国立で最後の音楽イベント　スキマスイッチら登場　５万人熱狂

　２０２０年東京五輪・パラリンピックのメーン会場として改修される国立競技場（東京都新宿区）で２８日、解体前最後の音楽イベントとなる「ＪＡＰＡＮ　ＮＩＧＨＴ」が始まった。２９日までの２日間。

　初日は「Ｙｅｌｌ　ｆｏｒ　Ｊａｐａｎ」がテーマ。男性デュオ「スキマスイッチ」や斉藤和義ら、東日本大震災の復興に向けてメッセージを発信してきた９組のアーティストが出演した。会場には約５万人の観客が詰めかけた。

　ステージに上がった「いきものがかり」のボーカル吉岡聖恵は「国立競技場が新たに生まれ変わっても、また感動のシーンが生まれてほしい」と新競技場への期待を語った。

　３１日のお別れイベントを最後に５６年の歴史に幕を下ろす現競技場では、過去に三大テノール日本公演やＳＭＡＰなどのコンサートが行われ、多くの音楽ファンに親しまれた。