池袋にオープンした天然かき氷専門店に行ってきた
日本が誇る夏のデザート、かき氷。氷やシロップにこだわった「グルメかき氷」を提供する店が増え、盛り上がりをみせるかき氷シーンだが、2014年5月1日、池袋にも新たにかき氷の専門店、日光天然氷 こだわり家 しんじろうがオープン。タイムアウト東京の記者が取材に行ってきた。
店舗があるのは池袋駅前北口からすぐ、徒歩数10秒の場所だ。店内はコンパクトながら、駅前の喧噪を忘れさせるゆったりとした時間が流れる。
かき氷好きの店主が数多くのかき氷を食べ歩き、満を持してオープンした同店の売りは何と言っても氷だろう。日光に3軒ある天然氷の蔵元のひとつ、1894年(明治27年)創業の老舗、松月氷室の氷を使用。定期的に届く氷では間に合わないときは、店自ら日光まで赴き、氷を運んでくることもあるという。
当然ながら氷の食感を左右するかき氷機にもこだわり、行列ができることで知られる松月氷室の店舗で使用しているものと同じ、中部コーポレーションの『初雪』ブランドを使用。削られた氷は、食べずとも分かるほど、ふんわりした仕上がりでまさに初雪のよう。
削り立ての氷。ふんわりと美しい。
フレーバーは現在5種類。まずは看板メニューの『生いちご』(900円)を注文。
フレッシュないちごをたっぷり使用した自家製のシロップは、さらっとした仕上がりで、いちごの爽やかな酸味が口いっぱいに広がる。
『生いちご』(900円)
オプションのトッピングとして追加料金をとられることの多い練乳が、この店では無料。練乳好きの店主の計らいだが、おかわりも無料というのは何とも気前が良い。
牛乳と割った練乳は甘さ控えめでさらりとしているので、しつこくなく、氷の食感を邪魔しない。
せっかくなのでもう一杯『ブルーベリー』(800円)を注文。こちらは100円を追加し、ヨーグルトをトッピングした。
『ブルーベリー』(800円)
とろみのあるブルーベリーソースは、粒がゴロゴロと入り濃厚な味わい。ヨーグルトとあわせることで、さっぱりと食べられる。食べ進めながらかけられるよう追加のソースが添えられるのも嬉しい。
メニューはすべて600円でテイクアウトも可能。気温も上がり、そろそろかき氷が美味しい季節。かき氷好きならば、ぜひ訪れてほしい一軒だ。