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白元が民事再生法の適用を申請
5月29日 23時01分

白元が民事再生法の適用を申請
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老舗の日用品メーカー「白元」は、経営に行き詰まり、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請したと発表しました。
負債総額は200億円を超える見通しで、会社は事業を継続しながら再建を図るとしています。

裁判所に民事再生法の適用を申請したのは、東京に本社を置く非上場の日用品メーカー「白元」です。
白元は大正12年=1923年の創業で、使い捨てカイロの「ホッカイロ」や、防虫剤の「ミセスロイド」、保冷枕の「アイスノン」など、息の長いヒット商品の開発で業績を伸ばし、年間の売り上げは300億円を上回っていました。
しかし、最近は他社との競争が激化し、売り上げが伸び悩んだことなどから、経営が不振に陥り破綻しました。
負債総額は200億円を超える見通しです。
今後は裁判所の監督の下で事業を継続しながら再建を図る方針で、経営責任を明らかにするため、鎌田真社長が辞任するとしています。
会社は「皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけすることを心よりおわび申し上げます。商品については、これまでどおり安定的に供給させていただく所存です」とコメントしています。
白元は経営の悪化を受けて、去年5月に大手化学メーカーの「住友化学」から出資を受けるなどして経営の立て直しに取り組んでいましたが、最近になって、売り上げや経費を操作して決算を粉飾していた疑いがあることが分かり、取引銀行との間で対応を協議していました。

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