泉南生協の不当労働行為認定　組合結成解雇

大阪府泉南市の「泉南生協」が労働組合を結成した職員を解雇したのは不当労働行為に当たるとして大阪府労働委員会は３０日、生協側に解雇を取り消すよう命じた。３年前、大阪府泉南市の泉南生活協同組合で職員が労働組合を結成したところ５人の組合員が解雇された。組合側は不当な解雇として解雇の取り消しなどを求めたが、生協側は赤字で経費節減のため人員削減をする必要があったと主張していた。これに対し大阪府労働委員会は生協側の整理解雇という主張は採用できず、５人を解雇して組合の弱体化を図ったと指摘。解雇の取り消しなどを命じた。(05/30 11:55)