Android(アンドロイド)特集記事

2014/05/31 Android(アンドロイド)特集記事

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Androidって面白いですよね。ホーム画面も自由に作れるし、自分がしたい事に合わせていくらでもアプリを追加できますし。
メモも取れるし写真も動画も撮れる、音楽も聴ける。プライベートからビジネスシーンまであますところなく活躍してくれます。
自宅で、学校で、職場で、旅先で、四六時中持ち歩けるスマートフォン。ですがいざ持ち歩いてみると、頻繁に充電が必要だったり、Wi-Fiに繋ぐ時にいちいちボタンをタップしたり、夜になったらバックライトが眩しく感じてしまったり、人混みの中で突然着信音が流れて赤っ恥をかいたり……ちょっと融通がきかないところがあります。

今回はそういった手間を極力省くために、3種類の方法を使って端末の設定を自動化してみました。




①Taskerを使う
octoba.net.automatic-tasker Tasker
399円


いわずと知れた自動化の超定番アプリ『Tasker』。かなりの自由度を持つことで知られていますが、それだけに一度組んだプロファイルの威力は絶大です。

またTaskerを使うメリットとして、Wi-Fi、Bluetooth、マナーモードなどの設定変更だけでなく、端末が可能なあらゆる動作を自動で実行してくれることが挙げられます。

たとえば、

覗き魔発見装置

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トリガー(Context)
Event → Display → Display On

アクション(Task)
①Media → Take Photo
 Camera「Front」
 Filename : 任意で名前をつけてください
 Discreetにチェック
②Alert → Flash ←※こっそり撮りたい場合はいらない
 Text : 撮影完了
③Tasker → Profile Status
 Name : shot  ←※停止したいプロファイルの名前を入れる
 Set「Off」

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このプロファイルを作った後は、プロファイル名を長押しして名前を「shot」にしてください。
こうすることで行動の③が成立します。

行動
①スリープから復帰した時にフロントカメラを使って写真を1枚撮る
②撮影完了をトーストで通知
③「shot」という名前のプロファイル(このプロファイル)を停止する

ちょっと机に置いたままトイレに行った時などに、勝手に端末を覗こうとする不届き者の顔を記録します。撮影された写真は「/内部ストレージ/DCIM/Tasker」の中に保存されます。
ただ、トリガー(発動条件)が「ディスプレイを点けた時」のみのため、普通に作るとストレージに自分の顔が溜まってしまいます。
そこでもう1個プロファイルを作り、必要な時だけ運用できるようにします。

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トリガー
Event → Sensor → Shake
 Axis「Left-Right」

アクション
①Tasker → Profile Status
 Name : shot
 Set「On」
②Alert → Flash
 Text : shot on

行動
①端末を左右に振った時に「shot」という名前のプロファイルを稼働させる
②このプロファイルが発動したことをトーストメッセージで通知

これでok,
「shot」プロファイルのほうは一度発動したら自動で停止します。その後端末を左右に振るともう1つのプロファイルが発動し、「shot」プロファイルを再稼働させます。

このプロファイル以外にも「Shake」のようにいつでも使えるトリガーは役に立つ機会が多そうです。例えばカメラアプリやGoogle Nowなどを起動したり(App → Launch App)、次の曲に送ったり(Media → Music Skip)、通話を終了する(Phone → End Call)こともできます。

誤作動が怖いなどの場合は、

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Taskに名前をつけることで一覧に登録し、ホーム画面に戻って画面を長押しして「ショートカット」から「Task Shortcut」を選んで指定すれば「そのTaskを実行させるボタン(ショートカット)」を置けます。
※ショートカットを作る際はアイコンも指定しておく必要があります。

次のはもうちょっと簡単です。

画面回転を自動制御

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トリガー
Application → YouTube、カメラ、ギャラリーなど ※縦横両方で使いたいアプリを全て指定

アクション
Enter Task(アプリを開いた時)
①Display → Display Rotation
 Set「On」
②Alert → Flash
 Text : 回転有効

Exit Task(アプリを閉じた時)
①Display → Display Rotation
 Set「Off」
②Alert → Flash
 Text : 回転無効

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Exit Taskとは「先に組んだTask(条件を満たした時に発動する動作)の反対」、つまり「一度条件を満たしてプロファイルが発動した後、再度条件を満たさなくなった時」に発動するTaskのことです。
プロファイル一覧から追加したいものを選び、Task部分を長押しして出てきたメニューから追加します。

行動
Enter : トリガーに指定したアプリを起動した時に「画面回転」を有効化する。
Exit : トリガーに指定したアプリが閉じられた時に「画面回転」を無効化する。

縦画面でのみ使いたいアプリ(メッセンジャーやSNSなど)、強制的に横画面になるアプリ(ゲームなど)を明確に省き、必要な時だけ画面を回転させられるようにします。
また一度回転を有効にした後、そのアプリを閉じた時に再度無効化も行います。

今度はもっとシンプルなものを作ります。

複数のプレイヤーアプリをワンタップで使い分ける

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トリガー
State → Net → BT Connected
 ※何も記入しないと全てのBT機器を対象にする。特定の機器のみを指定しても良い。

アクション
Alert → Menu
 ※ちょっと複雑なので下記画像で解説します。

行動
Bluetooth機器と接続した時にポップアップメニューを表示する。
※同時にアクション(Task)にメディアボリュームの変更なども加えておくとより実用的になるかと思います。

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アクションに指定する「Alert → Menu」では、ポップアップ表示させる項目(Items)にメディアアプリを指定します。
「Items」項目の「+」ボタンを押すと項目を1つ増やせます。

要するにこのプロファイルの目的は、「Bluetoothヘッドフォン(またはヘッドセット)を接続した時にメディアアプリ一覧を表示させる」ものです。
マイク付きのヘッドセットをお使いの際は、音楽プレイヤー、ムービープレイヤーと一緒に通話関連のアプリも登録しておくと便利かと思います。

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アイコン部分をタップして「Application Icon」を選ぶと、アプリを直接開けるボタンが作れます。

このようにTaskerは発想次第で様々なトリッキーな動きを自動的に実行させることができます。

Tasker : スマホのあらゆる操作を自動化!激ムズ設定方法を初心者向けに易しく解説!Androidアプリ








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