今日のテーマはこれ!ネッバネバな食べ物!「ネバネバ」といえば?そう!ネバネバってなんか体に良さそうなイメージありますよね。
今回「ガッテン」は数あるネバネバの中からものすごいやつ見つけちゃいました!研究されている健康効果は…これはしっかりとらネバ〜!ところが街の人に実物を見てもらうと…。
このネバネバ…でもそれじゃあもったいない!このネバネバうまく使えば超時短料理ができちゃうんです!肉や魚何でもたった10秒で激ウマに!更に更にこのネバネバパワーが美の源になったり!?えっ!加齢臭まで防げちゃう!?…ってこのネバネバ一体何なの?こんばんは。
「ためしてガッテン」のお時間がやってまいりました。
今のところ分かっている言葉は「ネバネバ」だけでございますね。
そうです。
さてちょっとご紹介したい一群がございます。
実はこれら全てにその…パン。
それからそば…。
こっちのクッキー系は何でございますか?
(清水)へえ〜。
(陣内)何?映像で見たら。
だから意外と…
(笑い声)
(陣内)ネバネバ?でもなんか透明な感じ…
(清水)似てた似てた。
白身のとろみに似てましたけど。
ああ!確かにアロエもネバってるね。
はい本日の3人の限界がここへきておりまして。
(笑い声)さあそれでは正解を申し上げましょう。
いってみましょう!はい!はい。
実はこれらに入っているのは昆布の…こちら。
(清水)わっ何それ!?体に悪そう。
(笑い声)
(陣内)わっネバネバ!
(山瀬)すご〜い!そんなんなるの?
(陣内)昆布をどうしたんですか?
(清水)それだけ?さあこのネバネバどんなふうな効果があるのか。
実はですねこの「最強ネバネバ」という今日の主役はここがすごいのでございます。
期待されている効果。
脂肪排出。
油と一緒にとりますとその油を排出してくれて中性脂肪の吸収を減らす事が期待されます。
すごいですね。
そして高血圧予防。
これはナトリウムを同じようにネバネバが外に出してくれるので効果があると考えられています。
そしてネバりはですね食物繊維ですから便秘を解消する効果もあります。
(山瀬)制汗剤とかはどういう…?パンは何でなんですか?しっとりしてますね最近サンドイッチとかも。
という事は私たちは知らず知らずにパンを食べながら脂肪の排出ができて…。
例えばバターをつけてても脂肪の排出ができて。
(陣内)そこまではできないでしょ。
(陣内)なるほど。
そこでさっき出てまいりました昆布。
…なんですが実は今回の主役は昆布は昆布でも普通の昆布じゃないんです。
(山瀬陣内)えっ?あっ!きましたね。
分かりましたよ。
(笑い声)さあミッちゃんまいりましょう。
お握り包むような…いいんじゃないですか?そうなんです。
昆布は昆布でも…。
とろろ昆布です。
はいこちら!
(山瀬)中身が変わってる!今NHKのアナウンサーはみんなこれぐらいのマジックができないと駄目。
とろろ昆布ですか。
(山瀬)大好きなんだけど!なんと脂肪排出高血圧予防便秘解消ができる…でもこれ…
(陣内)うん確かに。
(山瀬)ですよね。
ネバネバパワーを引き出すには普通の昆布ではなくとろろ昆布でないと駄目なんです。
さあこれが一番のポイントです。
なぜとろろ昆布が良いのか?これにご注目を頂きましょう。
まずはこの県はですねなんと本当にとろろ昆布を生活の中にものすごく取り入れております。
とろろ昆布のネバネバをどのように活用しているのかとある県で探ってきました。
富山です!
(笑い声)日本一昆布を食べている県といえば志の輔さんのふるさと…町の中には昆布のお店があちこちに!中をのぞいてみると…。
こんなふうにガラスケースの中で売られてるんですね。
富山にはこんなふうにとろろ昆布を量り売りしているお店があちこちにあるとか。
えっ「黒」?ほんとだ!「とろろ昆布」と一口に言ってもいろんな色があるんですね。
で肝心のネバネバは?というわけで実際にとろろ昆布を使っているお店をのぞいてみると…。
おっ!名物の「富山おでん」にもとろろ昆布。
でもネバネバはしてなさそう…。
他にもラーメンにオムライスコロッケまで何でもとろろ昆布を入れちゃう富山の人たち。
でもこれネバネバしてるかなぁ?こうなったら地元の主婦の皆さんに聞くしかない!ねえねえとろろ昆布ネバネバにできます?ん?ネバネバじゃなくて時短料理ができる?どういう事?そこで自慢のとろろ昆布料理を見せてもらうと…。
塩もみした野菜にとろろ昆布を添えて…。
たったこれだけで浅漬けの完成!富山の郷土料理…「おきな」っていうのはおじいさんの事で…普通は野菜の水分を抜くのに1時間はかかるところをとろろ昆布があっという間に吸水。
ほんとに時短料理だ…ってネバネバはどこに?続いては…。
サスの切り身にとろろ昆布をまぶして…。
えっもう!?地元のごちそう…普通は一晩寝かせないといけない昆布締めがとろろ昆布だとすぐ出来ちゃうというんです!ネバネバはしてなかったけど時短もできる優れものなんですね。
おいしそう。
(陣内)う〜んおいしそう。
ほんとに私のふるさとは昆布ナンバーワンでございまして。
富山のスーパーへ行かれますと必ずお握りの棚にほとんど昆布のお握りなんですよ。
のりのお握りの方が少ないんですよ。
(一同)へえ〜。
(笑い声)そうなんです。
すごく匂う…
(陣内)すごいよっていう事この効果の事を。
これを富山の人が知ってて食べてたかって事ですか?はい。
(笑い声)自白しました。
さあここでもう一つ。
富山県はとろろ昆布のネバネバの成分…あっこれこれ。
(陣内)えっ?人間に必要な信じられないものです。
(陣内)食べ物じゃないんですよね。
(山瀬)あ〜いけそう。
このネバネバで揺れても…。
えっ?うそぉ。
見て頂きましょう。
テーマです。
すごい最前線です。
昆布のネバネバ成分を使ったとんでもない研究が行われているというのがこちらの研究室。
その中心人物…でも昆布らしきものはなさそう…。
念のため研究室の看板を見直してみると…。
えっ「生命工学」?研究室間違えちゃった?心臓肝臓あるいは場合によってはがん。
ひえ〜!一体何するつもりなの!?とここで中村先生が取り出したのはネバネバ成分「アルギン酸」を水に溶かした液体。
そう!実はこの研究ヒトの細胞を昆布のネバネバでくっつけてなんとヒトの臓器そっくりの組織を作ろうというものなんです。
機械にセットしてスイッチを入れると細いネバネバが出てきました。
これを特殊な溶液の中へ発射すると…。
おっ?何やら緑色のものが!拡大してみると管のような形。
先生!これはもしかして…。
すご〜い!
(陣内)え〜!すごいですね昆布。
(清水)臓器って血管なんですね。
はい。
今注目を浴びています。
(一同)へえ〜!
(陣内清水山瀬)すごい。
そして皆さんにこれからこのネバネバ身近なもので見て頂きたいものがございます。
こちらはですね…こちらちょっとだけカルシウムを混ぜた水なんですがそこにポトンポトンと落として頂きます。
ここに…。
ポトンポトン…。
(清水)あっかわいい。
(陣内)あれっ?出来てるなんか…さあこれは何でしょう?
(陣内)「何でしょう」!?
(清水)お土産屋さんにこういうの売ってますよね。
(陣内)クルクル回してね。
きっとおやりになりたいでしょう。
(山瀬)やりたい!お持ちしましょう。
え〜もう持ってくの?
(陣内)いやもういいでしょ。
ハマってるんだ。
(清水)順番順番。
「これはあれなんだ」っていう。
(陣内)楽しいですか?
(清水)楽しい。
夢中になる。
(陣内)あっいいんすか?
(清水)どうぞ。
(笑い声)とりあえずやらせて頂きましょう。
(清水)あれっ?なんか会った事ありますねこれ。
ああ〜!
(清水)これだったの!?3人「いっせ〜のせ」で言える?山瀬さんもういいですか?もう分かる。
これやりたかったの。
さんし!そうです。
そのとおりです。
(清水)え〜これだったんですか。
人工イクラは表面だけがこれなんでしょ?中はイクラの卵が入ってるんでしょ?違いますよ。
(山瀬)わっすごいピュアな人だ。
(笑い声)
(清水)ボク!え〜!?かわいい!ごめんね夢壊して。
(陣内)勉強になりましたね。
さあそれではこのネバネバの成分は何ですか?この名前は。
そうです。
へえ〜。
(山瀬)そうなんだ。
ではとろろ昆布のアルギン酸が本当に脂肪排出高血圧予防便秘解消に役に立つのかというデータを…。
「昆布」ではなく「とろろ昆布」をご紹介しているのは実はこういう理由があるからです。
油と昆布をとったラット。
もう一方は油ととろろ昆布をとったラット。
それぞれのケースで中性脂肪の吸収量を調べました。
食べた昆布の量は同じです。
結果です。
油単体でとった時の吸収量はこれぐらい。
対して昆布を一緒にとると…。
(清水)あっ抑えてるし。
アルギン酸の効果で中性脂肪の吸収量が半分近くに下がりました。
でもとろろ昆布をとった時は…。
(山瀬)あ〜!
(清水)半分以下。
更に中性脂肪の吸収量が抑えられました。
(一同)へえ〜。
(山瀬)すごい。
ただ昆布なら何でもよさそうなもんですけど…
(清水)え〜?
(陣内)何?
(山瀬)昆布をそいだものがとろろ昆布でしたっけ?うんまあ…。
そうか。
人間の歯でそんな薄くできるわけではないもんね。
そうかそうか。
縦にグチャグチャ…さあどうしてなのか?これでございます。
とろろ昆布の秘密を探りにやって来たのは…おっ削ってますね!昆布の表面を少〜しずつかんなのような刃で削ってますね。
薄〜く均一に昆布を削る作業は微妙な感覚だけが頼りのまさに…へえ〜。
ネバりたっぷりのとろろ昆布ってこうやって作るんですねぇ。
えっ?今何とおっしゃいました?あちゃ〜!これおぼろ昆布だったんだ。
名前が似てたんで間違えちゃいました。
ほんとすいません!という事で気を取り直して今度こそとろろ昆布を作っている現場へ。
まずは乾燥した昆布を酢につけて加工しやすいようにやわらかくします。
うわっ!この四角いブロックみたいなの何?…と思ったらこれ実は4,000枚もの昆布をギュッとプレスしたもの。
この昆布ブロックを…こちらもかんなのような刃物で削ります。
うわっ!ふわっふわでとってもやわらかそう。
「とろろ」と「おぼろ」名前はよ〜く似ているけれど作り方にこんな違いがあったなんて皆さんご存じでしたか?「おぼろ」と「とろろ」。
ちょっと食べてもらいましょうよ。
(陣内)うわ〜。
(山瀬)おいしい!
(陣内)おいしい。
あ〜好きやわ。
うまいね〜。
(笑い声)
(清水)下がり過ぎです。
ところで皆さん…おぼろはこっち。
かんなですよね。
職人さんがね。
(陣内)ちょっと硬さのある…。
そうです。
おぼろ昆布はこちらの…。
という事はこっちがとろろですね。
こちらがとろろです。
「考えよう」思うんですけど食べちゃうんですよ。
いいです。
食べながらお聞き下さい。
ここが違います。
おぼろ昆布は職人さんが一枚一枚昆布の表面を削っていきます。
一方とろろ昆布はというと…。
ブロックの削られている面はこのように重なった昆布の側面です。
重なった昆布の側面を削っていくから…
(清水)すぐちぎれる。
(山瀬)はかない。
ですよね。
実は…何より薄い…。
じゃあまずはどのくらい薄いか。
これ…おぼろ昆布の方をまずは測定してみます。
ここを挟みますと…。
うわ〜。
(清水)1mmの100分の1って事?はい。
(山瀬)え〜すごいな。
じゃとろろ昆布の方はというと…。
とろろもっと薄そう。
どうですか?両方とも0.01mm。
(陣内)一緒なんですね。
では同じように薄いものとしてはかつお節。
そしてのりも測ってみましょう。
じゃあこのキーワードです。
「○○より薄い」。
このキーワードだからこの効果がいっぱいある…。
(志の輔小野)おっ!?それではご覧頂きましょうか。
ミッちゃん…すごいですよね。
(清水)今日すごい。
(笑い声)昆布をこのように切ってその断面を思い切り拡大して見ています。
小さな部屋のように区切られているのが細胞一個一個です。
ではアルギン酸はどこにあるかというと…。
(清水)あっ…だらけ?うわ〜!だらけ!ではその細胞の大きさどれぐらいかというと…あっ細胞が0.1mm?はい。
一方とろろ昆布おぼろ昆布の薄さ0.01mmというのはこれぐらいです。
(清水)じゃあこれ…。
(陣内)細胞より薄い。
そうです。
(一同)へえ〜!とろろ昆布は0.01mm幅でこのように昆布の側面を削ります。
一方おぼろ昆布は同じく0.01mmで平面を削ります。
このような形になるとアルギン酸だけではなく細胞の中にしまい込まれているうまみ成分のグルタミン酸も出てきやすくなります。
(山瀬)え〜すごいな。
つまりにじみ出てくるようにあふれ出てくるようになるのがおぼろ昆布やとろろ昆布なんです。
(一同)へえ〜!すごいんですよ。
(清水)すご〜い。
という事は細胞より薄いイコール…さっきまみちゃんが言ったのは合ってんですよね。
つまり昆布の中にいっぱいアルギンが詰まってるんだけどかむだけではなかなか表面まで出てこないかもしれないけど…そうです。
それを実感してもらいましょう。
(笑い声)いいとこの子みたいな。
お椀の中にただとろろ昆布が入っております。
おしょうゆを上からかけて下さい。
そしてそこへお湯を。
(陣内)えっそれだけですか?はい半分近くまで入れて頂いてちょっとお待ち下さいませ。
今とろろ昆布からアルギンがどんどんどんどんお湯にしみ渡ってまいりましておしょうゆと混ざりまして夢のような…。
では…。
(清水)いただきます!うん。
どうです?
(山瀬)おいしい!
(清水)うん。
ほんとだ。
(陣内)これいいです。
普通にだしをとった時にはグルタミン酸は50%ぐらいしか出てこないんですがそれが思いっきり表面に出てきますしアルギン酸も5%しか出ないものが向こうから…。
(陣内)あ〜なるほど!そういう事ですね。
(清水)賢い。
そうなんだ。
(陣内)これご幼少の時に?そうですそうです。
(清水山瀬)「ばあや」!?
(笑い声)他にも…。
はい。
まずはうどんですね。
そしてこちらは先ほどVTRで登場しました…こちらが…この「飛脚玉」ってのは…どうするかというと…。
ここに入れましてお湯を…。
(山瀬)え〜賢い!いやいや…えっ?あの…。
(笑い声)あるんです?作ってあげて下さ…あっありますね。
はい皆さんの分あります。
どうぞどうぞ。
予定にはなかったんですがミッちゃんのリクエストにより急遽。
(陣内)うわ〜でもこんなん初めて。
よ〜く混ぜて下さいよ。
みそ。
(山瀬)すごいこれ…これ知らないと…
(陣内)面白いですしね食べ方も。
(清水)手軽。
(山瀬)うわ…。
これすっごいおいしい!すご〜い!どこでもおみそ汁が飲める。
そして「おきなあえ」。
なすいただきます。
(山瀬)う〜ん!おいしい。
大好きこれ。
よかった。
(清水)おいしいね。
やわらかくしてくれる。
実はこの「おきなあえ」アルギン酸のある性質を生かした料理なんです。
ちょっとこちらご覧下さい。
とろろ昆布に重さにして10倍の水を加えてみると…。
とろろ昆布がみるみるうちに吸水していきます。
(陣内)すごいですね。
アルギン酸はものすごい保水パワーを持ってるんです。
だから「おきなあえ」も野菜から出る水分をたちまち吸い取ってくれていたんです。
(清水)へえ〜そうなんだ。
(笑い声)とにかくとろろ昆布はだしとアルギン酸を最大限に出す最高のこの「ネバネバ食品」であります。
ガッテンして頂けましたでしょうか?ガッテン!はいありがとうございました。
さて昆布は種類が広うございます。
もう一つ面白いこの昆布ご存じでしたでしょうか?昆布の秘密を探る旅。
今度やって来たのはブラジル!…ではなく名物「いか踊り」に沸くこちら!観光名所の朝市をのぞいてみるととれたてのイカ!カニ!イクラ!まさに…そんな函館に「究極のネバネバ昆布」があると聞いて市内の外れ恵山漁港へ。
いました!こちらが究極のネバネバ昆布をとり続けて50年…使うのはこちらの秘密兵器。
先が二股に分かれた長さ5mのさおです。
さあ早速究極のネバネバ昆布とってもらいましょう!あれっ?見た目は意外に普通。
ところが昆布を引き上げてみると…。
うわっ!?表面が…まるでタイヤみたいな模様のこの昆布こそが究極のネバネバの持ち主!その名も…とれたてを少し真水につけておくだけでこのとおり!ひえ〜!まるでのりみたいなネバネバがいっぱい!この昆布函館など限られた場所でしかとれない貴重なもの。
その地元で一番人気の食べ方がこちら!細く刻んだガゴメ昆布にスルメイカを加えて思いっきりかき混ぜると…。
・いい?うん。
そう!函館名産松前漬の出来上がり。
お味はどうかな?確かに!ネバりにネバッてます!
(笑い声)子供たちにだって大人気!さあこの究極のネバネバ昆布のすごさスタジオでも!ガゴメ。
(陣内)すごかったですね。
ネバりますね!さあそれでは松前漬でございます。
(陣内)やった〜うれしい。
(清水)いただきます。
(陣内)うわ〜すごいネバり。
(清水)ほんとだ…
(山瀬)あれっ?市販の松前漬の多くは普通の昆布にガゴメ昆布をちょっとだけ混ぜたものなんですがこちらはガゴメ昆布100%です。
(清水)うまい!ん〜うまっ。
(笑い声)
(清水)すごいよね引くよね糸。
(笑い声)
(陣内)口ん中でもネバりがすごいですね。
これを食べたまんま寝ると大変な事になりますよね。
口が開かなくなりますよね朝。
(山瀬)どんだけいろんな経験してるんですか!是非函館にいらっしゃいましたらガゴメ昆布を…。
楽しんで頂けたらなと。
さてここからとろろ昆布で和食の達人がすばらしいものを…。
(陣内)まだ食べれるんですか?すごい。
うれしい効果いっぱいのとろろ昆布にも1つだけ弱点が。
それは…。
そう。
水分と合体すると出来ちゃうあのダマ。
これが苦手って人多いんです。
そこで!ダマとはもうおさらば!更においしさまでアップしちゃうすごワザがあるんです。
編み出したのは和食の達人野洋光さん。
実はお店のいろんな料理でこのワザをこっそり隠し味に使ってるんだって!教えちゃいま〜す!それでは達人のとろろ昆布パワーを見せて頂きましょう。
和食の達人野洋光さんご登場です。
お願いします。
(拍手)よろしくお願いをいたします。
今日は主役がとろろ昆布なんですけども。
(清水)これを粉にするんですか?
(野)はい。
粉末にするとダマになりにくいですかね?
(野)ならないんですよね。
固まる要素はもうないんです。
では清水ミチコさんに作って頂きますのが「粉末とろろ昆布」。
煎って頂けますか。
(清水)煎る?へえ〜。
フライパンの上にとろろ昆布1袋丸ごと入れました。
(山瀬)いろんなのに隠し味的に?
(野)そうです。
そうそう。
天然の調味料ですね。
(野)表面がカサカサしてたらもう仕上げていいと思います。
あとこっちにあけて…。
(清水)もうそれで?
(野)ええ。
ビニール袋に入れてもめば。
どうぞ。
(清水)はいでは…。
(野)そういうの全部入れちゃいましょう。
でもんで下さい。
あとはもう?
(野)はい。
これだけでよろしいです。
(清水)かつお節みたいになってきた。
パリパリになってきました。
(陣内)あっほんまや。
(野)あけちゃって大丈夫です。
ほんとに粉末になりましたね。
さあその粉末を…。
いろんな料理にかけて使えるんです。
今日はこちら。
この上にかけて下さい。
お刺身に。
カレイでございますね。
「かんたん昆布締め」。
(陣内)あっサラサラや。
(野)もう少しかけて。
(山瀬)これでいいんだ!?
(野)先ほどの漬物のような感じですね。
(陣内)なんかお店の料理ですね。
(山瀬)いい!この粉。
(清水)うわ〜おいしそう。
(野)この粉末ふりかけが出来るんです。
混ぜるだけでよろしいんです。
さあ陣内さんにやってもらいましょう。
陣内さんには「こぶとろ太巻き」。
ここにおろしたとろろ芋。
全部混ぜて頂けますか。
(清水)すごいネバりになりそうですね。
(野)まぐろのねぎとろってありますけど「とろを入れる」って脂肪を入れるわけですね。
脂肪を入れなくてもヘルシーな…。
(陣内)あぁ〜。
(野)ネバりけが強くなってきます。
大体1合弱のごはんだと思って下さい。
とろろ昆布はもともと酢が入っているので今日はすし飯ではなくて普通のごはんで。
ここの2cmぐらい残して手前に引いてきて下さい。
(陣内)僕難しないですか?全然楽です。
清水さん結構簡単でしたよ。
ほっ。
(野)向こう側から手前に。
(清水)でも上手じゃないですか。
(陣内)全然料理できないんです。
(清水)初めてとは思えないですよね。
いい手つきじゃないですか。
(野)ここに並べて下さい。
(陣内)はい並べました。
(野)そこにあさつきも並べて下さい。
こういう事ですか?そうです。
縦に並べにくいでしょ!
(清水)斬新すぎるでしょ。
(野)そしたら親指でこっち側に返せばいいです。
はいそのままグッと回して下さい。
もう大丈夫です。
これで出来ました。
(陣内)いった気がする。
(野)で切るんです。
(陣内)ネバりがすごいですね。
(清水)へえ〜。
はい美しく切れました。
では続いて山瀬まみさんに「黒うま白玉」を教えて下さい。
黒蜜作るんです。
はい。
私たちはとろみをつける時水あめを使うんですけど使わずに昆布の粉末ですればいいですね。
これ全部入れて下さいますか。
(野)かき混ぜて下さいますか。
砂糖が溶けるまで。
火加減はどれぐらいでしょうか?
(野)中火ぐらいでいいですね。
溶けるだけでよろしいんです。
ちょっととろみが出てまいります。
そのとろみは何から出たものなんですか?粉昆布ですか?
(野)そうです。
はいとろみがついて冷ましたものです。
そして白玉だんごがもう出来ています。
白玉粉100gに対して水90gで作りました。
(山瀬)すごいとろろ昆布のいい香りがして。
(清水)甘じょっぱい感じですよね。
(陣内)デザートですか?これは。
(野)そうです。
黒蜜がうまいんです。
(清水)へえ〜初めて。
それでは皆様いただきます。
(一同)いただきま〜す。
では…。
(野)極上の昆布締めです。
(陣内)うん!
(山瀬)おいしい!
(陣内)ええとこの料亭来たみたいですね。
(清水)よく合うもんですね。
(野)水分を吸ってくれますからシコシコになりますね。
(山瀬)自然のうまみたっぷり。
(清水)おいしい。
では続いて「こぶとろ太巻き」。
陣内さんの力作?
(陣内)そうですよ。
うんおいしい!おいしい!ほんとねぎとろっぽい感じある。
さあいよいよデザートでございます。
「黒うま白玉」です。
(清水)これが一番読めないっていうか。
これはどうしてこういう発想をされたんですか?この「甘みととろろ昆布」というのを。
ちょっととろみをつけたいんですよね。
おいしい!あっうまい。
私甘味の途中に塩昆布とか口に入れるの好きなんですけどそんな感じも一気に来ますよね。
(清水)しょっぱいのがねちょこっと。
めっちゃおいしいこれ。
ごちそうさまでございました。
ありがとうございました。
ミッちゃんいかがでございましたか?こうやって応用が利くというのは今日初めて知りました。
正直全然とろろ昆布の事考えた事なかったんですけど今日から気にしちゃいますよね。
見直して下さいとろろ昆布。
(山瀬)もともとおいしいから食べてただけでこんなに健康効果もあるとは…。
ありがとうございました。
そういうとろろ昆布をご幼少の頃から食べておりました私は今日もこんなに元気に司会ができるのもみんなとろろ昆布さんのおかげでございます。
活用してみて下さいとろろ昆布の世界。
それでは次回も「ためして」…。
(一同)「ガッテン」!ありがとうございました。
(拍手)最後に富山県に伝わるお手軽時短料理「飛脚玉」の作り方をご紹介します。
「飛脚玉」の完成。
お湯を注ぐととろろ昆布のうまみとアルギン酸のネバネバがお椀いっぱいに広がります。
皆さん是非お試しを!2014/05/28(水) 20:00〜20:43
NHK総合1・神戸
ためしてガッテン「とろろ昆布がすごい!隠れネバネバパワーの秘密」[解][字][デ]
昆布のうまみと“ネバネバパワー”を極限まで引き出したスーパー食材、それが「とろろ昆布」「おぼろ昆布」!産地の函館など各地を取材、その美味&ヘルシーパワーに迫る!
詳細情報
番組内容
厚さわずか0.01mm。昆布をうす〜く削った「とろろ昆布」「おぼろ昆布」の驚きの世界に迫る。単に昆布を煮出しただけでは外に出てきにくい、うまみ成分の“グルタミン酸”や、中性脂肪低下などの健康パワーが期待される“アルギン酸”がたっぷり溶出!たった10秒でできちゃう超時短料理にもフル活用!究極のネバネバを持つ、北海道・函館の「ガゴメ昆布」も登場!昆布のネバネバパワーで、なんと“血管”までできちゃう!?
出演者
【ゲスト】清水ミチコ,陣内智則,山瀬まみ,【講師】日本料理店総料理長…野