
(祐二)池内。
危ないだろ!
(子供たち)ごめんなさい。
大丈夫か?
(亜也)大丈夫です。
痛っ…。
(読経)
(親戚)いやあお宅はまだいいですよ。
わたしの息子なんてアメリカの大学病院に行ったきり便りもよこさなくて。
(親戚)ウチなんてせっかく苦労して医者にしたと思ったらどこの誰だか分からない娘連れてきて「結婚する」なんてもう。
アハハハ…。
(親戚)あらあらアハハハ…。
(親戚)いやあ…。
(叔母)遥斗君。
東高に入ったんですってね。
お父さまもお母さまもこれで安心ねえ。
(俊夫)東高?加藤って先生まだいる?
(芳文)あっ俊夫君もね東高なんだ。
今は東大の医学部だよね?
(俊夫)はい。
俺さ文系に行きたかったんだけど偏差値でどうしても加藤先生が医学部受けろって言うもんだから。
アハハハ…。
(遥斗)バカなんですね。
はっ?成績いいって理由だけで医者になろうとするのって「僕は何にも考えてないバカです」って言ってるように聞こえますけど。
(芳文)遥斗。
(たたく音)
(遥斗)そんな古いの捨てちゃえば?
(圭輔)ヤダね
(たたく音)
(遥斗)そんなに医者になりたいの?
(圭輔)うん。
やっぱあれじゃん?生きてるからには人の役に立ちたいじゃんマジ調子悪いなあ
(遥斗)だから捨てちゃえば?ヤダよ!俺は物にも人にも末永ーく優しい男なの。
おいっお前どこが悪い?ここか?ここか?アハハハ…
(芳文)遥斗。
戻りなさい。
子供じみたマネはするな。
(遥斗)俺一度もないですから。
医者になりたいなんて思ったこと。
(芳文)おっ。
(亜也)あっ。
(芳文)ああ申し訳ない。
お花大丈夫だったかな?ああはい。
平気です。
ほら大丈夫ですよ。
そうかい?
(奈緒子)麻生教授。
どうかなさいました?
(芳文)いやわたしがボーッと考えごとをしていてねこのお嬢さんにすまないことをした。
あら。
あなたいつかここで会ったわよね?確か遥斗君と一緒で。
えっ?遥斗と?麻生…。
(芳文)いやあ君が遥斗のクラスメートとはね。
(亜也)ホントに麻生君のお父さんがこの病院のお医者さんなんてわたしてっきり冗談かと思ってました。
(芳文)冗談?あいつが?
(亜也)まじめな顔してしれーっと嘘つくからわたしいつも引っ掛かっちゃって。
あっごめんなさい。
お父さんに。
(芳文)いや。
でも愛想のないヤツで困るでしょ?クラスでも浮いてるんじゃないかな?いえ。
人当たりはいいほうじゃないですか?一度ウチでご飯を食べたときも意外と妹たちとなじんでましたし。
遥斗が君の家で?
(亜也)あの…。
いやあっそう。
君の家でごちそうになったの。
それは世話になったね。
ありがとう。
で今日はどうしたの?あっわたしここの神経内科に通ってるんです。
神経内科?
(亜也)自律神経のバランスが悪いとかで。
あっでも今日はただのお見舞いです。
(優花)あっお姉ちゃん。
(亜也)こんにちは。
(優花)ママいつものお姉ちゃん。
(祥子)あらあなたが?お世話になっています。
優花の母です。
初めまして池内亜也です。
どうぞこれ。
(祥子)わざわざごめんなさいね。
(亜也)はい。
(優花)ありがとう。
(祥子)見て見てお父さん。
こんなきれいなお花もらっちゃった。

(看護師)田代さん。
検査のお時間ですよ。
(祥子)よいしょ。
(看護師)ご気分いかがですか?
(祥子)ごめんなさいね。
いつも優花のお守りしてもらっちゃって。
いえ。
おいしいね。
(優花)うんおいしい。
(祥子)うん。
あの…。
優花ちゃんのお父さんってどんな病気なんですか?あっ…。
パパね難しいお病気なの。
えっと…せき…せき…。
(祥子)脊髄ね。
人間の器官で体をスムーズに動かす命令を出しているのが小脳と脊髄ってところなんだって。
その機能がうまく働かなくてきちっとした命令が筋肉に伝わらなくて思ったように体を動かせなくなるの。
でもねこっちが話してることはきちんと分かるのよ。
考えたりすることに障害はないの。
優花がおっきくなったらねお医者さんになって治してあげんの。
そうなんだよねえ。
(優花)うん。
早く大きくなってね。
(優花)はーい。
あっあの…。
(看護師)ああ。
水野先生にちょっとお話がありまして。
今日お休みなのよ。
困ったなあ。
そういえばね…。

(店主)毎度どうも。

(水野)池内さん。
どうしたの?
(亜也)あっすいません。
看護師さんから聞いて。
先生が毎日ここで定食食べてるって。
休みの日も。
あっそう。

(声援)
(水野)おっやってるやってる。
あの…よく来るんですか?ここ。
(水野)休みの日にたまに散歩しに来るんだ。
なかなか外出する機会がないから。
お医者さんって忙しいから何か運動不足になっちゃいそうですね。
そうだね。
仕事始めてからどうも。

(歓声)・
(少年)すいませーん。
(少年)ナイスボール!これでも学生時代は野球に夢中でさでも医者になってからどうも体がなまっちゃって。
初めて一人で担当した患者の男の子が相当な野球バカでさ。
仕事が山ほど残ってるのによくキャッチボールにつきあわされたな。
そうですか。
今日はどうしたの?僕に話があるんじゃない?あの…。
先生あの…。
わたし…。
あの…。

(歓声)そろそろ帰ります。
早く帰んないと親が心配しちゃうから。
何かあったら次の診察んときにでも。
はい。

(一同)・「新たな世界の入口に立ち」・「気づいたことは1人じゃないってこと」・「瞳を閉じればあなたがまぶたのうらにいることで…」
(生徒)どうしたの?
(生徒)大丈夫か?
(圭子)すみません!池内さんの指揮合わせにくいんですけど。
あっごめんなさい。
(圭子)ちゃんとしてくんなきゃ。
(生徒たち)あーあ。
えっとじゃあもう一回今のところから。
(美歩)今のところってどこですか?えっと3ページの…。
(生徒)大丈夫かよ。
(まり)何やってんのよ。
あんたはもう…。
(早希)大丈夫?
(亜也)ごめんね。
(早希)ううん。
あれ?そういえば麻生君いないねえ。
(生徒たち)えっ!?
(まり)クラス委員がさぼり?
(生徒)何やってんだよ!
(早希)本番あしただよ。
(慶太)あの!部室じゃないかな。
(生徒たち)何やってんだよ!
(遥斗)何?
(亜也)みんな練習してるよ。
何やってんの?アクアリウムの観察記録。
すげえよな。
適度な生き物がいて適度な水草があってバランスが取れたアクアリウムってそれ自体で自活できる。
こんなにちっちゃくても1つの生態系なんだよ。
ふーん。
そうなんだ。
あっこの間麻生君のお父さんに病院で会ったよ。
優しそうな人だね。
麻生君も将来はお医者さんになんの?俺医者とか向いてないから。
大体さ人が死のうが生きようがどうでもいいじゃん。
適当に死んで適当に生まれてそうやって自然ってバランスが取れてるんだし。
人間だって同じだよ。
別に無理して生き延びなくてもさ。
そうかな?
(遥斗)うんそうだよ。
そうかな?そんなふうに簡単に割り切れないと思うよ。
(遥斗)何が?生きるとか死ぬとかバランス取るとかそういう仕組みとか「はいそうですね分かりました」ってそんなふうに簡単に人は割り切れないよ。
(遥斗)そういうのは人間のエゴ。
エゴとかそういうんじゃなくって!違う。
(遥斗)何が?何がって…。
違うよ。
とにかく違う!
(遥斗)だから何が?じゃあ麻生君は自分の大切な人が病気になったり死んだりしてもそれでいいって言えんの?何ムキになってんの。
バカじゃない?
(理加)パパ!
(瑞生)うん?もうすぐ終わるからね。
待っててね。
真っ黒くろすけ。
(瑞生)えっ?あっおっ!!ちょっちょっと!!おっおいっ…!!何っ潮香!!おいっ!
(瑞生)何してるんだよ。
(潮香)あの子このところおかしいでしょ?何か書いてないかと思って。
おかしかったでしょ!昨日ボーッとして。
もしかしたらあの子もう…。
やめよう。
(潮香)いやっ!落ち着けよ潮香!俺たちが取り乱してどうするんだよ!
(マミ)すごいよ。
やっぱ亜湖りんってそういう絵の才能あるんだって。
そんなことないって。
(マミ)そんなことあるよ。
だってすごいじゃん。
(亜湖)そうかなあ。
ただいま。
おっどうしたどうした?何か…。
あっねえ何か焦げ臭くない?
(瑞生)おお大丈夫だよ。
それはもう平気だから。
おいっ理加ちゃん。
お絵かきしようね。
(亜湖)ねね…これ何だと思う?実はね…。
見て!ごめん後にして。
(亜湖)いや今今。
忙しいから。
(瑞生)んっ?何だどうした?別に。
(瑞生)うん…。
(潮香)分かりました。
ありがとうございました。
(弘樹)まだ帰ってこないよ亜也姉。
(瑞生)ちょっと遅いんじゃないか?
(潮香)まりちゃんのウチはもう帰ってるって。
ちょっと俺自転車で学校まで行ってくる。
(潮香)そうね。
そうしたほうがいいわね。
あのさ。
正気なの?
(瑞生)あっ?過保護すぎるんだよ二人とも。
まだ8時前だよ。
あんたは黙ってなさい。
わたし何か怒られるようなこと言ったっけ?ねえ。
大体どういうつもり?家族のことも考えもしないでいつもいつも一人で勝手なこと言って!
(瑞生)お母さん。
(亜湖)あーあ。
そんなに優しくしてもらえるんならわたしも病気になりたい。
亜湖。
何て言った今。
わたしも病気になりたいって言ったの!亜湖っ!!何でよ。
おかしいよ。
おかしいよ!この家!!・
(戸を閉める音)「脊髄小脳変性症」
(亜也)「脊髄小脳変性症とは運動失調を主な症状とする原因不明の神経変性疾患の総称…。
脊髄の神経細胞が破壊され最終的に消えてしまう…」
(祥子)小脳と脊髄ってところなんだって。
その機能がうまく働かなくてきちっとした命令が筋肉に伝わらなくて思ったように体を動かせなくなるの
(亜也)「歩行時にふらつきが見られるようになり転びやすくなったりする歩行失調。
物を取ろうとするときに物との距離感がつかめずうまく物が取れない。
自分の足で立つことが難しくなり車椅子生活を余儀なくされ構音障害のために話せなくなり意思の疎通が難しくなる。
この病気の原因はまだはっきり分かっていない。
現在では進行を遅らせる以外に治療法はない」・
(遥斗)誰?何してんだ?お前。
(遥斗)おいちょっと勝手にいじんなよ!
(遥斗)ちょっと何してんの?こんな時間に。
(亜也)麻生君は?俺は昼間死んでた魚がもしかしたら白点病かもと思って。
もしそうだったら処置しないとほかの魚も死んじゃうから。
(亜也)変なの。
(遥斗)はぁ?麻生君は人が死ぬのはどうでもいいのに魚は気になるんだね。
うるせえよ。
(亜也)変なの。

(芳文)こんな遅くまで何してた?
(遥斗)すいません。
友達と会っていて。
(芳文)あの子と会ってたのか?池内さんとかいう。
(芳文)夕飯までごちそうになったこともあるそうじゃないか。
(芳文)遥斗。
(芳文)お前あの子とつきあってんのか?そうじゃないですけど。
(芳文)そうか。
どういう意味ですか?
(芳文)いやいい。
(瑞生)亜也!
(潮香)亜也。
もう遅いからお母さんたち心配して…。
ごめんなさい。
合唱の練習があったから。
(瑞生)そかそか…。
いよいよあした本番だもんな。
頑張れよ!
(潮香)お母さんたちも応援に行くからね。
ちょうどその後診察だし病院送っていくから。
(瑞生)亜也の指揮期待してるからな。
頑張れよ。
(弘樹)亜也姉。
頑張って。
(理加)頑張って。
うんありがとね。

(一同)・「この先も隣でそっと微笑んで…」
(亜也)止めて。
ソプラノのピッチが低いです。
もっと高めにとってください。
あと男子。
歌詞がずれている人がいます。
ちゃんとそろえてください。
(男子たち)はい。
亜也どうしたの?
(早希)完全復活だね。
(アナウンス)「練習時間は終了です」
(西野)お前らよく練習したな。
自信もって歌ってこい。
(一同)はい!
(西野)よし行こう!
(まり)ヤバイ何か緊張してきた。
(耕平)ああそういうこと言うなよ。
こっちまでうつるだろ。
お前だって変だよ。
(遥斗)昨日俺に変って言ったじゃん。
でもお前のほうが変だよ。
いきなり泣くしいきなり復活するしお前って変。
今日さ答えが出んの。
聞かなきゃいけないこと。
逃げずにちゃんと聞こうと思って。
でももしそれ聞いたらわたし変わっちゃうかもしんない。
(亜也)今が最後なんだ。
このわたしでいられるのも。
(亜也)きっと今が最後なんだよね。
何それ。
クイズ?そんなところ。
だからさちゃんと歌ってよね。
口パクとかじゃ許さないから。
(瑞生)ああ早く早く。
保育所寄っていかなきゃいけねんだからさ。
(潮香)まだ平気。
亜也のクラス8番目って言ってたし。
(瑞生)いやでも早くしてくれよ。
あいつの晴れの舞台見損なったらお前…。
行こ行こ。
先生…。
すいません朝早くから。
今日の診察の前にご両親とお話しがしたくて。
ああ俺先行ってるわ。
理加保育所に置いてこなきゃいけねえから。
(潮香)うん…。
(潮香)この前も申し上げました。
主人も告知には反対ですから。
この間の日曜日亜也さん一人でわたしを訪ねてきました。
(潮香)えっ?ご存じなかったですか?
(潮香)ええ。
結局何も聞かずに帰っていきました。
もう限界じゃないでしょうか?亜也さん今一人で苦しんでるんじゃないでしょうか?亜也が何か気づき始めてるのは分かってます。
でも…でもあの子傷つけたくないんです。
それは誰に対する優しさですか?優しさとかそんな。
そんなんじゃ…。
親なら誰だって。
先生には分かりません。
先生まだお若いしお子さんもいらっしゃらないし。
「返してよ」って言われたんです。
(潮香)えっ?翔太君という患者がいました。
出会ったとき彼はまだ小学生でした。
(翔太)先生。
早く仕事おわせよおわせ?終わらせろだあ?どの口で言ってんだこいつ!んっ?ううん…
(翔太)早く
(水野)初めて一人で患者を任されて緊張していた僕の気持ちなんておかまいなし。
行くよ
(水野)患者というより友達でした。
(水野)よーし。
翔太行くぞ
(水野)同じく進行性の病気でした。
彼の両親も告知はしないでほしいと希望していました。
まだたった10歳だから過酷な運命を知らせるには幼すぎる。
ギリギリまで知らせないでほしいと。
告知をしたのはそれから1年後です。
翔太はもう自分の足で歩けなくなっていました。
治らないと知ったときあいつはわたしに言ったんです。
「先生返してよ」って。
先生…。
かえし…てよ…
(水野)知ってたらもっといっぱいいっぱい走ったのに野球だってきっと毎日毎日夜遅くなるまで練習したのに「僕の時間を返してよ」って。
告知はしないでほしいと言われたときわたしはどこかでほっとしてました。
翔太を傷つけたくなかった。
でもホントは自分が傷つきたくなかったんです。
(水野)確かにわたしに子供はいません。
親御さんの気持ちは分かりません。
でも亜也さんに悔いなく生きてもらうためにどうすればいいかそれを考えることはできます。
(アナウンス)「次は1年A組です。
曲目は『3月9日』です」
(拍手)
(水野)15歳だから。
まだ15歳だから真実を話さなければいけないんじゃないでしょうか。
まだまだやれることがたくさんある。
そういう時期だから話さなければいけないんじゃないでしょうか。
(水野)大切な今を亜也さんに悔いなく生きてもらうために。

(ピアノの前奏)
(一同)・「流れる季節の真ん中でふと日の長さを感じます」・「せわしく過ぎる日々の中に私とあなたで夢を描く」・「3月の風に想いをのせて桜のつぼみは春へとつづきます」・「溢れ出す光の粒が少しずつ朝を暖めます」
(一同)・「大きなあくびをした後に少し照れてるあなたの横で」・「新たな世界の入口に立ち」・「気づいたことは1人じゃないってこと」・「瞳を閉じればあなたが…」俺はただ…たださ。
なるべく笑って冗談かましてバカ言ってあいつのいちばんいい時期がもっと楽しくなるようにってそう思って…。
(一同)・「この先も隣でそっと微笑んで…」だけどそれができねえんだ。
(瑞生)だってあいつに隠しごとしてる間あいつの目まともに見れねえんだ。
(一同)・「どれほど強くなれたでしょう」・「あなたにとって私もそうでありたい」
(拍手)
(亜也)じゃあ麻生君は自分の大切な人が病気になったり死んだりしてもそれでいいって言えんの?人が死ぬのはどうでもいいのに魚は気になるんだね
(水野)診察の前に今日は話したいことがあるんだ。
君の病気について今まで詳しい説明は避けてきたけど…。
脊髄小脳変性症ですか?
(亜也)先生。
わたしの病気って脊髄小脳変性症なんですか?そうだよ。
わたし将来…。
将来優花ちゃんのお父さんみたいになりますか?教えてください先生。
ずーっと先のことだけどね。
なると思う。
亜也…。
今すぐどうこうとかいうことじゃなくて…。
亜也…。
ひとつ聞いてもいいですか?いいよ。
病気は…。
病気は…どうしてわたしを選んだの?・『OnlyHuman』
(橋爪)裏の連中も知らない謎の薬物。
(玲子)テロ。
(勝俣)この殺しのホシを2014/05/26(月) 14:57〜15:53
関西テレビ1
1リットルの涙 #03[再][字]【難病に侵された少女を描いた感動ドラマ 沢尻エリカ】

「病気はどうして私を選んだの」

詳細情報
番組内容
 10日後に迫った合唱コンクールに向けて、連日練習を続ける亜也(沢尻エリカ)や遥斗(錦戸亮)たち1年A組の面々。しかし、体の異変に気づき始めていた亜也は、練習中にも楽譜がぼやけて見え、言いようのない不安に襲われる。一方、亜也の母・潮香(薬師丸ひろ子)は、夫の瑞生(陣内孝則)と話し合い、亜也にはまだ病気のことを告知しないでほしい、と主治医・水野(藤木直人)に頼む。
番組内容2
そんな折、亜也は潮香たちに内緒で、常南大学医学部付属病院を訪れる。水野に会うためだった。
出演者
沢尻エリカ

薬師丸ひろ子

錦戸亮 
成海璃子

真田佑馬 
三好杏依 
松山ケンイチ 
佐藤重幸

小出早織 
水谷百輔 
松本華奈 
橋爪遼

葵 
川原真琴 
遠藤雄弥 
星野奈津子

佐藤祐基 
兎本有紀 
勝野洋
 * 
藤木直人(特別出演) 
陣内孝則
原作・脚本
【原作】
「1リットルの涙」木藤亜也著(幻冬舎文庫)
【脚本】
江頭美智留 
大島里美 
横田理恵
監督・演出
【演出】
木下高男
【企画】
関谷正征 
中村百合子
【プロデュース】
貸川聡子 
江森浩子
【アソシエイトプロデュース】
小椋久雄
音楽
上田益
【主題歌】
「Only Human」K
【挿入歌】
「粉雪」レミオロメン

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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