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【富山】

富山市中心部 児童数7年連続増 まちづくり奏功 転入多く

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 富山市の中心市街地にある芝園、中央両小学校で、二〇一四年度の児童数が前年度比十人増の計九百八十八人となり、七年連続で増加した。市は公共交通を軸としたコンパクトなまちづくり政策の成果とみている。(石井真暁)

 市交通政策課によると、市内ではこれまで、郊外の人口が増える一方、中心部では空洞化が進んでいた。両校の児童数も二〇〇五年の富山市の合併前から減少を続け、〇七年度には八百三十九人に。その後は徐々に回復し、一四年度は市全体の児童数に占める割合も〇七年度比0・92ポイント増の4・57%になった。

 一方で、市全体の児童数は全国的な少子化の傾向と同じく減少。一四年度は〇七年度比で約千四百人減の二万一千六百十三人だった。

 同課は〇八年以降、中心市街地への転入者が転出者を上回っているとし「二校の児童数の変化は、市中心部への居住者増の表れ」と指摘。両校の校舎が新しいことなどに加えて、中心市街地の魅力向上策が作用していると分析する。

 例えば、旧大和富山店の跡地に建設中の再開発ビルには図書館やガラス美術館が来夏にオープンし、商業施設やマンションの整備も進む。

 

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