September 21, 2010
マダガスカル島の川に架かる巨大な網をパークレンジャーが見上げている(2008年撮影)。新種のクモ「ダーウィンズ・バーク・スパイダー(英名:Darwin's bark spider、学名:Caerostris darwini)」の巣で、生物学的に最強と考えられる素材でできており、クモ一匹の網としては世界最大だという。
マダガスカル島の川に架かる巨大な網をパークレンジャーが見上げている(2008年撮影)。新種のクモ「ダーウィンズ・バーク・スパイダー(英名:Darwin's bark spider、学名:Caerostris darwini)」の巣で、生物学的に最強と考えられる素材でできており、クモ一匹の網としては世界最大だという。
プエルト・リコ大学の動物学者インギ・アグナルソン(Ingi Agnarsson)氏率いる調査チームは、ダーウィンズ・バーク・スパイダーの幅25メートルに及ぶ網を複数発見した。大型バス約2台分に相当する長さだ。
「アンダシベ・マンタディア(Andasibe-Mantadia)国立公園のパークレンジャーたちは以前からその存在を知っていて、旅行者に見せていたらしい」とアグナルソン氏は話す。だが、ダーウィンズ・バーク・スパイダーとその記録的な大きさの網は、同氏のチームが調査するまで科学的研究の対象にはなっていなかった。
今回の発見は「Journal of Arachnology」誌2010年第2号と「PLoS ONE」誌の最新号に掲載されている。
Photograph courtesy Matjaz Kuntner