海自隊員 訓練準備中に１人死亡1人重体

5月24日 18時43分

神奈川県横須賀市の海上自衛隊横須賀基地にある潜水訓練用のプールで、訓練の準備をしていた４０代と５０代の隊員２人が相次いで意識を失い、このうち１人が死亡し、もう１人も重体となっています。

事故があったのは、横須賀市田浦港町にある海上自衛隊横須賀基地の潜水訓練用のプールで、２３日午後２時すぎ、訓練の準備をしていた４０代の隊員が水中で意識を失って重体となり、２４日午前８時ごろ、搬送先の病院で死亡しました。
また、救助に当たった５０代の男性隊員も意識を失った隊員を水中から引き上げたあと、プールの中で意識を失い、重体となっています。
事故があったプールは縦横１０メートル、深さは１０．５メートルで、潜水訓練や潜水艦の事故に備えた脱出訓練などに使われているということです。
２人の隊員は、いずれも水中に潜る際、プール脇に設置されている高圧のタンクからホースで供給される空気を吸っていたということです。
２人とも潜水作業の経験が長いということで、海上自衛隊は空気を供給していた高圧のタンクや空気の状態などに問題がなかったか調べています。