ネット上のカード決済システムを提供しているWebPayが従来の決済手数料を大幅に下げ、業界最低レベルの2.69%を実現(月会費は別途必要)。月間の決済金額が多いECサイトなどの場合には、導入メリットがある手数料の低さだと言えます。
これまで、初期費用と月額費用はともに無料で、1取引あたりの決済手数料がVISAおよびMasterCard で3.25%となる料金プラン(スタータープラン)のみ提供していましたが、今回の決済手数料改定により、新たに月額費用が有料で、VISAおよびMasterCardの決済手数料が国内の決済サービス業界で最安水準となる「2.69%」のプロプランを設け、2つのプランからお選びいただけるようになりました。
今までは月額費用無料の決済手数料3.25%プランのみでしたが、無料プランと有料プランの2つから選択可能になります。
業者間の値下げ競争がすごすぎる:
いやはや、つい1年前までは、ネット通販用のクレジットカード決済なんてどこも5%くらいが普通だったんですけどね。それがいつの間にか業者間の値下げ競争が加熱して、3.25%以下が普通になりつつあります(下記のYahoo!のサービスも加盟店手数料3.25%)。
業界最安値レベルだったWebPayもその流れに対抗すべく、今回、2.69%プランを導入したというわけですね。大手と同じ決済手数料のままでは、顧客を獲得できないという判断なのでしょう。
これだとどこも儲からない:
しかしこの殴り合いによって、どの企業も利益を出せないレベルまで決済手数料を下げてしまったため、今後、この業界は体力勝負の消耗戦になっていきそうな気がします。資本力がない限りは生き残れないので、現状の資本金1500万円のWebPayは、なにかオリジナルな魅力を出していかないとちょっと厳しいかもしれませんね。
以上、WebPayにカード決済手数料2.69%のプランが登場…という話題でした。