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2014.05.29
グーグルの自動車の自動運転カープロジェクトがもうわけわかんないレベルで前に進みまくっている
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正直、ちょっとグーグルをなめていたとしか言いようがないです。だって、自動車の自動運転ですよ。
世界中の自動車メーカーが目標としてきたことですよ。いくらグーグルとはいえ、まだまだ時間がかかる内容だと思っていたのにこれだ。これだから、グーグルはすごい。
リンク: Google、自動運転カーのプロトタイプを披露(動画あり) - ITmedia ニュース.
ダッシュボードの部分にステアリングホイールはなく、ブレーキ/アクセルペダルもない。屋根には周囲360度をチェックするセンサーを搭載する。
まずは要するに、このキュートな車に一度乗ってみたい。このわくわくする感じは、個人的にはグーグル・グラスの比ではないです。
だって、これがあれば、運転をあきらめている人でも、公共交通機関がない場所にも、ひとりでいけるのです。これはすごいことですよ。
そして、驚くべきことに、このプロトタイプを経て、2年以内にはパイロットプログラムを開始する予定というところです。もうグーグルはそこまで進んでしまっているのです。
せっかく?なので、このグーグルの自動運転カーのプロジェクトの歴史を軽くひもといておこうと思います。
まず、グーグルが自動運転システムを開発中であると伝えられたのが、2010年の10月。
リンク: Google、“自動運転カー”プロジェクトを発表――既に公道で試運転中 - ITmedia ニュース.
米Googleは10月9日(現地時間)、自動車用自動運転システムを開発中であると発表した。既に米カリフォルニア州の公道で走行テストを実施しており、同システムを搭載した自動車を14万マイル(22万5000キロ)以上走らせたという。
もうすでに走行テストをしているという事実に衝撃がありました。ただ、この時には自動運転カーの実用化にまでは、8年以上はかかるという話がされていたんですよね。
次のニュースは、2012年の8月。
リンク: Google自動運転カー、48万キロを無事故で走破 レクサスのSUVも登場 - ITmedia ニュース.
米Googleは8月8日(現地時間)、自動運転カープロジェクトの実験車での走行距離が累計で30万マイル(約48万キロ)を突破したと発表した。これまで無事故だったという(2011年8月の追突事故は人による運転中だったのでカウントされていない)。
約22万キロの走行テストから、さらに積み上げること約48万キロ。倍以上のペースです。さすが、運用のグーグル。ホントにすごい。ちなみに、この時には実験する車種が追加されています。
ということは、どんな車にでも搭載可能なシステムをグーグルは作ろうとしているわけです。ああ、おそろしいよ、この人たち。
そして、その1ヶ月後には、カリフォルニア州での公道テストも許可されます。
こんな感じで、2014年を迎えていたわけですが、実は4月にはすでに、この自動運転で使われている自動運転のコアとなるソフトウェアの様子が公開されています。
リンク: Googleの自動運転カー、道路工事や歩行者にも対処(動画あり) - ITmedia ニュース.
テスト走行中に収集した数千もの状況(赤信号での停止から赤信号の無視まで)データを分析した結果、人間には混沌に思えるような状況でも、コンピュータにとっては予測可能であることが分かったという。同社はこのデータを基に、適切な状況予測と判断ができるようにソフトウェアをアップデートした。
いやいや、実用化までに8年はかかるというセリフはなんだったのか。あれから、まだその半分の4年しか経過していません。早い、実に早い。
そして、ここまでのGoogle Self-Driving Car(グーグル自動運転)の流れを確認して思うのが、必ず出てくるであろう安全面への問題です。
ただ、今でも平気で電話をかけながら運転したり、スマホをいじりながら運転する人たちはいるわけで、そういう人たちはあっさり赤信号を無視したりするわけです。
だから、人の運転と自動運転のどっちが優れているとか、人の運転と自動運転のどっちを信用すべきかなんていう議論そのものがすでに過去のものとなっていることを、グーグルの自動運転カーの進捗は教えてくれていると考えるべきでしょう。
このグーグルの自動運転とカーナビやアンチロックブレーキや、さらに安全装置などと人の運転を機械がフォローするという意味では、同じです。
ここでも、デジタルとアナログの境界線は消え失せていて、境界線はもっと趣味・趣向の領域に移動していくのでしょう。
なんかつまんないことを言いますけど、われわれが気づかないうちに、時代というのは、確実に前に進んでいるんですね。
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投稿:by いしたにまさき 2014 05 29 10:30 AM [自動車,環境,車社会] | 固定リンク
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