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河野元議長 検証は冷静に議論を5月29日 17時20分
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河野洋平元衆議院議長は東京都内で講演し、政府内に設けられた有識者によるチームが、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡る河野官房長官談話の作成過程の検証作業を始めたことについて、できるだけ静かな状況で冷静に議論してほしいという考えを示しました。
この中で河野元衆議院議長は、政府内に設けられた有識者によるチームが、いわゆる従軍慰安婦の問題を巡り、政府の謝罪と反省を示した平成5年の河野官房長官談話の作成過程の検証作業を始めたことについて、「できるだけ静ひつな状況で冷静に話して結論を導き出してほしい。自分がやったことについて何も付け加えることもなければ差し引くこともない」と述べました。
また河野氏は日中関係について、「中国が国防費を増やしたから日本も増やせば平和が維持されるかというとそんなことはない。安倍総理大臣は『地球儀をふかんする外交』を行っているが、いちばん深刻な問題を抱えている隣の国に行かないのはいかがか」と述べ、外交努力を尽くすことで関係改善を図るべきだという考えを示しました。
そのうえで河野氏は、沖縄県の尖閣諸島を巡る問題を念頭に「島の問題がヒートアップしている状況をまず冷やして冷静になり、時期が来たら話し合えばいい。それまでは現状のまま凍結してはどうか」と述べました。
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