ミュージック・ポートレイト「江國香織×南果歩 第1夜」 2014.05.29

あ〜!いや〜!いや〜かわいい〜。
本当?すごい私ドキドキしちゃった。
ちょっと初恋の人に会いに来たみたいな感じ。
20年近く親交のある2人が大切な10曲を持ち寄り人生を語り合います。
松子に竹夫お弁当あるからね。
テレビに映画に舞台に30年にわたり活躍してきた演技派女優です。
菊さんの文が…。
しかし華やかな経歴の裏には在日コリアンというルーツに悩み居場所を求めてさまよう苦悩の日々がありました。
何気ない言葉でつづる恋もようが女性の心をわしづかみ。
ヒット作を連発する…小説にとどまらず…これまでに関わった作品はその数140余り。
直木賞をはじめ数々の文学賞を受賞してきました。
幼い頃から随筆家の父の書斎を遊び場にしペンを片手に物を書いていた江國さん。
しかし恋愛小説家の前半生は屈折した少女時代と色恋沙汰のまるでない青春時代でした。
小説家江國香織と女優南果歩。
片や書き手片や演じ手の2人を結ぶものそれは物語。
物語に魅せられ物語と生きる2人が青春の日々そして結婚を語ります。
心に残る音楽を通して2人の人生を見つめていきます。
(実況)日本選手団の入場であります。
1964年日本でオリンピックが開催されたこの年。
南果歩さんは5人姉妹の末っ子として兵庫県尼崎市に生まれました。
姉が4人いたからすごいませてたの。
本当にもう洋画しか見ないしカトリーヌ・ドヌーヴやオードリー・ヘップバーンやそういうものばっかり見ていてそれでテレビ番組なんかも子どもが見るものあんまり見てなくって大人が見るようなドラマがもう大好きで。
中でも大好きだったのが浅丘ルリ子さんと石坂浩二さんがず〜っとね夜のテレビドラマで共演していて。
ドラマ「3丁目4番地」。
ビリー・バンバンが歌う主題歌をいつも口ずさんでいました。
歌詞にもあったように「知らない人が今はそばに眠る」とかね何か子どもながらにねもう何かちょっと分からない大人への…。
知らない世界そういうものにすごくねすごくときめいたの。
・「濡れることを夢に見るよ」・「風に吹かれて」「さよならをするために」この歌を聴いていた8歳の頃幸せな日々とのさよならがやって来ます。
父親の借金がもとで両親が離婚したのです。
すごい鮮明に覚えてるのが大きいおうちに住んでたのがある日突然人のものになっちゃうのね。
だからもう本当にそこを立ち退いてまあ小さいアパートに住みだすんだけどそこから何か物への執着がね本当になくなっちゃったっていうか。
「あっ所詮家は…物は物」。
で物への執着はなくなるんだけど多分人への執着っていうのもうすごく強くなったの。
だから今いる家族に対してはもう本当に何て言うのかなもうこの人たちがいないと私は生きていけないっていう。
人への関わりがちょっと過剰になってしまったところはすごくあるんだと思う。
その体験から。
南さんと同じ年江國香織さんは随筆家江國滋さんの長女として東京に生まれました。
江國家では絶えず音楽が流れていました。
父親は書斎でジャズ母親は台所でシャンソン。
今のね聴くだに懐かしいんだけどうち母がすごくシャンソンが好きでごはん作りながらよく母はかけてたのでうちの中でいつもシャンソンが流れてたのね。
そして歌ってもいて。
母が。
ジャン・ギャバンが好きだったのね。
うち母も父も。
シャンソンが流れててお父さんが滋さんが書斎にいらしてお母さんが夕げのお支度をして。
もうすごい幸せな光景に感じるよ。
そう?うん。
でもほらどこのうちもそうだけど両親とかかわいがってくれるじゃない?おじいちゃんとかおばあちゃんとか。
本当に自分がすごいいい子だと思ってたの。
「いい子だいい子だ」って言われるから。
いい子でいなきゃ。
その事が小学生の江國さんにはプレッシャーでした。
ついには不眠症やおう吐癖夜尿症を発症してしまいます。
父も母もうちの中にいたので。
仕事をうちの中でしていて。
外に出なきゃいけないのは自分だけだと思っていたのね。
外って幼稚園とか小学校とかね。
ちょっとその辺まで出ただけで何にもできないし何も知らないし…。
うちで言われてるほどいい子ではなかったぞっていう。
…なかったし。
だからおうちにいる人たちにはそういう事は言えなかったっていうか。
彼らは私がかわいくていい子だと思ってるんだからそれはそのままにしといてあげないといけないと思って。
すごいね。
子どもなりに何かいろんなバランスをとろうとするのね。
そう多分ね。
今思えばなんだけれどね。
少女時代の繊細な感性はベストセラー作家となった江國さんの中に今も脈々と息づいています。
高校生になった南さんはバトントワリングと出会います。
当時大流行していたこの曲でステージに立ちました。
これでやったの?バトントワラー。
やったの。
メチャクチャだよね。
普通のマーチとかじゃやっぱり面白くなかったの。
多分これ文化祭とかで発表したんだね。
・「ルールールー」普通にバトン回して。
・「ルールールー」イエ〜イみたいな感じで。
全然合ってないんだけどでも自分たちにしたら画期的でしょ?KISSだぞって。
KISSとバトンだよっていうので。
すごい弱小クラブでね。
部員は少ないし練習日が週に3日ぐらいしかなかったんだけどまあその分自分たちで曲を選んだり振り付け考えたり衣装作ったりして。
好きなようにできたの。
実はこの時期南さんには体を動かして吹き飛ばしたい心のもやもやがありました。
17歳の時母親に従いしぶしぶ日本に帰化。
自分は何者なのか煩悶していたのです。
それまでは本当にもう感情過多だからね。
すごい泣き虫だったの。
とにかく一日何回も何回も泣いているような子だったんだけど多分踊りを始めてから泣かなくなったと思うね。
その後南さんはバトンに飽き足らず言葉を使った自己表現を求めて芝居の道へと足を踏み入れていきます。
一方思春期の江國さんは女子校で物静かに過ごしていました。
私女子校に通ってたのでね中学高校そのあと短大までそうなんだけれど。
そうだよね。
男の人をあんまり見た事がない。
うちの中も父がいるだけで女姉妹しかいなくてね。
本当に本ばっかり読んでる内向的な子どもだったので男の人としゃべった事が多分二十歳ぐらいまでない。
大人のまあ親戚とかそういう人はいたけど。
本当?面白いねそれも。
男の人っていうものにそれこそ映画とか小説とかテレビで見る人とかドラマの中の人に憧れるしかなかったかもしれない。
そんな江國さんの理想の男性がツイストの世良公則さんでした。
世良さんの歌いっぷりと見た目もかっこよかった。
かっこよかったね。
イメージがとっても男っぽくて憧れたなあずっと。
歌もねこの人声に物語があるので。
好きだったなあ。
そしてこの時期2人は偶然にも同じ物語に心を奪われていました。
それが映画史に残る不朽の名作「風と共に去りぬ」です。
私ね本当に映画見るのが好きだったの。
高校の時に。
「風と共に去りぬ」のリバイバルを見に行ったのね日曜日の朝。
あまりの感動にもう一回見たの。
もうその日は一日スカーレット・オハラの気分。
私ね私ね中学3年生の時にやっぱり「風と共に去りぬ」を見に行ってすっごく感動して片方の眉をそっちゃったの。
ヴィヴィアン・リー風に?うん。
で描いてたのね。
中学生の時に。
私もこうやって結んでここリボンつけたりしてたもん。
スカーレット風。
グリーンのドレスの時ねそれ。
だからさそのあとにグリーンのプリントの花柄のワンピースを見つけて買ったよ。
すごく分かるわ。
コットンだけどね。
あれって確か映画の中ではカーテンから作ったドレスでしょ?そうそうマミーが作るの。
私カーテンからドレスを作るっていう事にまた憧れたの。
やっぱりその物語に浸りたいっていう部分はすごくよく分かる。
思春期の心に深く刻まれた物語との出会い。
この事がやがて2人の人生を物語と深く結び付けていきます。
江國さんは書き手として。
南さんは演じ手として。
高校を卒業した2人は新しい自分と出会います。
南さんは更なる自己表現の場を求めて上京。
演劇の名門桐朋学園へ進学します。
もちろん演劇科を受けて演劇をやろうと思うんだけれどももしそれが駄目だったとしたらまた別の場所に行って新しく始めればいいぐらいの感じ。
とにかくね生まれ育った町を出て家族から離れる事をすっごいいつも考えて生きてた。
短大で演劇を学ぶ仲間たち。
才能を競い合うしれつな競争の場でした。
とにかくいろんな人がいて自分は「井の中の蛙」だったっていうのをねすごい思い知らされていた頃でね。
本当にすごい人がこの世の中にはいてこういう人が演劇を志すべきなんだなと思いながらでも自分も後がないっていうのがあるからもう必死でみんなについていってるような状況で。
そんな時に出会ったのが映画「フラッシュダンス」。
落ちこぼれダンサーの女の子が何度挫折しても立ち上がりオーディションで見事合格を勝ち取るサクセスストーリーです。
南さんはこの物語に自分を重ねました。
ボーイフレンドと見に行ってタイトルロールが終わる頃にね「映画のあと何食べる?」とかって耳元で言うんだけど私はもう一回見たいなと思って。
「ごめん私もう一回見る」って言ったら隣で「じゃ俺ももう一回見る」って言うんで「いい。
私一人で見たいから」って言ってもう一回見たね一人で。
アハハ!かわいそうに。
そうね悪い事した。
でもこっちの物語の方が大事だったから。
とにかく今これにどっぷり自分を浸して明日の活力にしたいっていうのがすごい強かったんだと思う。
オーディション映画の「フラッシュダンス」に背中を押され南さんもあるオーディションに挑戦します。
それが後に女優デビュー作となる映画「伽子のために」のオーディションでした。
綿毛がこんなに舞ってる。
物語は在日韓国・朝鮮人の青年と日本人少女のラブストーリー。
南さんは自らの人生を重ねて演じられると意気込みます。
しかも原作には高校生の時から親しんでいました。
更に監督は大好きな小栗康平さん。
デビュー作「泥の河」は映画館で4回も見たほどでした。
「これだ!」と思ってね。
私はこれをやるために19年間生きてきたんだと思ってね。
オーディションこれからだから受かってもいないんだけど踊りだしそうなのよ。
もうとにかくその出会った…これに出会ったんだと思ってね。
一方23歳の江國さんはアメリカにいました。
映画の字幕制作の仕事に憧れ留学していたのです。
そこで自分自身の新たな一面を発見します。
自分が英語をしゃべる時には日本語をしゃべる時よりもはっきりした感情に…。
なる!自分の今考えている事を最大限伝えるためにはもう本当に白黒はっきりさせるしかないっていうところも…。
そうなの。
そしてね大げさじゃない?英語の方が。
ボディーランゲージとかも。
「まあきれいね!」とか「うれしいわ!」とかみたいに。
そういうふうにやってるうちに本当に自分の感情がそういうふうになってきちゃって。
別の自分が目を覚ますというか。
でもそれも絶対さ香織ちゃんの中にあった香織ちゃんなんだよね。
そうそうなのよ。
内向的な文学少女の中にいた社交的なアメリカン・ガール。
気付けばそれまで毛嫌いしていた元気いっぱいのダンスナンバーに身を委ねていました。
ずっとねそれまでは過剰なものが嫌いだったのね。
過剰なものっていうのが割と嫌いで。
体温が低い感じが好きだった。
「どうしてそんな熱くなるの?」っていう感じだったんだ。
…だったのそれまでは。
でもねあの時はエネルギーの過剰なものに引かれた。
江國香織23歳。
アメリカで出会った新しい自分が進むべき道を教えてくれました。
映画に字幕をつける人になりたいと思ってアメリカに行ったんだけどそこで英語をやってるうちにね日本語がやりたくなっちゃったの。
あまのじゃくにも。
英語の面白さを発見するっていう事はイコール日本語を再発見する事でもあったの。
英語ではこういうふうに言うのかっていう時に日本語との差に驚く訳だからそしたらやっぱり日本語で…。
仕事としてまず日本語だと思ったの。
1年間のアメリカ留学のあと江國さんはいよいよ小説家としてデビューする事になります。
2人が社会に一歩を踏み出した頃男女雇用機会均等法が施行されます。
新しい女性の生き方が求められる時代となったのです。
短大を卒業した南さんは気丈なヒロインを演じてテレビ初出演。
舞台でも坂東玉三郎に認められ「ロミオとジュリエット」で新しいヒロイン像を模索します。
しんのある強いヒロインそれが南さんのイメージとなり時代を表現する存在となりました。
ほんまにこんな下手な散髪屋さんめったにあらへん。
おっきい頭。
中身は空っぽやのになあ。
アハハ…。
誰よりも早く現場に入り誰とも口をきかず役柄に没頭。
脇目も振らず仕事に打ち込んでいきました。
映画でデビューして舞台もやらせてもらって仕事もいろいろやらせてもらっていたんだけれどもいつもね何か満たされないものをねやっぱりず〜っと抱えてるんだよね。
それが何なのか。
仕事なのかそれとも愛情なのかそれとも自分の居場所というものがもっとほかにあると思っているのかは…。
いろんなものが混ざっていてそれが何なのかは分からなかったけれどでもやっぱりここじゃない場所に行きたいっていう願いが思いがいつも付きまとってるのかな。
南さんは仕事の合間を見つけては海外へ飛び出しました。
1人旅のBGMはいつもこの曲でした。
才能って一体どういうものなのかというのをすごい考えていたと思う。
才能があるからやっていけるのかそうではなく努力の方が努力する事の方が尊いのかっていうのをね。
何かそういう事を本当に一人になってね知らない町を歩く事によっていろんなものをそぎ落したいっていうのかな。
そういう雑念を落としたいっていうのもあって1人旅をよくしていたのかな。
これを聴きながら。
うんこれを聴きながらね。
いいねえいいねえ。
誠実な仕事ぶりが認められ南さんは演技派の若手女優として実績を重ねていったのです。
一方アメリカ留学を終えた江國さんはアルバイトのかたわら小説を書き雑誌に投稿する日々を送っていました。
しかしプロとして自立する事にはためらいがありました。
父親の求めるプロ意識がとても高い事を知っていたからです。
短大生くらいの時にいつか自分でお金をためて本を出してみたいって言ったのね父に。
自費出版みたいなものを。
その時父がすごく怒って。
もし本屋に本を並べたいんだったらちゃんと人様にお金を出して買ってもらうだけの価値のあるものじゃなかったら…。
そんな「趣味です」みたいなそんな恥ずかしい事をしたら勘当するっていうぐらい怒られちゃって。
え〜っ。
特に読む書くっていうのは普通に職業じゃなくてもいろんな人がする事だしまあ大抵の人にできると言えばできる事だからそこの境界線はすごく高くあるべきだと父は思っていて。
そのぐらい腹をくくってやらなければいけない仕事なんだよっていう事だったのかしら。
そうそう。
だから「ひぇ〜ごめんなさい」っていう感じでもう一切本を出そうなんて金輪際思いませんって思ったわ。
しかし24歳でフェミナ賞を受賞。
さまざまな出版社から執筆の依頼が舞い込みます。
心の準備ができないままプロの入り口に立たされたのです。
憧れてる間は絶対やってやると思ったり絶対やりたいと思ったりするけれどいざ…まあまだ入り口とはいえいざそうなると不安じゃない?プロとして一歩を踏み出すかどうか。
決断を迫られた時この曲がそばにありました。
「決断しなきゃ」と歌うこの曲に背中を押され江國さんはプロとして生きる事を決意します。
小説だけで勝負をしようと。
自分には書く事しかないって。
ただ自分にはこれしかないって思う事が怖かったのねきっと。
プロデビューから2年後江國さんは代表作となる小説「きらきらひかる」を発表。
主人公はアルコール依存症の妻と同性愛者の夫そして夫の恋人。
奇抜な設定が浮き彫りにする純粋な恋心が共感を呼び江國さんは恋愛小説家の名手へと駆け上がっていきます。
南さんが結婚したのは31歳の時。
きっかけは女優人生で初めての挫折でした。
27歳の時全身全霊でオーディションに臨んでいた映画が突如制作中止になったのです。
いろんな事をね本当に強く願って誰よりも努力をすればかなうと思ってたのね。
本当に身を削るほどにやってきたと思うんだけれども人生は自分が思ったような方向には進まないものだっていうのをね初めて知ったの。
女優として初めての挫折にぼう然とする南さん。
一人荒野に投げ出されたような感じでした。
まるでこの映画のように。
砂漠のうらぶれたカフェに集う流れ者たち。
しかし誰かといるうちに離れ難い絆になっていく。
映画にも似た心境で南さんは初めての結婚を選択します。
私結婚願望もなければ母親願望も全くなかったのでそうやって一つ大きなものを成就できなかったっていう事があったから思ってもない事をやってみようと思うんだね。
その挫折の先に人と寄り添うというかそういう結婚という形をとってみてもいいのかもしれないという流れだったような気がするね。
そうか。
それはすごく果歩ちゃんの人生には珍しい事っていうか初めての事だったんだね。
そうかもしれない。
やっぱりこう自分で「これだ」と決めたりそういう感情が動く方が生きている実感をすごく持てたんだと思うのね。
でもやっぱりそうじゃない事も人生って起こるんだね。
うん起こるね。
不意をつかれなくちゃ結婚なんかできないような感じもするよね。
本当そう。
だって考えたらしない方がいいのではっていう疑問は多分常にある。
あのねチェック項目ってないよね。
ない。
これイエスノーか丸かペケかで箇条書きにしてみたら結婚には至らないよね。
本当に不意をつかれるっていうか。
私はうっかりしてないとできないものだと思ってるけど。
私もそう思う。
必ずしもそれが悪い事な訳ではもちろんなくてただうっかりしてなくちゃできないよね。
できないよね。
間違いなく。
間違いなく。
江國さんが結婚したのは29歳の時。
夫は180度違う価値観の持ち主でした。
本もあんまり読まないしあんまりしゃべらないし。
お酒飲まないし。
面白いね真逆だね。
真逆うん。
結婚後の数年間は夫婦げんかが絶えず心労で体重は30kg台に落ちるありさま。
そんな時大好きだったこの曲の歌詞が自分たち夫婦の事として切実に響きました。
もし私の事を今分からないんだったらこの先もずっとずっと分からないだろうって。
でも人が人を分かる事ってあるんだろうかって。
お互いにね。
全部は分からないし全部は手に入らないし。
…っていう事が何かしみじみしたのその時。
江國さんは夫婦間の価値観の違いを文章にする事で結婚生活を楽しめるようになっていきました。
今分かってないなら決して決して分からないだろうって思ったり思われたりする関係でもだから好きではないとかだからどっか行ってほしいとかもう必要ないっていう訳ではない訳で。
人と人っていうものについてちょっと別の地平をこの時感じた曲かな。
私本当離婚の時が一番熟慮したというかね。
10年たった。
自分はよくやったと自分に言ってあげたいって思ってね決断できたのね。
母が死んだ時に本が全く読めなくなっちゃったのね。
日本語を読むとどうしても母の事を思い出して母の声が聞こえちゃうの。
音楽でつづる女性たちの物語。
次回30歳を越えた2人は大きな出会いと別れを経験。
やがて年を重ねゆく喜びを発見します。
2014/05/29(木) 23:00〜23:45
NHKEテレ1大阪
ミュージック・ポートレイト「江國香織×南果歩 第1夜」[字]

直木賞作家・江國香織&南果歩の人生の10曲▽ともに50歳の大親友。赤裸々に語られるふたりの結婚観とは?▽不眠症に悩んだ江國の屈折した少女時代▽ビリー・ジョエル他

詳細情報
番組内容
直木賞作家・江國香織&南果歩が「人生の10曲」を持ち寄り対談▽ともに50歳の大親友。赤裸々に語られるふたりの結婚観とは?▽父親の借金・離婚という過酷な日々で幼い南が口ずさんだビリー・バンバン▽不眠症に思い悩んだ江國の屈折した少女時代▽突然の映画の制作中止。南が人生初めての挫折のなか選択した結婚▽青春時代のふたりが出会った運命の映画「風と共に去りぬ」▽世良公則&ホイットニー・ヒューストン&KISS他
出演者
【出演】江國香織,南果歩,【語り】ヒロ寺平

ジャンル :
音楽 – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
バラエティ – トークバラエティ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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