明治37年最新詳密世界全地図② [ファジーコレクション]
まずは、大日本帝国の周辺。
明治37年であれば、日清戦争は終わっているので、台湾は日本に編入しているが、日韓併合はまだなされていない。
平壌、京城が仲良く並んで、日本とは異なる色彩が施されている。
沖縄ではなくて琉球となっている。明治12年には沖縄県になっているはずだが・・・?
東支那海とは書かれずに東海(トンハイ)となっている。これは中国の表記なんだけどね。
ウラジオストックは浦塩斯徳。敦賀や函館との定期航路があったことが窺える。
また、ちょうど地図の破れのあるところだが、この先日露戦争の成果として、一年後には樺太の南半分の割譲をうけるのだが、この当時のカラフトはすべて露西亜の領土。
ところで、この地図が発行された明治37年8月は日露戦争の真っ最中!!
旅順の露西亜の要塞をガンガン攻撃している頃で、3ヵ月後にはあのニ百三高地の戦いを迎える。
さて、地図の樺太南端のギザギザ線は、流氷界を表しいてる。そんなものが地図にいるのか?
占守島まで飛び石のように伸びている千島列島がことのほか美しいね。
・・・つづく・・・
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当時の様子を色々想像して・・・・・
地図記号の鉄道に興味が・・・!
by 天女が遊 (2007-02-23 11:20)
こんにちは!
ホントだ。台湾が日本と同じ色に塗られている。そして、朝鮮半島の微妙な色に、当時の日本の野望を感じます。。
by うたに (2007-02-23 13:04)
>天女が遊さん。
当時の鉄道路線も面白いですね。
北海道なんてまだ旭川から北側は建設中だったようです。
まだまだ弁慶号や義経号が鐘を鳴らしながら北海道の原野を走っていたかもしれませんね。ウ~ンたまらん。
>うたにさん。
明日はまた微妙なものをお見せします。(乞うご期待)
by ファジー (2007-02-23 15:52)