日用品製造白元が民事再生法申請 負債255億円、社長辞任防虫剤「ミセスロイド」の製造で知られる日用品メーカー「白元」(東京都台東区)は29日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、経営破綻した。競争激化によって業績が伸び悩み、財務状態が悪化していた。東京商工リサーチによると、負債総額は約255億円。事業は継続する。 白元は、鎌田真社長の29日付引責辞任も併せて発表した。 白元は保冷剤「アイスノン」や防寒剤「ホッカイロ」などのヒット商品を生み出したが、近年は防虫剤市場で同業大手のエステーに押されていた。ことし1月には、主力商品「ホッカイロ」の国内販売事業を医薬品メーカー「興和」(名古屋市)に譲渡していた。 【共同通信】
|