団塊スタイル「新時代のスポーツ参加」 2014.05.30

自分が上に立つことが楽しくなったりとか…。
いじめてしまう気持ちを考えるといじめがなぜダメかが少し見えてこない?高橋さんの話のつづきは番組ホームページで。
今や一大イベントとなった…出場ランナーはおよそ3万6,000人。
その運営を支えたのは…給水やコース整理などにあたりました。
今スポーツのイベントを支えるスポーツボランティアが注目を集めています。
こちら都内の区民センターにできた長蛇の列。
皆さんの目的は…。
NPO法人が主催した…参加者は75名。
シニアの人たちも多く参加しています。
スポーツのボランティアってのにもちょっと興味があったのでグッドタイミングという事で参加させて頂きました。
そこで今回はスポーツボランティアで第二の青春を送っているシニアの方たちに密着!スポーツは「する」「見る」だけではもう古い。
今回は…スポーツボランティアの楽しさとやりがいに迫ります。
何が魅力なんですかね。
すごいですね。
すっごい大勢集まってましたね。
ええ。
あんなにボランティアの方ってたくさんいたんですね。
そうなんですね。
東京マラソンで1万1,000人ですか。
う〜ん。
その応募があった時にもうすぐ締め切られた。
すごい盛んでしたね〜。
ええ。
見るよりもやるよりも今度は支えるスポーツだと言ってました…。
だから率直に言って私はどういうところがそれだけ魅力があるのかって知りたいと思いますね。
あ〜そうなんですね。
東京オリンピックもありますでしょ。
私はそこに向かってだったら何かちょっと…。
ありますか何か?だって客席でなかなか見れないし…。
参加のしかたとしてはテレビで応援するよりはやっぱり現地に行ってって気持ちも…。
じゃあマラソンの会場に行って…。
あ〜と渡したり…。
ロープこうやったり何か渡したりそういう事してみたいですか?でも楽しいんじゃないですか?もしかしたら…。
ああやってみたらね。
うんとちょっと思います。
それではゲストをご紹介します。
元全日本女子バレーチームのキャプテンの大林素子さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願い致します。
お願いしま〜す。
わあ〜。
大林さんバレーボールの世界でもあれですか?スポーツボランティアっていうのは関わりあるんですか?実は私引退して18年なんですけど選手をやってた時は正直やっぱりもう試合がね…。
とにかく集中してたので何にも感じた事がなかったんですけど。
終わってみて改めてそういう方々が全てチームを支えてくれてるんだなっていうのを感じました。
今は場内整備とか取材に行くと一緒になってもうやってるような感じの…。
もうそういうとこまで入りました。
やっぱりバレーボールの試合場で場内整理やったりボールをこうしたりっていうそういうボランティアの方は結構…。
もう控室にいたりとかいろんな果物持ってきてくださったり…。
ホントにいろんな方がいる事を辞めて改めて知りましたね。
今日はじゃあやる方ではなくて支える方からスポーツを見ていきたいと思います。
よろしくお願いします。
ではそのスポーツボランティア一体どんな事をしているのかその一日を見てみましょう。
東京都町田市。
人口およそ40万人。
ここをホームタウンとするJリーグのサッカーチームがあります。
FC町田ゼルビア。
地域の少年サッカークラブのトップチームとして結成され2008年にプロ化しました。
(歓声)試合の運営はボランティアによって支えられています。
(歓声)現在チームに登録しているボランティアはおよそ100人。
その数は年々増えています。
この日はホームゲームの当日。
選手たちより早く地元の人を中心としたボランティアスタッフが会場に集まってきます。
皆サッカーが好きで応援だけでは飽きたらずボランティアで運営を支えています。
皆さんおはようございます!おはようございます。
え〜と今日もよろしくお願い致します。
ボランティアの仕事はさまざま。
多岐にわたります。
活動ができる時間帯に合わせて参加できるシステムです。
2年前からこのチームのボランティアとして月に2回活動しています。
今も製造業で部長として働く石川さん。
ちょうど60歳の時に町田ゼルビアがJリーグに加盟しました。
高校生の頃からサッカーをしてきた事もありサッカーを通して地元に貢献したいと考えボランティアに登録したのです。
試合は午後1時から。
まずは全員で会場設営を進めていきます。
皆ボランティアを通じて知り合った仲間たちです。
年代に関係なく会話がはずみいつも笑いが絶えません。
およそ1時間で準備完了です。
少し早い昼食です。
お客さんの入場前に食事は済ませておかなければなりません。
この日担当する入場ゲートへ向かいます。
すでにいい席を取ろうと熱烈なサポーターが集まっていました。
バックゲート開場しました〜。
お待たせしました〜。
入場が始まりました。
この日の来場者数はおよそ3,000人。
石川さんは試合開始まで2時間以上ひたすらチケットを切り続けなければなりません。
(取材者)誰ですか?えっ?地元ならでは昔からの知り合いと会うのも楽しみの一つです。
試合が始まりました。
しかし試合中も入場するお客さんに対応するためゲートから離れる事はできません。
楽しみは場内の歓声。
(声援)あ〜ダメだ。
(歓声)この時の試合の様子を見てみると…。
青いユニフォームの町田ゼルビア敵のボールを奪って一気にゴール前へ!
(歓声)しかし得点には結びつきませんでした。
試合を見ていなくても気持ちは観客と一体です。
(ホイッスル)そして試合終了。
この日は0対0で引き分けでした。
石川さん結果を味わう間もなく次の仕事が待っています。
缶はあそこにあるので。
大丈夫です。
大丈夫ですか?勝った時も負けた時も来た人たちを笑顔で見送る。
それもボランティアの大切な仕事です。
6時間以上ずっと立ちっぱなしでした。
ボランティアは無事終了。
この日初めて参加した人たちもいました。
(笑い)
(拍手)
(手拍子)お疲れさまでした。
(拍手)いや〜どうですか石川さん一生懸命やってらっしゃいました。
すっごくそういう人たちが今多くて支えられてるっていうのは改めてこう見ると…。
もっと選手ありがたく思わなきゃいけないなと思っちゃいますね。
私もスタッフだと思ってた人が実はボランティアだったのかしらって…。
いろいろ振り返るとね。
いろいろな現場が。
さてスポーツボランティアに詳しい方ゲストにお呼びしております。
文教大学准教授の二宮雅也さんです。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
ずいぶん今の町田のJリーグの…。
しっかりしてますよね皆さん。
そうですね。
非常に…Jリーグが始まって…93年が開幕だったんですけどもこの時から各チームにボランティア組織ができまして…。
今全国北海道から沖縄まであるチームの中にいろいろなJリーグのボランティアさんが活躍しています。
それは町田のケースだけじゃなく全国にあって…。
そうなんです。
変な話ですがボランティアっていうのは報酬とか何かってのはあるんですか?いくらか…。
ボランティアの原則というのがありましてこの中に無償性というのがあるんですね。
町田の場合ですと例えばお茶やお弁当は出るんですがそれ以外のものは基本的には自己負担という事になっています。
へえ〜。
お弁当が出て…。
交通費なんか全部自己負担なんだな。
自己負担です。
あのちょっと気になったのは着ているものとかそういったものはじゃあ皆さんご自前?これはですねチームから貸与されるものがあったりとか簡単なビブスみたいなものが渡されるところがあったりチームによってもちょっと異なるんですけども。
どのくらいいるんですか?人数っていうのは全国的にいわゆるスポーツボランティアっていうのは…。
スポーツボランティアといいましても非常にその活動の幅が広いですので一概にはちゃんとした数字っていうのはないのですが現在の日本の中の実施率ペースで推計しますと全国に約950万人いるんではないかというふうに言われています。
多いんですね〜。
結構いるんですね〜。
私なんかはスポーツボランティアって言葉はつい最近かなと思ってる感じはあるんですがいつ頃から実際にはある?日本で。
国内では1980年代に神戸ユニバーシアードが行われましてこの時にスポーツボランティアというものが組織的に募集をされそして開始されたってのはあります。
近年ですともう2012年にですねロンドンオリンピックっていうのがありましたけどもここでは7万人のボランティアが世界中から集まって活躍するっていうような事もありましたので。
まあ言葉はちょっと珍しいかもしれませんけども非常になくてはならない存在のものになっています。
今実際には日本のいろんなスポーツのイベントの世界でいえばボランティアの存在ってのは大きなもんなんですか?そうですねやはり日本のスポーツイベントっていうものを考えた時にこれは東京…都市部から地方の大会までいろいろなレベルの大会そしていろんな種目の大会があるので非常に何て言いますか人気の高いものから我々があまり知らない大会まであるんですけども…。
そういったところに全てアルバイトとかですねいろんな資本を持っていく事は難しいですので実際はボランティアさんの支えがないと開けない状況にあります。
バレーボールだとVリーグとか高校バレーとかいろいろあるんですけど…。
それの例えばボールコレクターボールをまわしたりとかモップをバァ〜っと拭きにいったりとかああいうの高校生とかがやってる事が多いんですよ。
あ〜試合の途中に?床をさ〜っと磨く人なんかみんなそういうボランティアだったり。
そうなんです。
ボランティアだったんですね。
多いですね。
ホントにお弁当一つでやる。
ま勉強を兼ねてるし…。
あとやっぱり控室のお掃除とか…。
その辺は場内整理は地域のママさんバレーをされてる方がお手伝いに来て下さったり…。
すごくボランティアの方に支えられてますね。
毎年同じ会場に行く場合はいつも同じおばちゃんが待っててくれて何か小さなお守りみたいなの作ってて下さったりとかそういったサポーターではないボランティアの方との交流が日本ってすごいないいなってすごく思いますね。
でも何か温かいですね。
応援する気持ちがやっぱり仕事に形になってる訳ですもんね。
形で表すっていうかそうやって参加するっていう事ですもんね。
今の大林さんの話では選手の皆さんもそういうボランティアの皆さんと交流があったりするというね。
勇気づけられるっていう話…。
そうです。
多分昔は割とスタッフとかスポーツでお金がド〜ンとある時は全部スタッフも雇うっていう時代も多かったんですけどなかなか今はそこまで全部はちょっと苦しいのでいろんな方の力があって初めて成り立ってると思います。
やっぱり時代なんでしょうかね。
そうですね。
かつては「動員」という言葉で表されていた時期も…。
は〜は〜動員ね。
あったんですけど…。
そういう何ていうか強制力を持ったものじゃなくて自らやりたい人が一つの生きがいとしてボランティア活動。
そして自分の好きなスポーツを支えるっていう一つのですねスポーツの関わり方を実践されてる人が非常に増えているんじゃないかというふうに感じますね。
改めてスポーツボランティアって言うと何か敷居が高いっていう感じの人もいると思うんですよね。
言葉としてまだ一般的に普及してる訳ではないのでそう感じられる場合があるかもしれませんけども実際にはそのボランティアという形だけではなくて自分たちの地域の町づくりとか地域おこしという形で関わっている人たちもたくさんいる訳ですね。
5432…。
(二宮)これは去年11月人口2,000人の神流町で行われました…マラソンみたいなもんですよね。
そうなんです。
ですがこれは山を登ったり下りたりする非常に過酷なレースでありまして…。
にもかかわらず全国から800人の参加がありましてそして地元住民も含めて400人のボランティアさんで支えられた大会っていうふうになっています。
こちらにいる方々がみんな地元の人たちのボランティアだ。
すごい…。
このように川を渡ったりとかそれから林道を…標高差1,000mあるといわれてるんですけどもここを上がっていったりとかもしくは上がった分下りたり非常に過酷なレースになっているんですね。
このような林道を事前にボランティアさんが整備するなどそういったところでもスポーツボランティアさん活躍されています。
なるほどな〜。
頑張れ〜。
ああこうやって誘導されて…。
この人もボランティアさんの一人でコースガイドしてる方ですね。
ずっと待ってんだ〜。
間違えないようにね。
コースもおそらく…。
そうですね。
ここにもいますね。
分かれてますもんね確かに。
(大林)頑張れますねこれでね。
(二宮)これが山頂の映像になりますね。
景色もいいしいいとこですねこれ。
それでハンコ押してもらうのか。
そうですね。
そしてここからまた下りになっていくんですけどもそこにもたくさんのボランティアさんが配置されているような状況です。
ファイト!ファイト!それでこういう集落にコースがある関係でこの民家で手作りしたたくさんの郷土料理を振る舞われる訳なんです。
おいしそうだね。
これが実は名物のおそばなんです。
じゃがいもが出てきた。
ホクホクそう。
しげちゃんが作った…。
しげちゃんどこにいるの。
幼なじみ…。
選手が来て…。
(二宮)この大会はこういうふうにかなり町ぐるみで盛り上げる大会でして前日にはこの選手が民家の40軒に民泊という形で泊まりまして…。
そして全体で歓迎会が開かれるなどかなり町全体で盛り上げる大会というふうになっています。
へえ〜楽しそう。
ね〜。
民家に泊まって…。
私実は国体の時に高校時代に国体は割と地域が密着で盛り上げるっていう…。
チームとか団体競技でお世話して下さるんですけど一般のお宅にお風呂を入りに行ってました。
え〜。
3人グループに分かれて…。
3人で一組例えば斎藤さんちとか。
だからすごくこれ分かりますね。
楽しいよね…。
地元の人との交流がホントにもう身近な交流になって。
そうなんです。
いまだに文通しているおばあちゃんがいらっしゃったりとか…。
今の見ますとホントにスポーツボランティアといってもホントに非常に身近な…。
そうなんですよね。
まさに最後のあのかっぽう着のおばあちゃんなんていうのは多分ご自身はスポーツボランティアっていう認識は多分ないと思うんです。
だけどそういったいろんな人たちに支えられてイベントっていうのは実際できていまして我々からするとそういったその一人一人がまさにスポーツボランティアなんですね。
う〜ん。
参加する事によっておばあちゃんとか年配の人も自分の役割を認めてもらえたりやる事がまた楽しいでしょうね。
スポーツボランティアの一番の楽しみは一つは「レコグニッション」と言われてましてこれは認められるって事なんですけども…。
やっぱり選手からもそして周りの人からもボランティアがいたおかげでこの大会良かったよねとか。
まあ実際にはボランティアと言われなくてもあのおばあちゃんのあのおそばおいしかったよねとかそういうふうに一人一人が認識されるところにやっぱり喜びを感じている方もたくさんいらっしゃいますのでやっぱりそういった文化の一つとして今定着しつつあると思いますね。
でもボランティアっていろんな参加がある。
あれだけたくさんの食べ物をみんな持ち込んで持ち寄ってみんな自分のから出してらっしゃる食べ物とか…。
そうですね。
集落ごとに結構得意分野が違っていまして。
多分こういうのはいわゆるマニュアルには無い訳なんですね。
まさにイギリスのロンドンオリンピックの時にスポーツボランティアの事を「ゲームズメーカー」っていうふうに呼んだんですけども…。
ゲームズメーカー?はい。
これは要するに試合をボランティアさんが作り上げていくんだっていうそういうその精神でそういうふうに呼んだんですね。
まさに今のも一つのゲームズメークの形でこれをしなさいって訳じゃないんだけどこれをしたら選手は喜んでくれるんじゃ…っていう。
まずスタンプが出てきましたよね。
はいそうですね。
そんなふうにしてこう次行けばこの目標次はおでんだとか次はそばだっていうふうにして…。
ボランティアにも個性があり自分流があるんだ。
ボランティアの原則の一つに実は自主性ってのがありますのでまさに自分で考えて選手にどう喜んでもらうかを自分で実践するというそういうゲームメークの要素が非常に大きくなっていますね。
ゲームメーク。
ゲームメークなんだ。
だからまた私なんか今特別思いつかないんですが自分が例えば特技を持ってればこれを生かしてって事もあるんでしょうね。
はいそれも非常に多いですね。
例えばお医者さんの免許を持っていらっしゃってそして救命の知識があったりするとですね今自転車に乗って背中にAEDという救命装置を付けてそして一緒に走行しながらもし何かあったらその人がすぐ救護を行えるそういう医療系のボランティアスタッフがいたりとか…。
それからもしくは警備とかですねそういったものを得意にしてる人はそういったものを生かしたボランティアをやったりとかですね。
それ以外にもふだんの仕事とか自分が持ってる趣味とか特技こういうものを生かした…。
英語とかフランス語とかね。
まさにそうですね。
言葉が達者な方だったら外国人が参加するゲームなんかにはいいかもしれませんね。
はい非常に重要ですね。
でも先ほどの石川さんのサッカーの会場が終わったあとみんなでミーティングのように…。
自分たちの紹介やら感想やら言い合ったりとか開催までの期間の準備も皆さんが…人が集まって振り分けたりこうしようとか…。
その時からもう楽しそうですよね。
そうなんですよね。
ですから何かこうしなければならない…ってものがしっかりある訳じゃないので…。
まさに皆さん自主的な気持ちを持った人同士が一から作り上げてるところなんですね。
非常に面白さとそしてやっぱりそうなると人間関係がすごく豊かになってくるのでだんだん楽しくなってくるところが連動してると思います。
何かちょっと違う楽しみが…。
観戦する楽しみ以外の何かがありそうですね。
ボランティア同士の交流とかもね。
今おっしゃったようないろんなものがあるみたいですね。
さてこのスポーツボランティアは広く地域や社会ともつながっているところがあるようです。
宮城県仙台市に住む…これまでスポーツとはあまり縁のない生活を送ってきました。
しかし2年前人生が大きく変わりました。
「ボランティアVEGALTASENDAI」。
柿沼さんは仙台のプロスポーツチームのボランティアに参加するようになったのです。
楽天イーグルス仙台89ERS仙台ベルフィーユベガルタ仙台何と4つのボランティアを掛け持っています。
公務員として働き3人の子供を育てあげた柿沼さん。
これからは自分の好きな事をしようと55歳の時に早期退職の道を選びました。
「ねんりんピック」とは60歳以上の人たちがスポーツや美術などを楽しむ祭典。
5,000人以上のボランティアが運営を支えました。
「俺たちがいないとこの大会はできないんだ」みたいな雰囲気だったんですよね。
それにちょっと感動して…柿沼さんは現在SV2004という団体に所属しています。
この団体は仙台のプロスポーツチームや地元で行われるスポーツイベントなどを幅広く支援しています。
ボランティアの勉強会も行っています。
スポーツリレートークまぁ恒例になりましたけれどもえ〜2010年からスタートしましておかげさまで今回30回目です。
(拍手)はいありがとうございます。
柿沼さんはボランティアの地域における役割を知るにつれて大きなやりがいを感じるようになっています。
SV2004は10年前に発足。
現在およそ80人が登録しています。
代表を務める泉田和雄さんが立ち上げました。
あまりきれいじゃないから見せたくないんだけど。
自宅の本棚にはこれまで参加したスポーツボランティアに関する資料が並んでいます。
泉田さんは地域に密着したスポーツクラブを盛り上げる事こそが町づくりに役立つと考えていました。
15年ほど前地元のサッカーチームやワールドカップのボランティアに参加し地域におけるスポーツイベントの重要性を実感。
そのノウハウを蓄積しようと思ったのです。
ベガルタであるとかもしくは国体…2001年に国体もありましたんで国体であるとか2002年のそのワールドカップであるとかで…当時はプロスポーツっていうのはサッカーだけだった訳ですけども…以来SV2004は宮城のスポーツチームにボランティアのノウハウを提供してきました。
2004年にはプロ野球の楽天イーグルスに2005年にはプロバスケットボールリーグの仙台89ERSにそして去年は仙台国際ハーフマラソンに。
今や仙台のスポーツイベントには欠かせない存在になっています。
4月上旬。
柿沼さんの姿が楽天イーグルスのホームスタジアムにありました。
ゴミの分別を促進するこのエコステーションもSV2004が協力してさまざまなスポーツイベントで普及させています。
気持ちのこもったボランティアの人たちがいるからこそ成り立っています。
そうすると何十個今日何十個とかいうと…。
そりゃお客さんが入っているからゴミは出るんですけれどもそれだけ自分たちま頑張ったじゃないですけれども…。
さまざまなボランティアに参加してきた柿沼さん。
その時にもらう感謝状やボランティアグッズは宝物です。
(取材者)ボランティアの方しかもらえないものって…。
これこれこれですね。
これとあとバッジですね。
バッジ今持ってきます。
柿沼さんは去年忘れられない体験をしました。
それは…。
11月に行われた楽天の優勝パレード。
21万4,000人もの人たちが1.5kmの大通りを埋め尽くしました。
支えたボランティアはおよそ1,200人。
柿沼さんも参加しました。
柵を押さえる係だったのでホントは後ろを見ちゃいけないんです。
もうすぐ後ろをパレードのオープンカーが通っていってもうこんな感じでもう…。
選手を一番近くで見ましたね。
ワクワク感っていう楽しみがあって…いや〜楽しそうでした。
そうでしたね〜。
ワクワクっておっしゃってましたけど。
チラッと見てたんでしょうね。
チラッと見ながらね。
バッジとかお帽子とかウエアとか勲章ですか。
そうだと思います。
私たちはメダルを頂けますけどやっぱ彼女たちにとってみるとそういうものがメダルみたいなものなんでしょうね〜。
記念品…。
大事にしてましたもんね。
「ちょっと待って」っね。
誇りなんでしょうね〜。
お金には変えられないワクワクしたものがね〜。
でも仙台…仙台ベルフィーユっていうバレーボールチームもあるんですけどやっぱりあそこも地域のサポーターの方々が割と運営を手伝っていたりとか。
その代わり選手と交流会とかバレーボール教室とかで一緒になって一緒にバレーボールを楽しめたりやっぱりやってもらうだけではなく選手からもいろんなものをその方々にお返しできるものをしてこうというのはあるので…。
ちょうどいい関係な感じがします。
うれしいでしょうね。
二宮さんこの仙台のSV2004いろんなさまざまなスポーツイベントに対応できるシステムができつつある。
どうこれ評価されますか?まず一番すばらしいのは個人の活動だけじゃなくてそれを組織化していってるっていう組織力ですよね。
これやっぱり一番評価できるかなと思います。
やっぱり組織化するためには出ておりましたけれどもリーダー的な存在になる人っていうのが必要でありましてその人がやっぱり自分なりの理想像を持ってそしてその理想に周りが付いてきてですねそしてその組織がどんどん大きくなってっているのが一番いい形ですよね。
それから仙台市っていうのは今出てきましたけどもたまたまプロスポーツがたくさんある町になりましたので…。
そういった偶然性もあってそのプロスポーツを自分たちで支えていくっていうそういう市民がイメージしやすい構図が仙台市の中にもあってそこにうまくボランティア団体がフィットしていってるようなそういうふうな形じゃないかなって思います。
…という事はあれですか?仙台特有のもので全国にはまだまだこのようなレベルのものはない?そうですね全国にはスポーツボランティアを支えているもしくは束ねてさまざまな所に派遣するような団体というのは北海道からずっと南までかなりあるんですけども…。
あるんですか?はいあるんです。
あるんですが先ほどの仙台の事例のような民間ベースのものであったりもしくは市町村がやってるボランティアバンクと呼ばれるような行政ベースのものであったりとかさまざまなものが実は混在している状況なんです。
なるほど。
そしてその情報がまだ必ずしも市民のとこにおりてきてない事もありますしそれからその団体同士のネットワーク化っていうところも実はこれから課題でありまして…。
まだまだその辺が途上にあるって言った方がいいと感じます。
それぞれ個々のいろんなスポーツイベント小学生の運動会のレベルも含めて言えばさまざまなイベントあるいはクラブと言いますかその連絡組織っていうのが全体一緒になるような事なかなかないんですよね?そうですね。
ただ今ですね日本スポーツボランティアネットワークというNPO法人が日本にできまして…。
その団体が全国の団体を加盟していくような形でネットワーク化を図る動きっていうのが出てきたんですね。
ですから第一歩じゃないかなというふうに考えています。
そうすると各地方地方でそれぞれ地域地域でそういうものは生まれてきてネットになっていけば…。
はい。
これからスポーツボランティアをやりたいという人にとってはどうしたらまず…。
何ていうんですか自分の身近なところでですね関わっていくっていうのが一番分かりやすいと思います。
まずは自分の身の回りにどういったスポーツの関わり方が転がっているかを確認してもらったらいいですね。
そういう時には自治体が出す広報とか例えばスポーツイベントの募集とかあるいは自治体によっては先ほど言いましたスポーツボランティアバンクというものを作っているところがあるのでそういったものに登録してみるとかですね。
そういった形もあろうかと思います。
先ほど仙台の女性がゴミを収集するっていいますか会場の所で…。
あれを見てると何をしてるんのかなっていうかスポーツなんだけど何か環境問題みたい。
だからああいう一つの事を見てもすそ野が広くて…。
そうなんですね。
やはりスポーツイベントだけじゃなくてスポーツの活動自体がかなりさまざまなものを含んでいる形になってるのでそこでボランティアさんが活動するという事は必然的に社会のいろんなものにつながっていって…。
そして貢献していくという構図になると思うんですね。
そういった意味で今おっしゃられたように非常に可能性そして発展性が期待される分野だと感じています。
でもこういう意識の高まりってやっぱり6年後のオリンピックがあるんでしょうか?そうですね。
オリンピックがあるから今が盛んかと言われると多分きっと違ってやはりその町を応援したいとかそのスポーツを応援したいという力だと思うんですけども逆にいえばそれが6年後につながっていくって事も間違いないストーリーでありまして…。
あ〜なるほど。
こういった一般のスポーツボランティアがどんどん大きくなっていく事が6年後の世界を迎える東京オリンピックパラリンピックのボランティアと直結してると言えると思います。
それはおそらく膨大な数のボランティアが必要でしょうね。
そうですね。
2012年のロンドンオリンピックの時には世界から24万人が募集をしてきて選ばれし7万人が活躍するという構図でしたのでこのままいきますと東京オリンピックはそれ以上の規模で動くんじゃないかと想定されます。
国全体が多分何かやりたいってみんな言うんじゃないですかね。
関わりたい見たい何か感じたいみたいな。
でも実際ホントにオリンピック3回出て4回他のオリンピック解説で行ってやっぱりどのオリンピックでも選手村の中の例えばベッドメークとかあと例えば何だろう映画館とか美容室とかいろいろあるんですけどそういう専門職もボランティアだったりするし…。
関わる掃除する人もボランティアの方々が…。
で仕事が終わったら普通に家に帰るのよみたいな感じの…。
それからもしくはキャンプ地とか要するに選手が最初から東京に入るんじゃなくて違うとこで練習をしてから入ってくるとかそういうとこでいくと地方都市って事が考えられますのでそういった所での今度はボランティアさんとかですね。
これ東京でやるから東京だけが対象ではなくて恐らく日本全国そしてまた世界が協力していかないとできないボランティア活動になるんじゃないかなというふうに想定されますね。
だんだん話が大きくなってきて。
ねえ。
私に何ができるかって皆さんそれぞれ考えるきっかけになるかもしれないですね。
今日はありがとうございます。
二宮さん大林さん…。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
今日のお茶は何でしょうか?今日のお茶は蒙頂黄芽です。
四川省の蒙山で作られている黄茶と言われるお茶なんですがお茶をばい煎したあと紙にくるんでその熱と水分で発酵させる。
はあ〜もう出てんですか?はい。
淡い色ですね。
ちょっと黄色みおびた…。
優しい〜さあどうでしょう。
何かこの器は…。
いただきます。
は〜い。
いかがでしょう?はは〜何とも…。
甘くて優しい。
緑茶とちょっと違って…。
違いますね〜。
少し味がね。
味わいがありますよね。
コクもありますね。
はい。
実はこれで中国の6色の分類のお茶をみんな飲んだ事になるんですよ。
国井さんは。
あ〜そうですかこれで黄茶で。
はい。
色で分けた分類した中国の6色全部今日で制覇した事になります。
おかげさまでそうですか。
ホントにほのかな色ですね。
はい。
さて続いては…今日は…うわ〜元気そうな…。
「3年前から始めたグランドゴルフが生きがいになりました。
ほぼ毎日20人の仲間と楽しんでいます。
リーダーのアイデアがすばらしく練習中にホールインワンを3回するとティッシュを1箱もらえたりしてとにかく楽しいんです」。
皆さん仲間なんですね。
あ〜。
あっティッシュが山積み。
「月1回の大会では優勝賞品がトイレットペーパー1パックとささやかですがみんな大変満足しています。
仲間とともにいつまでも続けられるように健康でいたいと思っています」。
いいですね〜何か皆さん日焼けしてらして。
色がすごい着てらっしゃるものも鮮やかで健康的に見えます。
グランドゴルフね。
すご〜い楽しそう。
ホールインワンってねたまにしか出ないっていいますけど…。
どうもしょっちゅう出てるようですね。
このコーナーでは皆さんから写真そしてお便りを募集しております。
仕事でも趣味の世界でも結構です。
自分の輝いてるところぜひ送って下さい。
皆さまからのご投稿お待ちしています。
風吹さん今日はスポーツボランティアってなかなか聞き慣れない言葉で…。
そうでしたね。
でも今日のゲストもスポーツに関わってるだけあって大林さんもさわやかでしたよね。
そうそういいですね〜。
柿沼さんでしたっけ?押さえて…。
ああやって体も使ったりそうやって心を尽くすのは気持ちいいでしょうね。
何か参加する楽しみが今日はっきり見えた気がしました。
参加してみましょうか2人で。
あ〜どっかねあれば行ってみたいですよ。
一人ファンだみたいに。
普通に。
そんな難しい事はしなくていいって事ですからね。
「こっちですよ〜」って…。
2014/05/30(金) 20:00〜20:45
NHKEテレ1大阪
団塊スタイル「新時代のスポーツ参加」[解][字]

東京五輪に向けて注目が集まるスポーツボランティア。Jリーグの試合運営に携わる人や、楽天優勝パレードを裏で支えた人を取材、その楽しさややりがいを伝える。

詳細情報
番組内容
「する」「見る」だけではなく「支える」スポーツ、スポーツボランティア。その楽しさや、やりがいについてお伝えする。VTRでは、Jリーグのボランティアに参加する男性や、楽天優勝パレードを裏で支えた女性に密着。仙台のボランティア組織の活動のようすなども紹介する。スタジオでは、東京五輪に向けての、スポーツボランティアの展望などについて語り合う。【出演】大林素子、文教大学准教授・二宮雅也、風吹ジュン、ほか
出演者
【ゲスト】大林素子,【解説】文教大学准教授…二宮雅也,【司会】風吹ジュン,国井雅比古,【語り】秀島史香

ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい

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