バークレー白熱教室 大統領を目指す君のためのサイエンス 第3回  2014.05.30

アメリカ屈指の名門校…その創立は1868年。
10校あるカリフォルニア大の系列でここが本校。
最も古い歴史を誇っています。
その校風はリベラルな事で知られています。
カウンターカルチャーに始まりサンフランシスコで生まれたヒッピー文化へと引き継がれていきました。
ベイエリアを臨む4.8平方km。
東大の4倍を超える敷地。
巨大なキャンパスで3万6,000人が学んでいます。
ここで学生の投票でベスト講義に選ばれたのがリチャード・ムラー教授の物理学の講義です。
教授の講義は…大統領ならエネルギー原子力地球温暖化などあらゆる危機にも瞬時に判断を下さねばならない。
そのために必要なサイエンスの知識をレクチャーしていきます。
今回の講義は「地球温暖化」についてです。
私たちが行った研究結果からそれがいかに真実なのか証明します。
同時になぜこれほど世界で地球温暖化の有無すら議論になるのか明かします。
地球温暖化に関してこれまで科学者が扱ってきたデータそのものに問題があるとムラー教授は指摘します。
そこで取り組んだのは過去100年以上にわたる地球の気温データを詳細に洗い直す事でした。
今その全容が明かされます。
(拍手)こんにちは。
今回の講義は「地球温暖化」についてだ。
神のなせる業か今日は今年一番の暑さだ。
(笑い)気温がカ氏91度まで上がった。
セ氏では33度だ。
バークレーに長年住んでいる人はこんな気温に慣れていない。
本当に暑い。
これがセ氏33度。
この時期なら普通23度くらいだ。
日本では夏になると「スーパークールビズ」というものが推奨されている。
これは全国で行われていてエアコンの設定を28度にして仕事をするよう呼びかけられている。
電力不足が懸念されそれ以上下げられないのだ。
日本では原子力発電所の運転が停止して夏電力不足に陥っている。
夏は最悪な状況でエアコンの設定温度を下げる代わりに上着を脱いで仕事にあたるよう呼びかけられている。
私も上着を脱いでクールビズでいかせてもらう。
では地球温暖化の講義に入る前に一つ質問に答えてもらう事から始めよう。
まず20年がたったと想像してほしい。
君たちは重要な地位にいる。
そうだね…アシスタントが入ってきてこう言う。
「知事数分後に電力会社の人たちが来ます。
数年の間に石炭火力発電所を閉鎖しなくてはならず代わりに原子力発電所を建設したいそうです。
知事の決断を仰ぎに来ます。
知事から代替案を提示するのでしたら今日中にお願いします。
電力会社はそれに向けて動き出さなくてはならないからです」。
想像してみてくれ。
電力会社は石炭火力発電所の代わりに新しい原子力発電所を造りたがっている。
例えば知事である君が言うのは「駄目だ。
新しい石炭火力発電所を建設すべきだ。
石炭は安い。
アメリカ国内の埋蔵量も豊富にある」。
それとも「原子力発電所にするのがいい。
安全性の高い最新型のにしよう」。
すぐに判断を下さなくてはならない。
君ならどうする?どうぞ。
送電網の効率を改善して太陽光発電に適した西海岸からニューヨークへ送電するのはどうでしょう?あまり雨が降らない西海岸に太陽光発電所を造り送電網を敷き全国で電力を分かち合うという事だね。
今その送電網がない。
その理由は送電する際に電力量が失われるからだ。
アメリカ全体で送電量の7%が送電中に失われている。
これは改善できる。
太い送電線にすれば電力量を失わずに済む。
後ろの君。
ジョンの意見にも賛成しますが僕ならシェールガスを使ってコンバインドサイクルにします。
天然ガスの複合発電だね。
ガスコンバインドサイクルとは燃やしている燃料をもっと効率的に使い発電するシステムだ。
まず燃焼ガスでタービンを回しエネルギーを取り出す。
それでもまだ排気の温度は十分高い。
その熱で水蒸気を発生させ更にタービンを回し発電する。
どうぞ。
僕はニューヨーク州の北部出身なんですがもし発電所を建て替えるのならニューヨーカーが住むニューヨーク市じゃなくて北部がいいと思います。
風が吹く高台があります。
そこでの風力発電を推します。
20年後シェールガスの採掘禁止が解かれているかどうか分からないので。
でも君は知事なんだよ。
禁止しているのは君だ。
だから解く事もできる。
実際採掘は禁止されている。
再調査して許可するかどうか判断を遅らせるためにとった措置だ。
これは政治的で無難な判断だね。
他にないか?私の考えと同じ答えがまだ出ていない。
どうぞ。
建て替えずにエネルギーを節約します。
それだけでも違いが出てきます。
そのとおりだ。
私ならこう言う。
「電力消費を削減する5か年計画を立てよう。
ただ省エネを努力でするんじゃない。
今までどおりエアコンを使いながらも電力の消費を抑えるんだ。
断熱性の高い窓ガラスや省エネタイプのエアコンを取り付けて屋内から熱が逃げないように夏なら逆に屋外の熱が入ってこないようにするんだ。
古い冷蔵庫を省エネタイプのものに換えよう。
古い冷蔵庫が消費してきた40GWの電力を削減できる冷蔵庫がアメリカに出回っている。
壁に断熱材を入れればエアコンで冷やされた空気は冷えたままでいる」などなど。
こういった事は実際いくつかの州で既に実施されている。
これには大きな可能性があると私は思っている。
これを「ネガワット」と言う。
だから私は電力会社に「省エネルギー計画を立てろ」と言うだろう。
君たちの提案も良かったがまずは省エネルギーからだ。
では今日のテーマに移ろう。
「地球温暖化」。
ここで実験を行おう。
ここに若い女性が2人いる。
名前はベッツィとメリンダ。
娘たちの名前を付けた。
こっちはケンとビル。
よくある名前だ。
街の違う場所か違う地域に住んでいる。
これを見てくれ。
数字が2つあるがそれぞれこの容器の中の温度だ。
今は同じだ。
それぞれカ氏88.3度セ氏31.3度で同じ温度だ。
温度が同じ状態でどちらにもライトを当てている。
だから4人は君たちよりちょっと暑いはずだ。
ここから温度はどう変わるだろうか。
これから私がする事はそれは…。
ケンとビルがいる方に二酸化炭素を加える。
ドライアイス。
温度が低い。
これをここに入れる。
二酸化炭素は空気より重い。
ドライアイスが溶けて気体になる。
この気体は冷たくここにたまる。
二酸化炭素はどんな作用をするのだろうか。
まだ変化が見られない。
もうちょっと足そう。
容器の温度は下がるはずだ。
ドライアイスが温度を下げるからだ。
一方ライトの熱は温度を上昇させる。
この2つのケースの中はその温度に違いが現れるだろうか。
「ブランケット効果」について話そう。
想像してみたまえ。
寒い夜を想像して。
毛布をかけて暖かく過ごしている。
電気毛布じゃない。
普通の毛布だ。
それでなぜ暖まるのか考えた事があるかね?毛布は熱を発してないのに。
毛布はただ体から発せられた熱を逃がさないようにしているだけだ。
つまり毛布は熱を吸収して保持する。
そして熱エネルギーがたまっていく。
ある温度に達すると熱がたまりすぎて毛布は外の空気を暖め始め今度は放出する熱エネルギーの方が多くなる。
見たまえ。
差が出てきたね。
ケンとビルの方赤い線は最初は下がっている。
ドライアイスが原因の一時的な現象だ。
でもそのあとはたまった二酸化炭素が毛布と同じ効果を発揮している。
これが…この場合二酸化炭素が熱を吸収している状態だ。
つまり人間や車やその周りに太陽光が差し込み熱エネルギーは容器の外に放出されずに熱がこもってしまった状態なのだ。
でもベッツィとメリンダの場合は熱エネルギーが逃げていく。
温度は低いままだ。
熱を逃がす事ができるからだ。
でもグラフの赤い線は右肩上がり。
これが温室効果だ。
地球温暖化で我々が懸念しているのはこの現象だ。
教授の実験ではっきり確認できたのは二酸化炭素による温室効果でした。
この実験では空気より重い二酸化炭素は容器の中にとどまり熱を逃がさない毛布と同じ働きをしたのです。
では地球について話そう。
地球を太陽が照らす。
太陽から放出されるエネルギーがどんなに多いか知っているね。
太陽光という形で地球に届く。
それが地球を暖めだんだん熱くなっていく。
地球の温度が上昇すると今度は熱エネルギーの放出が増加する。
スパイ映画にあるような赤外線眼鏡で見れば熱が発せられているのが見えるはずだ。
地球は赤外線を放射している。
太陽光に照らされれば照らされるほど地球は熱くなり熱くなればなるほど多くの赤外線が放射される。
最後は受け取ったエネルギーと放出されるエネルギーが釣り合った状態で一定の温度になる。
それが今の地球の温度だ。
だがもし大気がなければ地球の温度は氷点下になってしまう。
海は凍りつく。
液体の水なしでは生物は特に知的生命体は存在しえない。
水なしでは植物が育つ事もない。
でも氷の世界で生きる原始的な生命体も存在しないという意味ではない。
大気がなければ地球は凍ってしまうという事だ。
だが実際は違う。
地球には大気がある。
大気があるおかげで地球から放射された赤外線の全ては宇宙へ逃げない。
一部は大気に吸収されて地球の方へ放射される。
毛布や駐車場に止めてある車と同じような事が起きている。
大気に覆われている事により地球が適切な温度に保たれているんだ。
海が生まれるような平均的な温度に。
これは「温室効果」による。
議論の余地はない。
大気がなかったら地球は氷点下の温度になっていた。
きっとマイナス45度ぐらいだろう。
だから地球で快適に過ごすにはこの温室効果が必要なのだ。
温室効果にはこんな特徴もある。
これは1896年スウェーデンの科学者アレニウスが発見した。
放射された全ての赤外線が閉じ込められるのではなく宇宙に逃げるものもある事だ。
その量は多くはないが少しは放出される。
特定の電磁波赤外線は大気を通り抜けるのだ。
大気にその赤外線を吸収するガスを加えたとしよう。
するとどうなるか。
温室効果が高まる。
アレニウスが研究したのは二酸化炭素だった。
大気に二酸化炭素を加えるとこの赤外線が出る窓は塞がれてしまう。
二酸化炭素はこの特定の赤外線を吸収するんだ。
放射された赤外線を一番吸収しているのは水蒸気だった。
大気の組成の大部分を占める酸素と窒素は赤外線を透過させるため水蒸気が重要になってくる。
二酸化炭素も重要だ。
二酸化炭素の化学記号はCOだがその分子は炭素原子1個と酸素原子2個だ。
もう一つ重要なガスがメタン。
化学記号はCHこれがメタンだ。
メタンは二酸化炭素に比べて25倍から75倍温室効果がある。
赤外線の吸収率が高いのだ。
だから大気中に放出すると恐ろしいガスだ。
我々が目にしている地球温暖化に対して温室効果ガスの変化は小さなものだ。
今大気中の二酸化炭素の濃度は1,000分の1以下。
温室効果ビジネスの業界で常識になっている数値は395ppm。
もしかしたら397。
ppmは100万分の1。
上昇しているが微量な変化だ。
産業革命が起きる前の1700年代の二酸化炭素の濃度を見ると280ppmだ。
何が原因で増加したのか。
さまざまな研究がなされた。
私自身も研究した。
ヨーロッパやアメリカの森林が破壊されてどのくらいの木が燃やされたのかは分かっている。
石炭は掘り出された量も燃やされた量も分かっている。
石炭を燃やす度に炭素が酸素と結び付いて二酸化炭素が生まれる。
木を構成する成分は炭素と水素と水だ。
だから木を燃やすと出来るのが二酸化炭素と水だ。
水が水蒸気の状態では強力な温室効果ガスだ。
状態は温度によって決まる。
また広い海から蒸発する水蒸気もある。
大気中で循環するので水蒸気による温室効果の変動は無視できる。
だが二酸化炭素は重大だ。
このグラフは1957年以降の大気中の二酸化炭素の濃度の推移を示している。
見て分かるとおり右肩上がりだ。
ギザギザしているのを不思議に思わないかね?これは季節による変化だ。
陸地の2/3が北半球にある。
北半球が暖かいと植物は育ち二酸化炭素を吸収する。
北半球の夏の間は二酸化炭素の量は減り冬には増える。
それが年間の変動幅だ。
これは近年重要な測定値だと認識されている。
1960年代の濃度を見ると既に300ppmを超えている。
この上昇は主に人間が化石燃料を燃やしてきた結果だ。
石炭と石油と天然ガスだ。
森林破壊も一因で熱帯地方の森林が破壊され二酸化炭素が吸収されなくなった。
その破壊も人間によるものだ。
異議を唱える人もいるだろう。
いずれにせよ人間の活動によって生じた二酸化炭素の量は分かっている。
そのおよそ半分が海に溶け込み残りが大気中に存在する。
大気中の量は増えている。
増加分のほとんどは年代の古い炭素なので化石燃料から出た事が分かる。
それがこのグラフだ。
問題はこれが地球温暖化の原因かどうかという事だ。
確かに大気中の二酸化炭素は増えました。
ですがこれが本当に地球温暖化の原因なのか。
いやもっと踏み込んでアメリカでは「本当に地球温暖化は起きているのか」という議論さえまだ続けられています。
君たちもこの議論についてはよく聞くだろう。
世界では「人間が地球温暖化を招いている」という考え方が定着していると見る人が大勢いるのにアメリカではまだ議論になる。
共和党は「まだ証明されていない」とし逆に民主党は「証明されている。
疑いの余地はない。
科学者の主張を見なさい」と言う。
なぜ論争が起きるのだろうか?なぜ共和党は科学者たちが認めた事を否定するのだろう?君たちには是非知ってもらいたい。
もっともな理由があるのだ。
科学者たちはよかれと思ってした事なのだが間違った行動をとった。
双方の主張を紹介しよう。
そして地球温暖化は実際に起きていて人間の活動に起因するものだと疑う余地なく君たちにも信じてもらえるはずだ。
なぜ賢く博識な人々がこんな論争を繰り広げるのか。
その理由が理解できないと人々を説得するチャンスはない。
反対意見は科学への反発からではない。
地球温暖化との関連が見えにくいから反発しているのだ。
今日は暑いので大勢の人がこう言うだろう。
「バークレーで今年一番の暑さだ。
地球温暖化のせいだ」と。
でも考えてみてくれ。
今日の気温はセ氏33度。
平年なら23度だ。
10度も高い。
温暖化のせいだろうか?地球規模で見てみよう。
国連によると過去50年で地球の平均気温は…。
セ氏0.64度上昇した。
今日の10度の気温差をこの僅かな地球温暖化のせいにできるかね?…かもしれない。
だが議論する必要がある。
私の答えは「温暖化のせいにはできない」だ。
これは「熱波」だ。
地球温暖化に起因してはいない。
温暖化による陸地だけの上昇温度を見るとセ氏0.9度だ。
1度以下だ。
今日はセ氏10度。
平年より高い。
これは「熱波」と呼ばれているものだ。
なのになぜ人々は「地球温暖化」と言うのだろう?私を含めた学者たちが「地球温暖化は実際に起きていて脅威だ」と信じている。
そのため地球温暖化を示す分かりやすい例を引き合いに出そうとする。
学者が誇張して説明すると人々はそれをうのみにして他の説明を聞かなくなってしまう。
おかげで科学に対する信頼が揺らいでしまった。
ある女性下院議員が議会でこう証言した。
「飛行機に乗っているだけでも地球温暖化が分かります。
以前よりも飛行機が上下に揺れますもの」。
みんなこんな調子だ。
人間は何かのせいにしたがるものだ。
だから天候が悪いと地球温暖化のせいにする。
地球温暖化の影響はまだ僅かだがこのままでは今後もっと深刻になるだろう。
地球温暖化はどのくらい地球にダメージを与えただろうか。
海面水位が上昇した。
ちょっと考えてみてくれ。
どのくらい上昇したのだろう?温暖化でこの100年間でどのくらい海面が上昇したのか。
どのくらいだと思うかね?国連のIPCC気候変動に関する政府間パネルの公式発表によると海面水位は上昇した。
データでは20cmだ。
このくらい上昇した。
では今後100年で最悪の場合どのくらい上昇するのか?答えは…ニューヨークは沈むか?いいや。
東京は?いいや。
フロリダは?一部は沈むだろうがそれほどじゃない。
でも待ってくれ。
アル・ゴア副大統領の映画があった。
元副大統領はニューヨークが水没するシーンを見せこの研究に言及した。
その研究を調べてみると水没するのは1,000年後の事だった。
しかも温暖化が今の速さで進めばだ。
元副大統領はこの事には触れていない。
もし触れていたらこれほど人々の感情に訴える事はできなかったろう。
1,000年後の事だからだ。
懐疑的になってしまう訳をもう一つ。
これは1970年代の「ニューズウイーク」誌の記事だ。
この記事は氷河期到来の脅威について書かれている。
このころ氷河期のデータが解き明かされ始めたんだ。
やっと地球の気候は周期的なものだと分かり研究者たちは氷河期が始まるという証拠を見つけた。
気温が低下する事により今まで以上に極端な気温の日が増えると言った。
今は気温が上昇するから極端な気温の日が増えると言われているね。
当時は地球の気温が低下するから異常気象が増え植物が育たなくなると言われていた。
今は肥沃な地域が乾燥地帯になると言う。
恐ろしい予測は1970年代の記事にも載っていたのだ。
これだから大げさな主張に対して疑いたくなる。
だが地球温暖化がウソだとか心配する必要はないという意味でもない。
大げさな主張に惑わされるなという事だ。
実際のデータを見てみよう。
ちょっとコブのような曲線を描いている箇所があるね。
1950年直前に上がって下降してまた上昇に転じている。
私がこの研究を始めた時はこんなデータだった。
これはイギリスの研究グループが実際に作り直したデータで信頼できるものだ。
ピークが1998年になっている。
いまだにこの年が観測史上一番平均気温が高かった年だ。
海面水位のデータを見よう。
1880年以降20cmほど上昇している。
多くの人がもっと上昇していると感じている。
時々西海岸沿いに住む人たちから電話がある。
「地球温暖化に備えて海岸沿いから引っ越そうと思いますが…」。
「海抜はどのくらいあるんですか?」。
「3mです」。
「それなら引っ越す必要はありません。
今後100年の間で水位が上がっても60cmですから」。
「ですが…」と相手は口籠もる。
もっと水位が上がると思っているんだ。
公式発表が100年間で60cmと知ってショックを受ける。
過剰に反応したあと全てをばかばかしく思うのだ。
でもばかばかしいのはほんの一部の事だけだ。
北極海の氷の減少が分かる画像だ。
これは地球温暖化の証拠になりうるのだろうか?海面水位の上昇は温暖化の証拠になると私は信じている。
だから氷が減少している。
海水が温まると少し膨張するのだ。
問題は海面の水位が上昇する速さだ。
二酸化炭素量がすごい勢いで増えているから速くなる。
だがその速さが分からない。
だから60〜90cmと幅がある。
どのくらい水位が上昇するのかは分かった。
しかしその事から地球温暖化が進んだと言えるだろうか?地球全体の気温上昇や海水面の上昇は全て温暖化が原因なのでしょうか?教授のグループが発表した最新データで地球温暖化の真実に迫ります。
私は校内に研究グループを作った。
その名も「バークレーアース」。
最近自分たちの論文やデータ解析プログラムをインターネットで公開した。
地球温暖化を裏付けていると言われるほとんどの証拠は私から見るとばかげているという事を大勢の人に気付いてほしいと願ってだ。
あとで証拠を見せるが私は地球温暖化は起きていて確実な脅威だと信じている。
地球の平均気温は0.64度上昇した。
これは正しい数値だろうか。
半分くらいは自然増なのではないか?国連と世界気象機関が設立した専門機関にIPCCがある。
IPCCは地球温暖化を人間の責任にしようとした。
ではどのくらい人間が影響しているのだろうか。
IPCCに参加する科学者と非科学者の意見は一致している。
最新の2007年のリポートでは温暖化のほとんどの原因は人間にあるとされた。
「ほとんど」と言っているだけなのだ。
「ほとんど」とは51%以上だと私は受け取る。
もしかしたら51%が人間の責任かもしれない。
あるいは100%かもしれない。
51から100%の幅で「原因は人間にある」という発表に私は失望した。
という事でこれをやり直すには何が必要なのかと考え始めた。
娘のエリザベスも交えやり直す方法の研究プロジェクトを立ち上げた。
厳しく非難されたが私は海面の水位が上がっているので地球温暖化は起きていると信じている。
ただどのくらい進んでいるのかは分かっていない。
IPCCは温度上昇分の0.3度か0.6度が人間に起因していると言っている。
私は他の研究グループはきちんと設置されていない温度計のデータを使っていると批判してきた。
アメリカなら適切な所に温度計が設置されていると思われがちだが7割の設置状況が不適格だった。
写真は舗装された道路脇の温度計だ。
これが問題だ。
50年前は舗装されていなかったかもしれない。
でも今は舗装されているから異常なほど暑いと計測される。
他にも問題が見つかった。
一番下の黒い曲線は観測点の数を表したグラフだ。
1970年辺りから下がり始めている。
徐々に観測点を減らし続け2,000を切ってしまった。
観測点は1万5,000あったのに。
つまり観測点を選んでいた事になる。
選んでいたのは記録の長い地点だった。
かつて田舎だったが今は都会になっていたりする。
都会はより気温が上昇する。
地球温暖化のせいじゃない。
より電力を使いより太陽光を吸収するからだ。
こんな記録では結果に偏りが生じるかもしれない。
これについて何一つどの論文もこの問題点で偏りが出る可能性に言及していなかった。
私はひどく不快に思ったね。
都市の「ヒートアイランド現象」。
これは東京だ。
東京の気温と地球の平均気温を比べたものだ。
赤は東京の気温がどのくらい上昇したかを示し青は地球の平均気温がどのくらい上昇したか示している。
この差はヒートアイランド現象だ。
原因は地球温暖化のせいじゃない。
これは都市でしか見られないからだ。
熱を多く吸収しかつ電力が使われている。
これはどのくらい全体に影響するだろうか?このような状況を考慮して測定値が修正された可能性もある。
だから我々は修正リストを求めたがなかった。
記録もなかった。
その時点で私は温暖化なんて全く起きていないんじゃないかと思うようになった。
海面水位の上昇だけが唯一の証拠かもしれない。
上昇のうち気温のどのくらいが原因なのだろうか。
0.1度か?0.6度か?そこで我々は調査を始めた。
そして答えが見つかったのだ。
設置状況が優れた観測点と悪い観測点の記録を比べた結果ほとんど差がない事が分かった。
設置状況の悪い観測点の温度は高いのだが上昇分は同じ。
そんな結果が得られた調査だった。
全観測点で古いデータを使った。
基本的に2年以上の観測記録がある全観測点のデータを使った。
都市部の気温は除外して世界各地の気温を測った。
どんな都市も全て除外。
他の場所のデータが豊富にあったために除外できたのだ。
補正していないデータも入手できた。
本当に悩まされた。
私のグループの主任研究員がデータを見直して生データを取り出して読み取りやすくしてくれた。
連続性のないデータは修正せずに新しい記録として扱う事にした。
これは全部映像で記録してありインターネットでも公開している。
どんな結果が出たと思うかね?我々が得た温暖化の傾向は他の研究グループと似た結果だった。
私は驚いたね。
ヒートアイランド現象は大した差を生まなかった。
設置状況が悪い観測点といい観測点の結果も盛り込まれていた修正もこれらは大した影響じゃなかったのだ。
我々はその理由を調べようとした。
私の考えでは地球温暖化の唯一現実的で有効なデータは海抜ゼロより少し高い地点の気温データだけだ。
とにかく私はおかしいと思った問題点は全て開示した。
それがこれだ。
突然現れる落ち込みが見えるかね?このグラフには滑らかな曲線と落ち込みがある。
この落ち込みは火山の噴火データから得たものだ。
火山の噴火規模を示すデータが別に存在する。
それをインプットするとあのような落ち込みが現れる。
火山の噴火があった時とぴったり重なる。
1753年まで遡ってデータがある。
よく知られている火山噴火だ。
落ち込みの深さは噴火の規模に比例する。
こんな曲線が現れるとは思ってもいなく驚いたね。
どうぞ。
質問なんですが火山の噴火データとは火山灰の事ですか?具体的には何の影響なのでしょうか?噴火による影響を指す。
噴出する溶岩や二酸化炭素の事じゃない。
成層圏までに噴き上げられた火山灰だ。
それが太陽光を遮り気温の低下を招く。
噴き上げられた火山灰は地上に落下するまで普通3年はかかる。
例えば有史以来最大規模の噴火を起こしたタンボラ山。
噴火した年の夏はヨーロッパやアメリカでは「夏のない年」と言われた。
噴き上げられた火山灰の量があまりにも多く太陽光を遮ったため気温の低い年が続いたんだ。
夕焼けが美しかったらしいぞ。
では滑らかな曲線は何か。
細かく上下しているのは海流が原因だ。
そのいくつかはエルニーニョの出現と重なる。
例えば1940年代のコブのような盛り上がりは北大西洋での冬の海の温度変化に起因している。
この滑らかな上昇は何によるものか。
私は最初2次曲線を試してみた。
他の関数も試してみた。
世界人口も試した。
だがどれもぴったりと当てはまらなかった。
その時に主任研究員がこう言った。
「教授二酸化炭素の増加を試してみれば?」。
二酸化炭素だったのだ。
それと火山噴火が変動の原因だったんだ。
晴天の霹靂だった。
なぜならみんなが言っていた事は本当だったと意味するからだ。
この曲線は1753年から増えた二酸化炭素の量にぴったり対応するのだ。
これを見た時に3つの事が頭に浮かんだ。
「他の研究グループも正しかった」という事。
「1753年まで遡れる」という事。
他のグループは1880年までしか遡っていない。
3つ目に思った事は「全ては二酸化炭素に起因する」。
「ほとんど」じゃない。
他の研究グループとIPCCは多少の変動は太陽放射の変動からきている事もありうると結論づけていたのでそのデータを取り込んだが全く連動しなかった。
つまり「ほとんど」ではなく1753年以降の地球温暖化は…我々は結論づけた。
大気中の二酸化炭素の濃度は1700年代の280ppmから現在の395ppmに増加しました。
その原因は全て人間の活動によるものでした。
これが気温の上昇にぴったり一致する。
つまり…だから未来を予測する事ができる。
今後も二酸化炭素量が増加する事が分かっているからだ。
どうぞ。
プロジェクトの大部分は飲料メーカーの財団が援助していると思いますが財団がその結果を公表してほしくないと思うかもしれない中で結果の公表は難しくなかったですか?財団との契約では一切口を出さないという事になっていた。
資金はNPOに寄付されてアメリカ政府が資金の使い方のルールを決めた。
財団は我々の研究に一切口を出さないと同意した。
それと財団からは大部分ではなく3/3程度で他からも広い範囲で援助を受けた。
財団に対しては尊敬の念を抱いている。
地球温暖化説に問題点があるのを認識していた。
ぶつけてきた疑問はちゃんとした知識に基づいていた。
その知識を基に温暖化が起きているとする意見に反対の立場をとっていたのだ。
だから科学に資金を出したのだ。
ではこのプロジェクトで作った世界地図を見せよう。
時と共に気温が変わっていくのが分かる。
1800年の気温は温度計があった狭い範囲でしか気温を特定する事ができなかった。
右の凡例は温度上昇の色表記だ。
上昇ゼロが黄緑色だが1950年から1980年の平均気温を基準としている。
だからその30年間の色は基準を指す黄緑色になる。
下は気温のグラフだ。
上がり続けている。
1950年から1980年の気温平均が基準だから1800年の地球は涼しかったと分かる。
北アフリカがかすかに黄色い。
0.5度基準より暖かい事を指す。
だが大部分は涼しい。
対象範囲が狭い。
時代が進むにつれて色のある地域が広がっていくのが分かるだろう。
では時を進めよう。
下のグラフの小さな赤い点が動いているのが見えるね。
それはその年の地球の平均気温を示している。
興味深いのは地域単位の気温変動だ。
地図に青と赤の部分が現れる。
赤くなるのが分かるね。
赤は基準より2度から6度気温が高い。
赤や青が消えたり現れたりする。
これは地域的な変動なんだ。
エルニーニョと北大西洋の温度の影響だ。
一瞬赤くなる時がバークレーの今日のような気候だ。
地球の年平均の気温は上がったり下がったりしている。
ほら時々地球規模で暖かかった時もある。
18777879。
また赤が点滅する。
こんなに変動していてどうやって地球温暖化を見分けるのだ?あっちこっちの気温を測るしかないね。
ほぼ全世界が観測対象になった。
青は基準より2度から6度寒く赤は2度から6度暖かい。
地球温暖化で上昇したとされる温度より高い。
1933年のアメリカ西部に注目したまえ。
暑い期間がアメリカだけに出現するのが分かる。
もうすぐだ。
そこだ。
今のが1933年に起きた砂嵐だ。
これは世界的な気候変動によるものだとずっと思っていたがアメリカだけの地域的な事だった。
1980年代に向かっていくと分かるがまだ暑い地域と涼しい地域があるな。
南極大陸の気温が加わった。
南極をカバーできて陸地全体をカバーできた。
気温が上がり始めている。
変動が減少しているがデータどおりだ。
我々は注意深く統計データを分析した。
ほら暖かくなってきている。
1998年を見て。
いいか?観測史上で一番暖かかった年だ。
それ以後気温が上昇傾向にある。
実際データの気温も上がっている。
現代に近づき2009年で終わりだ。
この映像からたくさんの事が分かると思う。
バークレーアースのホームページからダウンロードできるようになっている。
スマートホンなどで友達に見せるといいだろう。
これが議論の元だ。
今後私はこう言う事にしている。
「そうだ。
私たちが考えている地球温暖化は事実である。
だがほとんどの気候変動は地球温暖化とは関係ない」。
今は何でも温暖化のせいにされている。
今後耳にする気候変動に関しては健全な範囲で疑う必要があると思う。
ある人はこう言う。
「変動の幅が大きくなっているのだから異常に暑い日が多くなる」と。
それは事実無根だ。
時代と共に変動の幅は増えていない。
グラフを見て自問してくれ。
もし変化が見られるとすればどちらかと言えば変動幅は小さくなっているようだ。
過去50年間を見てみると増えていない。
我々もデータを再分析したが変動幅は大きくなっていない。
異常な気温の日が増えたか?いや暖かいが変動の幅は同じで暑い日が多いだけだ。
結局温暖化で上昇した陸地の温度は0.9度だけなのだ。
どうぞ。
地表温度が上がれば強風が吹く回数が増えると思いますがこれまで以上に強い風が吹く可能性に対して科学的な意見の一致はあるんですか?予測は一様ではない。
明瞭な予測もない。
本当に難しいんだ。
いろいろな事が絡んでくるから。
物理学でヒッグス粒子や一般相対性理論やビッグバンを研究してきたがそれらは気候に比べればシンプルだ。
(笑い)他に質問は?どうぞ。
教授のそのモデルでは今後1,500年はどうなりますか?それは条件しだいだ。
今後二酸化炭素がどのくらい増えるかによって未来の予測が変わってくる。
それではこれから今後排出されるだろう悲観的で現実的な二酸化炭素量の予測値を見せよう。
これはアメリカの二酸化炭素の排出量と中国のだ。
2006年中国はアメリカを抜いた。
年10%の割合で排出量が増え続けている。
アメリカは減少している。
京都議定書を批准してもいないしコペンハーゲン会議のCOP15でも大した約束はしなかった。
それなのになぜ減少しているのか。
それは火力発電所の燃料を石炭から天然ガスに切り替えているからだ。
天然ガスは石炭より電力を生産してなおかつ排出する二酸化炭素量が少ない。
その結果アメリカの排出量は減少しておりここ20年間で最も低い水準となった。
コペンハーゲンの会議は2009年12月に開催された。
「ニューヨークタイムズ」やその他大勢が支持した提案があった。
その提案とは中国は毎年排出係数で4%削減するというものだ。
アメリカは今後40年間で削減目標を達成する。
これが提案の内容だった。
オバマ大統領は会議に出席したが署名を拒否した。
署名を拒否したのは共和党のためじゃない。
中国が第三者による検証を拒否したからだ。
これがなぜ重大な事か説明しよう。
中国は「排出係数」を削減すると言った。
排出係数とはGNPあたりの排出量を指す。
それを10%の増加から4ポイント引き下げると言ったのだ。
中国は既に実施していてこれからも続けると言った。
オバマ大統領が検証させたがったのはどの証拠もそれを示していなかったからなのだ。
中国は削減できていると言うが排出量は増加していた。
だからオバマ大統領は検証によって削減を実行させようとした。
では中国が増加率6%に同意したとしよう。
中国の経済成長率は年10%だ。
ここ1〜2年じゃなく20年間の成長率だ。
これはどういう事だろうか?ここに新興国が署名した場合の各国の排出量の予測が出ている。
アメリカの排出量は削減される。
京都議定書を批准した先進国ヨーロッパも削減。
オーストラリアもしかり。
だが新興国の中国インドとマレーシアがコペンハーゲンで提案に合意してもこれが3か国の排出量になる。
これを見るともしアメリカが一気に削減量を達成したとしても中国は単独でそれを3年半で帳消しにする。
3年半で元の水準に戻るのだ。
だから中国などの排出量を抑えない限り地球温暖化への対策はとれない。
私が問題視しているのがアル・ゴアも支持している「350ムーブメント」だ。
これは二つの事を提唱している。
一つは「大気中の二酸化炭素の今の濃度を395ppmから350ppmに削減しよう」というもの。
排出量を厳しく削減して今より低くするという事だ。
徹底的に行わないと350ppmには下げられない。
二つ目。
350ムーブメントで掲げている事は「中国インドなど発展途上国には自由な経済成長を許すべきだ。
なぜなら貧しいからだ。
削減は先進国だけで実施すべきだ」。
私は「濃度の目標数値から名前を取ったムーブメントなのに全く数値を無視している」と指摘した。
先進国だけでは350に下げられない。
先進国が行う削減対策は開発途上国もできる事でなければならない。
開発途上国ができなければ排出量は抑えられない。
先進国が補填するか?そんな余裕はない。
そこが問題なのだ。
どうぞ。
地球温暖化による悪影響は必要以上に恐ろしく語られているように思いますが温暖化による本当の問題は何なのでしょうか?いい質問だ。
アメリカ物理学界の重鎮ウィル・ハーパーは「地球温暖化はいい事だ」と言っている。
彼が主張しているのはビニールハウスで植物を育てる時ただハウス内の温度を上げるだけじゃなく二酸化炭素の濃度を上げると効果的だ。
二酸化炭素は植物の成長を助ける。
いくつかの農業革命は科学の発展や新種の植物と肥料の開発のおかげで中でも二酸化炭素量の増大は発展に大きく寄与したと彼は考えている。
だからいい事なのかもしれない。
ではなぜ私たちは危機感を募らせるのか。
排出量が今のまま増えていけば2050年には気温が1.5度上昇する。
この上昇はかつて人類が一度も経験していない温暖な世界をもたらす。
私はそれは破壊をもたらすと思っている。
破壊的な変化から小さく見積もっても生じる危機は大抵の場合戦争だ。
それまで平和だった国々の中には生産性の高い国もあれば低い国もある。
だが突然生産性の低い国が高くなり高かった国が低くなったら戦争になりかねない。
アメリカが中東で戦争を起こしたのは化石燃料が原因だ。
化石燃料のマイナス面は温暖化だが歴史的には戦争の原因となっている。
第2次世界大戦での日本との戦争もアメリカが石油の供給を絶ったから勃発した。
アメリカの行動が戦争を避けられない状況を生んだ。
これが化石燃料のマイナス面だ。
地球温暖化のマイナス面は人類がかつて経験しなかった変化をもたらす事だと思う。
それが平和を破壊する。
だから温暖化はよくないと思っている。
ウィル・ハーパーは私の意見に賛成していない。
まさかとは思うがここにも温暖化はいい事だと思っている人がいるかもしれない。
そういう立場の人も私は尊重している。
これは科学じゃない。
私が見た世界の構造だからね。
他に意見は?では今自分たちに何ができるか考えてみてくれ。
今後の講義で必ず質問するから。
「我々に何ができるのか」。
一つ大切な事を忘れるな。
開発途上国で通用しない方法ならそれは問題に取り組んでいない事になる。
ではまた次回の講義で。
(拍手)2014/05/30(金) 23:00〜23:55
NHKEテレ1大阪
バークレー白熱教室 大統領を目指す君のためのサイエンス 第3回 [二][字]

大統領などリーダーを目指す者なら、知っておくべき科学の知識を学ぶ。今回は地球温暖化。地球温暖化がこのまま進めば、深刻な危機が訪れることを実証的に解き明かす。

詳細情報
番組内容
もはや地球温暖化は事実として受け入れるべきであると教授は主張する。しかしそこには、巧妙な誇張や事実のわい曲が紛れこんでいる。大統領たる者、地球温暖化を科学的に理解する必要がある。台風など異常気象の増加は温暖化に原因があると言われるが、これは真実なのか。そもそも地球温暖化とはどういう現象なのか、CO2が増加すれば、なぜ温暖化するのかを科学的に解明する。さらに、地球温暖化を防ぐ方策を考えていく。
出演者
【出演】カリフォルニア大学バークレー校教授…リチャード・ムラー

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
趣味/教育 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
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英語
サンプリングレート : 48kHz

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