札幌女性殺人・死体遺棄 父親が悲痛な胸の内を明かす
05/30 17:56
北海道・札幌市の緑地で見つかった遺体が、5月4日から行方不明になっていた25歳の女性と断定され、警察は、殺人事件として捜査を始めた。娘の帰りを待ち続けた父親は、悲痛な胸の内を明かしている。
亡くなった伊藤華奈さんの父親は「このたびは、最悪の結果なのか。最悪とは、このまま、どこに行ったのかもわからずのままで、過ごすことであって。そういう思いをさせないがために、娘は出てきてくれたんだと思います。心配させないようにということで。今は、帰ってきてくれたという気持ちでいっぱいです」と話した。
5月4日から行方不明になっていた、25歳の介護施設職員・伊藤華奈さん。
28日、札幌市厚別区の緑地で見つかった遺体は、指紋が一致したことなどから、伊藤さんと確認された。
遺体発見現場では、30日も警察による現場検証が行われている。
これまで、情報提供を求めるちらしを配布するなど、娘の身を案じ続けてきた伊藤さんの父親は30日、「今はもう、どうしていいかわからない状況ですが、早く、娘と一緒に家に帰ろうと思っております」と話した。
高校時代には、演劇部に所属していた伊藤さん。
6月には、職場で知り合った男性と結婚する予定だった。
伊藤さんの父親は「このような思いは、わたしだけで十分だと思います。いつ、なんどき、どこで、どのようなことが起こるかわからない状態であります。ちょっとした油断、今回だけ、今だけという思いは決してやめて、安全には皆さん注意してください」と話した。
伊藤さんは5月4日午前0時40分ごろ、自宅マンションで同居している婚約者と家事をめぐって口論になり、家を出た。
そして、午前1時ごろ「助けて、警察を呼んで」と、婚約者に携帯電話で助けを求めたあと、連絡が取れなくなった。
その直前まで、携帯電話でメッセージのやり取りをしていた伊藤さんの友人は「LINEをしている時も『今すぐに戻れ』とか、そういうことを言っていれば、すぐに家に戻ってくれたかもしれないし、ものすごく後悔しています」と話した。
伊藤さんが、友人に最後のメッセージを送ってから、婚約者に助けを求めるまで、わずか数分間。
伊藤さんの身に何が起きたのか。
伊藤さんが通っていた飲食店の従業員によると、2014年4月以降、伊藤さんのインターネット上の文面に変化があったという。
伊藤さんがよく訪れていた飲食店の店員は「短い文面で『もうやだ、逃げ出したい』とかいうのがあったり、詩っぽく『もう会えないあなたへ』みたいな、今までと全然文面が違うので、何か心境の変化でもあったのかなというのは、4月から見てて、思っていました」と話した。
警察は殺人死体遺棄事件とみて、捜査本部を設置。
捜査本部によると、遺体には、伊藤さんが家を出る時に身につけていたネックレスや指輪などの貴金属がそのまま残されていたという。
警察は、金銭目的の犯行ではない可能性が高いとみて、捜査している。
亡くなった伊藤華奈さんの父親は「このたびは、最悪の結果なのか。最悪とは、このまま、どこに行ったのかもわからずのままで、過ごすことであって。そういう思いをさせないがために、娘は出てきてくれたんだと思います。心配させないようにということで。今は、帰ってきてくれたという気持ちでいっぱいです」と話した。
5月4日から行方不明になっていた、25歳の介護施設職員・伊藤華奈さん。
28日、札幌市厚別区の緑地で見つかった遺体は、指紋が一致したことなどから、伊藤さんと確認された。
遺体発見現場では、30日も警察による現場検証が行われている。
これまで、情報提供を求めるちらしを配布するなど、娘の身を案じ続けてきた伊藤さんの父親は30日、「今はもう、どうしていいかわからない状況ですが、早く、娘と一緒に家に帰ろうと思っております」と話した。
高校時代には、演劇部に所属していた伊藤さん。
6月には、職場で知り合った男性と結婚する予定だった。
伊藤さんの父親は「このような思いは、わたしだけで十分だと思います。いつ、なんどき、どこで、どのようなことが起こるかわからない状態であります。ちょっとした油断、今回だけ、今だけという思いは決してやめて、安全には皆さん注意してください」と話した。
伊藤さんは5月4日午前0時40分ごろ、自宅マンションで同居している婚約者と家事をめぐって口論になり、家を出た。
そして、午前1時ごろ「助けて、警察を呼んで」と、婚約者に携帯電話で助けを求めたあと、連絡が取れなくなった。
その直前まで、携帯電話でメッセージのやり取りをしていた伊藤さんの友人は「LINEをしている時も『今すぐに戻れ』とか、そういうことを言っていれば、すぐに家に戻ってくれたかもしれないし、ものすごく後悔しています」と話した。
伊藤さんが、友人に最後のメッセージを送ってから、婚約者に助けを求めるまで、わずか数分間。
伊藤さんの身に何が起きたのか。
伊藤さんが通っていた飲食店の従業員によると、2014年4月以降、伊藤さんのインターネット上の文面に変化があったという。
伊藤さんがよく訪れていた飲食店の店員は「短い文面で『もうやだ、逃げ出したい』とかいうのがあったり、詩っぽく『もう会えないあなたへ』みたいな、今までと全然文面が違うので、何か心境の変化でもあったのかなというのは、4月から見てて、思っていました」と話した。
警察は殺人死体遺棄事件とみて、捜査本部を設置。
捜査本部によると、遺体には、伊藤さんが家を出る時に身につけていたネックレスや指輪などの貴金属がそのまま残されていたという。
警察は、金銭目的の犯行ではない可能性が高いとみて、捜査している。