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 政府が音頭をとって2005年に始めた「クールビズ」は、今年で10年目。軽装で働くスタイルはすっかり定着した。6月からはスーパークールビズ期間もスタートする。ビジネスマンの涼しいオシャレはどこまで行くのか。

 平日の夕方、仕事帰りの勤め人でにぎわう東京・新宿の伊勢丹新宿店メンズ館で、神奈川県小田原市の会社員横向(よこむかい)直行さん(46)が半袖シャツの品定めをしていた。「上着は着ません。10年前まで、夏でもジャケットとネクタイをしていたなんて、自分でも信じられない」

 横向さんが選んだのは白のボタンダウン。「クールビズ」が始まった時からの定番だ。ネクタイを外しても襟がだらしなく見えないのが人気の理由である。