おはようございます。
週刊ニュース深読みです。
いいお天気ですね、南さん。
そうですね、よく晴れてますね。
この土日、暑くなると?
そう、かなり暑くなって、また夏の天気になりそうですね。
今週、十分暑かったですよ。
そうですね。
でもまだ暑いです。
外の様子を。
ここは京都なんですね。
もうこの時間から23度まで気温が、23度9分ですね。
今、上がりましたね。
そうですね、きょうの日中の最高気温、33度。
33度?まだ5月でしたよね?きょう。
そう、もう夏ですよね。
本当に、なつとくいかん!という、そういう感じの気温に、きょうはなりそうです。
これ、京都ですけど、全国的にも暑いですか?
全国的に気温上がりそうでして、きょうの午後3時の気温の様子はこのようになって、黄色い所は25度以上、オレンジ色の所は30度以上の所が。
こんなに30度以上の所が?
多くなりそうですね。
最高気温重ねてみますと、大分の日田市、35度。
真夏並み。
帯広でも真夏並みの暑さになりそうでして、かなり厳しい暑さになりそうです。
これ本当に熱中症に気をつけないとですよね。
そういうことですよね。
きょうは熱中症に注意をしてください。
蒸し暑いというわけではなくて、かなり日ざしが強い、日ざしによる暑さもありますので、やはり日ざしを避けるとか。
日陰に入る。
こまめに水分をとる。
ちょっと体調悪ければ激しい運動を避けるとかね、屋内でも熱中症にかかる危険性もありますので、風通しをよくして、熱中症を防いでいただきたいと思います。
南さんには後ほどまた詳しく伝えてもらいます。
さて、こう着状態が続いてきた拉致問題ですが、解決へ向かうのでしょうか。
おととい、突然の発表がありました。
菅官房長官も急きょ、記者会見。
スウェーデンで行われた、北朝鮮との政府間協議の合意内容を発表しました。
北朝鮮が調査を開始する時点で、日本が独自に行っている制裁措置の一部を解除するなどとしています。
朝鮮中央テレビも発表。
拉致被害者の家族からは。
拉致問題を巡っては、これまでも北朝鮮の対応に振り回されてきました。
2002年、初めての日朝首脳会談で、キム・ジョンイル総書記は長年否定してきた日本人の拉致を認めて謝罪。
拉致被害者5人が帰国しました。
日本側は、北朝鮮が死亡したなどと伝えてきた拉致被害者について、詳しい調査を要求。
しかし。
横田めぐみさんのものだとした遺骨からは、日本政府の鑑定で、めぐみさんのものとは異なるDNAが検出されました。
このため、日本側はさらなる調査を要求。
2008年の実務者協議で、北朝鮮は再調査を約束し、日本も調査が開始されれば、制裁措置の一部を解除することで合意しました。
しかし北朝鮮側は、当時の福田総理大臣が辞任したことを理由に、調査の開始を見合わせると連絡。
その後も調査には応じていません。
北朝鮮に拉致されたと政府が認定し、今も安否が分かっていない被害者は12人。
拉致被害者の家族からは、慎重な声も。
日本と北朝鮮の今回の合意。
アメリカと韓国はどう見ているのでしょうか。
合意に対する評価は示さず、事態の推移を注視していく考えを示しました。
また韓国政府は、人道的な見地から、拉致問題に対する日本政府の立場を理解するとした一方で、日米韓は、北朝鮮の核問題について、国際的な協力が必要だという共通認識を持っているとして、日米韓の足並みが乱れることへの警戒感をにじませました。
本当にこの合意、どう見たらいいんでしょうか?
今回の日本と北朝鮮の合意なんですが、こちらに双方が取る具体的な行動というものをまとめました。
まず北朝鮮側ですが、日本人に関する調査、包括的かつ全面的に実施するとしています。
拉致被害者ですとか、行方不明者に加えて、終戦前後に亡くなった日本人の遺骨ですとか墓地、さらに日本人配偶者の調査もすると。
これは、在日朝鮮人の方と結婚をして北朝鮮に行ったんだけれども、その後、日本に帰ってこられなくなった方など、こうした方の調査なども行うとしています。
調査のためには特別調査委員会を立ち上げるとしているんですね。
これはどういうものかといいますと、すべての機関を対象とした調査を行う権限を持つとしています。
もしも生存者が発見された場合には、状況を日本に伝えて、帰国させる方向で協議、必要な措置を講じるとしているんです。
一方の日本側ですが、北朝鮮が調査を開始する時点で、制裁措置の一部を解除するとしています。
具体的には、こちらです。
日本と北朝鮮との間の人の往来に関する規制ですとか、北朝鮮に送金する際などに、報告を義務づけている措置、こうしたものを解除して、さらに人道目的で北朝鮮の船が、日本の港に入港することを認めるとしているんです。
ただ菅官房長官はこうしています。
マンギョンボン号は解除対象に含まれないという見解を示しました。
どういうことなんですか?
北朝鮮側が強く求めている、このマンギョンボン号の解除というものは、交渉のカードとして残したものと見られます。
ここからは北朝鮮情勢に詳しい関西学院大学の平岩俊司教授に話を聞いていきます。
よろしくお願いします。
専門家として平岩さんは、今回の合意、予想してらっしゃいましたか?
もちろんですね、合意そのものについては可能だと思ってましたけれども、ストックホルムでの協議についての報道、あるいは代表団の発表なんかを聞いておりますと、まだ北朝鮮との間で隔たりがあるというふうに思ってましたので、そういう意味では、安倍総理が発表されたときには、少し驚きましたですね。
どう期待していいのか、つまり制裁を解除だけさせられて、帰国も誰もない、新しい情報もないというようなことはないのだろうかと。
まずは再調査そのものについて、北朝鮮が受け入れたということは非常に評価することができるんですけれども、ご指摘のとおり、それは日本側が納得できるものになるのかどうかというのは、今後の日本側の働きかけいかんだと思いますね。
とりわけ特別調査委員会、これがどういう組織になり、どういう働きをして、どういう形で調査を行うのかということが問題ですし、本来であれば、日本側がなんらかの形で直接的に、この調査に加わることができればよかったんでしょうけれども、今のところ、そういうことではなさそうですので、そうであるとすれば、やはり調査結果そのものについて、日本側が納得できるようなチェック態勢というものがどういう形で組み込めるのかというのが恐らく今後の課題で、それができるかどうかによって、実効あるものになるかどうかってことが決まってくると思いますね。
今、日本と北朝鮮側の合意の内容を紹介しましたけれども、平岩さん、どこに注目しましたか?
1つはこれまでと大きく違うのは、生存者が発見された場合には、帰国をさせることを前提として対応するという、北朝鮮側の姿勢が一つ、注目点でしょうし、それからもう1つは、調査の対象になるのが、拉致被害者が当然中心になるんですけれども、これまで政府認定されてこなかった、特定失踪者の方も対象になるということですから、より包括的で全面的に、北朝鮮側が拉致被害者についての調査を行うという、そういうところが注目されるところだと思いますね。
結構踏み込んだなという印象?
そういうことですね。
従来よりも踏み込んだ形で、より具体的な合意があるというところは評価できると思いますね。
なぜ今なんですか?
そうですね、北朝鮮は昨年、挑発行為を行って、アメリカとの交渉を求めてきたわけですけれども、それがアメリカ側が応じてこなかったということもあって、ことしの前半ぐらいから対話路線に一応動いてきたところがあると思うんですね。
特に韓国に対しても、対話路線を求めてきましたし。
その流れの中で日本との交渉っていうのが動き始めたということがあるんですけれども、そもそも北朝鮮というのは、政治面、経済面、両方から日本との関係を改善したいという思いがあって、とりわけ今のキム・ジョンウン第1書記の父親のキム・ジョンイル総書記の時代に、日本の小泉総理との間で、日朝平壌宣言というものを取り交わしておりますから、これで日本との関係を正常化して、国交正常化の、もちろん大規模な経済協力を得たい、それから日本との関係を突破口にして、国際関係を調整したいという思いが恐らく北朝鮮にはあって、現在の安倍政権というのは、北朝鮮に対して非常に厳しい政権であるけれども、逆に厳しい安倍政権との交渉ができれば、日本の国民世論もそれに応じるであろうと。
すなわち日本の国民に対する説得力のある政権だというふうに、北朝鮮は恐らく考えてると。
それで今だと?
ということだと思いますね。
でも核の脅威などは残りますよね。
そうですね、ですから日本側の代表団は、拉致問題のみならず、核、ミサイルの問題も含めて、包括的に協議を行っていくことを繰り返し強調しておりますし、そもそも日本の基本政策というのは、拉致、核、ミサイルを包括的に解決するというのが、基本方針ですから、それを貫いておりますし、逆にいえば、現在、核、ミサイルの問題というのが非常に閉塞状況にあるわけですから、日本が今、こういう形で北朝鮮との窓口が出来たわけですから、これを突破口として、協議を行う必要がありますし、関係国に対しても、日朝の関係が進むことがすなわち核、ミサイルの問題にもプラスになるんだということを示していく必要があるんだろうと思いますね。
今後の交渉に、いろんなことがかかってるんですね。
そうですね。
今後の、まさにこれからということだと思いますね。
ここまで、関西学院大学の平岩俊司教授とお伝えしました。
ありがとうございました。
さて、今週は、喜びに満ちあふれたお2人の会見がありましたね。
高円宮家の典子さまと縁結びの神様で知られる島根県の出雲大社の神職、千家国麿さんとの婚約が内定しました。
出会いから7年でした。
今週火曜日、そろって記者会見に臨まれたお2人。
典子さまは3年前に学習院大学を卒業したあと、進学や就職はせず、皇族としての公務などに臨まれています。
典子さまは、天皇陛下のいとこの高円宮さまときさきの久子さまの次女として誕生されました。
中学2年生のときに、高円宮さまが亡くなり、久子さまのもと、2人の姉妹と共に成長されました。
千家さんは40歳。
25歳の典子さまより15歳年上です。
代々、出雲大社の宮司を務めてきた千家家の長男で、国学院大学を卒業後、東京と京都の神社を経て、平成17年から出雲大社の神職を務めています。
島根県出雲大社にやって来ました。
今回の婚約内定を受けて、地元ではお祝いムードが高まっています。
ありました、高円宮典子さま、千家国麿さま、ご婚約おめでとうございますと書かれていますね。
さまざまな店に婚約内定を伝える新聞の号外などが貼られていました。
こちらの店には。
ご婚約記念奉祝販売、奉祝餅。
あっ、ただ今入荷待って書いてあります。
あっ、こんにちは。
すみません、NHKの者なんですけども、ちょっとひと言お話を。
ただ今入荷いたしましたので。
あっ、入荷した?
入荷しました。
品切れのものが今、入荷してまいりましたね。
こちらは?
お2人が結婚式を予定している出雲大社では、この日、実際に式を挙げたカップルも。
たまたまこのニュースのタイミングってどうですか?
ずらりと並んだバス。
たくさんの人たちが出雲大社を訪れていたんですが。
小野さん、ガイドさんが連れていくのは、境内だけではありません。
えっ、境内じゃなくてどこですか?
その隣にある。
そうなんです、千家さんの家も、一躍観光名所になっていました。
ちょっと気の早いガイドさんもいまして。
それにしても立派なお宅ですね。
ですね。
千家さんの趣味、野鳥観察を通じて親交のある、野津登美子さんに話を聞きました。
これは野津さんが4年前、久子さまや典子さまを千家さんと共に、野鳥観察へ案内したときの記念写真です。
千家さんの人柄について、ユーモアがある、みんなのムードメーカーだといいます。
お2人について、野津さんは。
お2人は、典子さまが大学に入学した直後の平成19年4月、出雲大社を参拝した際に初めて会われました。
家族ぐるみのつきあいが続く中で、お2人は徐々に交際を深め、典子さまの学生生活や成年皇族としての活動も考慮し、時間をかけて結婚の意思を固められたということです。
婚約や結婚といえば、気になるのがプロポーズのことば。
ちょうど30年前に結婚された、典子さまのご両親は。
そして千家さんは。
理想の家族像については。
小野さんは、プロポーズのようなことばは?
またそんなこと聞きますか?実は私も、そのようなことばがなかったので、ずっと根に持っています。
千家さん、今からでも遅くないから、何かおっしゃったほうがいいんじゃないかと。
ぜひお願いします。
さあ、お2人の結婚に向けて、今後の予定なんですが、さまざまな儀式や手続きが行われます。
こちらです。
まず納采の儀と書いてありますが、これ、一般の結納に当たるものです。
さらに告期の儀、これは結婚式の日取りを決めるもの。
続いて安倍総理大臣を議長とする、皇室経済会議というものが開かれます。
これは典子さまが皇室を離れられるのに伴って贈られる一時金の額を決めるものです。
その額、1億円余りになると見られます。
さらに結婚式が続きますと、朝見の儀、これは典子さまが天皇皇后両陛下に別れのあいさつをされると。
さらに結婚式は先ほどもありました、ことしの秋に出雲大社で行われる予定で、結婚後は島根県出雲市で暮らされるということです。
結婚式もまた注目が集まりそうですね。
さあ次です。
会いにいけるアイドルが襲われました。
岩手県で行われたAKB48の握手会で、メンバー2人を含む3人が、のこぎりで切りつけられてけがをしました。
警察は、青森県十和田市の無職、梅田悟容疑者を殺人未遂の疑いで逮捕。
これまでの調べに対し、AKBのメンバーなら誰でもよかったなどと供述しているということで、警察は動機などについて調べを進めています。
今回の事件を受けて、AKB48の公演や別のアイドルグループの握手会が相次いで中止になるなど、影響が広がっています。
大阪の准看護師、岡田里香さんが、東京都内のトランクルームで遺体で見つかった事件。
岡田さんのパスポートを不正に使って、中国の上海に出国した疑いがある、元同級生の日系ブラジル人の29歳の女が、上海の日本総領事館に出頭し、その後、中国当局に身柄を拘束されました。
警察は、女が岡田さんに成り済ましてパスポートを取得していたと見て、動機の解明を進めるとともに、外交ルートなどを通じて、中国側と身柄の引き渡しについて協議を進める方針です。
遺体は行方不明の女性と確認されました。
札幌市厚別区の公園で、女性の遺体が見つかった事件。
警察の調べで、遺体は今月4日に自宅を出たまま行方が分からなくなっていた、福祉施設職員、伊藤華奈さんと確認されました。
現場は、自宅からおよそ700メートルの距離でした。
警察は殺人と死体遺棄の疑いで捜査しています。
伊藤さんは今月4日の未明に自宅を出たあと、同居している婚約者の男性に、助けて、警察を呼んでと電話をかけたのを最後に行方が分からなくなり、警察は、顔写真を公開して行方を捜していました。
合流からおよそ1年半でした。
日本維新の会の石原、橋下両共同代表が名古屋市で会談。
会談後、石原氏はNHKの取材に対し、結いの党との合流は認められないとして、党を2つに分ける分党をするよう求め、橋下氏もこれを受け入れ、日本維新の会を分党することで一致したと述べました。
日本維新の会はおととい、分党を正式決定し、党所属議員62人に対して、石原氏の党と橋下氏の党のどちらに所属するか、来月5日までに意思表示するよう求めることになりました。
アジアカップの決勝に進んだなでしこジャパン。
相手は前回優勝のオーストラリアです。
いいボール、折り返した、決まった!
岩清水のゴールで、日本が先制します。
日本はこの1点を守りきり、アジアカップ初優勝です。
バレエでは、日本人初の快挙です。
大阪府出身で、スウェーデン王立バレエ団で活躍する木田真理子さん。
世界的に権威ある賞、ブノワ賞を受賞しました。
世界の第一線で活躍している人たちの中から、1年間で最も活躍したダンサーらに贈られます。
このあとは、ニュースの深層に迫る「深読み」のコーナー。
日本経済の起爆剤になるのでしょうか。
消費増税から2か月。
景気の先行きが焦点となる中注目されているキーワードが…ヤンキーといっても暴走族や不良のことではありません。
今、企業が熱いまなざしを注いでいるのがマイルドヤンキーと呼ばれる人たち。
大都市の近郊で暮らす消費意欲が高い若者のことなんです。
マイルドヤンキーってどういう若者なの?どうして消費意欲が旺盛なの?きょうは、ヤンキー消費についてとことん深読みします。
インタビューに出てきたあの人たちがヤンキーって、なんか、昔のイメージが頭に焼きついているせいか、えー?っていう感じですよね。
全然違うイメージ。
どういう人だかつかまえきれてないんじゃないですか。
つかまえきれてないんじゃないか。
そもそもヤンキー、マイルドヤンキー、マイルドヤンキーって、一体どういう人たちで、そしてその人たちがなぜ、日本経済の鍵を握るといわれているのか。
きょうはそのへんに迫ってまいりますが、今時のヤンキー、どんな人たちなのか、何を買っているのかという、中山アナウンサーのプレゼンから、きょうはご覧いただきます。
お願いします。
懐かしいね。
待たせたな。
待ってないよ。
これぞヤンキー。
ありがとうございます。
似合うね。
似合いますか?
中途半端に似合うね。
きょうご紹介するのか、ヤンキーはヤンキーでも、いわゆる悪さはしませんし、暴走行為もいたしません。
逆毛がかわいい。
ありがとうございます。
こういうね、人たち。
マイルドなヤンキー。
意味分からん。
本当、意味が分からない。
マイルドヤンキーということで、このあと分かりますよ。
この1月に発売されたこの本で紹介されて、非常に話題になったんですね。
きょう、ゲストの原田さんの本。
そうなんです、著書。
ヤンキー経済というタイトルなんですね。
で、原田さんがいうには、このマイルドヤンキーが、これからの消費の主役になるというんですね。
そうやって、よくだまされてきたからね。
でもね、そのマイルドヤンキーがですよ、一体どんな方々なのか。
きょうは原田さんの調査と、NHKの取材をもとに、ご紹介していきます。
こちらにいらっしゃるのは、東京郊外に住んでいるマイルドヤンキー、深読哉くん23歳です。
高校を卒業したあと、地元の建設会社で働いていて、月収は20万円ほど。
地元のお祭りには必ず参加するような若者なんですね。
こうした読哉くんのような方がとても大切にしていることがあるんですけれども、どうでしょう、なんだと思います?
大切にしてるもの?
マイルドヤンキーの魂?
友達かな?
地元?
まさにそうしたところですよね。
これです。
絆。
人とのつながり。
昔のヤンキーも、この絆、とっても大事にしていたわけです。
読哉くんも、悪さはしませんけれども、この絆をとっても大事にしている。
つまり、実はこの読哉くんのような方が大事にしている絆が、消費に結びついていくというわけなんです。
じゃあ一体どういうことなのかと、まずこの絆です。
家族。
読哉くん、1人暮らしじゃありません。
実家暮らし。
お父さんとお母さんと一緒です。
これ、お父さんとお母さんに一緒にいるの、非常に楽しいんですね。
洗濯してもらえるし、食事も作ってもらえる。
1人暮らしでかかるアパート代はかかりません。
ずっと寄生虫ですからね。
寄生虫って。
どういう使い方をしてるのか、つまりはですよ、このもうけたお金、稼いだお金は、すべて自分で使っているという方なんです。
この方、ほかにも絆があります。
まさにね、紗理奈さんおっしゃってました、仲間との絆です。
中学校時代からの仲間たち。
別々の高校に行っても、別々の職場で働いても、ずーっと仲間関係を続けているんです。
こうした皆さんと一緒に休日を過ごすというわけで、週にまさに、毎週のように一緒に遊びに行っているわけなんですね。
何で移動するのか。
電車やバスではございません。
これです。
車です。
これ、スポーツカーじゃありませんね。
ワゴンタイプを買いました。
重視したのはこれ、走りの性能ではなくて、居住性。
というのも、広い室内で仲間たちにゆったりと楽しく過ごしてもらいたいという思いがあるからなんです。
一緒になって、さあ、いざ出発!流れてきました。
流れる曲はこれです、EXILE。
まさに絆を大事にしているスタイルのグループ。
皆さんね、この仲間の息がぴったり合って、これ、もう気持ちに乗って、もうまさに盛り上がっていくわけです。
よっしゃ!じゃあこのあと海にでも行こうぜ!とはならない。
海には行かない?
着いた場所は。
海に行くでしょ、行くでしょ。
いやいや、行かないんですって。
近くのショッピングセンター。
近所です。
するのはこれ、フードコートで食事をして、一緒にずっとお話してたり、映画館で一緒に映画を見たり、ゲームセンターで一緒に遊んだりということで、ここで一日を過ごしていくわけなんです。
たまには行くかもしれないけどっていう話じゃないんですか?
もう、多くが、こういったデータがあるそうなんですね。
都会には出ていかないんです。
もうここで事足りる。
毎週、同じショッピングセンターに行く?
この近くの周辺で遊んでいると。
そうなんですね。
というのも娯楽施設ですとか、働く場所ですとか、住んでいる場所とか。
みんな家の近くの5キロ四方の範囲内で、十分満足できるということなんです。
都会になったからですよね。
それが大きいということなんですね。
こういった方々がですよ、皆さんね、ご結婚されて、お子さんが出来る。
そうすると、このあとも仲間と家族どうしでのつながりをずっと続けて、地元でお金を使っていってくれるということなんです。
でも、こんな皆さんの、絆っていうと、先ほどからお話ありました。
要はこういうことでしたね。
もう皆さん、正解でした。
地元の絆、仲間の絆、家族との絆が結果、消費につながっていたが、最近の若者って、このようにもいわれてましたね。
消費しない。
実際に車持たない、お酒飲まない、高級ブランドにも興味がないということでしたが、原田さんの調査によると、マイルドヤンキー、この読哉さんのような方に関しては、違う。
車が欲しいし、お酒もよく飲むし、高級ブランドだって欲しい。
つまりは、消費したいらしいんです。
こうした消費意欲の高いマイルドヤンキーの皆さんに向けて、すでに企業、動いてるところがございます。
例えばここ。
大手自動車メーカーのホンダです。
ホンダ、隣の家族だったり仲間だったり、皆さんが乗れる、広い空間を持った車を、どんどんどんどん今、開発していってるわけですね。
さらに特別バージョンも用意しました。
ちょっとやんちゃな若者に、強く意識したような車なんですね。
ボディカラーを見ると、深めの紫色。
そしてフロントグリルを見てみれば、存在感のある輝く。
渋いと思うか、おかしいと思うか。
ギリギリだな。
一般のノーマルに比べますと、20万円近く高いんですが、これがもう、売れに売れているんだそうですね。
どうせ乗るならね。
かっこいいという。
共感できる部分ありますかね。
きょうはぴったりのゲストやね、あなた。
マイルドヤンキー代表で来ました。
さらにこのお店もございます。
生活雑貨取り扱いお得意の、ドン・キホーテ。
ドンキーって、そういうやついるよ。
これ、八王子店ではですね、こんな地元愛に目を付けて、商品を開発したんです。
これです。
シューッ!アイラブ八王子Tシャツ。
こうした若者を狙った、こうした地元のTシャツというのが、月に150枚以上売れていった。
そしてこれがですよ、ほかにもこんなのも来た!ちょっと手間取ってるな、慣れてない。
タオルもあります。
ほかにも八王子ライターですとか、八王子カップラーメンというものもあると。
こうしたご当地グッズを取り扱う前、3年前に比べると、もう売り上げが40%アップした。
今や埼玉県の川越店や千葉の店などでも、ご当地のこうしたグッズの販売、広がっているということで、一体、若者がものを買わないなんて、誰が言ったんじゃい!
なんか、間が悪い芝居してたんだ。
ということなんですよ。
いやぁ、マイルドヤンキーの消費って、本当にそんな注目されてる、ごめんなさい、原田さん、失礼ですけど、本当にそんな注目されてるものなんですか、そんな今、すごいんですか?
まずこんな例もありまして、これは木更津が、自治体が、今ほら、ゆるキャラ作ったりとかいろいろ自治体がいろんなことやってるじゃないですか。
B級グルメ作ったり。
ヤンキーで町おこしっていうんで、シースタイルっていう、これ、千葉スタイルらしいんですけども、リーダーの子が千葉マリンちゃんっていうらしいですけど。
この子たち自体はヤンキーじゃないんですけど、そういうもので町おこしをって例があったりですとか。
地元のアイドルを生み出して町おこしを。
あと、昔あった、80年代にあった漫画ですけど、今、ホットロードっていう漫画が映画化されたりとか、注目はすごく浴びている。
私もいろんな企業からヤンキーというか、マイルドヤンキーを狙った商品開発の依頼がものすごい来てますね。
どういう商品が好まれるんですか?
なんでも、彼ら、消費意欲がおう盛なんで、車ももちろんありますし、たばこだってあるし、コーヒーだってあるし、なんでも、オールジャンルありますけどね。
原田さん、私、前回もご一緒させていただいてるんですよね。
そのときに、ものを若い者は買わないとか、先ほどもありましたが、そのときに一生懸命力説した、同じ人物とは思えない。
どういうことなんですか?
今の若い人たち、全体的に悟り世代って言われて、若いのに、ちょっと悟ったような言動を取るというのが、たぶん多くの人だと思うんですね。
私、マーケティングをしているので、なんかお前、若者のマーケティングをしているくせに、若者の消費、活性化できないじゃないかと、ものすごくいろんな矛先を向けられてたんですけど、若者のタイプをいろいろ分けてみると、消費意欲がおう盛な人がいるんじゃないかって分類してみたところ、このマイルドヤンキーの人たちっていうのは、かなり消費意欲がおう盛なので、じゃあ、若者全体には買ってもらえないけれども、この人たちを狙おうということで、本を書かせていただいたという。
ああ、そういうことですか。
ちなみにこれ、ちょっと量的な調査って、すごく難しいんで、大ざっぱなイメージとして捉えていただければいいんですけども、マイルドヤンキーの特徴として、わりと地元にこもっているので、社交的か内向的かっていうと、ちょっと内向的な傾向があると。
あとあんまり、ITを得意としてないというか、スマホが結構難しいという意見が、そういう人が多いんですよね。
内向的かITスキルが低いか高いかで分けると、だから全部この層がマイルドヤンキーではないんですけれども、全体でいうと36%ぐらいいると。
正確な数字ではないんですけど、大体のイメージとして捉えていただけるといいんですけど。
内向的って、別に、本当に内に籠もっちゃうっていうんではなくて、あんまり新しい友達を作ろうとしないっていう感じですかね。
これまで、若者像として思われてきたのって、その4つの区分でいうと、右上ですかね。
かもしれませんね。
企業が注目して狙ってきたのはここだったんだけど。
オタク世代。
オタクもそうですし、オタクじゃないにしても、社交的でインターネット使いこなすみたいな層を狙ってきたけど、ここだと消費が動かないので、どうしようってこの10年ぐらいずっと悩んでたときに、このマイルドヤンキーに注目し始めたと。
だからいわゆる若者層より、もっと多くのパーセンテージで存在してたんですね。
そうですね。
でも昔からいますよね。
いたんですけど、焦点を当ててなかった。
それとね、企業からの視点でいうと、やっぱり大きな意味があるのは、あそこにも出てきたけど、子どもさんいるでしょ。
結婚早いんですよ、わりと。
だから子どもさん持つのも早いから、2人目、3人目って、お持ちになったりするでしょ。
そうすると、だから家族が、人数が多い。
そうすると、先ほど、じゃあどういう商品といったけど、まず食料品、たくさん食べる、家族が多いから、子どもたちも多いから。
それから当然、お父さん、割と早く帰ってきて夕食、うちで食べたりするから、食材も使うし、調味料なんかも使うし。
でもそれは、そんなに値張らないですよね。
車も軽だったり、ワゴンタイプの車、そんな高くないじゃないですか。
特別にお金を使うというよりも、本当に日常的な生活必需品を、コンスタントに買ってくれる安定したお客さん、そういう意味では企業にとっては大事な存在。
ぜいたく品を買うわけじゃなくても。
高級ブランドにも興味ありますから。
あと、意外に数が多いと思うんですよね。
今まさに家族っていう話をしましたけれども、これね、マイルドヤンキーが好んでいるというか、支持されているグループ。
さっきEXILEって名前出ましたけれども、ほかにもね、湘南乃風、これ、すごいやっぱり支持されていて、ちょっと歌詞を読んでみると、大親友の彼女の連れ、まず、この時点で、地元とか、いわゆる仲間とか、そういうすごい、彼女っていうものがすごい身近にいる。
昔の歌謡曲だとかJ−POPだと、都会に上京してふるさとを顧みたり、東京だよおっ母さんみたいなのありましたけど、そうではなく、最初から地元に残っているような歌詞、非常に保守主義というか、共同体主義といってもいいんですけども、地元に根づいた生活。
これが歌詞でね、おいしいパスタ作ったお前、家庭的な女がタイプの俺って、ちょっとフェミニズムの方々に怒られてもおかしくないような、旧来の女性像みたいなものを歌にする。
これってあんまり今までのJ−POPでなかったと思うんですよ。
これが最新のヒットっていうよりちょっと前ですけど、55万枚売れてるんですよね。
それって、ちょっと昭和の風がなんかにおうんですけどね。
そうです、保守的なんです。
かつて昭和の時代であれば、いわゆる家庭的な女性っていうのは、ありだったわけですよね。
今、それをJ−POP、どっちかっていうと翼広げてとか、夢をかなえてとか、そういう方向に行ってたんですけど、いや、むしろ、家族とか地元とか友達を大事にしようっていう思想が、この歌詞に表れているんじゃないか。
しかし、そういう層を狙った商品開発をして、ものが売れたとして、国は豊かになっていくんだろうかというような、ふと、気がしますが。
例えば今の時点で、わりと都会の、ずっと戦後の日本が都会を目指して、割とこう、インテリジェンスな方向で商品開発して、…行われてきたんですよ。
要はおしゃれな人たちに向けての商品開発って行われてきたんですよ。
だからこの人たち、マイルドヤンキーの人たちをね、ちゃんと見てこなかったんですよ。
だからこの人たちを幸せにする商品開発をすれば、ひょっとすると、経済はね、あっ、俺たち幸せになるから買うぞって、活性化する可能性があるわけですよね。
昔からいたんじゃないかって、さっき、紗理奈さん、おっしゃってたじゃないですか。
やっぱりいたと思うんですけど、彼らに満足できるような商品が、実は僕らは、っていうかメディアの側であったりとか、発信する側が対応してなかったんじゃないかと。
僕、事例でいうと、本、小説ってものすごく3大都市圏、都市部でしか売れない商品だったんですよ。
それがもう5、6年前になりますけど、ケータイ小説ブームってあったじゃないですか。
あれは、都市部のいわゆる出版社には、えっ、何?どこで売れてるのか分からなかった。
調べてみると、地方の郊外の、郊外型書店でもね、ものすごく売れていて、売れている作品になると、100万部、200万部ってものが、あれ、こんな消費者どこにいたんだろうって、出版社、みんな東京にしかないので、ものすごく面食らったんですよね。
そこから、あれっ、ちょっと待てよ、今まで自分たちは都会にしかいなかったと思っていた、いわゆる本を読む層が、地方にもいたんだっていう形で、地方で売れる本、例えば血液型の占いの本とか、それも100万部以上売れた本があるんですけど、あれは都心では一切売れてなくて、地方で売れている。
そういう新しい商品がなるほど、都会ではない読者層がいるんだと、初めて発見があったっていう。
気付かなかったんですよね。
文珍さんのご質問で、マクロの経済にどの程度影響あるか、プラスになるかという。
ええ、そうなりますよね。
お話でしたけども、そういう意味でいうと、まず定番商品をしっかり買ってくれるボリュームゾーンのお客さんだって意味では大事です。
さっき申し上げたけども、ただこういう方々の消費も当然、収入に影響しますよね。
だから今、20代の彼ら、わりとブルーカラーで働いてる方、多いけれども、20代って、そんな所得の格差もないから、自宅から暮らしてたりすると使えるんだけれども、30代、40代となっていったときに、あんまり収入増えないと。
収入が増えないと、所得増やしたくても増やせないっていうことも出てくると思うんですよ、今後10年とかたってくると。
だからずーっと彼らが本当に消費の主役、けん引役で、経済を持ち上げてくれるかっていうと、ちょっとそこについては、疑問がつくところがある。
原田さんは、どう思ってらっしゃいますか。
だからちょっと消費の主役は言い過ぎかもしれませんね。
ただ彼らをハッピーにするためのものって、あんまり作られてこなかったことは、事実なので、止血ぐらいにはなるかもしれない。
日本経済の止血。
あと、もう一つ言っちゃうと、やっぱりね、要はね、昔からいたっておっしゃるんですけど、いたとは思うんですよ、だけど増えてはいて、経済が成熟してくると、あんまり昔の矢沢永吉さんみたいに、成り上がりみたいな感じで、都会に行きたい!みたいな気持ちが若者全体に減ってくるんですよ。
地元でいいやってなってくる。
これ、80年代後半で、アメリカでもうすでに言われてたことなんですよ。
私がいったのは全然新しくなくて、実をいうと、日本より後進国である中国とかの、例えば上海、台湾の台北、韓国のソウルってね、マイルドヤンキーが出てきてるんですよ。
わざわざ都会行かなくていいわとか。
郊外に住もうみたいなね、東南アジアはまだ少ないですけど、経済が成熟すると、つまりこういう層って出てくるんですよ。
今のマイルドヤンキーを満足させる商品開発ができれば、多少お国柄で形は変えなきゃいけないかもしれないけど、ほかのアジアの国に持っていけるんですよ。
今、彼らしっかり狙って。
だから市場を増やすことができる。
そんなら、紫色のバンは、よその国でも…。
色はちょっと違うかもしれませんけど、可能性はあるんです。
やっぱり日本は普及が続いたわけですよね。
やっぱりその中で、過剰に適用した、それこそ景気がいいバブル時代を知らない世代の消費形態、いわゆるデフレが生んだ文化っていう側面も絶対あると思うんですよね。
だから隠れた、埋もれた消費者層に気付くっていうことが、すごく大事だっていうことですよね。
神奈川県の30代の女性から、こんなメールが来ています。
都内に買い物なんて行ってらんないっす。
子育てしていると、車で行けて、近い、安い、地元での買い物が一番。
群馬県の20代の女性からも、都会への憧れなんてないない。
地元にいたほうが、親がいて、安定してる。
お金も自由に使えるしという声が届いています。
きょうはメール、ツイッターでの皆さんからのご意見もお待ちしておりますので、どうぞお寄せください。
この見落とされる消費者をどうやって見つけて、そして掘り起こしていけるのかっていうのは、なんかきっと、マイルドヤンキーから得られるヒントだと思われますので、そのへんをこのあと、このプレゼンのあとに考えてまいりましょう。
私も、気持ちを新たにですね、マイルドヤンキーの皆さんが、大事にしていたもの、ありますね。
絆。
この絆にビジネスチャンスがあるのではということで、2つの動きありますので、ご紹介します。
まずはこの地元です。
ポイントになるのが、この地元に絆を大事にしているというマインドありましたけれども、地元を大事にしている皆さんは郊外に暮らしている。
その郊外にポイントを絞ったということで、この方です。
きゃりーぱみゅぱみゅさんは、郊外見なきゃもったいないっておっしゃっているんです。
どういうことか。
原宿から世界に羽ばたいた歌姫のきゃりーさんは、これまでライブをニューヨークやパリ、そして日本でも、日本武道館ですとか主要都市など、大きな街で開いてきたわけなんですね。
大きな会場で。
大きな所なんですね。
でも来ている方々を見て、こんなこと気付いたんです。
あっ、小さな子どもが来てくれている、そのお父さんやお母さんも一緒に来てくれている。
あっ、家族で来てくれているんだ。
だったら、ファミリー層の多い郊外でコンサートを開けば、親子たちにもゆったりと楽しんで見てもらえる、もっとふれあえるようになるのではないかと考えたんです。
そこでこの7月から、もう積極的に郊外でライブを行うことを決めています。
埼玉県、東京郊外の埼玉県の戸田市とか、八王子市とか。
たまたまね、今出ている、書かれている町にね、この3日間、独演会やりに行くところなんですよ。
マイルドヤンキー。
マイルドヤンキーが大人になって、マイルドお父ちゃんお母ちゃんばっかり。
でもですね、きゃりーさんは、こうした町でも、皆さんがですね、家族の皆さんが楽しめるように、ちょっと工夫をしているんです。
選んだ会場というのが、親子でゆったりとくつろいで楽しめるように、座席がしっかりしている所。
これまでのスタンディングのライブとは全く違うような雰囲気。
そしてスタート時間、開演時間を2時間早めて、午後4時からにした。
早く帰れるようにしたということがありますね。
ありがたいですね、子どもいたら。
ですので、都会に来てもらうんじゃなくて、郊外に出向いて、皆さんのハートをつかもうとしてらっしゃるというんですね。
今は郊外、地元というお話でしたが、次は仲間も見ていただきます。
仲間の意識っていうと、皆さん、どうでしたっけ、このマインドとしては、仲間、絆を大事ということで、こんなことがいわれております。
題して、広告よりも仲間のいいね!と。
都会で発信されたトレンドじゃなくって、仲間のいいね!を大切な基準にして、物を買う方々が、こんな方々。
主婦の皆さんですね。
主婦の皆さんというと、ママ友という仲間がいて、絆がとっても強い。
その絆の強さがはっきりと表れた、仲間意識がはっきりと表れたのがこれです。
シンプルなこれ、トートバッグ、1つ1800円。
これですね、メーカーはもともと年に6000個売れればいいかなと思っていて、特に宣伝をしていませんでした。
が、なんと売り出したらこういうことになった。
年に17万個も売れたんです。
しかも全国の主婦が買ってくれた。
びっくりしたメーカー。
どうしてこんなに売れたのか、理由を調べました。
するとまず、ママ友が同じバッグをこうして持ってくれていた、買ってくれていた。
じゃ、なんで買ってくれたのかっていうときっかけがあった。
この中のあるママが、最初に買った方。
あら、これ意外に使いやすいわよ。
サイドポケットだって付いてるし、これ、いいじゃない、ということを言ったんですね。
すると、それを聞いた方、あっ、あのママがそういうふうにいうんだったら、私も使ってみようかしら、買う。
そして評判が評判を呼んでいくんです。
あ、それね、意外に生地もいいのよとか、シンプルでいいわねとか、いろんな声が出てくる。
すると、あっ、私も私もと、みんな買っていったんです。
さらに、この中の女性、ママが、ここ、投稿したんですね。
これ、意外にいいわよってことで雑誌に書いてみた。
すると全国のママが使ってみたい、このバッグ買った、買いたいということで、ママ友にどんどんどんどん広がって、17万個売れるようになったということだったんです。
最近の商品って、カリスマモデルさんとか、タレントさんとかがね、いろいろとお勧めするよりも、普通の主婦の方がいいねといったところが、人気に火をつける傾向がある。
ですので、ここにビジネスチャンスがあるのではないかということなんです。
情報より確実性っていうことなんでしょうかね。
友達から聞いたという。
そういう安心があるのかも分かりませんね。
そうですね。
具体的で。
ただ、ここから何を学び取ったらいいのでしょうか。
2つの例から。
いざ実際、自分が商売をしようとか思ったときにですよ、だって、ママ友の1人が商品を買ってくれなかったら、そして、その友達にひと言しゃべらなかったら、起きてませんよね。
そしてこの、これ、狙ってやろうとしたら、すごく感じ悪いことになりませんか、ママ友の1人に誰かが接触して、褒めて。
でも狙えないものだと思います。
今までは、はやりとかをメディア側が作っていて、それを見て、これをまねしたらいいねや、ていうものから、メディアではもう作れなくなったというか、はやりは自分たちの流れで作るっていう時代になったので、メディアの力が弱まったというか、考えるのが。
要するに、おっしゃるとおりだと思います。
今、都会に憧れっていうものがあって、昔、よく広告の世界で言ったことなんですけど、地方にCMを流す必要はない、東京に流して、そこではやれば、みんな地方の人たちは都会に憧れているので、勝手に3か月後にははやっているよっていう、同心円状の伝ぱモデルっていうのが広告ではよく言われていたんですよ。
ただ、今はそういう憧れがあんまり機能しない、それこそ都会に憧れない若者が増えているということで、どういうことになっているかというと、単純に逆になってる。
これ、どういうことかというと、例えば全国にあるショッピングモールに入ってる眼鏡チェーンの、もともと都会、都心から始まったところががーっと店舗増やして、ショッピングモールで何十店舗、何百店舗になった。
その理由を社長さんに聞いたことがあるんですけども、いや、都会で売れるものよりも、地方で売れるもののほうがアンテナとして役に立つんだっていう話なんです。
ここで何が売れているのか、こっち側ですよね。
地方のショッピングモールで売れてるものが、逆に全国に流れる。
これ1つ言えるのは、全国の、いわゆる地方のショッピングモールがあるような市場のほうが、画一化しているんですよね。
さっきのバッグの例もそうですけど、例えば一番、僕が調べた例ですと、都心のコンビニエンスストアのお弁当。
例えばそこ、多様性があるので、丸の内のOLは、すごい自然、健康のね、いわゆる五穀米弁当とか作ってほしいっていう声がすぐ上がってくるんですけど、絶対続かないんですよ。
なぜかというと、コンビニエンスストアチェーン全体で見ると、5万店舗、いろんなチェーン合わせてですけど、いわゆる多数派は地方、郊外にある店舗で、やっぱり肉体労働者の方が使うと、高カロリーのもの、そっちのほうがサイレントマジョリティっていうんですかね、いわゆる要望はなくても結局、売れるのはこっちだと。
こっちしか生き残らないみたいなことが起こっている。
大きい市場のほうがやっぱり勝つんですよね。
そういうことが起こってるんじゃないかと。
あとね、さっきメディアの話が出てきたんですけど、メディアはやっぱり、いまだに強いですよ、マスメディア。
マイルドヤンキーの子もテレビもすごい見てますし。
だからちょっとそこは違うかなと思ったんですけど、それとは別に、チェーン消費っていうのがあるから、昔の日本にもあったことなんですけど、要するに地元にいるようになっているので、地元で消費をさせると。
例えば営業マン、車のディーラーの営業マンは、地元の2、3個上の先輩であったら、俺、この車買おうかなというふうに、例えばなるんですよね。
それが昔だったらなんか20個上、30個上でも、同じ中学の先輩だったらなったかもしれない。
今はそこまではないですよ。
やっぱり同世代の地縁なので、だけど友達がやってたら買おうとかね、あといくつかここにも書いたんですけど、今、学割ってありますよね、大学生だと映画館に行って安くなると。
ところがこのマイルドヤンキーの子たちにインタビューすると、もちろん大学に行ってる子もいますけど、例えば高卒のことか、高校中退の子にいうと、学割が使えないんですよ。
なんで同級生の大学生が学割使えるのに俺たち使えないの、差別じゃないかっていうふうによく言うんですよね。
地元友達が彼らすごい大事になってるから、地元友達と行くと割引にしてあげるとかいろんな発想ができるんですよね。
この地縁消費っていうのがキーになってくるので、ここの中でどう情報を与えて、どう消費していただくかというのが、キーになってくると思うんですよね。
ただすごくよく分かるんだけど、結構、そうすると濃密な人間関係だよね。
地元って所で固まって、そこでまた仲間って固まって。
そうすると、さっきのあの例もそうなんですけど、口コミで広がってって、商品が売れるっていうのは、それは売る側からしたらいいことかもしれないけど、ちょっと考えてみると、やっぱり、みんなと同じもの持ってないとなんかやだなとかね、そういうふうになっちゃって、本当に仲間意識が強い分だけ、そこから疎外されたくないとかね、そういうふうになっちゃうんじゃないのかなっていう心配もあるんだけど、どうですかね。
でもそれは都会の高額歴の子も、そういう状況の世代になってますよ。
ソーシャルメディアでつながっちゃってるんで、別に地方だとか都会だとか関係ないですよ。
東京の子たちもとがった格好してる子ってすごい少ないですよ。
みんな似たような感じになってる。
それはまた別の視点でマイルドヤンキー対策じゃなくて、全体的に考えていかなきゃいけない。
でもどうなんでしょうね、今までは宣伝っていうか、広告のありようというのが、大都市から地方へ発信するというのが、ネット社会になって、個、それぞれの気持ちの、上がってくるというか、湧いてくるものを全体に広げていくというような、そういう今までと逆のボトムアップのような、そういう感じなんですか。
そうですね。
速水さんが説明されたのは。
例えばモデル。
いわゆるファッションモデルっていうのが、例えば昔であったら、表参道にマンションがあったりとか、都市的な消費意識と結びついていたと思うんですけど、今、それこそブログですよね、渋谷に歩いてる子たちっていう時代が90年代はいわゆるストリートファッションの時代っていうのは、109の前に歩いている子みたいなものが、雑誌の読者モデルになってた。
それ以前の、本当にファッションモデルの時代ですけども、その次の段階に今、いっていると思うんですけど、どこで服を買う、モデルの、誰のを見て買うのかっていうと、ブログを見て、別にそうなると住んでいる場所関係なくなってるんですよね。
買う環境も、渋谷でしか買えないものっていうのが、実は結構、皆さん、ギャルっていわれる子たちがどういう消費をしてるかっていうと、通販、例えばたまに渋谷に行って、そこのブランドのサイズだけを把握しておいて、買うのは通販。
通販っていっても、オークションで買ったりするんですよね。
なのでかつてのように、高い服はみんな買わなくなっていますが、安い服を3か月で買って売るみたいなことを平気でやっているっていうふうになると、結構消費してるんですよ。
ただ、消費が生まれているのは、いわゆるBtoCではなくて。
BтC?…。
お店に買いに行くわけではなくて、普通、買いに行くわけではなくて、中古品を友達に売るみたいな感じですよね。
Bが何でしたっけ?
ビジネス。
ビジネス・トゥ・カスタマー。
だから企業からお客様へがお客様からお客様へになってますよと。
でもこんなに物事が変わっていく時代にあって、販売戦略やる人や、それから、これから事業を始めようと思ったり、今現在やってる人って、大混乱じゃないですか?
大混乱ですよ。
今までのノウハウというのは生きてこないでね、全く若い人たちの感覚というか、そういう人たちにビジネスチャンスみたいなのが出てくるんでしょうしね。
それを分からない人らは、見てこなかった人らは大混乱するだけで、別にそれを見てきた人からしたら、なんら混乱しない、起こるべくして起こったように思うと。
そうですけど、でもそんなにちゃんとずっと見てこれた人が本当にいっぱいいたら。
紗理奈さん、ずっと摂津で見てこられた。
はい、そうなんです。
私、友達マイルドヤンキーですよ、みんな。
あと思ったのが、それがほんまに広がるのかってお話が出てたんですけど、私、アメリカに行ったときに、国のトレンドを生み出したりしてる人らって、この人らって、日本人でいうとどこに、どう当てはまるんやろうと思ったら、好みも層も、マイルドヤンキーにぴったり当てはまるんですね。
派手なものを好んで、これって日本人このまへん派手な色やな。
あっ、でも、日本人はヤンキーが好きやとか、このリップ、すっごいアメリカで売れてるけど、日本では売れてない。
あっ、でもヤンキーは好きとか、ギンギンジャラジャラつけたりとか、アメリカで。
ギンギンジャラジャラ。
そうなんです。
アメリカでトレンドを生んでる人らのセンスが、ヤンキーとすごく重なるなと思ったんで、なんかアメリカで起こっていることとかを見てたら、この先が見えるのかなっていうのは感じたんですけど。
でも、なかなか長い間、ヤンキーと呼ばれる人たちと、そんなに親しくしてこなかった場合、なかなか急には難しいですよ。
でも今の子たちは、ヤンキーじゃなくて、マイルドヤンキーになってきてるんで、昔みたいにもう、ツッパリにリーゼントっていうのはいないじゃないですか。
ちょっとだけ悪そうな格好してても、おしゃれだったり、EXILEさんのような格好をしてたり、ものすごく接しやすいですよ。
非常に情に厚くてね。
ちょっとすみません、その原田さんのお手元のパターンで、訂正があるそうなんですけど。
それじゃなくて、その隣のやつみたいです。
これですか、はい。
社交的のこうの字が間違ってます。
本当ですね、間違ってましたね。
内向的のこうをそのまま使ってしまいました、ごめんなさい、おわびいたします。
すみません。
ごめんなさい、じゃあ、話を続けてください。
マイルドヤンキーですね、たぶん。
やっぱりね、小野さんの疑問に答えれば、どうやって見つけるか、こういうことをね。
今まで、今回本当にだから原田さんが、言ってみればマイルドヤンキーっていうのを発掘して、こういうライフスタイルあるよっていって、ちょっとネーミングはちょっと過激だったかもしれないけど、見つけ出したでしょ。
このやり方、そのものだと思うんですよ。
つまりフィールドワークですよね、実際に歩いて回って、いろんな人に会って、だからやっぱりそこでいうと、まあオフィスで考えてたらだめだってことに尽きるんじゃないですか。
だから紗理奈さんは。
うなずいていらっしゃいますね。
やっぱりね、結構大企業のマーケティングってほとんど東京でね、調査が行われてたり、せいぜい行っても大阪、もっといっても福岡、仙台、要するに大都市圏でしかやられてないのが現状なんですよね。
ところが例えば車メーカーさんであれば、もっともっと田舎のほうが足として必要だったりとか、人口…は少ないんですけども。
そうするとね、社員さんのありようというのも地方社員とか、地域限定社員っていうのも生まれてきますわな。
そうですね。
特に若い人たち地元志向強いんで、地域限定社員とかって合うかもしれませんね、ライフスタイルとして。
ただ一方で、僕、危惧する部分があって、本当にヤンキー経済、今後発展していくものとして考えていいのかということがあって、今起こっていること、日本で起こっていることって、いわゆる地方の、いわゆる地方から都市部への人口流入が始まっている、一極集中の時代っていわれているんですよ。
さっき言ったようなブルーカラーというか、建設業とか、いわゆる製造業とかっていうのは、今後、あんまり発展しない産業といわれていて、そうではない第3次産業、サービス産業、都市部に特に地方の若い女性がいなくなっているっていうことでね、NHKでも特集やられてましたけど、そういう状況で、いかに、いくらみんな若者が地元が好きでも、そこに残る経済基盤がなくなってしまうと、東京や大都市に移動してこなきゃいけなくなってしまう。
でもマイルドヤンキーの人たちがたくさん物を買ってくれたら、地元の企業が潤ってとかってならないんですか?
パチンコ屋さんの従業員とか、いくつかあるもの、介護の仕事とか、あるものはあるんですけど、やっぱり企業が圧倒的に少ないんで、本当は地元に残りたい志向が、これ、いいことなんですよ、地元に残るって。
なんだけど、出ざるをえないという若者たちも今、非常に多くなっていて、しっかりと雇用を作っていかないといけないっていうのは、大きな問題だと思います。
EXILEでなしに、出ざるをえないっていうのもすごいなって思うんですけど。
つまり、地盤に、そこへ就職する先があればですね、別に大都市へ出なくてもやっていけるわけで、そこで消費をして、子どもを育て、教育していくっていう次世代が、この国がずーっと成り立っていくと思うんですね。
そこが一番今、おっしゃるように需要のあるところですよね。
そうだったらすごく助かる。
東京、家賃高いから。
都心一極集中は僕は止まらないと思うんですよ。
もうちょっと発想を変える必要があるかなと思ってて、さっき文珍さんがおっしゃっていた、海外に売るのどうなんだろうっていう話をされてたじゃないですか、車、紫の車をって。
僕、あれは結構、今、進んでいることだと思っていて、いわゆる日本でみんな、改造車の文化ってあって、パーツメーカーとかいっぱいあるんですけど、海外は今、注目しているのは中国のマーケットなんですよね。
日本の漫画、いわゆるイニシャルDとか映画化されましたけど、香港で、ああいう日本のマイルドヤンキーを描いたような漫画が中国でもすごい受け入れられている。
次の段階は当然クールジャパン戦略の一環として、ずっと日本はオタクコンテンツを海外に売ろうとしてきましたけれども、むしろヤンキーもコンテンツなんですよ。
コンテンツを海外に売るっていう意味では、僕はヤンキーコンテンツは絶対売れると思います。
僕、東南アジアと中国でも同じようにやってるんですけど、東南アジアでね、クローズゼロが大人気。
みんな知ってる。
本当に、あとサムライXという、なんだ、るろうにけんしんですか、結構ヤンキーもの、東南アジアはすごい好きだったり、あといた車もね、日本や東南アジアでものすごい増えてますよ。
日本だといた車なんですけど。
いた車?
車に落書き。
アニメのような絵を描く。
今、議論あったように地方と一極集中どうするかって、これ、ちょっと大きい課題だよね。
2014/05/31(土) 08:15〜09:30
NHK総合1・神戸
週刊 ニュース深読み「ニッポン経済 期待の星!?“ヤンキー消費”って何だ?」[字]
いま企業では「ヤンキー」層といわれる若者の消費を掘り起こそうという動きが広がっている。従来の「ヤンキー」とは異なる新たな「ヤンキー」層の実態と消費行動を探る。
詳細情報
番組内容
消費回復が日本経済の課題となる中、企業が注目するのが「ヤンキー」層といわれる若者たち。「ヤンキー」といっても、その実像は“暴走族”や“不良”といった従来のイメージとは異なる。新たな「ヤンキー」層の特徴は、外見ではなく、「育った地元を愛す」「仲間との絆を大事にする」「地元で買い物や娯楽をすます」といった地域密着型の気質や行動だ。「ヤンキー」消費を読み解き、日本の消費を活性化するヒントを探る。
出演者
【ゲスト】桂文珍,鈴木紗理奈,【解説】編集者・ライター…速水健朗,博報堂ブランドデザイン若者研究所…原田曜平,【キャスター】小野文惠,高井正智,【リポーター】中山準之助,【気象キャスター】南利幸ほか
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