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6月 1日「大阪城公園」(2012年6月24日放送分の再放送です)
大阪市の中心部にある大阪城公園。広さ100ヘクタールあまりの公園内には、およそ25000本、500種類を超える樹木や草花などがあります。4月、桜が散る頃になると、草花が芽吹き、虫たちも活発になります。すると、オオルリやサンコウチョウなど南からの渡り鳥が姿を見せ始めます。渡りのルートにある大阪平野の中で、大阪城公園は、羽を休めることのできる緑と食べ物がある貴重な場所です。公園に一年中すむキツツキの仲間・コゲラは繁殖期。求愛行動や巣作り、子育てに勤しみます。緑豊かな大阪城公園で命をつなぐ生きものたちの姿を見つめます。



6月 8日「伊吹山 春」
岐阜と滋賀の県境にそびえる伊吹山(1377メートル)。標高はあまり高くありませんが、ここは豪雪の山として知られています。冬、日本海からの湿った強い季節風は平地を吹き抜けてそのまま伊吹山にぶつかり、大量の雪と深い霧をもたらすのです。こうした寒冷な気候の影響で伊吹山には高山植物が育つなど、独特の自然が見られます。3月、山麓の森にセツブンソウの花が咲く頃、木々の芽吹きが始まります。森ではアナグマやヤマドリが食べ物を探して回り、雪に閉ざされた山頂近くではニホンカモシカが針葉樹の葉や樹皮で命をつなぎます。5月、ニリンソウが花開き、山頂付近も春の息吹に包まれる頃、ニホンカモシカは子どもを産み、森の恵みを受けて新たな命を育みます。番組では春深まりゆく伊吹山で、刻々と移ろう自然とそこに息づく命を見つめます。



6月15日 サッカーワールドカップ中継のため、放送を休止します



6月22日「北海道 檜山の森」(2012年7月15日放送分の再放送です)
北海道の南部、豊かな森に覆われた檜山地方。ブナやミズナラといった広葉樹の森と、北海道ではここにしかないヒノキアスナロ(ヒバ)の純林が混在し、北海道でも独特の自然が広がっています。初夏、檜山の森は子育てに励む多くの鳥たちでにぎわいます。中でも面白いのは、エゾライチョウの大家族。母鳥がたくさんのヒナを引き連れ、エサとなる昆虫や木の実を探しながら森の中を歩きます。古くから地元の人々に大切に守られてきた、北国の森を見つめます。



6月29日「長野 八千穂高原 初夏」
長野県東部、なだらかな山容が続く北八ヶ岳。その東に広がる八千穂高原は火山活動によって出来た台地です。八千穂高原を代表する景観の一つが、標高1600メートルに広がるシラカバ林。100年ほど前の放牧地には天然のシラカバの木立が続きます。5月、この林に彩りを添えるのが高さ3メートルほどのトウゴクミツバツツジ。赤紫色の花が、白い樹皮と緑の若葉に鮮やかに映えます。シラカバ林の周囲に広がるブナやミズナラの森では鳥たちの躍動が始まります。枝の上で盛んにさえずるのはコマドリ、オオルリは崖のくぼみに巣を作って子育てを始めます。標高2100メートルには火山の噴火で出来た周囲1.5キロの白駒池があります。神秘的な佇まいを際立たせているのが、湖畔のツガやシラビソなどの針葉樹林です。火山台地に出来たこの原生林には多様なコケが生い茂り、鬱蒼とした環境で小鳥たちが飛び回ります。初夏、色鮮やかな美しさを見せる八千穂高原で命の輝きを描きます。




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