トカラ平島のヤギの捕獲 [トカラ平島]
平島では年に2回、自然繁殖したヤギを島の人々の手で捕獲します。
約30頭~40頭、島の所帯数、約30件で、お肉の配給があり、残ったヤギさんたちは、鹿児島本土の業者に売られます。
フェリーとしまのコンテナに乗せられ、解体されるのを待つのです。カワイソウ......
島の中を歩いていると、ヤギさん親子に出っくわす事もしばしば、あります。
まだ小さな子供のヤギは、おかあさんヤギが捕獲されると、側を離れません。
涙が出ちゃいました。
昔はニワトリを家で飼って、卵を取り、時には絞めてタンパク源を採っていたとの事ですが、今はニワトリを飼っている家は、ありません。
周りは、海しかないので、魚は豊富です。釣りなど、やった事のない人でも、島の魚は釣られ慣れてないので、初心者でも釣竿とエサさえあれば簡単に釣りを楽しめます。
でも今日もコロッケ、明日もコロッケ~では飽きてしまいますね。
たまには、お肉も食べたくなります。
そこで、島では、島民たちが捕獲をして分ける訳です。
お盆には、コミュニティーセンターで、里帰りしている人や旅行で訪れた人も一緒にヤギ汁をいただきます。
捕獲されたヤギさん、ごめんなさい。でも、とても美味しいのです。モツ鍋が好きな人でしたら問題ないでしょう。
今は、生協で食料品や日用雑貨などを申し込む事ができるので、あまり不自由はないようですが、週2回のフェリーとしまですから、すぐに必要な時は困ってしまいますね。
ヤギさんたち、なるべく捕まらないでネ!
このファイルは大変めずらしいもので、捕獲が危険な場所で行われるため平島にも記録が無く、平島小中学校にも寄贈させていただきました。
2008-09-11 23:47
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