2014年5月29日07時08分
静岡県警監察課は28日、細江署刑事課の巡査部長横山彰一容疑者(39)と住所不定の40代の男を覚醒剤取締法違反(譲渡)の疑いで逮捕し、発表した。2人は容疑をおおむね認めているという。
監察課によると、2人は共謀し、4月12日夜、浜松市天竜区の山中に止めた車内で、男が知人の30代の男に覚醒剤が少量入ったポリ袋を無償で譲り渡した疑いがある。
その数日後、薬物捜査を担当する横山容疑者の情報をもとに、細江署が30代の男の自宅を家宅捜索。覚醒剤は見つからなかったが、尿検査で覚醒剤の使用が確認できたとして同法違反(使用)の疑いで逮捕していた。
県警の伊藤博文首席監察官は「捜査の正当性を著しく欠いている」と説明。横山容疑者が事件をでっちあげて30代の男を逮捕した可能性も含めて調べるという。県警は今後の捜査に支障が出るとの理由で、横山容疑者以外の名前は明らかにしていない。
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朝日新聞社会部
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