(オープニングテーマ)
(学園長)この密書をある所にとどけてほしい。
ただしとちゅうに警備が厳しい関所があるので気をつけるように。
(雑兵)次!入れ!心の声
(仙蔵)たしかに警備は厳しそうだな。
だが密書のかくし所はかんぺきだ。
関所の兵にはわかるまい。
おまけにこのばんぜんの変装。
…うん?ああっ!心の声ふ…福富しんべヱ…!山村喜三太…!
(しんべヱ小声で)あれって…。
(喜三太小声で)うん。
立花せんぱいだね。
何してるんだろう?きっと授業の課題だよ。
「密書を持って関所を通れ」とかなんとか…。
なるほど。
…でボクたちはどうする?それはもちろん…。
心の声あいつら…。
いつもどおりならこのあと…。
(2人)立花せんぱい!何やってるんですか!?立花せんぱいほどの人がなんの用もなく…。
こんな所に来るわけないですよね〜!きっと人に言えないじゅうような密書を持って…。
この関所を通るんですよね!?ボクたちと立花せんぱいの仲です。
なんでもおてつだいしちゃいますよ!
(2人)まずは何します?
(雑兵)まずは3人いっしょに来てもらおうか。
(3人)あっ!?心の声…となるはずなのだがなぜだ?ワタシに何も言わずに関所を通っただと?どういうことだ?次!入れ!はい。
きっとだいじょうぶだよ。
なんたってせんぱいはできる人だから。
そうだね。
お使い急ごう!うん!う〜ん…。
(武将)ふむ…。
心の声フフ…いくらでもさがしてもらおう。
そこに密書はない。
これなら何事もなく関所を通れそうだ。
あっ…!本当にそうか?しんべヱと喜三太がいたんだぞ。
ヤツらがいてそんなに物事がかんたんに進むはずがない!はっ!読めた!この先起こるのは…!立花せんぱ〜い!おてつだいしますよ〜!密書運ぶんでしょう?せんぱいのことが心配でもどってきちゃいました〜!み…密書だと〜!?こヤツらをひっとらえろ!
(一同)へい!心の声きっとこうなるにちがいない。
どこから来る?こっちか?それともこっち…!?ん…?ムフッ…。
あやしい物はありません。
心の声フッ…かんぺきだ。
(武将)そうか。
ではその荷物はいいとしてこヤツをひっとらえろ!えっ!?ニヒヒ…!くっ…!ごかいです。
ワタシはただの薬売りで…。
それはワシが決める。
昔から間者が密書をかくす場所は決まっておってのう。
たとえばこの笠。
あ…。
フフン…。
うん…?密書なんてあるはずないですよ。
ワタシはただの薬売りなんですから…。
(武将)だまってろ!ひいっ!ひどいなあ。
うるさい!ぜったいオマエはあやしい!ワシの目にくるいはない!おい!オマエ!名を言ってみろ!はい。
仙蔵と申します。
(武将)か…家族を申してみよ!心の声フッ…。
問いただして間者かどうか見ぬこうというわけか…。
(武将)どうした!?はい。
ワタシのところは男ばかりの6人兄弟で長男は長次。
むくちが取りえの男でして…。
次男が文次郎三男が留三郎。
この2人は仲が悪くしじゅうケンカをしております。
四男がこのワタシ。
五男が伊作。
この伊作薬作りの名人でしてワタシがそれを売っております。
末っ子は小平太。
バカ力が…。
もういい!う〜む…。
立花せんぱいおそいな〜。
だいじょうぶだよ。
それよりも早くお使い行こう。
あっ!ああ〜っ!喜三太どうしたの?…あっ!
(鳴き声)ああ…!もしかして…!心の声フッ…ちょろいものだ。
かんたんに見つかるような場所に密書をかくす忍びがどこにいる。
しんべヱと喜三太のことにしんけいしつになったのはワタシの落ち度だがあとはここからさっさとはなれて…。
うん?立花せんぱ〜い!だいじょうぶでしたか〜!?心の声ぐぬっ!油断した…!出てくるのがおそいので心配しちゃいましたよ!ひどいことされませんでしたか!?心の声しぜんに…しぜんに…!ああ。
安心はしてたんですけどわらじのひもは切れるわしんべヱの荷物はとけるわカラスはとびたつわでふきつなことがつづけて起こったもので…。
これならさっきちゃんとおてつだいするって言えばよかったかなって…。
それでもどってきちゃいました。
あ…ああ…。
それはありがとう。
まあせんぱいは…。
できる人だから…。
1人で密書の10や20!持っていけるでしょうけど…!もっともっと!密書30!密書50!
(2人)密書100〜!…っておい!ここでそんなことを大声で言うな!
(武将)密書だと!?今密書と言ったな?密書?なんです?それ…。
(武将)今オマエたちが言っただろう!言ってませんよ!
(2人)ねえせんぱい!
(武将)せんぱいというのはなんだ!?えっ!?ええと…それは…。
ワタシ昔はこの子たちと「いっしょ」の所に通ってましてそれでせんぱいとよばれるようになったんです。
いつも「いっしょ」にいて…。
なっ?…はい?
(仙蔵)…なっ?そうそう!いつも「いっしょ」!ずっと「いっしょ」!
(2人)100年「いっしょ」!
(3人)ハハハ…!う〜む…密書のことを話していたのではないのか…。
それにしてもなんと仲のよい…。
う〜む…。
うたがいは晴れた!ハハハ…!ほっ…。
あっ!あごひもの中に何か入ってる!
(武将仙蔵)えっ?なんだろう?
(仙蔵)ああっ…!なんか書いてある!お手紙じゃない?ああっ!それは密書!やはりオマエらは…!フフフ…フフフ…フフフ…。
オマエら…!
(2人)えっ?おこられてるのは…。
ボクたちかな?
(2人)ひい〜っ!お…おい!いつもいっしょだ!こうなるのも〜!
(ばく発音)
(2人)ひい〜っ!
(仙蔵)いつもいっしょだ!いつもいっしょだ〜!せんぱい落ち着いて〜!あぶないですってば〜!待て〜!は〜いみなさん!乱太郎で〜す!きり丸で〜す!しんべヱで〜す!ねえねえ!きりちゃん!しんべヱ!来週からまた「忍たま乱太郎」スペシャルウイークが始まるんだって!
(きり丸)スペシャル!?アヘッアヘッアヘッ…!
(しんべヱ)前にさ「家族大集合週間」と「たっぷり、くの一週間!」があったよね!
(きり丸)今度はオレが月曜から金曜までいろんなアルバイトをする「アルバイト週間」だな!
(しんべヱ)きっとボクが毎回おいしい物を食べる「グルメ週間」だよ!もう!そんなわけないでしょ!来週は「先生がいっぱい週間!」で〜す!
(しんべヱ)先生がいっぱいということは宿題もふえちゃうんじゃない?
(きり丸)いやいやいや!忍術学園の先生たちはそんなやぼなことはなさらないだろう。
どうやら先生たちだけでどこかへお出かけするみたいだよ。
(しんべヱ)ええ〜っ!?ボクたちにないしょでおいしい物食べに行くのかな?
(きり丸)アヘッアヘッアヘッ!おたからさがしならおともします!2人の予想はともかくどうぞお楽しみに!2014/05/30(金) 18:10〜18:20
NHKEテレ1大阪
アニメ 忍たま乱太郎「油断厳禁の段」[字]
乱太郎・きり丸・しんべヱは、忍術学園で学ぶ忍者のたまご「忍たま」。ユニークな先生や仲間たちと、明るく・たのしく・ゆかいな毎日がくり広げられる。
詳細情報
番組内容
学園長先生から、密書を届けるように頼まれた立花(たちばな)先輩。密書を隠し、変装をして関所を通ろうとしていた立花先輩のところに、しんベヱと喜三太(きさんた)が現れる。ところが、二人はなぜかいつものように声をかけてこない…。
出演者
【声】高山みなみ,田中真弓,一龍斎貞友,大塚周夫,関俊彦,浦山迅,巴菁子,飯塚昭三
原作・脚本
【原作】尼子騒兵衛,【脚本】浦沢義雄,阪口和久
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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