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石油タンカー爆発炎上、姫路港沖播磨灘

2014年5月30日6時0分  スポーツ報知
  • 爆発し、煙を上げるタンカー「聖幸丸」(第5管区海上保安本部提供)

 29日午前9時20分ごろ、兵庫県の姫路港沖約5キロの播磨灘で石油タンカー「聖幸丸」(998トン、全長81メートル、8人乗り組み)が爆発、炎上した。第5管区海上保安本部(神戸)によると、船長の安藤政一さん(64)=宮城県石巻市=が行方不明になった。7人は救助されたが、甲板長の尾形良道さん(61)が意識不明の重体となり、20~60代の3人がやけどなど重傷を負った。残りの3人にけがはなかった。

 火災は午後3時すぎに、鎮火したが、船体の大部分が黒焦げになり、船尾を残して水没した状態に。事故を目撃した釣り人は「巨大な黄色い炎が船体を包み、爆風もあった」と話していた。

 総務省消防庁によると、事故の直前に、タンカーは、研磨機を使って石油タンクのさびを落とす作業をしていた。火花が出て、気化したガスに引火したした可能性があり、姫路海上保安部は業務上過失傷害容疑で捜査を始め、けががなかった3人の乗組員から詳しい状況を聞いている。

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