オトナへのトビラTV「“働くルール”」 2014.05.29

アルバイトもパートも正社員も今働く人たちはいろんな悩みを抱えています。
手当があるならまだいいですけど…将来働くことになるプレオトナに今日は労働法など働くルールの基礎を伝授していきます。
なるべく若いうちから働くルールを知っておいたほうがいい。
高校生を相手に分かりやすく教える熱血先生が大阪にいました。
働くルールを身につけると役に立つことがた〜くさん!給料をアップできるかもしれないし突然クビと言われても自分の身を守れるかもしれません。
そして必要なときに休みだって取れるんです。
ブラック企業なんて怖い言葉も飛び交う時代。
プレオトナたちに働くルールのエトセトラをお届けします。
というわけで本日も前回に引き続きまして吉本実憂ちゃんMCよろしくお願いします。
今回働くルールのエトセトラということで…。
ちなみにエトセトラ分かりますか?「e.t.c.」です。
そのとおり「e.t.c.」ですよ。
高速道路に乗ってね…。
あ違う…。
違いますよね。
「など」です。
そのとおりです。
今日のテーマですが「働くこと」ということで僕もいろいろアルバイトをして参りまして引っ越し屋を1回で挫折したとか。
しんどいしんどい。
段ボールを…?そうなんですこのもやしっ子が段ボールとか冷蔵庫みたいなの持ってひたすら階段を上るという地獄の作業。
ヒャダインさん働くルールって知ってますか?働くルール遅刻しないとか?廊下を走らないとか。
それ学校のルールですね。
廊下走らないとかね。
(笑い)労働基準法…。
お!知ってるじゃないですか。
とか…ですね。
なるほど。
ちょっときれいな声でまとめようとしましたね。
「ですね」。
なるほど。
基礎は大事だと思いますしこれからも忘れちゃいけないことだし必要なことなので私も知りたいって思いますね。
働く時に知っておかなければならないのは給料や労働時間などの働く条件だ。
やって来たのは大阪のとある高校。
こちら佐藤功先生は働く条件を確認する大切さを教えている。
お願いします。
希望する生徒を集めて開くこの授業。
取り組みを始めてから10年以上になります。
知ってますよね?タメ口禁止令とかね。
「何言ってんの先生!…ですか?」とかちゃんと敬語使って下さい。
佐藤先生が授業で繰り返し教えてきたことそれは社会に出て働く時会社から雇用契約書をもらうことです。
会社に行って雇用契約書を働く時には契約書もらわなあかん。
雇用契約書は発行せなあかんというふうになってるけどほんまにもらえてる人ばっかりかなぁ…。
こちらが…雇われる人と雇う側の間で決めた働く時の条件が全てここに書かれています。
どの場所でどんな仕事をするのかという働く内容。
何時間働きいつ休みが取れるのかなどの…そして…つまり給料についての取り決め。
特別な人がもらえる物じゃなくって…きちんと…プリントのここ行くで。
プリントのここな。
生徒たちに配られたのは実際の雇用契約書のコピー。
書かれていることに疑問がないか実際に守られているか確認することが働く時の基本だと教えています。
卒業生の白木川秀雄さんも今回特別に佐藤先生の授業に参加しました。
アルバイト先から渡されていた雇用契約書の意味がよく分かったといいます。
しかし友達の中にはアルバイトをしても雇用契約書をもらえなかったという人がいたそうです。
そうなんだよね。
実は雇う側の人が雇用契約書を取り交わすというルールをよく知らない知っていても渡してくれないなどのケースもあるそう。
そんな時は…授業に参加していた弁護士の下川和男さんが説明を始めました。
「アルバイトの契約書を下さい」と言った時に雇い主のかたが「アルバイトには出しませんそういう書類はうちには無いです」と言われました…皆さんで考えてみて下さい。
「出しません」って言われたら…どうしよう。
「知らん」って言われたら?「知らん」て言われたら…普通はね問い詰めるかな。
雇用契約書無いよって言われたら「え?ないんですか?」みたいな。
「え?どこにでもあるって…」。
生徒たちが言うように会社に働きかけると雇用契約書をもらえる場合もあるそう。
でももしそれでも出せないと言われた場合どうすればいいのか。
弁護士の下川さん教えて〜。
そういう時どうするかっていうと私のプリントの2枚目と3枚目が…。
へえ〜。
これは…各都道府県にある労働局のホームページから誰でも簡単にダウンロードできます。
働く側がこれを提示すれば雇う側は法令により働く条件を書き込んで渡さなければならないのです。
いや〜僕もいろいろバイトしてたんですけどアルバイトはもらえないものなんだろうなという思い込みがあってでも僕らにはアルバイトにももらう権利があるということですね。
今日はこのかたに来ていただいています。
NPO法人代表中嶌聡さんです。
よろしくお願いします。
中嶌さん。
こんにちは。
どもどもいらっしゃいませ。
よろしくお願いします。
中嶌聡さんは高校や大学などで働く側の権利を伝える活動をしています。
先ほどVTRにも出てました雇用契約書に関してですけど僕たちにもぜひ分かりやすく教えてもらっていいですか?ではこちらに雇用契約書持って参りましたので…。
まずは働き方の形について意外な知識を教えてくれました。
まずは「正社員・アルバイト・パートタイム」実は働くルールではアルバイトって言葉は無いんです。
と申しますとどういうことです?はいあの正社員とアルバイトというのを区別する用語は法律的には無くてですね。
なにぃ〜?
(笑い)先ほど「アルバイトだから雇用契約書をもらえないと思ってた」と。
実はそれ全く関係ないんですね。
やってくれたなぁ。
(笑い)俺の元雇い主め。
そうなんですね。
さらに契約書に関わることの中に大きな落とし穴が潜んでいることも。
要注意です。
例えば「賃金形態」。
つまり働くともらえるお金について。
こちら基本給17万円。
例えばこの「諸手当」というところこちらに「残業手当2万円」と書かれているケースがあるんですね。
その場合は通常残業した時に割り増しで17万円にプラスして払われるはずなんですけど残業手当が17万円のうちに入ってますという表記になってる場合非常に注意が必要です。
なんと基本給と残業手当が別々にもらえるように見えて実は基本給の中に既に含まれている場合があるのです。
ああ!諸手当で2万円ボーナスでもらえるわけじゃなくて17万のうちの2万円はお前の残業代だよってことですね。
既にもう入れていると組み込んでると。
「だから残業して」っていう…。
そういうことにもなりますし残業しようがしまいが残業代は払われると。
なんとトラップじゃないですか。
そうなんですよここは非常に問題になっていて「残業代が払われてない」と働いてる側が経営者側に言ったとしますすると…。
「諸手当見てみぃ自分」と。
そういうことですね。
「書いとるがな。
ぷは〜」って。
そうですそうです。
(笑い)ヤな社長ですね。
「あらかじめ入っとるがな」と。
あとは交通費なんかも上限が書かれている場合もありますので。
そうなると自分が会社に行くまでに電車賃かかりますよね。
毎日毎日行って積み重なって3,000円くらいになったとしたら毎月1,000円マイナスになってしまうということもあります。
ここらへんもチェックが必要かなと。
雇用契約書内容をしっかり確認しようね!どう?実憂ちゃん分かった?最初は漢字ばっかりだなって思ったんですけどでも…思いましたね。
漢字が多いからって挫折しないほうがいいっすね。
ちゃんと読んで理解したほうがいいってことですね。
大阪の高校で働くルールを教える佐藤先生。
さあマル2から読んでいこか。
社会に出て働き始めた教え子の声を聞いて…給料やバイト代など本来もらえるはずの金額をきちんと払ってもらえていない人が思った以上に多かったのです。
そのためどうすれば給料アップできるのかその秘けつを授業で教えることもあります。
ていうかもうちょっと…それがきちんと取れるということになるんじゃないかなと思います。
佐藤先生から注意すべきポイントを教えてもらった。
まずは…佐藤先生の教え子の中には…でも…そういう規定があるんですけども知らなければそれは全部サービス残業になっちゃうので知ってたらきちんともらえると思います。
2つ目は…実は都道府県ごとに会社が支払うべき時給の最低基準が決められています。
もし…3つ目は…例えば研修期間の研修費だとかそれにかかるお金とかはいくら天引きされますよというのは絶対おかしいですしそれは当然もらうべきものだということだと思います。
うんこれは働き始めたら使えるな。
先生…これまずいですよ僕残業代25%以上って知らなくて普通に時給で働いてましたし研修費とか雑費全部自分持ちでしたよ。
雑費全部自分持ち…そうですかそれはもう非常にブラックな会社。
そうでしたね。
今からでも請求できるんですかね。
そうですね一応時効は2年になりますので…。
(笑い)超時効。
超時効。
そうですか。
残念ですねぇ。
そっか。
これがいわゆる知らないと損をするっていうことですかね。
いましたね。
(笑い)うわぁ…でもすごく気になるんですけど逆にそんなことしたら店長にすぐクビって言われるっていう恐ろしさがあるから言えない。
「アイツ何か労働基準法とかってうるせえからクビだな」つって。
やっぱ言葉って難しいなって思いますし人によって使い方が違うし受け取り方も違うのでいやぁ言うの怖いですよね。
怖いですよ。
労働法が守られてない時に僕はいつも5つ選択肢がありますと。
その中からどれか選ぶしかないんですという話をするんですね。
結構ありますね5つ。
結構あります。
1つ目は…もう諦める。
俺だ俺。
2つ目は…3つ目はサポートを受ける形です。
これ欲しい。
3つ目欲しい。
先ほど労働基準法と話しておられましたけどこれを管轄している行政がありましてこちらに「そういえば雇用契約書もらってないんです」と話しに行けば状況を聞いて頂いて会社側に言って頂けると。
略して労基ですね。
はい。
最近僕の友達の会社に労基が入って残業代が出たって小躍りしてました。
まさしくそういうことですね。
ほかには…これは裁判とか…。
かなり大がかりですね。
「訴えてやる!」ってやつですね。
そうです。
弁護士さんに相談し弁護士さんが会社に交渉しに行ってやってくれるというケースもあったりしますし最後は…これは職場でたった1人だけ自分で言うの難しいですね。
ところが20人の職場で10人ぐらい「おかしくね?」って話になってたらちょっと言いやすくなりません?なるほど。
合法的に働くことをやめてしまうこれストライキっていうんですけど「今日私働きません」。
今日2人がここにおられなかったら撮影できないですよね。
いや違うタレントが座ってますよ。
似てる人が座ってますよ。
(笑い)なのでまずは知るということとそれを言うか言わないかではなくどういうふうに言えるかということを考えていくというのが今大事な時期かなと。
次は働く人が自分の身を守るため立ち上がったケースを見てみよう。
働く人にとって解雇されるクビになることはとても深刻なこと。
でも10代の若者には自分の問題として捉えづらいかもしれません。
数年前…ある日突然上司から告げられたのは…店をリニューアルをするのでその期間人手が少なくてもいいというのが理由でした。
Aさんを含め…「今まではよく働いてくれた。
でも悪いがもう決まったことなんだ…解雇されたのは全員アルバイト。
しかしAさんはじめほとんどがこの仕事で生計を立てていました。
これはあまりにおかしい。
Aさんたちが相談を持ちかけたのは若者が個人で参加できる労働組合でした。
Aさんたちが状況を訴えると会社側に問題が3点あることを指摘してくれました。
日本の働くルールではその人が不正をして会社にひどい損害を与えるなどの理由がないかぎり会社は解雇することができません。
2つ目。
会社はできるだけ…しかし会社がその努力をしたとは言えないのではないか。
そして…もし仮に合理的な理由があったとしても30日前までに解雇を通告するのが働くルール。
しかしこの点についても同じく守られていない。
Aさんと仲間たちはこの3点を掲げて会社側と交渉…やっつけたやっつけた。
悪いヤツやっつけた。
(笑い)もし私がお仕事アルバイトとかしてて一生懸命働いてるのに今みたいな理由でクビにされたらホントどうしようっていうか…。
一緒に闘えたっていうのは大きいなって思いましたね。
みんなでやったら怖くないってことですね。
そうですね。
みんなで声をあげようぜと。
はい。

(笑い)ドキッとしました今。
ドキッとしますねぇこれ。
こういう社長って声でかいんスよ。
でかいですね。
びっくりしたぁ…。
でしょびっくりして引っ込んじゃうよね。
力で何とかパワープレーですよね。
これは…ダメですよ。
納得いきませんしこっちも勇気出して言って自分の意思を言ってるのにそれに対して生意気だと言われるのは…ダメだと思います。
なるほど。
こういった社長の気分次第とか社長の好き嫌いで労働者を解雇するということは到底できませんのでこれはいわゆる不当な解雇。
これも訴えれますね?もちろんこれは訴えれますね。
撤回ということで解雇を取りやめにするということを迫ることができます。
次は高知県のある会社を訪ね休みに関する働くルールを見ていきます。
ここは正社員とパートあわせて20人の会社。
オーガニックコットンという綿製品の企画販売を手がけています。
肌にいいんですよねオーガニック。
皆さん結構休みを取るそうですが給料には影響ありません。
有給休暇を使っているからです。
有給休暇とは働くルールの1つで…正社員でもパートでも働いた期間に応じて一定の日数の有給休暇がもらえます。
休む理由は何でもオーケー。
その内容を会社に言う義務もありません。
この有給休暇実は日本の働く人々はあまり使っていない。
平均で使える日数の半分ほどしか休んでいないんだ。
ところがこの会社では全員が…有給休暇を取りやすい秘密それはこまめに行う全体ミーティングにあります。
お荷物倉庫に届いておりますので…。
それぞれが抱える仕事の状況を報告し合い…いつ誰が休んでもほかの人に仕事をバトンタッチできるようにしているのです。
そういうふうにしております。
お弁当いいですね〜。
この会社は働いている20人中18人が女性で…子供を産んだ人のほとんどが長期間の育児休業を取りました。
育児休業略して育休も働くルールの1つ。
子供が1歳になるまで育児のため仕事を休むことができると法律で決まっているのです。
さらにこの会社ではその後の子育てもサポート。
お疲れさま!4年生です。
宿題しようか。
上でする?お母さんの仕事が終わるまで子供が待っていられる部屋を用意しています。
働く人の目線での職場作り。
その取り組みが認められて今年経済産業省から日本の働きやすい会社の1つとして選ばれました。
いつでも立ち位置が…お母さんの目線を商品開発に生かしたい会社と子育てしたいお母さん。
互いの思惑が一致して休みが取りやすい職場が出来上がりました。
なんか…いいなぁって思いましたね。
見てて思いましたね。
ギスギスしてないんですよね。
日本人ってすごく真面目とてもいい意味で真面目だから休むことイコールちょっと罪悪感があるというか。
休んだり自分の権利を主張したりしたら「こいつなまけやがって」とか。
そういう空気がありますよね。
みんなおかしいなと思ってるはずなんですよね。
おかしいけど法律知らないからホントにおかしいか自信持てない。
労働法をちゃんと知っておく。
解決された事例を知っておく。
そういうことがまずは大事になってくるかなと。
言うことを…言ってガツガツ力強く生きていくほうがカッコいいじゃないですか。
同僚たちのヒーローになりましょうや。
そういうことです。
はいまとまった。
アハハ…。
働くルールをもっと知ろうその問題意識は大きく広がろうとしています。
去年労働法などの知識を資格として身につけるための検定が初めて実施されました。
分かっているようで分かってないところがあります。
きっぱり間違っているところを会社に言えるような知識を深めていきたいと思ってます。
大人たちも真剣だな。
プレオトナたちも働くルールを身につけようぜ!2014/05/29(木) 19:25〜19:55
NHKEテレ1大阪
オトナへのトビラTV「“働くルール”」[字]

労働法などの“働くルール”。知っていれば給料がアップ!?雇用契約書って何?社会にでた時に自分を守るため大切な知識を、ヒャダインさん、吉本実憂さんとみていきます。

詳細情報
番組内容
自分が就職した会社が「ブラック企業(=劣悪な労働条件の会社)」だったらどうしよう…そんな不安を抱える若者たちにぜひ、知っておいてもらいたいのが「労働法」の存在です。「労働法」は、企業に比べて立場の弱い労働者たちの権利を守る法律のこと。会社に劣悪な労働環境を強いられたとしても、労働者には「戦う権利」があるのです。「働く武器としての『労働法』」について、ヒャダインさんと吉本実憂さんと考えていきます。
出演者
【ゲスト】NPO法人代表…中嶌聡,【出演】ヒャダイン,吉本実憂,【語り】片山千恵子

ジャンル :
趣味/教育 – その他
バラエティ – トークバラエティ
情報/ワイドショー – ファッション

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