ガイアの夜明け【今こそ“都心”を攻めろ!〜スーパー&ストア驚きの新戦略】 2014.05.27

「GAIA」…それは息づく大きな生命体。
混沌の時代にも希望を見いだし再生を果たして未来へ向かう。
そこにきっと夜明けがやってくる。
住宅地が広がるここは駅前の商店街。
人気のスーパーマーケットがあります。
中を覗いてみるとこの賑わい。
近所には他のスーパ−もたくさんあるのに皆さんなぜこの店に来るのでしょう?こちらは電車で20分かけてやってきた主婦。
お目当ては生ハム。
お客が買ったのは値段は高めですが本場イタリアからの輸入品です。
売り場を見てみるとこの品揃え。
こちらはチーズ売り場。
ほとんどがヨーロッパで買い付けてきた輸入品です。
独自の目利きで他にはない商品を取り揃える。
これが成城石井の人気の秘密。
こちらの総菜も他とは少し違います。
作っているのは店で売っているほぼすべての総菜を自社で作っていますがここにもこだわりが。
例えばこのポテトサラダ。
従業員がジャガイモの皮を一つひとつ手でむいていました。
こちらはソーセージ。
加工食品まで一から自社で作っていました。
文字どおりのこうしたこだわりの商品を武器に更にその秘密が…。
こちらはその地下街にも成城石井がありました。
小さな店です。
成城石井は今こうした小さな店で都心部に進出。
その陣頭指揮を執るのがライバルも黙っていません。
マルエツが展開する小型店そしてイオンの小型店今都心部をめぐるスーパーの戦いが激化しているのです。
そんななか成城石井も次の一手を打っていました。
都心を攻めるその最前線を追った。
コンビニが溢れる都心部。
そこにあえて挑むスーパーに勝算はあるのか?連日大盛況人気のワインバー。
食べたらなぜかスーパーに行きたくなるその秘密とは?再開発が進む都心。
街が変われば店も大きく変わる。
今日は東京は六本木ヒルズに来ています。
こちらのほうにも最近はスーパーができているということなんですが…こちらですね。
スーパーマーケット成城石井。
ちょっと行ってみましょう。
いらっしゃいませ。
スーパーというかサイズ的にはコンビニエンスストア的な大きさですね。
パッと見こうスーパーということで来たんですけどもちょっとサイズ的にはコンビニエンスストアのちょっと大きめというか。
そうですね。
そんな感じがしましたはい。
品の詰まり方間隔の狭さが…。
ありがとうございます。
売れてる商品というか…。
そうですね…。
そしてこちらがお酒ですけども。
お酒でございます。
もうお酒の量がすごいですね。
ありがとうございます。
普通の成城石井の中のラインナップよりか多いんですか?そうですね。
このドンペリとか…。
ドンペリなんかも売れちゃうんだ?他の店より六本木は多く売れます。
なるほど。
でもホントにスペース的にはかなり限られてますね。
こういった形のスタイルは結構これからもとっていかれようと…。
少ないなかでもその土地に合わせて。
需要に合わせて品ぞろえをしていくと。
ほ〜。
『ガイアの夜明け』今回は都心に出店攻勢をかけるスーパー。
その驚きの戦略を取材しました。
1日に10万人が利用する改札を出たすぐの場所に成城石井の店があります。
売り場面積は六本木ヒルズ店よりも狭い40坪。
土地柄に合わせた店作りをしているという成城石井。
この店は?お待たせいたしました。
ありがとうございます。
言葉どおり狭い店内はサラリーマンやOLで賑わってきました。
このスープよく飲むんですけど…。
こちらのOLが買ったのはレトルトのスープ。
忙しい働く人向けに手軽に食べられるレトルト食品を豊富に揃えていました。
そして晩酌用にお酒も充実。
こちらの若い男性が買ったのはワイン。
そして…。
ワインなどによく合うつまみやパックを開けて手軽に食べられる商品も数多く取り揃えていました。
成城石井では菓子や酒精肉など全部で8部門の商品を扱っています。
この中から店に合わせて部門を選択するのです。
例えば錦糸町店では生鮮食品を外した5部門に特化。
その代わり選んだ部門の品数は充実させる。
これが成城石井流なのです。
しかし小さな店ならではの難点も。
こちらがバックヤードでございます。
在庫スペースはたったこれだけ。
なぜ少ない在庫でも店をまわせるのか?売り場では店員が商品の発注作業をしていました。
見てみると入力した数はたった1つ。
その注文データが送られた先は自社の物流センター。
ここには生鮮食品を除くすべての商品が集まっています。
店によって部門も数もバラバラの注文を人海戦術でピックアップしていました。
段ボール箱からワインを1本だけ取り出し入れたのは錦糸町店のボックス。
他にもオリーブオイルが3本に…。
缶詰が3つだけ。
こうして各店からの細かな発注に対応して毎日配送しているのです。
翌日商品が錦糸町店に届きました。
バックヤードは通さずそのまま店頭へ。
こうした自社の物流システムが都心の店を支えていました。
(一同)よろしくお願いします。
週に一度の出店会議です。
なかでも社長の原さんが力を入れている店がありました。
それは都心の一等地港区の南青山に出す店。
場所は大通りに面した新築のオフィスビルの1階。
オープンは3週間後に迫っていました。
そこにやってきたのがすべての店舗のレイアウトや品揃えを決める責任者です。
南青山といえば高級ブランドが軒を連ねるオシャレな街。
この街でどんな商品が売れるのか?早藤さん今日はその最終確認。
早速リサーチ開始です。
ちょうど昼どき。
街には弁当を手にしたOLやサラリーマンの姿が。
今度は大通りから一歩入ってみます。
すると風景が一変。
団地が広がっていました。
更に進むと一軒家が建ち並ぶエリアが。
地元の人はどこで買い物をしているのでしょうか?街で目につくのはコンビニばかり。
地価が高いうえ広い物件もないため大型スーパーの出店は難しいのが現状でした。
調査を終えた早藤さん。
店のレイアウトを一から決めていきます。
入り口付近のいちばん目立つ場所に書き込んだのは弁当。
更に早藤さん目玉コーナーを作ることに。
それは実に意外な売り場でした。
都心に出店攻勢をかける南青山に出す店のオープンが1週間後に迫っていました。
やってきたのは店の中は棚の配置も終わりあとは商品を並べるだけ。
そして早藤さんが考えた目玉コーナーとは…。
こちらが精肉の対面売り場でございます。
なんとコンビニサイズの小さな店に肉の対面販売コーナーを作ったのです。
更にバックヤードを潰して…。
これが今回の目玉だったのです。
オープンは目前。
果たしてうまくいくでしょうか?一方こちらはここにも成城石井の新しい店が。
ここの目玉は店の上2階にありました。
そこは去年の暮れにオープンしたワインバー。
連日この賑わい。
なかなか予約もとれないそうです。
こちらは大人気のヨーロッパなどから直輸入した2,800円から楽しめます。
(一同)乾杯!こちらのグループは初めてのご来店。
チーズが僕好きなんですけど食事を終えた2人についていくと…。
1階の成城石井に入っていきました。
すると…。
さっきのこれ。
これですか?手にしたのはチーズ。
その棚にはこんな札が。
この店では2階で出しているワインや食材などを買うことができるのです。
実は2階のワインバーはですからそういうものを最大限に活かすことによって…。
開店前のワインバー。
厨房では新しいメニュー作りが進んでいました。
スーパーで扱う商品を使ってメニューを開発するのが水野さんの仕事です。
今取り組んでいるのは…。
1階のスーパーでは1つ972円で売っています。
しかし2週間前に売り出したばかりで売れ行きはいまひとつ。
早速調理にとりかかる水野さん。
ポイントは味はもちろん客が食べて商品を買ってみたくなるかどうか。
1週間後。
2階のワインバーはこの日も大盛況。
厨房では水野さんがあのジェノベーゼを使った料理を完成させていました。
それはジェノベーゼソースをふんだんに使った更にチーズや生ハムそれに国産の野菜。
これらも1階で売っている食材です。
まずはすると…。
早速女性2人組が注文。
非常にオススメですのでぜひお試しください。
味は申し分なかったようです。
その後も注文が相次ぎました。
しばらくして下のスーパーを覗いてみると…。
先ほどの女性たちです。
これぞ狙っていたスーパーと外食の相乗効果。
独自の戦略で都心を攻める成城石井。
社長の原さんはこのワインバーが軌道にのれば更なる出店を考えているといいます。
一方東京の下町で愛される紫色のあのストア。
創業から67年今大変貌をとげたそのわけは…。
今東京では人口の都心回帰が進んでいます。
例えば江東区の東雲付近。
こちらの写真は2006年の様子です。
目立つところに高層マンションが3棟建っています。
そして7年後の2013年になるとこのようにマンションがかなり増えていることがわかります。
江東区の人口はこの10年間でおよそ7万6,000人増えています。
続いて…。
こちらも2006年にはこんな感じでしたが…。
7年後の2013年にはやはり高層マンションが増えています。
中央区もこの10年で人口はおよそ4万人増えています。
このように東京23区の人口は…。
そして新しい住民が増えれば街も変わります。
そんな街の変化に合わせて新たな取り組みを始めた老舗ストアがありました。
東京スカイツリーのオープンを機に変化が加速する下町エリア。
そこにひと際目立つ紫色のビルが。
上野の隣JR御徒町駅から歩いてすぐのところにそのビルはありました。
創業67年の多慶屋です。
中はこの賑わい。
特徴は安さと豊富な品揃え。
家電売り場を見てみるとテレビは50インチで8万9,800円。
仏壇もご覧のとおり。
68種類を用意。
更に57円の豆腐まで。
多慶屋は戦後間もないその後家電や家具など客のニーズに応えて商品を増やしていったのです。
今店で現場を取り仕切っているのは創業者の孫上野のある台東区は古くから続く歴史のある街。
昔から住み続けている人も数多くいる街です。
この地で70年近く商売を続けてきた多慶屋。
常連さんに愛されしかし竹谷さんには危機感が。
店とともに客も歳を重ねしかし上野をはじめ台東区では今大きな変化が起きています。
街には続々と高層マンションが。
新たに住み始めた若い層が増えこうした層を取り込めないかこの春多慶屋が勝負に出ました。
案内してくれたのは上野駅から歩いて3分の場所。
4月下旬にオープンを控えた多慶屋初の新店舗。
酒に食品化粧品からブランド品まで取り揃えます。
どんな客層を狙うのか?開店に向け準備が進む店内。
竹谷さんは売り場作りを若手に任せていました。
若い客を呼ぶには若い感性が必要だと考えたからです。
どんな売り場を作るのか?この日菊地さんが若手スタッフを集めました。
若い人にうけそうな商品を一つひとつ試します。
これはお湯をかけるだけで…。
10秒で本格カレーができあがり。
目新しさと手軽さが若者にうけそう。
菊地さんが取り出したのはドライフルーツ。
イチゴを丸ごと乾燥させたものです。
これならダイエットを気にする女性も買ってくれるはず。
こうして商品を一つひとつ選んでいきました。
売り場も整いました。
菊地さんが特に力を入れたのは…。
こちらがですね当店の中でも特に中にはこんなものも。
メロンカレー。
なんとメロンの果肉がそのまま入っています。
こちらのカレーはわさびの激辛ソースつき。
他の店にはなかなかないものが集まりました。
品揃えだけではありません売り場にも工夫が。
通路を狭くしてそのぶんたくさんの商品を並べていますが新店舗は菊地さんの考えで通路を広くしゆったりとした売り場にしました。
地下はこちらです。
お待たせしました。
オープンの日がやってきました。
菊地さんが作り上げた売り場は新たな客の心を掴むことができるのか?いらっしゃいませおはようございます!ご来店ありがとうございます。
早速カレー売り場にお客が。
若い女性の手にはあのメロンカレー。
狙いどおりです。
いらっしゃいませどうぞご利用ください!こちらでは菊地さんが早くも商品を補充しています。
あの試食で決めたドライフルーツです。
すると若い女性が手を伸ばしました。
そして売り場にはベビーカーを押すママの姿も。
通路を広くした理由はこれでした。
菊地さんの作戦まずは成功か。
菊地さんたち各売り場の責任者が店長に呼ばれました。
これは食品売り場の年代別の売り上げ比率。
メインターゲットの20代30代の売り上げが10%にも届いていませんでした。
若い層へのアピールがまだ足りないのか?チラシを持って店頭に飛び出した菊地さん。
若い層にアピールしますが…。
ぜひお願いいたします。
空振り。
若い層をターゲットにしたディスカウントストア多慶屋の新店舗。
しかしメインの食品売り場では特に気になっている売り場がありました。
それは店に入ってすぐのお茶売り場。
本店では高齢者を中心に年間2億円を売り上げますが…。
見ると若者は素通り。
どうしたらお茶を買ってもらえるか?ここは菊地さんのお宅。
買ったばかりの念願のマイホームです。
ご主人も多慶屋の社員でした。
いいものをより安くお手頃に。
菊地さん店から新茶を持ち帰っていました。
なんとかお茶を売りたいと休日もアイディアを練ります。
すると新茶をミキサーにかけて粉にしました。
茶葉を使った新しい飲み方を提案しようというのです。
粉にした新茶に砂糖と牛乳を加えると…。
ここで取り出したのは多慶屋で売っているラテシェイカーというキッチン用品。
牛乳を入れてよく振ると…。
この容器牛乳を簡単に泡にすることができます。
これで新茶ラテの完成。
オーケー完成!早速ご主人に試してもらいます。
若い人にお茶を買ってもらいたい。
試行錯誤が続きます。
上野にある多慶屋の新店。
ターゲットの若い層にどうアピールするか?開店以来頭を悩ませてきたこの日勝負に出ることに。
入り口近くのコーナーにあえて並べたのは若者に敬遠され売り上げが伸びないお茶。
用意していたのは菊地さんが自宅で試行錯誤を続けたあの新茶ラテでした。
お茶の新しい飲み方として提案します。
そして手書きのレシピも。
なんとか若い層を引きつけたい。
この日は週末。
開店早々若い女性が足を止めました。
早速試してもらいます。
更に作り方の実演も。
売り場には牛乳を泡立てるラテシェイカーも。
すると新茶と一緒に売れました。
その後次々と売れるお茶。
よろしいですか。
ありがとうございます。
予想を上回る売れ行き。
菊地さん今後に繋がるきっかけをつかめたようです。
街に合わせて変わる老舗ストア。
その取り組みはこれからも続きます。
今都心には新たに多くの人が住み始めています。
新たな客をつかもうとスーパーやディスカウントストアもこれまでとは違った戦略で都心を攻めていることがわかりました。
これからはコンビニとの競争も待っています。
消費者が更に利用しやすくなるよう今後一層の差別化が求められてくるのではないでしょうか。
2014/05/27(火) 22:00〜22:54
テレビ大阪1
ガイアの夜明け【今こそ“都心”を攻めろ!〜スーパー&ストア驚きの新戦略】[字]

どんな場所でも出店できる!高級スーパー「成城石井」の秘策▽街に合わせて新業態の店を開発!成城石井のチャレンジ店舗とは▽若い客を呼び込めるか…老舗ストアの大変身

詳細情報
番組内容
相次ぐ大型マンション開発などで、人口の都心回帰が進む中、スーパーや小売店が都心への出店を加速させている。都心の物件は、郊外に比べて売り場面積が狭い上に賃料も高いが、各社とも、あの手この手の独自戦略で、“稼ぐ”空間に生まれ変わらせている。急成長する高級スーパー、そして上野の老舗ストアの驚きの戦略を取材する。
出演者
【案内人】江口洋介
【ナレーター】神保悟志
音楽
【音楽】新井誠志
【テーマ曲】オープニング曲「鼓動〜ガイアの夜明け」(作曲/岸利至)/エンディング曲「夜空の花」(作曲/新井誠志)
「ガイア」とは
ギリシャ神話に登場する「大地の女神」を意味し、後にノーベル賞作家のウイリアム・ゴールディングが「地球」を指して“ガイア”と呼んだことから「ガイア=地球」という解釈が定着している。「ガイアの夜明け」という番組タイトルには、地球規模で経済事象を捉えることで21世紀の新たな日本像を模索すること、そして低迷する経済状況からの再生=「夜明け」を目指す現在の日本を描くという意味合いが込められている。
関連情報
◆ホームページ

http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/

◆公式Twitter

https://twitter.com/gaia_no_yoake

ジャンル :
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事

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