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グーグル 忘れられる権利に対応5月30日 19時05分
EU=ヨーロッパ連合の最高裁判所に当たるヨーロッパ司法裁判所が、インターネットに掲載された個人情報の削除を求める、いわゆる「忘れられる権利」を認めたことを受けて、検索大手のグーグルはヨーロッパの利用者を対象に個人情報の削除を受けつけることになりました。
この裁判では、スペイン人の男性が検索大手のグーグルに、自分の情報が掲載されたリンクを検索結果から削除するよう求め、ヨーロッパ司法裁判所は今月13日、訴えを認める判決を言い渡しました。裁判所が、個人情報の削除を求める、いわゆる「忘れられる権利」を認めたことを受けて、グーグルは29日、判決を受け入れ、対応を進める考えを示し、まず、ヨーロッパの利用者を対象に個人情報の削除を受け付ける専用のサイトを設けました。
グーグルは、個人のプライバシーと国民の知る権利との間でバランスをとるとしたうえで、不適切な情報については削除に応じるとしています。
ただ、犯罪関連の情報や政府関係者の公務についての情報など、公益に関わるものについては削除に応じないケースもあるとしています。
グーグルは、専門家で構成する委員会を設置して、個人情報を削除する具体的な基準や削除する時期などについて、検討を進めることにしています。
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