5時台特集コーナー
バックナンバー
[放送日] 2009年6月24日
 [内 容] 東海地方 謎の風習を徹底解明!!
 
今回は、この東海地方に古くから伝わる、
砂糖にまつわる珍風習を徹底解明しました。

 東海地方 謎の風習を徹底解明!!
 
今年4月に放送した、木曽三川河口一帯の町でお葬式に激辛汁を飲む事が分かった前回の調査。
ところが!!
この東海地方に、激辛汁とはまったく逆の激甘汁をお葬式に飲む風習が存在しているらしいのです!!
調査したのは、岐阜県岐南町。
町の人に聞いてみたところ、何と!
インタビューした殆どの方がお葬式に激甘汁を飲むと答え、更には、「おかわりしたいほど美味しい!」と答える人もいたのです!
   
岐南町に伝わる激甘汁の正体
激甘汁の作り方は、まず白味噌をお湯に溶かします。
甘さの秘密は、この白味噌かと思いきや!
実は、ザラメ!そう、砂糖だったのです!!
しかもその後、何事もなかったかのように、お味噌汁の定番の油揚げや豆腐などの具を入れるため、見た目は、普通のお味噌汁!
しかし、飲むとビックリの激甘味噌汁です!!
   
でも何故?激甘味噌汁をお葬式に飲むのか?
岐阜県は山深いため、昔は砂糖が手に入りにくく、貴重品だった。
ですから、砂糖入りの味噌汁をお葬式に振舞うことでお葬式に来てくれた人へのおもてなしの意味を込めていたのだとか。

調査の結果。
岐南町のお葬式に飲まれる「激甘汁」の甘さの正体は、砂糖と判明!!
一方、岐阜県山県市の伊自良地区には、お味噌汁とは違うあるモノに砂糖をかけて食べる風習があったのです!!
そのあるモノとは・・・
何と!お葬式とはまったく逆のおめでたい正月のお雑煮に砂糖をかけるという!!
そこで!
伊自良の人たちに協力していただき、どれ程の砂糖をお雑煮にかけるのか見せてもらいました。
その結果。
何と!ティースプーンに平均2杯もの砂糖をお雑煮にかけると判明!!
   
青木アナも砂糖入りのお雑煮を試食したところ・・・
「砂糖の甘さとしょう油味がみたらし団子の味に似ていて、意外に美味しい!」と好評だった!!
   
しかし何故?激甘雑煮が生まれたのか?
その理由は、やはり砂糖が貴重品だったから!
年に一度のおめでたい正月の贅沢として、貴重な砂糖をたくさん使いたいと、お雑煮に入れたのだとか。