サワコの朝【女子アナ達に喝!吉川美代子】 2014.05.31

(阿川)おはようございます。
阿川佐和子です。
今日のゲストは…女性ニュースキャスターの草分けでいらっしゃいましてなんとくしくも本日をもって定年退職をなさるというTBSアナウンサーの吉川美代子さんです。
よろしくお願いします。
ご無沙汰しております。
ほんとご無沙汰しております。
何年ぶりでしょうね?もう十数年ぶりでしょうか?避けられていたのかしら?いえいえそんな…よろしくお願いいたします。
いえいえ。
でももうほんとテレビでは拝見しておりまして。
あっそうですか。
もう…アナウンス部では怖がられる存在?またほらもうね…怖くないです。
愛情を持って叱ってますからね。
ああ〜そうなんですか。
(ナレーション)今日のゲストは本日定年を迎えるTBSアナウンサーの吉川美代子さん。
早稲田大学卒業後TBSに入社。
報道番組の司会者は男性でなければならないという時代に「JNNニュースコープ」で女性アナウンサーとして初めてメインキャスターに抜てきされました。
しかし肝心の企業側の資料がないことが非常な困難をもたらしています。
その後も数多くの報道番組で司会を務め女性ニュースキャスターの草分けに。
更にTBSアナウンススクールの校長を務め後輩アナウンサーの育成にも力を注いでいます。
そんな吉川さんが去年発表した著書が「愛される話し方」。
タレント化する今の女子アナをばっさり斬って話題を集めました。
やってるやってる。
そんなことやってるわけ?アナウンサーひと筋37年を過ごした吉川さん。
今日はあえて若いアナウンサーたちに厳しいご意見を頂きます。
早速ですけれども一曲目は記憶の中で今でもきらめいている曲という…。
ええ〜っとですねTBSに入ってすぐTBSの「ザ・ベストテン」という名物番組がスタートしまして。
で私はずっと報道志望だったんですが…。
TBS入る頃からもう報道志望でらした?ただ私が入った当時というのはまだ女性にはなかなか報道番組がなくてなんと「ザ・ベストテン」の追っかけウーマンというのをしばらくやってたんですよ。
あの…中継に行って「黒柳さん今ここにいますけれども郷ひろみさんが」とかいう?
(吉川)そのときに私がいちばん担当した現場が山口百恵さんのドラマや映画の撮影現場だったんです。
ほう〜!じゃあ今日選んでいただいたのは?今日は「いい日旅立ち」を。
おお〜!でその報道志望だったのにもかかわらずやっぱり山口百恵さんにお会いするのがとっても楽しみで。
お好きだった?あんまり私日本の歌謡曲とかポップス聴かないんですが山口百恵さんだけは今でも好きな歌手で。
新人アナウンサー時代の思い出です。
今私この歌詞をつくづく見ながらまったく意識してなかったんですが定年の日にふさわしいですよね「いい日旅立ち」って。
そうですね〜!
(吉川)まったく意識しないで選んだんですけど。
歌詞見ながらもううるうる…。
もう…先輩!あははっ!何先輩…。
37年間お疲れさまでございます。
ふふふっ。
でも思い出深いわけです。
はい。
へえ〜…。
入社するとまずどういう訓練とかどういう教育を受けるんですか?まずあの…人事の研修があってでそのあとにアナウンス部に配属されてそこからだいたい3か月近く研修期間に入るんです。
声の出し方とか…。
はい。
発声練習発音練習。
あの〜アナウンス部の狭い研修室みたいな所で朝からもう「あ・え・い・う」とかそういうのやったりして。
「い・お・う」って?昔私あの…伺ったのは「デンスケ」を持って野球場とかなんだろう…デパートとかなんでもいいから自分で行ってでそこで見るもの聞くものを全部実況中継をして…。
(吉川)そういうのもありましたね。
「デンスケ」っていうね今はもうなくなっちゃいましたけど重たいあのオープンリールの…。
オープンリールのテープレコーダーですよね?自分で担いで?はい。
そんなのもやりましたね。
あとはフリートークの練習したり。
それこそ屋上から赤坂の街を見てじゃあ1分間中継しろとか。
あっ…。
(吉川)ふふふっ。
「ただいま救急車が」…。
(吉川)そう。
ところがね…できそうでしょ?目で見たものをそのまま口に出せばいいかなと思うんですが実際にやると「あっええっとあっ…」ばっかり。
止まっちゃうんですよ。
「あっ」とか「うっ」とかいうのが入っちゃいけないんですね。
(吉川)はい。
それは毎日でもやっていくと…。
やっていくうちに自然とできるようになってきますね。
(アラーム音)ジリリリ…。

(サッカー中継の音声)・
(夫)うぅ〜ん…。
走れ走れ走れ…。
ん〜…うんっ!よ〜しっ!
(妻)パパ〜。
・あたしも見たかったんだから起こしてよ〜。
だって寝てたんだもん。
(ナレーター)パナソニックの「4KVIERA」なら独自の色再現力でその場にいるかのような迫力ある映像が楽しめます。
(リモコンの音)ポポン。
音量アップ。
しかも「VIERA」なら声でいろいろな操作ができます。
よ〜しっ!ふふふ!入ったときからもう報道志向だったんですか?それはどうしてなんですか?当時はまさかアナウンサーがバラエティーに出るなんてことは考えもしなかったしかといってワイドショーで私あんまりそういうの向いてないっていうのは分かってましたし。
そうかアナウンサーの働く場っていったらやっぱり報道が中心だと…。
取材してやっぱりきちんと現場リポートだとかやりたいなっていうのもあったのとやっぱりアメリカの三大ネットワークのニュースとかやっぱり格好いいなみたいなねそういう憧れもありましたし。
へえ〜。
ただ私の場合にはあの〜報道志望って言ったら…。
ご自分でおっしゃったんですか?報道いきたいですって。
そしたら?あの〜当時のラジオニュースのニュースデスクの方から「女のくせに生意気だ」って叱られてびっくりして。
生意気っていうのは女性がニュースを読むような報道はそういう世界じゃないと?
(吉川)もうびっくりして。
「えっ?」って。
放送局ってもっと進歩的かなと…。
女性もね男女平等で仕事できるかなと思っていたら違うんだと。
もうショックで。
悔しかった?
(吉川)うん悔しいっていうか私こんな会社でやっていけるのかなって一瞬思ったんですよね。
じゃあもう最初の目的の報道にはなかなかいけなかった…。
でもね日々の努力はほんとに続けてました。
どういうことを?まず毎日会社から帰ってバス停降りてから自宅までの間を毎日毎日実況しながら帰ってましたから。
ええ〜っ!それからやっぱ新聞はもちろん隅から隅まで必ずきちんと読むとか。
ええ。
それは続けてました。
いつか報道の仕事に就きたいという…。
(吉川)報道に就く就かないは別としてやっぱりTBSのアナウンサーってほんとにあの…私が入った頃というのは実力もプライドも高かったし全国一のレベルといっても過言ではなかったんですね。
そういう先輩たちを見てたので早くあのレベルになりたいと思って。
ほんとに努力は惜しまなかったですね。
今考えるとよくやったと思いますよ。
遊んだりしたくなかったんですか?新人の少なくとも5〜6年はね朝から晩まで仕事のことしか考えてないし。
あとやっぱりそのニュースデスクからね「女のくせに報道やりたいなんて生意気だ」って言われたのもかなり発奮材料にはなったと思います。
悔しいと思ったんですか?はい。
でもあのころ私TBSに拾っていただいたのが1983年にレギュラーで「情報デスクTODAY」という番組のアシスタント…。
ほんとにすみません。
私なんかが来るから大事な人の仕事を…。
ほんと私ね怖かったの実はね。
三雲さんとかね吉川さんが廊下ですれ違ってね「ああ〜こんばんは」とか言うんだけどいやこの人絶対怒ってるぞとか思って。
「こんな素人を…なんでいるわけ?こいつが!」って思ってたでしょ?ほんとに。
絶対思ってたと思う。
でも私ちゃんとそのあとやっと念願のニュースを読む仕事に就いて…。
そのまま来ちゃいましたからねこの年まで。
28歳から念願の報道番組を担当した吉川さん。
しかし男性中心の現場では大変な苦労があったといいます。
だけどそのころって女性が政治…ニュースっていうのを読んでる人いなかったですよね。
いなかったです。
報道の若い記者から「俺の原稿さ女の声で読ませないで」って目の前で言われたこと…。
それ本人に聞こえるように言うんですか?でもプレッシャーでしたね。
つまりそういうなかで私が読んで間違えたらだから女は駄目じゃないかって報道中を敵にまわすっていうか嫌われるんじゃないかと…。
円形脱毛症になりもう胃けいれんはしょっちゅうだしもう大変でした。
あの…そのときにねやっぱりすごく支えてくれたのがアナウンサーの先輩たちだったんですね。
男性の?
(吉川)男性の。
「吉川君今は報道局の3割が女性はニュース読んでもいいと思うでも7割は反対してるかもしれない。
でも君が頑張ったら1年後には7割が女性がニュース読んでもいいよと思って反対は3割以下になるかもしれないから頑張りなさい」って言われたんです。
いや〜…ありがたいようなプレッシャーのような…。
(吉川)プレッシャーなんです反対にね。
だからほんとに間違ったら駄目だって。
でもやっぱりそれがあって…先輩たちはどっかでそうやって見守ってくれるなと思って頑張れたっていうのもありますね。

(妻)あっははっ!
(夫)ゆっくり。
ほらっ!思い出したらもうそのまま。
自分で逃げない。
逃げないで。
ごめんごめん。
うまくいかんな。
主人がミスしても私が怒られる。
そんなことないだろ。
アハハハ!ありがとうございました。
楽しかったぁ。
(ナレーター)気持ちいい汗をかいた後はパナソニックの洗濯機にお任せ。
ねえポケットの中確認した?はい。
確認しました。
操作パネルを後ろにすることで投入口がより広くなりました。
ちょっと待って。
これも。
あっはいはい。
(スタートボタンの音)ピッ。
この後ちゃんと干してね。
手前がすっきりしているから引っ掛からずに出し入れラクラク。
すっきりフロントのパナソニック洗濯機。

(山本)あかりの仕事は何ですか?パナソニックは「空間をつくることだ」と考えています。
顔色や食べ物の色が美しく見える空間をつくりたいのか。
まぶしさを抑えたあかりに包まれた安らぎの空間をつくりたいのか。
お子さまの勉強一家だんらんくつろぎといろいろに使える空間をつくりたいのか。
暮らしに合わせたあかりで空間を豊かに。
パナソニックLED。
人生を変えるパナソニックリフォーム。
まあその…いわゆるニュース番組がニュースショーのような番組として出来上がってからアナウンサーがキャスターと呼ばれるようになったときになんかねアナウンサーって大変な職人なのになんでアナウンサーの方は軽く見られてキャスターの方が地位が高いような扱いをするのかっていうことがおかしいと思ってたんですけども。
ニュースアナウンサーとニュースキャスターってどうなんだ?っていうね。
日本だとあんまり変わってないような気はするんですよ。
どう思いました?あの〜欧米のねニュースキャスターとか…今はアンカーパーソンといいますけど長々ととうとうと自分の意見を述べませんよね。
つまり編集権を持っているのでどのニュースをトップに持ってくるとかどのニュースをどのくらいの長さで伝えるかによってもうすでに意思は動いてきてるっていうのがあるはずなんですけど日本の場合にはなんか結構言っても言わなくてもいいようなこと言いません?「ほんとに二度とこういうことは起きてほしくないですよね」ってそれだけで…。
そりゃあ誰でもそう思いますよ悲惨な事件だったら。
そうほんとね。
「しばらく見守っていきたいと思います。
それでは次のニュース」ってどっかでやってるねまだね。
(吉川)だからそんなことで7〜8秒使うんだったら1つでも多くの事実をニュースの中に盛り込んでほしいなって気は私はしてますね。
批判的になっちゃうかもしれないけれども500人の人が事故に遭いましたっていうときに「500人の人が事故に遭いました。
死者は272になりました」っていうようなアナウンサーの人がいるとあんたに悲しそうにされたくないっていう。
(吉川)そうなんですよ。
どんなに私が悲しそうに「500人の方が…」って言っても実際500人の方の命が奪われたことは事実ですからそれだったらきちんと「500人の方が」ってしっかり言えばいいという。
そんなたくさんの人亡くなったの?って思った瞬間にもう自分のものになるんですよね。
あとは事実をきちんと伝えればいいって私はそれをずっと目指してました。
ほう〜。
で自分がなんとなくその想像できたり自分の生活とか経験上分かる範囲のこととまったく分かんないことってありますよね。
でそれを補完するのが日々の勉強でやっぱり新聞を読んだりとか本を読んだりとか。
そのへんはまさに教養とか知識でカバーできるかなという。
だからあの〜今の若いねもうそれこそまあ「女子アナ」と呼ばれている若いアナウンサーの人たちにほんとに日々の勉強を忘れずにやってほしいんですね。
うん。
今の女子アナについて本もまとめられて。
あの〜そこがおもしろいと思ったんですけども。
どこが何が欠けているというか…。
あのねその…。
何が違うんですか?まずタレント気取りになってしまう勘違いアナウンサーになる人が時折いますよね。
それとやっぱり今いろんな番組があって勉強する時間は少ないかもしれない。
でも一日5分は取れるはずなんですよ。
おお〜5分?一日5分も時間ないなんてことありえない。
5分で何をしたらいいですか?
(吉川)その間にやっぱりアナウンサーは技術職専門職だからやっぱり発音練習とか滑舌練習をやってほしいのとあと新聞を読んだりとかですね勉強をしてほしいんですね。
滑舌練習発音練習ってのは社内にそういう例えば先輩に教えてもらう時間なんてあるんですか?いや…っていうのもアナウンス部の奥に練習用の小部屋がありますのでそこで声出してほしいんですね。
「2ちゃんねる」で自分の評判ばっかりチェックしてる暇があったら…。
そんなことやってるの?そんなことやってるわけ?うん。
で私が本にね女子アナ批判みたいな…決して批判はしてないんですよ。
でも書いたら…。
ちょっと本音が出ちゃったのね。
あははっ!そしたらあの〜いわゆる女子アナファンと称する人とかその他からね彼女たちにバラエティーばっかりやらせてタレント的な扱いしてる会社が悪いんだと。
女子アナは悪くないって随分来たんですけど私はそういうんじゃないと思うんですよ。
だから会社員ですから局アナですから会社からこれを担当しなさいって言われたら全力投球するのは当たり前ですよどんな番組だろうが。
バラエティーでもなんでも。
好きだとか嫌いだとか…。
そう関係なくね。
合ってるとか合ってないとか言ってる暇ない。
それは社員として当然ですよね。
でそのほかにだから一日5分アナウンサーとしての技術を磨く努力というのはやっぱりやってほしいんですよ。
でもまあ確かに今TBSのみならず女性の若いアナウンサーはみんなかわいいでしょ。
それで面接官はだって吉川さんたちでしょ?選ぶのは…。
必ずねアナウンサーと現場のディレクタープロデューサー。
アナウンサーだけじゃないんです。
選ぶのは?
(吉川)はい。
例えばその…番組のプロデューサーだったりすると自分の番組にこの子出したいなっていう人に点数を入れたりとか。
「華のある人」って言い方されます。
「華のある人を選んでください男女とも」って言われますね。
へえ〜!声の質っていうのは…。
今はあんまりねないんですよ。
いやほんとはやるべきだと思うんですよ。
吉川さんとしてはまだその卵としてもどういう声の質の人がアナウンサーに向いてるっていう考えがあります?声ってもうその人の骨格とか舌の形だとか共鳴腔とか歯並びとかって決まっちゃうじゃないですかある程度は。
ただそれぞれの声の中で幅は必ずありますよね。
そのそれぞれの声の幅の中でいちばん響きのいい声を探してあげてそれがやっぱり指導者の必要なことだと思うんですね。
でもやっぱりそういう訓練をなさって教育なさってるときに厳しく怒ることはあるんですか?厳しくは怒らないですよ。
「何度言ったら分かるんです!」。
それはないですよ。
そういうこと言ったらやっぱそう言うと萎縮しちゃってこの辺に力が入るので。
いやね駄目なことを指摘するのは誰でもできるんですよ。
おっ深いなぁ。
でそれをじゃあ駄目なのをどうやったら直るかって教えるのが指導者のあるべき姿だと思うので。
例えばねおなかから声を出すっていう。
それねじゃあ言われてもどうやったらおなかから声出したらいいんですかって教えてあげなきゃいけないんです。
どうやったらおなかから出せるようになるんですか?まさにね言葉どおりのイメージなんですよ。
イメージとしてはほんとにおなかのここに音の塊があってここから「阿川さん」って出る感じ。
「吉川さん」。
あっこっから…。
ここからね。
わっ。
でほんとにこれはイメージなので感覚的に覚えなきゃいけないので手も一緒にね「阿川です」って感じで。
ああ〜そういうふうに教えればいいんだ。
へえ〜。
じゃあ男性アナウンサーですけれども安住君については。
いや彼は勉強してますよ。
ああそう。
いつも悲しそうな顔してますよね。
(一同)あははっ!あれはどうなんですか?そうですか?入ったときからあんな感じでしたよ。
ほう〜。
はい…好きなんですか?安住が。
いや…見事だと思うんですよ。
見事ですよほんとに。
なんか僕つらいんですって顔しながらものすごく腹の中で悪いことを考えてる感じがあるでしょ。
いろんなこと考えてるなっていう。
そこは見事だと思うしだからといって本業のアナウンサーっていうことに対してはすごく真摯なところがある。
(吉川)すごくストイックに勉強してると思います。
あっそうですか。
あともちろん発声とか発音だけじゃなくてアナウンサーという職業を選んだんだったらって…私自身もこういう仕事してるからそうなんですけれども日本語の…ええ〜なんていうの丁寧語謙譲語。
敬語と呼んでる…。
敬語全般日本語に意識するかどうか…。
(吉川)そうです。
だからねプロのアナウンサーとかねあんま局アナだけではなくてフリーのアナウンサーもすべて放送でしゃべってる人は運転免許証を持ってないと運転できないのと同じようにまさにきちんとした言葉遣い…。
基礎ですよね。
そう。
発声発音それやるべきだと思うんです。
今ね全体にそれは…。
やんないんですか?個性の方が…。
個性の方が勝ってしまう。
はい。
だから最後の砦として局アナがちゃんとしなきゃいけないはずなんですけども今局アナも今そのへんがちょっと…。
で吉川さんにちょっとアナウンサーでも間違えそうな日本語というものをいくつか用意しましたのでそれを見ていただいて。
こちらですね。
(吉川)これはいろんな番組でよくこういうのありますよね。
この「発覚」っていうのは悪事が露見したりだとか悪いことがばれちゃったっていうときなんですよ。
まあ…そうか。
「吉川さんが美人だということが発覚しました」なんて言っちゃいけないわけね。
あははっ!ああ〜なるほど。
これはでも私も間違えてるかもしれない。
これはいろんなワイドショーとかスポーツ新聞なんかたまにあるかもしれませんよね。
結構使っちゃいますよね。
でも昔はほんとに悪いことにしか使わなかった言葉がいいことに転換されるようになった例として私が嫌いなのは「生き様」って言葉なんです。
(吉川)おお〜いいですね。
あれは「死に様」と「ざまぁみろ」っていう言葉から来るのに「あなたの生き様を今日1時間たっぷり伺いたいと思います」っていうような…それなんか汚くない?っていうことに割に皆さん平気ですよね。
これもよくあるんですよ。
これはなんですか?
(吉川)これは「敷居が高い」っていうのは不義理をしていてその家に入りづらいとかね訪問しづらい。
それと借金しちゃっててどうも阿川さんの家には行きづらいわっていうときに「敷居が高い」と。
行きづらいって意味なんですね。
そこのお家の敷居を越えたくないという意味も含めて。
じゃあこれはつまり高級だから行く身分ではないっていうような言葉に転換されちゃう。
(吉川)そうなんですよね。
なるほど。
なかなかちょっと若い薄給の身にとってはなかなか行きづらいなっていうふうになっちゃうんですよね。
ああ〜なるほど。
でも「敷居が高い」これはちょっと私も…。
(吉川)ついつい言っちゃいますね。
今日勉強になるな。
でみんながそういうことを使いはじめるとたぶん言葉の意味ってみんなが使ってる方が正しくなってきちゃうんですよね。
多数決な時代になると。
今「4月」「2月」ってみんな言う人が多いんですよね。

(正しい語調で)4月2月」なんですけど。
「4月」ってみんな今言いますよね。
まあ若い人…。
アナウンサーでも?
(吉川)言う人多いんですよ。
私注意するんですけどそうするとたぶん10年後にはみんな「4月」が正しくなって…。
「4月」が正しくなっちゃう時代が…。
ショックです。
その時代時代に合わせた日本語になっていくとは思うんですけども。
でもやっぱりあの…さっきも言ったけどほんとのこういちばん大事な芯の部分っていうのはねその国の文化だとかそういうこうブレないものがやっぱりあるべきですよねどっかに。
そういうことをずっと伝えていただきたいと思うんです吉川さんという方に。
定年しちゃうからどうでしょう。
これからでしょう〜。
あの〜最後にねもう一曲選んでいただいてると思いますがその曲は?あの〜私ほらジャズが好きだって言いましたけれども私の中では永遠のアイドルといいますかエラ・フィッツジェラルドがまあなんといってもちょっと…。
エラ・フィッツジェラルドの歌?であの〜まさに定年のこの日に聴きたいなと思ったのが「PleaseDon’tTalkAboutMeWhenI’mGone」ってこれまあ訳すと「私がいなくなったあとで私の悪いこと言わないで。
悪い噂立てないで」って。
だから定年で私が会社辞めたあとアナウンス部のみんな私の悪口言わないでねっていう。
あははっ!それ後輩に対するメッセージ?あははっ!あっそういう気持ちを込めて。
でも実は私冗談じゃなくね自分の葬式のときに霊柩車がパァ〜っとこう火葬場に向かっていくときにこの曲流しながら行ってほしいって言ったら笑われたんですよみんなに。
いや〜これは定年といわず…。
(吉川)いいでしょ?これ。
お葬式にいいと思いますよ。
(吉川)いいでしょ?みんなで霊柩車に向かってこうやって。
おしゃれ〜!でしょ?「悪口言うんじゃないわよ化けて出るぞ」みたいな感じで…ねえ!へえ〜すてき。
でもちょっとあの…私も突き返されそうな気がするんですけどもなんていうのかな…結婚するとかそれこそ周り寿退社とか三雲さんも結婚してお子さん産んだりするとそういうのは…。
佐和子さん私結婚したことあるんですよ。
あっどうもすみませんでした。
あははっ!あっええっ?あるのよ。
知らなかったですか?そんな大きな声出す…。
やだあるんですけど。
あっそうでした?どうも失礼いたしました。
はい。
いやいや…。
じゃあ今は?してない。
あははっ!なんか上から目線…っていう日本語はよくないわね。
ふふふっ。
そう〜。
したことあります?ありません!ああ〜すみません。
一度もありません。
(スタッフ)あははっ!そうだったのか。
どうも今日はありがとうございます。
いえいえ…お幸せに。
あははっ!2014/05/31(土) 07:30〜08:00
MBS毎日放送
サワコの朝[字]【女子アナ達に喝!吉川美代子】

ゲスト・吉川美代子/アナウンサー▽女性アナウンサーの草分けが見る、現代の若手女子アナとは?阿川佐和子がゲストの意外な側面や表情を引き出します。

詳細情報
番組内容
ゲストはアナウンサーの吉川美代子。女性ニュースキャスターとして草分け的存在ではあるが、その道のりは決して楽なものではなかった。報道志望でTBSに入社したものの、「女には原稿を読ませるな」という時代。報道を志望するだけで、怒られた中で発声の練習や滑舌の訓練、知識の蓄えるために新聞や書物を読むこと…努力をし続けた。男性社会の中、一線で活躍し道筋を作ってきた吉川美代子の一流としてあるべき姿、仕事術に迫る
出演者
【司会】
阿川佐和子
【ゲスト】
吉川美代子(アナウンサー)
1954年生まれ。1977年、TBSにアナウンサーとして入社。『JNNニュースコープ』『JNNニュースの森』など長年にわたり報道番組のキャスターを務めた。近年はコメンテータとして出演。TBSアナウンススクールの校長も務めた。
著書「アナウンサーが教える 愛される話し方」を刊行。2014年5月31日にTBSを定年退職する。現在60歳。
制作
【製作】MBS TBS
【制作協力】TBSビジョン

ジャンル :
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – インタビュー・討論
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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