親露派がウクライナ軍のヘリを撃墜、将兵12人死亡

2014年05月30日 06:59 発信地:キエフ/ウクライナ

このニュースをシェア

関連写真

親露派がウクライナ軍のヘリを撃墜、将兵12人死亡 ▲ キャプション表示

×ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)の政府庁舎の屋上に配置につく親ロシア派の戦闘員(2014年5月29日撮影、資料写真)。(c)AFP/VIKTOR DRACHEV

写真ギャラリーをみる
【メディア・報道関係・法人の方】写真購入のお問合せはこちら

【5月30日 AFP】ウクライナ東部で29日、親露派の武装集団がウクライナ軍のヘリコプター1機を撃墜し、将軍1人を含む将兵12人が死亡した。25日に投開票が行われたウクライナ大統領選で勝利したペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)氏は、同国の産業地帯である東部を混迷させている7週間に及ぶ反体制の動きを鎮圧する固い決意を示しているが、事態収拾には程遠い様子がうかがえる。

 オレクサンドル・トゥルチノフ(Oleksandr Turchynov)大統領代行は議会で、「スラビャンスク(Slavyansk)付近で、ロシア製の携帯式地対空防衛システム(Man-Portable Air-Defense SystemMANPADS)を使用しているテロリストらが、われわれのヘリコプターを撃墜したという情報を入手した」と述べた。

 死亡した12人の中には、将軍1人に加え、志願兵や内務省所属の部隊からなるウクライナ国民防衛軍(National Guard of Ukraine)の要員6人も含まれていた。

 この被害は、今月22日に同じくドネツク(Donetsk)州で数時間に及んだ激しい戦闘により、ウクライナ軍兵士18人が死亡したのに次ぐ最悪の規模となった。

 親露派の報道官は先にロシアの報道機関に対し、同機は激しい戦闘中に撃墜され、この戦闘はスラビャンスク南郊で引き続き続いていると語っていた。同報道官はこの戦闘を「軍事行動」と呼び、その戦闘によって一般市民の「複数の家屋」で火災が発生したと述べた。(c)AFP/Dmitry ZAKS

本日の必読記事1日2回更新

このニュースの関連情報

トピックス

注目ニュース

国際ニュースランキング

  • アクセス
  • 大画面

    おすすめコンテンツ


    今ネットで話題の記事

    お知らせ

    PRリンク

    BPNPR

    カテゴリ登録はこちらより