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今回は一戸建てガレージの床を見てみた。
40歳を過ぎて自分の家も自動車も持っていない。かつて会社員時代の同期たちはみんな家買ったんだろうなあ、と遠い目になってしまう。
そして近々購入の予定もないのだが、ここ数年人の家とそのガレージに興味がある。どうしてかというと、なんだか最近のそれはデコられてるように見えるからだ。 > 個人サイト 住宅都市整理公団 デコられてるガレージとはどういうことか何のことを言っているんだか分からないと思いますが、これです。
一戸建て住宅の玄関前にある駐車スペースの床面が、最近おしゃれじゃないですか?
ですか?って問われても困ると思うけど、上の写真のように、単にコンクリート打っただけ、ではなくレンガなどいろんな素材を埋めて模様を作っている例がここ10年ぐらい増えたと思うのだ。 芝生が植えられたりすることも。半分庭状態だ。
一番最初にはじめた人/会社がどこかは知らないが、これは発明だと思う。
理想的にはガレージと庭は別々に欲しいところだが、この日本、特に首都圏ではそうかんたんではない。 当然ながらガレージは道路側にレイアウトされ、いちばん目につくところだが、そこがコンクリート打ちっぱなしでは殺風景だ。車がないときに、あたかも庭のように見えるようにしてはどうだろうか、ということなのだと思う。たぶん。 見つけた「庭ガ」をイラストにして、その傾向を見ていこう。
そう思って意識してみると、これがけっこういろいろある。おもしろい。
ということで、それら「庭ガ」(庭化しているガレージ、の意)の種類を見てみようではないか。 あと中には「ガレージ」とは呼べない(どうやら少なくとも屋根がなくてはそうは名乗れないらしい)ものもあるが、ここでは全ての駐車スペースを「ガレージ」としたい。なぜなら「庭ガ」という言葉が気に入ったからだ。 そして上のイラストが「基本形」とでも呼びたいもの。分かりやすく「庭も欲しいがガレージも必要」をぎゅっと収めている。 今回はこんな感じですごく地味ですえーと、以下ずっとこんな調子で続きます。すまん。
いやー、面白いとおもうんだけどなー、伝わらないかなー。 レンガをコンクリートの間に埋めていった「クレバス系」
で、上が「クレバス系」。基本的に実直なコンクリートのたたきなんだけど、細いスジを入れてそこに異素材をはめ込んでくる形式のこと。
こうして見ると山間を氷河が降りていく様子のようではないか。そんなことないか。
おそらく駐車スペースとして求められる強度との兼ね合いで、このような細いスジが精一杯、ということなのだろうと思う。いじらしい。
シンプルな「庭化」手法ながらスジの入れ方にはいろいろある。上のように曲線を描くものもあれば、下のようなものもある。 構成的なスジの入れ方。なるほど。
イラストの方が分かりやすいかな、と思ったけど、なんか写真でもいい気がする。
いやでも描くよ、ぼくは。
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