(卓)いよいよ個人戦の予選会も近いがことしも本戦出場4人全てうちが占める覚悟でいく!
(部員たち)おす!ただし予選とはいえ辻堂のコン片瀬の月本ら本戦を上回る猛者の多いブロックだ。
絶対気を抜くなよ!いいな!
(部員たち)おす!
(ペコ)うほー!もう冷やし中華出てるんすね。
季節感あるメニューも豊富で飽きないっすよ。
(国分)そりゃいいけどよペコ。
お前ずーっとうちにいっけど高校平気なんか?ノープロブレムっす。
単位計算してばっくれ決めてますから。
お前片瀬だよな?はい。
(国分)月本ってカットマンいんべ?ああ…はぁ。
(うずまき)強えの?
(国分)50連勝とかっつう話さ。
なあペコ。
はぁ…そうっすね。
(国分)いやうちの弟も高校で打ってんだけどよぉ一遍対戦したらしいんだ。
もう全然すげえって。
人間業じゃねえって話よ。
卓球続けてく自信なくすほど強えってな。
(うずまき)ふ〜ん。
(国分)ロボットと打ってるみてえなんだと。
えっ?これオババ?マジカワイイじゃん。
(道夫)ペコにビールは駄目だぞ!ジュースあったろジュース。
(道夫)お前初めて来たとき母ちゃんの銅像写真撮ってたろ。
(シャッター音)《ピンポンガール!》あちゃ〜。
これが小泉さんで…。
えっ!?これが海王理事長。
風間のじいさんだ。
ホントだ。
・
(泣き声)
(道夫)おおよしよし。
ほら〜!狭いね世の中。
みんな幼なじみさ。
飯食って早く寝ろ。
それから母ちゃんお前の膝心配してたぞ。
母ちゃんも卓球辞めたの膝いったからだからなぁ。
大丈夫なんだろうな?ほーい。
(道夫)ここで寝んなよ。
(ドアの開く音)
(百合枝)いつも風呂に入ってるのね。
(百合枝)インターハイ予選ポセイドンがマットを敷くって決まったみたい。
発売促進のためだって。
そして海王の選手は「ドラゴン」っていうマット専用のシューズをみんなで履いてるの。
竜ちゃんは自分のために卓球をするべき。
私はここから出るよ。
怖い顔しないで。
(ドアの閉まる音)
(小泉)そうか。
星野はまだ卓球続けてたか。
(オババ)お前さんが手を抜いた分こっちがえれぇ苦労したよ。
禁煙だからここ。
分かった。
そういうことなら彼も登録しておくよ。
不思議とチームの信望厚い子だ。
歓迎こそされ反感はないだろう。
Ms.田村に一つクエスチョン。
そのおかっぱ頭の星野がね次のインハイで月本に勝つ確率ってさどれっくらいあるの?チッ。
てめえが見捨てた選手じゃねえかよ。
(小泉)答えになってないよ。
確率うんぬんは苦手だね。
あの子は他と比べられないんだよ。
だから見極めにくい。
しかし才能だけで言うなら海王の風間竜一をはるかにしのぐ。
そいつだけは確かだ。
うっそ〜ん。
(ドラゴン)あっ!ああ…。
(ドラゴン)《私は強くなる》《父より!おじじより!》
(ドラゴン)ぬおー!おいあれ月本誠じゃねえか?ホントだ。
片高の月本だよ。
何してるんだ?誰か待ってんのかね?
(生徒)今の月本だぜ。
片高のよ。
(生徒)へぇ〜あれか。
(大田)おーい月本!そろそろ中入れ!何だか様子が違うぞ。
来た来た。
すげ〜な。
(生徒)なんちゅう頭じゃ。
(生徒)しかしことしもやっぱしあれかね。
上位4人は全員彼らで決まりかね。
(生徒)いやことしは分かんねえよ。
ほれあいつ片高の月本いるしよ。
ドラゴン卓球ロボットに月本のデータインプットして練習してたって噂だぜ。
(一同)うわぁ!
(浜ちょん)うへ〜マット!
(高村)床にマット敷いてあっぞ。
(大田)分っかんねえな〜。
滑るって言われりゃ滑る気も…。
(高村)どんだけどんだけ〜。
(木村)痛っ!滑った…。
(小枝)マジかよバカ。
お前いつも転んでんだろバカ。
風間がマット専用シューズは全然違うって言ってたろ?バカありゃCMだろ?バカ。
表で売ってたよな?
(生徒)7.5下さい!
(店員)はい毎度。
(生徒)26.5。
(店員)はいどうぞ。
(男性)世界のグラウンドはマットだ!
(ドラゴン)全然違う。
(男性)世界へ飛び出せ!!世界初!!マット専用シューズ。
(生徒たち)ちょうだいちょうだい!28ある?26.5!急いで!トーナメント表見てきたよ!
(オババ)ご苦労さん。
マットはたぶん関係ないよ。
マットと床でシューズを変えるプロ選手はいない!販売目的であおってんだ!
(オババ)それでどうだった?スマイルどこ?
(オババ)小泉と競技場だけどね。
何だよ一声掛けてやりたかったぜ。
おい。
(道夫)うん?
(オババ)トーナメント表。
う〜ん…。
1回戦は知ってる1年坊で楽勝なんだけど…。
(オババ)はっきり言いな。
おいペコ!お前の2回戦の相手。
誰?
(道夫)コン・ウェンガだ!
(チャイナ)ハハハハ…。
そっか2回戦でもうチャイナね。
だがそれ越えたらまた準決勝の風間まで大した相手はいない。
スマイルは?スマイルと当たるとすれば決勝だ。
やつの邪魔といえば3回戦で当たる真田ぐらいであとは敵じゃねえな。
強いの?そいつ。
(道夫)海王の副将だ。
そう。
サンキュー道夫さん。
おいら行く。
何だ?試合まで時間あるぞ。
行っとくよ。
そうか。
よーしぶちかましてこい!どーんと男を上げてこいよペコ!ちったぁ気落ちするかと思ったが案外けろっとしてやがるな母ちゃん。
(オババ)てっぺん目指せばいずれは怪物にぶつかる。
腹くくったってことだろうよ。
あっちゃ〜最低最悪。
マジかよ。
死にてー。
トホホホホ…。
(真田)マットのシューズは履かんとね?ああ。
私にシューズは関係ない。
(真田)風間が履かんで俺らだけ履いとったらカッコ悪かばいね。
(チャイナ)私は中国にいるときからバタフライを履いている。
マットもフローリングも靴は変えないよ。
(小枝)えっホント?
(木村)買っちゃった…。
(チャイナ)でもいい靴を履くのはいいこと。
みんないい靴履くべき。
(生徒)おいコンやドラゴンはマットシューズ履いてないぜ。
(生徒)風間が!?マットは気にならんのかね?
(スマイル)はい。
気になりません。
それより戦術的なアドバイスとかないのですか?先生。
ないよそんなもん。
私の知る限り君は最高のプレーヤーだよMr.月本。
君の勝利を私は確信している。
(試合開始のブザー)・コン!ぶちかましてくれ!・海王けずれー!・いけー海王!・コン吹っ飛ばせ!
(毛利)チッ。
(毛利)《くそっ…。
んだがドライブ!》
(毛利)《チッ。
駄目でねぇかこりゃ》《まったく歯さ立たねぇ。
こいが世界レベルが》《やっと海王のレギュラーさなれだのにデビュー戦がこいか》
(毛利)《ハァ…才能が?》
(毛利)《怒られっかな?》《いやんだどもわぁがレギュラーさなれだのも海王が落ぢぶれてきたせいかもしれねぇからな》《はなっから誰もわぁさな期待してねっか》
(主審)イレブンツー。
マッチトゥコン選手。
(毛利)無残。
やったー!勝ったよ!ありがとコンさん。
(チャイナ)まだ1回戦よ。
だって相手は南高の東だぜ。
バーカ。
俺だって北高のやつ倒したんだぜ。
(チャイナ)いいか。
ちゃんと練習すればみんな強くなる。
これホントよ。
じゃあ俺も死ぬほど頑張ったら片瀬の月本みたいになれる?それない。
(部員たち)アハハハ!嘘。
分からないね。
才能どこか眠ってるかもよ。
(アナウンス)ただ今より第2回戦を行います。
各選手は指定された台についてください。
ハハッ。
私あなた覚えているよ。
ヘヘッ。
忘れてくれりゃあよかったのによ。
ん?どっこい俺さま1年前とはちと違う。
ヘヘッ。
リニューアルされてんからよ。
そこんとこよろしくだぜコン。
(主審)ゲームトゥ月本選手。
(卓)見事と言う他ないな月本誠。
無駄のない動き配球コントロールスピード。
全てが桁違いだ。
竜一。
(ドラゴン)ああ…おす。
どうした?12番台。
コン・ウェンガ。
(ドラゴン)はい。
よく見ておけ。
間違いなく上で当たる。
それはどうでしょう。
(卓)ん?彼ファースト落としますね。
アウト!テンセブン星野選手。
(卓)星野?誰だよ。
(ドラゴン)分かりません。
今ごろコンの頭の中はパニックだろうぜ。
何せ1年前にスコンクで吹っ飛ばした相手なんだからね。
《ニーハオ》ヘッ。
(オババ)そこだ。
(コーチ)あっ。
(チャイナ)チッ…。
あー!
(主審)イレブンエイト。
ゲームトゥ星野選手。
(観客)コンがゲーム取られたぜ。
(観客)あのペンホルダー裏使ってんぞ。
(猫田)片高星野。
データ洗い直せよ。
(毛利)フォアみてえなバックでしたね。
(道夫)あの野郎…裏面はまず格下で試せったのに。
ふん。
はったりなんてのは相手が一流であるほど効くんだよ。
愛してるぜペコ。
しゃらー!ちょっと君。
試合中だよ月本選手。
はい。
すみません。
おかえりヒーロー。
おや。
あらら。
(道夫)チキータもミュータも急に覚えやがった。
(オババ)まったく何て子だよ。
見る見る間に成長してく。
(道夫)うん…。
あの子にとっちゃ遊びなんだろうよ。
人の背中ん蹴ってあっという間に駆け上る。
恐ろしいほどだ。
まったく。
コンが焦って自滅したとみるのが妥当だろうな。
ええ。
(ドラゴン)《しかし…》しゃー!
(チャイナ)くっ…。
ナインシックス。
星野選手。
ハハッ…覚えてるか?あなた。
私と初めて試合したあなた1点取れない。
私から。
シェイシェイだぜコンさん。
あんたのおかげでおいら一つ強くなることができたよ。
あんたはおいらに飛び方を教えてくれた。
(ドラゴン)《才能か…》もう済んだのかね?Mr.月本。
ええ。
さすがに早いな。
見てくださらなかったんですか?ノー。
どうせ勝つ試合だ。
負けましたよ。
えっ…。
冗談ですよ。
星野ですね。
ああ。
彼面白い卓球をやっているよ。
裏面…ドライブだ。
何だ見ていかないのか?どうせ勝つ試合です。
(主審)アウト!テンセブン星野選手。
(卓)こいつはくるぞ。
(ドラゴン)ええ。
(オババ)いい子だ。
(小泉)ん〜。
(一同)頑張れコンさーん!ん?
(主審)マッチトゥ星野選手!ピンチのときにはおいらを呼びな。
心の中で3回唱えろ!ヒーロー見参!ヒーロー見参!ヒーロー見参!そうすりゃあおいらがやって来る!ホーッ!ピンポン星からやって来る!2014/05/30(金) 01:58〜02:28
関西テレビ1
ピンポン THE ANIMATION[字]【あの名作漫画がアニメーションで蘇る!】
インターハイ予選。見違えるほど闘争心に目覚めたスマイルは会場の話題の中心だった。一方ペコは2回戦から一年前にスコンクで負けた孔と対戦することに—。
詳細情報
番組内容
卓球で「この星の一等賞」になりたい星野裕(通称ペコ)と、卓球は「死ぬまでの暇つぶし」の月本誠(通称スマイル)は、小学校から卓球道場に通い、共にラケットを振っていた幼馴染み。
インターハイが近付いたある日、2人は上海から辻堂学院にやって来た留学生・孔文革(通称チャイナ)に会いに行き、その実力を目の当たりにする。
一方、卓球強豪校、海王学園の風間竜一(通称ドラゴン)や、ペコとスマイルと同じ道場出身の
番組内容2
佐久間学(通称アクマ)もインターハイに向け動き始めていた。
地上最速のスポーツ、“卓球”に青春を捧げる、五人五様のネオスポ根物語!
出演者
星野裕: 片山福十郎
月本誠: 内山昂輝
風間竜一: 咲野俊介
佐久間学: 木村昴
孔文革: 文曄星
オババ: 野沢雅子
小泉丈: 屋良有作
スタッフ
【原作】
松本大洋『ピンポン』(小学館 ビッグスピリッツコミック刊)
【監督】
湯浅政明
【キャラクターデザイン】
伊東伸高
【音楽】
牛尾憲輔
【色彩設計】
辻田邦夫
【美術監督】
Aymeric Kevin
【撮影監督】
中村俊介
【編集】
木村佳史子
【音響監督】
木村絵理子
【制作】
タツノコプロ
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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