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石原氏が新党結成表明 維新、分党決定 野党再編、加速へ

 日本維新の会の石原慎太郎共同代表は29日、国会内で記者会見し、橋下徹共同代表が目指す結いの党との合流に反対するとして、新党結成の意向を表明した。日本維新は同日夜の執行役員会で、党を二つに「分党」すると決めた。これにより橋下氏らと結いの党の合流協議が進展し、野党再編が加速する見通しだ。

 民主党など野党側は次期衆院選をにらみ、安倍政権に対抗するための連携強化を目指している。民主党の海江田万里代表は来週にも結いの党の江田憲司代表と会談し、連携をめぐり協議する。

 石原氏の新党には、日本維新から平沼赳夫代表代行や園田博之副幹事長ら10人超が参加する意向。数人が検討しており、15人程度に達しそうだ。

 執行役員会では、各議員がいずれの政党に所属するかを、6月5日までに松野頼久国会議員団幹事長に届け出ると確認した。石原氏は「日本維新の会」の名称は橋下氏側が使うよう提案した。

 会見で石原氏は「憲法を変え、この国を立て直したい」と強調。結いの党とは憲法観や安全保障政策に隔たりがあるとして「政治生命を懸けてきた問題で、合点のいかない政党と組むことは許容できない」と述べた。安倍政権に協力する考えを示唆し、日本維新と選挙協力を進めたいとした。

 民主党の大畠章宏幹事長は日本維新の分党に関し、政策や理念の一致を前提に「統一会派も視野に入れるべきだ」と表明。江田氏は「さらなる再編には民主党が必要不可欠だ」として、連携を呼び掛ける方針を明言した。

 橋下氏は大阪市内で記者団に「僕の力量のなさが最大の原因だ」と説明。分党後に代表選を実施して新執行部を発足させる必要があるとの認識を示した。石原氏との連携にも意欲を見せた。

 日本維新は30日に両院議員懇談会を開き、分党について意見を聞く。

[ 2014年5月29日 16:00 ]

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