2014年5月30日13時29分
パソコン(PC)遠隔操作事件で、威力業務妨害などの罪に問われた元IT会社員・片山祐輔被告(32)の第10回公判が30日、東京地裁であった。弁護側の質問に片山被告は、事件で使われた遠隔操作プログラムの一つについて「2、3日かけて主に自宅でつくった。送信は職場からした」と語った。
片山被告は前回の公判で無罪主張を撤回し、起訴された10事件について「全部事実です」と認めた。この日、事件の具体的な手法を初めて語った。
プログラムは、ネット上の掲示板のURLをクリックすると、自動的に犯行予告を書き込むように仕掛けられていた。クリックした東京都内の大学生が神奈川県警に誤認逮捕された。
今後は、被害者の尋問や被告人質問が行われ、事件について片山被告が動機や経緯を話す見通しだ。
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