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日米豪 中国に自制求める共同声明5月30日 21時53分
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小野寺防衛大臣は訪問先のシンガポールで、アメリカ、オーストラリアとの防衛相会談を行い、緊張が高まっている東シナ海や南シナ海の現状について、「力による一方的な現状変更に強く反対する」などとして、中国に自制を求める共同声明を発表しました。
「アジア安全保障会議」に出席するため、シンガポールを訪れている小野寺防衛大臣は日本時間の30日夜、アメリカのヘーゲル国防長官、オーストラリアのジョンストン国防相と会談しました。
会談では、自衛隊機に中国軍の戦闘機が異常に接近したことも含め、緊張が高まっている東シナ海や南シナ海の現状などを巡って意見が交わされたあと、共同声明が発表されました。
それによりますと、海洋進出を強める中国を念頭に、「東シナ海および南シナ海における航行と飛行の自由の維持による共通の利益を強調し、力による一方的な現状変更に強く反対する」としたうえで、「緊張を増大させるような活動を自制し、国際法にのっとった主張を明確に行うよう求める」として、中国に自制を求めています。
また、集団的自衛権の行使容認に向けた日本政府の検討について、米豪両国は歓迎し、支持するとしています。
会談のあと小野寺防衛大臣は、記者団に対し、「太平洋を含めた東アジアの安定には、共通の価値観を持つ日米豪3か国の連携が大変重要だと改めて感じた」と述べました。
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