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【陸上】桐生、カーブで恐怖の加速!男子400リレー5位で世界陸上へ

2014年5月27日6時0分  スポーツ報知

 ◆第1回世界リレー大会最終日(25日、バハマ・ナッソー)

 陸上の第1回世界リレー大会(バハマ・ナッソー)の最終日が25日、行われ、男子400メートルリレー決勝が行われた。日本は、男子100メートルで日本歴代2位の10秒01の記録を持つ桐生祥秀(18)=東洋大=が3走で出走し、38秒40で5位。8位以内に与えられる来年8月の世界陸上(北京)の出場権を獲得した。優勝は37秒77のジャマイカ。日本代表は〈1〉大瀬戸一馬(19)=法大=〈2〉高瀬慧(25)=富士通=〈3〉桐生〈4〉飯塚翔太(22)=ミズノ=(丸数字は出走順)。

 桐生が、世界舞台で“カーブ巧者”ぶりを発揮した。2走の高瀬から4番手でバトンを受けとった決勝。「盛り上がっていた。ウオーミングアップからワクワクしていた」と最もカーブのきつい最内2レーンをギュンギュン加速し、2位争いに加わった。飯塚とのバトンパスで多少もたついたが、走りは圧巻だった。

 この日は予選も3走で出走し、3位争いから単独2位に浮上してバトンリレー。38秒34の全体5位で決勝に進出し、世界陸上の出場権を確保していた。出発前、飯塚が「桐生はカーブなのにカッカッカッと加速してくる。バトンを受けるのは怖いですよ」と漏らしたほどの加速力は、日本の大きな武器になった。

 目指すは16年リオ五輪での2大会ぶりのメダル。優勝したジャマイカと予選で敗退した米国は頭一つ抜けた存在で、英国などとの3位争いは37秒台突入が鍵となる。残り2年での0・4秒の短縮。ポイントはバトンパスの習熟、そして桐生の生かし方だ。今大会も直前まで2走での出走も検討されていたワンダーボーイ。直線、曲線を問わない活躍が期待されている。

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